「シリーズ続編って、たいてい前作を超えられない」――そんな常識をひっくり返した名作たちが、海外掲示板で熱く語られていた。「ゲーマー諸君、史上最高の続編といえば?」という問いに、世代を超えた名前が次々と挙がる。FPSの常識を変えた一本から、世界観をまるごと作り変えた西部劇まで、続編というジャンルの“当たり年リスト”がここに揃った。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
『Half-Life 2』で決まりだろ。物理演算、ストーリーテリング、没入感――全部の基準を一段引き上げたゲームだぞ。あの当時、近づける作品すらなかった。重力銃でガジェットいじってるだけで一日が溶けた記憶がある。
※『Half-Life 2』はValveが2004年に発売したFPS。重量物を吸い寄せて投げ飛ばせる「重力銃」など、当時としては革新的な物理演算と、無言の主人公・ゴードン博士の地続きな物語で、FPSの常識を塗り替えた一本。前作『Half-Life』(1998) も傑作だったが、続編は表現力で完全に超えてきたと言われる。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
リボルバーで遠くの兵士の頭ぶち抜くあの瞬間、まじで「FPSってここまで来たんだ」って震えたな。Ravenholmのチャプターは今でもホラーゲームとして語れるレベル。
3. 名無しのReddit住民
『Portal 2』を推したい。1作目は短編傑作って感じだったけど、2はそれを長編映画にまで仕上げてきた。GLaDOSとWheatleyの掛け合いで腹がよじれた。協力プレイモードがまた別ゲーで、友達と一晩中やってた。
※『Portal 2』はValveが2011年発売の物理パズルFPS。壁にポータル(穴)を撃ち込んで瞬間移動するという仕組みは前作(2007年)から引き継ぎつつ、皮肉屋AI・GLaDOSのブラックジョーク満載のシナリオ、そして二人協力プレイが追加された。「お笑い」と「パズル」を高次元で両立させた稀有な続編。
4. 名無しのReddit住民
『Red Dead Redemption 2』は文字通りの傑作。馬の毛並みの揺れ方ひとつ、雪の積もり方ひとつまで描写が狂ってる。アーサー・モーガンの最期、あれで泣かなかった奴おる?
※『Red Dead Redemption 2』(2018) はRockstar Gamesによる西部劇オープンワールドアクション。前作『RDR』(2010) の前日譚で、衰退していく無法者のギャングを中心人物アーサーの視点から描く。広大なマップと“生活”そのものをシミュレートしたような作り込みで、ストーリーゲームの最高峰のひとつ。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
最終章でアーサーが咳き込み始めた瞬間からエンディングまで、ずっと喉に何か詰まってた。あの結末を“ゲームのストーリー”って括っていいのか、未だに分からない。
6. 名無しのReddit住民
『Diablo 2』に一票。あれは時代を作ったゲーム。レアアイテム求めて夜通しベリットラン回してた青春を返してくれって感じだけど、返してほしくない。
※『Diablo 2』(2000) はBlizzardのハック&スラッシュRPG。前作の暗いダンジョン探索から、屋外フィールド・複数の章立て・ランダム生成のアイテムシステムへと大幅に拡張され、以降のARPG(『Path of Exile』や原神のアイテム厳選文化)の祖になった作品。今でもプレイヤーが残っている。
7. 名無しのReddit住民
『ポケットモンスター 金・銀』だ。本編クリアした後にカントー地方まるごと旅できて、最後に山頂で前作の主人公レッドと戦うってあの仕掛け、当時小学生だった俺の脳が破壊された。あれを越える“続編サプライズ”はもう出ないと思う。
※『ポケットモンスター 金・銀』(1999) はゲームボーイカラーで発売された『赤・緑』の続編。新しいジョウト地方に加えて、前作の舞台カントー地方が後半開放されるという、ROM容量を考えると当時奇跡レベルの大盤振る舞いで知られる。シリーズの中でも特別視されがちな一本。
8. 名無しのReddit住民
おじさん枠で言わせて。『スーパーマリオブラザーズ3』こそ真の続編。マリオ2は元々別ゲーに皮被せたやつだからな。横スクロールアクションとして完成度トップだし、シリーズ全体で見てもこれが頂点だと本気で思ってる。
※『スーパーマリオブラザーズ3』(1988) はファミコン後期の大作。シッポマリオやタヌキマリオなどの変身、世界地図方式の進行、隠しコースなど、それまでのマリオを一気に拡張した一本。海外版『マリオ2』が日本では『USA』として知られる別企画だった経緯もあり、海外ゲーマーには「マリオ3こそ正統続編」という派閥が根強い。
9. 名無しのReddit住民
『Mass Effect 2』をスルーするな。仲間集めからの“スーサイドミッション”、あの構造が完璧すぎる。誰を連れて行くかで生き残りが変わるって、当時はそれだけで友達と一晩議論できた。
※『Mass Effect 2』(2010) はBioWareのSF RPG。前作で築いた銀河系の世界観を引き継ぎつつ、「自殺ミッション」と呼ばれる終盤の仲間総動員イベントが有名。プレイヤーの選択次第で仲間が永久に死ぬという設計で、洋ゲーRPGの分岐演出を一段引き上げた。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
1作目のセーブデータを引き継いで、誰を救ったか・誰を見捨てたかが2と3に影響するってのが本当に良かった。あの“地続き感”はいまだに他のRPGで見たことない。
11. 名無しのReddit住民
『ストリートファイターII』。これは続編っていうより、ジャンルそのものを発明し直したやつ。みんな1作目をプレイしてないっていうのが面白すぎる。ゲーセンに小銭握りしめて並んだ世代としては、これ以上の革命はない。
※『ストリートファイターII』(1991) はカプコンの対戦格闘ゲーム。8人のキャラから選べる、それぞれに必殺技がある、二人同時対戦ができる――今では当たり前の要素を全部最初にやった作品。前作『ストリートファイター』はマイナーで存在を知らない人も多い。
12. 名無しのReddit住民
『Borderlands 2』。Handsome Jackっていう悪役のキャラ立ちが異常。FPS+ハクスラ+下品なジョークの黄金比で、最後までボタン押すのが楽しいゲームってこういうことだろってなる。
※『Borderlands 2』(2012) はGearbox Softwareのトゥーン調FPS。前作でジャンルを確立した「FPS×ランダムドロップRPG」を、ストーリー強化+強烈な敵役Handsome Jackで完成域に持っていった。今でもシリーズ最高傑作と推されることが多い。
13. 名無しのReddit住民
『トニー・ホーク プロ・スケーター2』。正直、人生で最後にちゃんとやり込んだゲームかもしれない。あのBGMリスト、今聴いてもテンション上がる。コンボ繋がった瞬間の脳汁を返してくれ。
※『Tony Hawk’s Pro Skater 2』(2000) はNeversoft開発のスケボーアクション。前作でジャンルを確立し、本作で「マニュアル(バランス取り)」が追加されてコンボの可能性が一気に広がった。パンクやヒップホップのライセンス曲をフル収録した選曲も伝説。
14. 名無しのReddit住民
『メタルギアソリッド』。これは“2”と書いてないけど、シリーズで言えば3作目。MSXの『メタルギア』からの正統進化で、ステルスゲームってジャンル自体をPS1で再発明した。シャドーモセス島は今でも夢に出る。
※『メタルギアソリッド』(1998) は小島秀夫監督による3D化第1作。MSX時代の旧作群(『メタルギア』『メタルギア2』)の続編にあたり、隠れて進む“ステルスゲーム”という遊び方を一般化した。ボス戦の演出や第四の壁を破る仕掛けでも有名。
15. 名無しのReddit住民
ええい言ってしまえ、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』。ゲームキューブのアレな。あれは続編っていうより、対戦格闘の宗教を作った。今でも世界大会が回ってる事実が異常だよ。
※『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(2001) は任天堂のキャラ対戦アクション。前作(N64版)からキャラ数・モード・スピード感がすべて拡張され、特に上級者向けのテクニックの奥深さから、20年以上経った今も海外で大規模な競技シーンが続いている希有な作品。
16. 名無しのReddit住民
『グランド・セフト・オートIII』を忘れてないか?2D見下ろし型だったGTAを3Dオープンワールドにブチ込んだ瞬間、業界の地図が書き換わった。リバティーシティを初めて歩いた時の自由度、あれは衝撃でしかなかった。
※『Grand Theft Auto III』(2001) はRockstar Gamesによるシリーズ初の3D化作品。前作までは見下ろし型2Dだったのが、いきなり一人称・三人称で街を自由に歩けるオープンワールドに変貌。以降のオープンワールド系ゲームのテンプレートを作った決定的な一本。
17. 名無しのReddit住民
『アサシン クリードII』。エツィオというキャラがあまりにも魅力的すぎて、続編3本ぶち抜きで主人公やってしまった男。ルネサンスのイタリアを駆け回るだけで観光気分。歴史好きにはたまらん。
※『Assassin’s Creed II』(2009) はUbisoftの歴史アクション。前作はやや単調と評価されたが、本作で15世紀イタリアを舞台に主人公エツィオ・アウディトーレの一代記が始まり、シリーズ最人気キャラに。後の『ブラザーフッド』『リベレーション』もエツィオが続投。
18. 名無しのReddit住民
『Age of Empires II』。今やってもおもろい、ってのが本当に異常。HDリマスターも出てるし、世界中で大会も回ってる。城を建てて、ヴァイキングを差し向けて、僧侶で寝返らせる――あの遊び、永遠に飽きない。
※『Age of Empires II』(1999) はEnsemble Studiosのリアルタイムストラテジー。中世各文明を選んで街を発展させ、軍を作って戦う作品。前作からテンポと文明バランスが改善され、20年以上経った2019年に「Definitive Edition」が出るほど現役シーンが続いている。
19. 名無しのReddit住民
『Baldur’s Gate II』を出さないなんてあり得ない。仲間の掛け合いと選択肢の量が当時の常識を超えてた。テキスト量だけで小説何冊分あるんだあれ。BG3が騒がれたけど、土台はあくまで2が作った。
※『Baldur’s Gate II: Shadows of Amn』(2000) はBioWareによるD&Dベースの古典RPG。前作の上に膨大なクエスト・仲間キャラとの会話・善悪の選択を積み上げ、洋ゲーRPGの黄金期を象徴する一本に。2023年の『バルダーズ・ゲート3』のヒットで再注目された。
20. 名無しのReddit住民
『Titanfall 2』。マルチが過小評価されすぎてるけど、それ以前にキャンペーンが信じられないほど良い。1ステージ1ギミックで全部別ゲーみたいな構造、あれを5時間でやり切る贅沢さよ。
※『Titanfall 2』(2016) はRespawn Entertainmentの近未来FPS。プレイヤーが二足歩行ロボ「タイタン」に乗り込んで戦う作品。シングルプレイのキャンペーンが各ステージで全く違うギミックを次々出してくる構成で、評論家からも“隠れた名作”扱いされ続けている。
21. 名無しのReddit住民
『スーパーメトロイド』(メトロイド3)が来ないとは。あれが“メトロイドヴァニア”ってジャンル名の半分を持ってるんだぞ。マップを少しずつ広げていく快感、あの設計が今もインディーゲームで擦られ続けてる。
※『スーパーメトロイド』(1994) はスーパーファミコンの探索型アクション。能力を手に入れてマップの行ける範囲が広がっていく構造を完成形に近いレベルで提示し、ジャンル名「メトロイドヴァニア」の片翼を担う作品(もう片翼は『キャッスルヴァニア 月下の夜想曲』)。
22. 名無しのReddit住民
ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズII(アーケード版)も入れていい?ゲーセン世代にとっては、4人同時プレイ可能なベルトスクロールアクションの原体験。あの100円玉を吸い込むスピード、悪魔だった。
※『TMNT II: The Arcade Game』(1989) はコナミのアーケードベルトスクロールアクション。アメコミ/アニメ『ミュータント・タートルズ』のキャラで4人同時プレイが可能で、海外ではゲーセン文化の象徴的存在。後にファミコンにも移植された。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
ピザ食べて体力回復するやつな。あれで初めて「タートルズってピザばっか食ってるんだ…」って学んだ思い出。
24. 名無しのReddit住民
『バットマン:アーカム・シティ』。前作『アサイラム』が箱庭サイズだったのに、続編はゴッサムの一部を丸ごと自由に飛び回れるようにしてきた。バットマンになる夢が本当に叶うゲームってこれだけだと思う。
※『Batman: Arkham City』(2011) はRocksteadyのアクションアドベンチャー。前作『Arkham Asylum』を踏襲しつつ、舞台を刑務所から街丸ごとに拡張。グライディングで街を飛ぶ感覚と、敵を次々と捌くフリーフロー戦闘の完成度がシリーズ最高と言われ続けている。
25. 名無しのReddit住民
『ペーパーマリオRPG』(GC版、TTYDな)を推す。これは続編としてあまりに良すぎて困るレベル。N64の1作目もすごかったのに、後継機のリソースを全部正しい方向に使い切ってた感じ。リメイクが出たのもそりゃそうだろって思う。
※『ペーパーマリオRPG』(2004、海外名 Paper Mario: The Thousand-Year Door) はインテリジェントシステムズ/任天堂のRPG。紙細工で出来た世界観のコマンドバトルRPGで、ストーリー・仲間キャラ・タイミング操作の戦闘が高評価。2024年にSwitchでリメイクが発売された。
26. 名無しのReddit住民
『The Elder Scrolls IV: Oblivion』だな。最初に牢屋から出て光が差し込む瞬間、本当に異世界に放り込まれた気がした。NPCが勝手に動いてて、自分のクエストを忘れて街の人を尾行して一日終わったのも良い思い出。
※『The Elder Scrolls IV: Oblivion』(2006) はBethesdaのオープンワールドRPG。前作『Morrowind』のフォロワーを大量に増やしつつ、より万人向けに調整。NPCに独自の生活サイクルを与えるRadiant AIなど、シリーズ後の『Skyrim』へつながる土台を作った。
27. 名無しのReddit住民
『The Last of Us Part II』を入れるのは勇気いるけど、ゲーム表現として続編が攻めた作品ってのは間違いない。賛否両論で殴り合ってた当時のRedditは戦場だった。好きにせよ嫌いにせよ、語らせるエネルギーが異常。
※『The Last of Us Part II』(2020) はNaughty Dogによるパンデミックもののアクションアドベンチャー。前作の続編で、視点を切り替えてプレイヤーに葛藤を強いる脚本が物議を醸した。発売当時は称賛と批判が真っ二つに割れたが、5年以上経って評価が落ち着いてきている一本。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
中盤で視点が切り替わる瞬間、本気でコントローラー置いた。でも最後までやって、あれは続編にしかできない物語の語り方なんだなって思った。同意するかは別として、ね。
29. 名無しのReddit住民
『デッドスペース2』。1作目は密室ホラーの傑作、2はそれを一歩外に出してアクション寄りにバランス調整してきた。アイザックがしゃべるようになって人格出てきたのも個人的にデカい変化だった。
※『Dead Space 2』(2011) はVisceral GamesのSFサバイバルホラー。前作のクローズドな宇宙船の恐怖を維持しつつ、舞台を巨大ステーションに広げ、主人公アイザックの内面描写を強化。ホラーとアクションのバランスがちょうど良いと評価されることが多い。
30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
無重力地帯で360度敵が来るパートとか、続編で予算がちゃんとついたなって演出が増えてて嬉しかった。3で迷走しちゃったの、いまだに惜しい。
まとめ
並んだ名前を眺めてみると、傑作とされる続編には共通項がある。「前作の核を残したまま、表現力か遊び方を一段引き上げてきた作品」だ。FPSの常識を書き換えた『Half-Life 2』、対戦格闘というジャンルそのものを発明し直した『ストリートファイターII』、2Dを3Dオープンワールドに突き落とした『GTA III』――。一方で『Mass Effect 2』『RDR2』のように、物語の重みで前作を超えてくる流れも根強い。続編が傑作になる条件は、結局のところ「前作を懐かしむだけでは終わらせない覚悟」なのかもしれない。皆さんが「これは前作を超えた」と思う一本は、どの作品でしょうか?

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