「20代でやらなかったことで、後悔していることは?」という質問がRedditに投げられ、775件の返信がついた。出てくるのは旅行や貯金みたいな定番だけじゃない。歯、日焼け止め、耳、祖母の声——今から取り返そうとしても、もう取り返せないものばかりだった。その一方で「後悔なんて言葉が嫌いだ」「金がなかったんだから無理だった」という声もしっかり並んでいる。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
友達ともっと遊んでおけばよかった。「また今度な」で流した誘いが、たぶん20回くらいある。今はもう全員バラバラの州にいて、顔を合わせるのは結婚式か葬式だけ。しかも全員に子供がいるから、久々に集まっても会話の8割が保育園の話で終わるんだよ。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
これは本当にそう。30を超えると「誘ってくれる側」が世の中から消えるんだよね。自分が日程を出さない限り、何もないまま5年経つ。去年やっと気づいて、毎月第1木曜に飲むって勝手に決めて全員に送りつけた。来るのは3人だけど、ゼロよりはずっといい。
3. 名無しのReddit住民
一人で旅に出なかったこと。ずっと「一緒に行くのにふさわしい相手」が現れるのを待っていて、結局どこにも行かなかった。パスポートはスタンプ2個のまま期限が切れたよ。待っていた相手は、今のところまだ現れてない。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
一人旅は最初の3日が地獄だと先に言っておく。飯を一人で食うのが恥ずかしいし、写真を撮ってくれる人もいない。でも4日目あたりで急に何かが外れて、誰の機嫌も考えなくていい移動がこんなに楽なのかってなる。そこまで行くともう戻れない。
5. 名無しのReddit住民
大学を最後まで続けなかったこと。学歴なんて関係ないって言う人もいるけど、応募フォームの最終学歴の欄で機械的に落とす会社は普通にあるからね。中身を見てもらう前に弾かれるのがいちばんきつい。給料の伸びも途中で頭打ちになる。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
うーん、自分は学位を取った側だけど、毎月400ドル(約6万円)を学生ローンに払っていて、これがあと11年続く。学位が必須の職種なら価値はあるよ。ただ「とりあえず大学」は、今の学費だとかなり高い賭けだと思う。※ アメリカの4年制大学は学費が高く、卒業時に数万ドル規模の借金を抱えるのが珍しくない。返済が20年以上続くケースもある。
7. 名無しのReddit住民
スカイダイビング。21のとき友達に誘われて「金がない」って断ったんだけど、実際は単に怖かっただけなんだ。今は40で、脚立の3段目でもう足がすくむ。あれはもう一生やらないまま終わると思う。
8. 名無しのReddit住民
歯だよ、歯。20代で保険が切れて、痛くないからってそのまま6年歯医者に行かなかった。その結果、30代に入ってから根管治療と被せ物で4000ドル(約60万円)が飛んだ。あのとき年1回のクリーニングに通っていれば、全部避けられた話なんだよ。
※ アメリカでは歯科が通常の医療保険とは別枠の「歯科保険」扱いで、無保険だと全額自己負担になる。虫歯を放置しがちな理由のひとつになっている。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
耳も追加させてくれ。20代の頃はライブでイヤープラグなんてダサいと思ってたら、今は静かな部屋にいるときほど「シーン」って高い音が鳴り続けてる。これ、治らないんだよ。数百円の耳栓をケチった代償としては高すぎる。
10. 名無しのReddit住民
日焼け止めを塗らなかったこと。小麦色のほうが健康的に見えると本気で信じていて、夏はオイルを塗って焼いていた。今は年2回、皮膚科で背中を見てもらってるし、目の下にできたシミは何を使っても薄くならない。
11. 名無しのReddit住民
体を作っておくこと。維持するほうが、落ちたものを取り戻すよりずっと楽なんだよ。20代なら週2で適当に動かしてるだけで形になったのに、今は同じ体に戻すのに毎日1時間と、食事の管理と、ちゃんと寝る時間の確保までセットで要る。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
この手の話を読むたびに、少しだけモヤっとする。自分の20代は工場の三交代で、明けに寝て起きたらもう次の出勤だった。ジムに行く時間も会費もなかったし、そもそも「20代を楽しむ」という発想自体が頭になかったんだ。生き延びるので精一杯だった人間に、後悔しろと言われてもね。
13. 名無しのReddit住民
投資。20代って時間がゆっくり流れていて、今あるものが全部ずっと続く気がしてるんだよ。それが30を過ぎた途端に加速して、気づけば定年まであと何年かを数えてる。会社の401kに1ドルも入れてなかったのが特にきつい。上乗せ分をまるごと捨ててたようなものだから。
※ 401k はアメリカの企業型の積立年金。従業員の拠出額に会社が同額前後を上乗せする制度が多く、使わないと実質「もらえるはずの給料」を捨てることになると言われる。日本の企業型DCに近い。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
「投資しなかった」んじゃなくて「できなかった」人もいるからね。家賃と食費と車の保険で給料が消えて、月末の残高が二桁ドルだった時期がある。あの状態の自分に複利の話をしても、たぶん鼻で笑って終わりだったよ。
15. 名無しのReddit住民
家の頭金を貯めなかったこと。20代のとき周りに「まだ早い」と言われて素直に信じたんだけど、その間に相場が跳ね上がって、今は貯めるスピードより値段が上がるスピードのほうが速い。永遠に追いつけない競走をさせられてる気分だよ。
16. 名無しのReddit住民
老後の貯金。とはいえ正直、このまま世の中が進んだところで引退なんてできない気もしてるんだよね。それでも口座に何もないよりはマシだったはずで、そこだけは20代の自分を一発殴っておきたい。
17. 名無しのReddit住民
本気でパートナーを探さなかったこと。なんとなく始まってなんとなく続いた関係を2回、合計で7年やった。二人とも悪い人じゃなかったよ。ただ、お互い一度も「この人と生きていく」とは思ってなかったと思う。
18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
自分は完全に逆で、むしろ独身でいればよかったと思ってる。20代の大半を、結局は続かなかった相手の機嫌を取ることに使ったんだ。あの時間で資格を取るなり金を貯めるなりしていたら、今の生活はぜんぜん違っていたはず。
19. 名無しのReddit住民
気になった子に話しかけなかったこと。バーで3時間、視界の端でずっと意識しながらグラスを4杯空けて、結局何も言わずに帰った夜が何回もある。話しかけて何が起きるのがそんなに怖かったのか、今の自分でも説明できないんだよ。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
断られた痛みは3日で消えるのに、話しかけなかった後悔は15年経っても残るんだよな。俺は19のときに声をかけられなかった子の顔を、いまだにふとした瞬間に思い出す。名前すら知らないのに、それだけ覚えてる。
21. 名無しのReddit住民
後悔って言葉があまり好きじゃない。あの頃の自分は、持ってた情報と金と体力の範囲で選べる最善を選んでたんだよ。今の目線で採点したら、そりゃ全部間違って見えるさ。それは答え合わせが終わってから言ってるだけ。
22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
同意。というか自分は単純に30代のほうが楽しい。20代は金もないし、自分が何者かも分かってないし、他人の目を異常に気にしてた。今は行きたくない飲み会を断れるし、それで少し嫌われても平気だ。20代に戻りたいって人の気持ちが本当に分からない。
23. 名無しのReddit住民
サルサを続けていればよかった。週2で教室に通っていて、あと少しで人前で踊れるところまで来てたのに、転職を言い訳にやめてしまった。10年経った今でも、あの曲が店で流れると足だけ勝手に動くんだよ。悔しいなんてもんじゃない。
24. 名無しのReddit住民
大学を出たあとに思い切ったことを何もしなかったこと。実家に戻って専攻と無関係な仕事に就いて、2〜3年ずっと専門分野の求人に応募し続けてた。あのとき日本か韓国で英語を教えていればよかったと思う。給料は安いけど、結局その仕事と大差なかったし、経験としては比べ物にならなかったはずだから。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
実際に行った側だけど、勧めるよ。手取りはアメリカに残った同期よりだいぶ低かったし、貯金もほとんどできなかった。それでも週末に電車で知らない街まで行って、読めない看板の店で飯を食ってた2年間は、履歴書の空白どころか今でも一番よく話すネタになってる。
26. 名無しのReddit住民
親と過ごす時間。実家まで車で2時間なのに、20代の10年で帰ったのは10回もない。忙しかったからじゃなくて、なんとなく面倒だっただけなんだよ。父が去年入院して、はじめて「残ってる回数」を数えたときの気分は最悪だった。
27. 名無しのReddit住民(>>26への返信)
写真と声を残しておけばよかったって話も、たぶん同じところに繋がるよね。祖母の写真は何十枚もあるのに、声のデータが1つも残ってない。あんなに毎日電話してたのに、一度も録音しておこうと思わなかった。買えないのは時間だけって本当だな。
28. 名無しのReddit住民
自分の頭の中を先に整えなかったこと。自信も、生活も、精神状態も、全部30を過ぎてから作り始めて、気づけば34になってた。やれば変わるってことは分かったよ。ただ、これを24でやっていたら人生の難易度が2段階くらい違ってたと思う。
29. 名無しのReddit住民
合わない生活を早く捨てなかったこと。安全なほう、周りが期待してるほうを選び続けて、結果として自分がどれだけ不幸かを確認しただけだった。あと、自分で商売を始めるのは特別な人間がやることだと思い込んでた。全部を理解してなくても始めていいって、誰も教えてくれなかったんだよ。
30. 名無しのReddit住民
もうすぐ23になる。このスレはブックマークしておいて、10年後にもう一度読みに来るわ。そのときの自分が「全部やった」と言えてるのか、それともここに同じことを書き込んでるのか、正直どっちもありそうで少し怖い。
まとめ
並んだ後悔は、大きく分けると3つに集まっていた。ひとつは体で、歯・耳・肌・筋肉のように「20代のうちなら無料だったのに、30代からは金と時間を払っても元に戻らない」もの。もうひとつは人で、友達も親も祖母の声も、失われるときは事故ではなく、こちらが連絡しなかった日が静かに積み上がった結果だという点で共通している。そして3つ目が、一人旅もスカイダイビングも起業も含めた「怖くなかったふりをして避けたこと」だ。
面白いのは、この手の話が説教に傾きかけると必ず反論が刺さっていたところ。三交代で働いていた人、月末の残高が二桁ドルだった人にとって、投資も旅行もそもそも選択肢の外にあった。「後悔していない」「30代のほうが楽しい」という声もはっきり残っていて、20代を黄金期扱いする空気にはちゃんと歯止めがかかっている。日本でも「若いうちにやっておけ」はよく言われるけれど、実際に効いていたのは根性論ではなく、年1回の歯のクリーニングと、自分から送る飲みの日程くらいの、笑えるほど小さい行動だった。皆さんが「あのときやっておけば」と思うことは何ですか?

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