「金返せ」では済まされない、心に傷を残すレベルの最低映画。海外掲示板で「今まで観た最低の映画は?」と聞いたら、超大作の続編から伝説的な珍作まで、恨み節と笑い話が一気に噴き出した。日本未公開の地雷作も多いので、未見でも楽しめるように紹介していく。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
『ペット・ユナイテッド』。IMDbのレビューに「この映画のせいで自分の子どもが嫌いになった」って書いてあったんだけど、マジでそのレベルで酷い。子ども向けアニメのはずなのに、観終わったあと家族全員が無言になったよ。
※ 『ペット・ユナイテッド』=2019年のドイツ・ベルギー製作のCGアニメ。動物たちが街を救う子ども向け作品だが、安っぽい作画と意味不明な展開で各国の批評家に酷評された。
2. 名無しのReddit住民
アイス・キューブ主演の『宇宙戦争』だな。あのタイトルでまさかこんな低予算SFが出てくるとは思わなかった。期待値ゼロでも下回ってくるのがすごい。
※ アイス・キューブはアメリカの有名ラッパー兼俳優。これは2024年の安価なリメイク版で、PC画面越しに進むという実験的演出が滑ったと言われる作品。スピルバーグ版とは別物。
3. 名無しのReddit住民(>>2への返信)
あれは「映画」というより画面共有の事故映像。終始パソコンの画面を見せられるだけで、これに金を払ったと思うと泣けてくる。
4. 名無しのReddit住民
『インデペンデンス・デイ リサージェンス』。生まれて初めて映画館を途中で出た作品だよ。前作が好きだっただけに、あの薄っぺらさは耐えられなかった。隣の席の人も同じタイミングで立ち上がってて笑った。
※ 1996年の大ヒットSF『インデペンデンス・デイ』の20年ぶりの続編(2016年)。前作の魅力を欠いた展開で、観客の期待を裏切ったと言われる。
5. 名無しのReddit住民
『フレディ・ゴット・フィンガード』が最低かつ最高の映画だった。下品すぎて頭がおかしくなりそうなのに、なぜか忘れられない。友達に勧めたら絶交されかけたけど後悔はしてない。
※ 2001年のアメリカのコメディ映画。トム・グリーン監督・主演で、徹底した不快ギャグの連発が「史上最低」と評される一方、カルト的支持も集める怪作。
6. 名無しのReddit住民
『バトルフィールド・アース』一択。劇場で働いてた時に上映してたけど、数週間で観に来たの30〜40人くらいだった。映像も脚本も全部おかしくて、斜めのカメラアングルだけはやたら覚えてる。
※ 2000年のSF映画。サイエントロジー創始者の小説が原作で、ジョン・トラボルタが情熱を注いだが歴史的大コケ。「史上最低の映画」常連の一本。
7. 名無しのReddit住民
『マノス 恐怖の神々』。低予算映画の代名詞で、画面は暗いしセリフは噛むし、登場人物がただ車で走ってるだけのシーンが永遠に続く。逆に「ここまでやれるのか」と感心するレベル。
※ 1966年のアメリカのホラー映画。肥料商人が片手間で撮ったとされ、技術的な粗さから「史上最悪の映画」の一つとして語り継がれる伝説的珍作。
8. 名無しのReddit住民
2019年の『キャッツ』。ずっと「そのうち脳がこの映像に慣れるはず」と思って観てたんだけど、最後まで一度も慣れなかった。人間なのか猫なのか分からない見た目が悪夢すぎる。
※ 同名の人気ミュージカルの実写映画化(2019年)。俳優にCGで毛皮を貼り付けた不気味なビジュアルが「不気味の谷」と話題になり、公開後に修正版が配布される事態にもなった。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
分かる、あれは映画というより耐久実験。劇場で観てた人が全員、同じ顔して固まってたのが忘れられない。
10. 名無しのReddit住民
『絵文字の国のジーン』。子どもにせがまれて観たけど、これがハリウッドの予算で作られたという事実が一番怖い。スマホの中の絵文字が主人公とか、誰が得するんだろう。
※ 『絵文字の国のジーン』(原題 The Emoji Movie、2017年)はスマホの絵文字を擬人化したアニメ。露骨な広告色とストーリーの薄さで批評家から総スカンを食らった。
11. 名無しのReddit住民
『バーデミック』。CGの鳥が爆発しながら人を襲ってくるんだけど、その鳥が背景に貼り付けただけの静止画みたいに見える。あまりに酷くて逆に飲み会のネタとして大人気になった。
※ 2010年公開の超低予算ホラー。ヒッチコックの『鳥』を意識したらしいが、稚拙なCGと棒読みの演技でカルト的人気を得た作品。
12. 名無しのReddit住民
『ハウス・オブ・グッチ』が、映画館を出たくなった一番の作品。もっと酷い映画は他にあるけど、上映時間がただただ拷問に感じたのはこれが一番だった。豪華キャストなのに眠くて仕方なかった。
※ 2021年のリドリー・スコット監督作。グッチ家の実話を描いたが、長尺と単調な展開で「豪華なのに退屈」との声が多く出た。
13. 名無しのReddit住民
『ダウンサイジング』。マット・デイモンが出てるから面白いに決まってると思って観たら、見事に裏切られた。人間を小さくする設定だけ面白くて、あとは全部尻すぼみ。
※ 2017年のSF風刺コメディ。人体を縮小して環境問題を解決するという奇抜な設定だが、途中から社会派ドラマに脱線し評価が割れた。
14. 名無しのReddit住民
ニール・ブリーン監督の『フェイトフル・ファインディングス』。本人が監督・脚本・主演を全部やってるんだけど、物語の筋が一切通っていない。なのに本人は大真面目で、その温度差が逆に芸術。
※ ニール・ブリーンはアメリカの自主制作映画作家。意味不明な脚本と独特の自己陶酔で「現代のエド・ウッド」と呼ばれ、深夜上映で熱狂的ファンを持つ。
15. 名無しのReddit住民
『プーママン』。「恐竜たちはもうお互いを愛さなくなった」っていうセリフが意味不明すぎて、思い出すたびに腹が立つ。空の飛び方も世界一不格好なヒーローだと思う。
※ 1980年のイタリア・アメリカ合作のヒーロー映画。チープな特撮と支離滅裂な脚本で、人形劇仕立ての名物番組『MST3K』で容赦なくいじられた珍作。
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
あの飛行シーン、誰かが両足を持って後ろから放り投げてるようにしか見えないんだよな。一度見たら忘れられない。
17. 名無しのReddit住民
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。インディーズの『ザ・ルーム』みたいな個人の暴走作品とは別格で、ディズニーという巨大スタジオが大勢の手を通してこれにOKを出したという事実が信じられない。
※ 『スカイウォーカーの夜明け』はスター・ウォーズ正伝の完結編(2019年)。前作からの方針転換と詰め込みすぎた展開でファンの賛否が大きく割れた。
18. 名無しのReddit住民
『ムービー43』。豪華スターが勢ぞろいしてるのに、内容は下品なショートコントの寄せ集めで一個も笑えない。なんでこのキャストが集まってこうなったのか、製作の裏側が一番気になる。
※ 2013年のオムニバスコメディ。ヒュー・ジャックマンら大物多数が出演したが、品のない下ネタ連発で「キャリアの汚点」と酷評された。
19. 名無しのReddit住民
『ミーン・ガールズ2』。前作が大好きだっただけに、別人が同じ筋をなぞるだけの続編は本当にきつかった。テレビ映画とはいえ、ここまで魂が抜けるとは。
※ 2004年の青春コメディの名作『ミーン・ガールズ』の続編(2011年・テレビ映画)。設定を流用しただけと評され、前作ファンを落胆させた。
20. 名無しのReddit住民
『ワンダーウーマン 1984』。1作目があんなに良かったのに、なんでこうなった。願いを叶える石のくだりから一気に話が崩れていって、最後まで置いてけぼりだった。
※ 大ヒットした『ワンダーウーマン』の続編(2020年)。1980年代を舞台にしたが、強引なストーリー展開で前作からの落差を指摘された。
21. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
分かる。『ザ・ルーム』は一人の情熱の暴走だから笑って許せるけど、大企業が会議を重ねてこの結論に至ったと思うと別種の恐怖がある。22. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
脚本会議で誰か一人くらい「これ大丈夫?」って言わなかったのかな。それが一番のミステリー。
23. 名無しのReddit住民
最後まで観たから違うかもしれないけど、『エアベンダー』は本当に苦行だった。原作アニメの良さを全部捨ててて、ファンとしては観てて悲しくなるレベル。名前の発音まで違うのが地味に効く。
※ 人気アニメ『アバター 伝説の少年アン』の実写映画化(2010年、M・ナイト・シャマラン監督)。原作改変とキャスティングで批判が集中した。
24. 名無しのReddit住民
『ヒューマン・センチピード2』かな。1作目もきついけど、2は完全に趣味の悪さだけで突き進んでて、観たあとしばらく食事が喉を通らなかった。怖いもの見たさで観るものじゃない。
※ 人をつなぎ合わせるという衝撃設定で物議を醸したホラーシリーズの続編(2011年)。過激描写がエスカレートし、一部の国で公開禁止になった。
25. 名無しのReddit住民
『ディザスター・ムービー』の途中で映画館を出た。神への冒涜とはこのことだと思った。流行りの映画を雑にパロディするだけで、笑いどころが一つも用意されてないのがすごい。
※ 2008年のパロディ映画。話題作を脈絡なく茶化すだけの作りで、批評サイトで歴代最低クラスのスコアを記録した。
26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
あの手のパロディ映画群、本当に内容が無いんだよな。最新作のポスターを並べただけで満足してる感じ。
27. 名無しのReddit住民
『ハイランダー2』。あの世界観を一作で完璧に閉じたのに、なんで続きを作ったんだろう。タイトル通り「一作だけにしておくべきだった」というオチが全てを物語ってる。
※ 不死の戦士を描いたカルト人気作『ハイランダー 悪魔の戦士』の続編(1991年)。前作の設定を無視した宇宙起源説で、ファンを困惑させた。
28. 名無しのReddit住民
『ザ・ハングオーバー・ゲームズ』が個人的に最低。『ハンガー・ゲーム』と『ハングオーバー』を混ぜたパロディなんだけど、そもそも『ハングオーバー』をどうパロディしろと。あれを観てない人に最低映画を語る資格はないと本気で思う。
※ 2014年のパロディ映画。ヒットした2つの作品をかけ合わせた便乗作で、低予算丸出しの作りが酷評の的になった。
29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
便乗パロディは無限に量産されるけど、タイトルを掛け合わせた瞬間に企画が終わってるパターン多すぎる。
30. 名無しのReddit住民
『メガロポリス』。半分は熱に浮かされた夢、もう半分はオチのない深夜コントを延々見せられてる気分だった。あれだけの大物が大金をかけてこうなるんだから、映画って本当に分からない。
※ 2024年のフランシス・フォード・コッポラ監督作。巨匠が私財を投じた野心作だが、難解で散漫な内容に評価が真っ二つに割れた。
まとめ
巨大スタジオの超大作続編から、一人の情熱が暴走した自主制作まで、最低映画にもいろんな種類があるのが面白いところだった。「酷すぎて逆に語り継がれる」作品と「ただただ退屈で記憶から消したい」作品では、恨みの質がまるで違うらしい。共通していたのは、最低映画の話になると人はなぜか妙に饒舌になること。傷が深いほど語りたくなるのかもしれない。皆さんが「金返せ」と本気で思った映画は何でしたか?


コメント
俺もインディペンデンスデイの続編を選ぶわ。
幾度も続編の噂が出ては消えてたから、遂に出るのか!と喜んで観に行ったら、露骨な中国上げ…はまだしも、最終的に前回のエイリアン達より巨大でバカなボスが怪獣の如く肉弾戦をやって仕留められるとか、ほんと最初から最後まで、待ちわびてたのはこんなんじゃない…ってゾーンに留まって最後は奈落に落ちたわ