ホーム画面の一等地を占めていたのに、気づいたら影も形もなくなっていたアプリ。海外掲示板Redditで「一時期どこにでもあったのに、そのまま消えたアプリって何?」と聞いた投稿に、懐かしい名前が次々と挙がっていました。中には「いや、あれまだ普通に動いてるけど?」という反論も飛んでいます。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
Flappy Bird。あれだけは本当に異常だった。電車でも教室でもみんな無言で親指だけ動かしてて、スコアが二桁いっただけで自慢話が始まる。今考えるとただ土管の隙間をくぐるだけのゲームなんだけどね。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
作ったのは個人の開発者で、自分のゲームの中毒性に耐えられなくなって、本人がストアから引き上げたんだよ。世界一のヒット作を作者が自分の手で葬ったケース、後にも先にもあれくらいしか知らない。
3. 名無しのReddit住民
Doodle Jump も同じ棚に並んでたな。棒みたいなキャラが足場を跳ね上がっていくだけなのに、休み時間はずっとあれ。落ちた瞬間の「あーっ」が教室のあちこちで同時に上がってた。
※ Doodle Jump:2009年ごろのスマホ初期に大ヒットした縦スクロール型のジャンプゲーム。端末を左右に傾けて操作するのが売りで、加速度センサーの面白さを一般に広めた一本。
4. 名無しのReddit住民
Words with Friends。一時期は職場の全員がやってた。会議中にこっそり一手だけ返して、隣の席から睨まれるまでがワンセットだったよ。
※ Words with Friends:2009年配信の英単語対戦ゲーム。ボードゲーム「スクラブル」をそのままスマホに載せたような内容で、友達と交互に手番を回す非同期対戦が特徴。英語圏では家族や同僚と延々続けるのが定番だった。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
広告が画面を埋め始めた時点で自分は降りた。一手ごとに動画を見せられるようになって、あれで一気に冷めた人はかなり多いと思う。6. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
うちの母は今でも友達数人と続けてるよ。世代によってはまだ現役なんだよね。消えたんじゃなくて、自分がいた層から消えただけっていうパターン、このスレにも結構混ざってる気がする。
7. 名無しのReddit住民
Temple Run と Subway Surfers。ひたすら走り続けるだけのゲームが、あの数年だけ妙に強かった。配信自体は今も続いてるはずなんだけど、全員がやってるあの空気はもう戻ってこない。
※ Temple Run(2011年)と Subway Surfers(2012年):どちらも自動で前に走り続けるキャラを左右に振って障害物をよける「ランゲーム」。前者は遺跡から猿に追われ、後者は線路上を電車に追われる。スマホゲームの入口として世界的に遊ばれた。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
Temple Run は本当にすごかった。学校中がハイスコアを競ってて、休み時間ごとに誰かの記録が更新されて、そのたびに机のまわりに人だかりができてた。自分にとっての最初のeスポーツ体験はたぶんあれ。
9. 名無しのReddit住民
StumbleUpon。ボタンをひとつ押すたびに、どこかの誰かが面白いと思ったページへ勝手に飛ばされるだけのサービス。全部がアルゴリズムに最適化される前のインターネットって感じで、変なサイトに着地するのが楽しかった。
※ StumbleUpon:2002年開始のウェブ発見サービス。ジャンルだけ選んでボタンを押すと、ユーザーが評価した無数のページからランダムに1つ表示される仕組み。2018年にサービスを終了した。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
自分がRedditに辿り着いたのもあそこ経由。ボタンを連打してるうちに知らないコミュニティに放り込まれて、そのまま十何年も居座ってる。人生の時間の使い道を決められた気分だ。11. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
そもそもあれってアプリだったっけ。自分の中では完全にブラウザの上のボタンなんだけど。このスレ、アプリとウェブサイトの区別がついてない人がそこそこ混ざってる気がする。12. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
古い方のインターネットの、最後の生き残りだったと思う。今のおすすめ欄は「お前が好きそうなもの」しか出してこないけど、あれは「誰かが面白いと思ったもの」を投げつけてきた。似てるようで全然違う体験だった。
13. 名無しのReddit住民
HQ Trivia が一瞬で消えたのは今でも信じられない。決まった時間になると何十万人が同時に集まって、司会が読み上げるクイズに答えて、最後まで残った人で賞金を山分けする。あれだけ会社の昼休みを支配してたのに、気づいたらもう無かった。
※ HQ Trivia:2017年に登場したライブ配信型のクイズアプリ。毎日決まった時刻だけ開催され、実際に現金の賞金が出るのが話題になったが、熱狂は長続きせず数年で終了した。
14. 名無しのReddit住民
Foursquare。行った店にチェックインして、通いすぎると「市長」の称号がもらえるやつ。今になって考えると、自分の居場所を全世界に知らせて何が楽しかったのか自分でもよく分からない。
※ Foursquare:2009年開始の位置情報SNS。店や施設に到着したことを記録(チェックイン)して友達に見せる遊び方で、同じ店に一番多く通った人が「Mayor(市長)」に認定された。現在はチェックイン機能を Swarm という別アプリに分けて存続している。
15. 名無しのReddit住民
Evernote。同僚が全員あれで議事録を取ってた時期が確かにあった。サービス自体は今もあるけど、周りで名前を聞くことはほとんどなくなったな。無料で使える範囲が絞られたあたりから、みんな静かに引っ越していった印象。
16. 名無しのReddit住民
Vine。6秒という制限が逆に発明だった。あの尺に収めるために全員が編集の腕を鍛えられて、結果的に今の短い動画の文法があそこで固まったと思ってる。畳まれた理由が未だに納得いかない。
※ Vine:2013年から2017年ごろまで人気だった6秒ループ動画の投稿アプリ。Twitterに買収された後にサービスを終了したが、そこで生まれたネタや芸人が後のTikTok文化にそのまま流れ込んだ。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
Musical.ly も忘れちゃいけない。あれが中身ごとTikTokになったんだけど、吸収される前は口パク動画に全振りしてて、今とは空気が全然違ったんだよ。名前が変わっただけだと思ってる人が多いけど、実際はかなり別物。
※ Musical.ly:2014年ごろから中高生に広まった口パク・ダンス動画の投稿アプリ。運営会社が買収された後、2018年にTikTokへ統合されてアプリ自体は消えた。
18. 名無しのReddit住民
Angry Birds。ぬいぐるみが空港の土産物屋にまで並んでた時期があったんだよ。今は新作が出ても誰も話題にしない。ゲームより先にキャラクターの方が売れすぎて、飽きられるのも早かったのかもしれない。
19. 名無しのReddit住民
Draw Something。お題を絵に描いて相手に当てさせるだけなのに、友達の画力の壊滅ぶりが次々と明らかになって、そっちの方が本編だった。
※ Draw Something:2012年に爆発的に流行ったお絵かき伝言ゲーム。指で描いた下手な絵を友達が推測する遊びで、配信直後の数か月で世界中に広がったあと、同じ速さで飽きられたことでも知られる。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
うまい絵より、明らかに間違った方向に全力を注いだ絵の方が盛り上がったよね。友達がエッフェル塔を鉄骨の塊としか言いようのない何かで描いてきたやつ、今でも覚えてる。
21. 名無しのReddit住民
Candy Crush。ライフが回復するのを待ちきれなくて、端末の時計を進めるのが日課になってた。友達に招待を送らせる仕組みのせいで、人間関係が微妙にすり減ったのも今となっては懐かしい。
22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
あれ消えてないよ。今も普通に配信されてるし、売上のランキングでもたまに見かける。話題に出なくなっただけで、遊んでる人はずっと遊んでる。この手のアプリは消えたんじゃなくて静かになっただけ、っていうのが正確だと思う。
23. 名無しのReddit住民
Fruit Ninja。画面を指でなぞって果物を切るだけなのに、初めてスマホを触った親世代まで夢中になってた。タッチ操作がなぜ気持ちいいのかを、説明抜きで理解させたゲームだったと思う。
24. 名無しのReddit住民
Viber は移民のコミュニティで本当にどこにでもあった。国際電話が無料でかけられるのが大きくて、故郷の家族と話すための命綱みたいな存在だったんだよ。そのあとWhatsAppやTelegramに全部持っていかれた。
※ Viber:2010年に登場した無料通話・メッセージアプリ。国際通話が無料になる点が受けて東欧や東南アジアで広く使われたが、後発の暗号化メッセージアプリに主役を譲った。日本ではLINEが同じ役割を占めたため、ほとんど知られていない。
25. 名無しのReddit住民
初期のiPhoneに、端末を傾けるとビールを飲んでるように見えるアプリがあったの覚えてる人いる? 飲み終わるとゲップの音まで鳴るんだよ。あれを人に見せるためだけにiPhoneを買った人、絶対にいたと思う。
※ 2008年から2009年ごろ、スマホ黎明期にはこの手の「見せて驚かせるだけ」のアプリが大量にあった。実用性はゼロだが、当時は画面が傾きに反応すること自体が新鮮で、飲み会の一発芸として重宝された。
26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
ライターのアプリもあったよね。端末を傾けて蓋を開けて、ホイールを指でこすって火をつけて、息を吹きかけると消える。ライブでスマホを掲げるのが一瞬だけ流行った。今は画面を明るくすれば済む話なんだけど、あの再現度は無駄に高かった。
27. 名無しのReddit住民
Snapchat って今も使ってる人いるの? 写真が勝手に消えるのが新しいって全員が言ってた時期があったのに、周りで名前を聞かなくなって何年も経つ。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
海外の10代の間では今も主戦場だよ。毎日やり取りを続けた日数が表示される仕組みがあって、それを切らさないために旅行先でもわざわざ開いてる子がいる。上の世代から見えなくなっただけで、下の層ではむしろ濃くなってる。
29. 名無しのReddit住民
Clash of Clans。村を育てるために夜中に起きて資源を回収してた自分が信じられない。ポケモンGOも消えた枠でよく挙げられるけど、あれは公園に行けば今でも普通に人が集まってて、しぶとく生き残ってる方だと思う。
30. 名無しのReddit住民
Clubhouse。招待がないと入れないのと、有名人が急に部屋に現れるのが刺さって、数週間だけ全員が「今どの部屋にいる?」って話してた。完全に消えたわけじゃないけど、あの熱狂は本当に一瞬で引いたな。
※ Clubhouse:2020年末から2021年前半にかけて流行した音声だけのSNS。招待制という仕組みが希少性を生み、日本でも一時期は著名人がこぞって参加したが、招待制の解除とともに話題が急速にしぼんだ。
まとめ
並んだ名前を眺めると、消え方が大きく3種類に分かれているのが面白いところです。ひとつは Flappy Bird のように、作者自身が幕を引いてしまったケース。ひとつは Vine や Musical.ly のように、買収されて中身だけが別の名前で生き延びたケース。そして一番多いのが、Candy Crush や Foursquare のように、サービスは今も動いているのに話題の中心から降りただけのケースです。コメント欄でも「消えたんじゃなくて静かになっただけ」という指摘が支持を集めていました。
日本に置き換えても事情はほとんど同じで、mixi は今も存在しているのに人の会話からは外れ、前略プロフィールは主役だった世代ごと入れ替わって静かに畳まれました。Vine の6秒が今の短い動画の作法をつくったように、消えたと思われているアプリの発明は、名前を変えて手元のスマホにだいたい残っています。皆さんのホーム画面から、いつの間にか消えていたアプリは何でしたか?


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