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海外「タダでくれると言われても乗らない、それがレンジローバー」整備士26年が挙げた”買わない車”…

海外「タダでくれると言われても乗らない、それがレンジローバー」整備士26年が挙げた"買わない車"… ライフスタイル・日常

「整備士のみなさん。実際に持ち込まれてくる車を見てきて、これだけは絶対に買わないと決めたメーカーはどこですか?」——r/AskRedditに立ったこの質問に、他人の車を毎日リフトに上げて分解している人たちが、遠慮なく実名を出していった。カタログでも試乗記でもなく、壊れた状態の車しか見ない人たちの結論である。

面白いのは、話が「このブランドはダメ」だけで終わらないところだ。同じスレッドに「20年前のあの型は今まで乗った中で一番壊れなかった」という擁護も、「日本車が絶対王者なのではなく、手入れをサボられても耐えてくれるだけ」という身も蓋もない分析も並んでいる。修理費、壊れやすさ、直しにくさ——嫌われる理由が三つに分かれていくのも読みどころだ。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
整備士とサービスマネージャーを合わせて26年やってきた。レンジローバーだけは、タダでくれると言われても乗らない。その次に来るのがBMWで、こっちは壊れる頻度というより修理代がまともじゃない。見積書を渡すたびに、出すこっちが気まずくなる金額が並ぶ。

※ レンジローバーとランドローバーは英国の高級SUVブランド。2008年までフォード傘下、現在はインドのタタ・モーターズ傘下にある。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
レンジローバーって、「タダでもらった」でもまだ割に合わない唯一の車だよな。買値がゼロでも、維持費のほうが先に殴りかかってくる。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
金持ちの知り合いが何人かレンジローバーとBMWとランボルギーニのウルスに乗ってるんだけど、あの人たちはタイヤの交換時期が来たり修理が必要になったりした瞬間に、新型へ下取りに出すだけなんだ。高級ブランドを買う層は数年ごとに乗り換えられるから、10年20年落ちの個体がどうなるかを一度も見ずに済んでる。

※ ウルスはランボルギーニのSUV。

4. 名無しのReddit住民
自分の328iは、今まで乗った中で文句なしに一番運転が楽しい車だった。そして文句なしに一番壊れる車でもあった。12年落ちでサビだらけだった75年式のダスターのほうが、よっぽど当てになったよ。あの機嫌屋には最後まで振り回されっぱなしだった。

※ 328iは1990〜2000年代のBMW3シリーズ。ダスターは1970年代の米国製セダン(プリマス・ダスター)で、質素だが頑丈な車として知られる。

5. 名無しのReddit住民
BMWの車は買わないと決めてる。ただ、自分はBMWのバイクに毎日乗っていて、これが本当に良い。ディーラーの整備に頼らずに済むよう専用工具を何本か買う羽目にはなったけど、車と違ってバイクのほうは笑えるくらい壊れない。同じ看板でも中身は別物だと思ってる。

6. 名無しのReddit住民
2001年式のE39 M5に乗ってるけど、たぶん今まで所有した中で一番壊れない車だ。BMWは2000年より前と後で分けて語ったほうがいいと思う。E46までの世代なら32万km超えの個体を8台くらい乗り継いだし、丈夫なうえに自分で整備できた。それより新しいのは、評判がどうであれ触る気になれない。

※ E39・E46はBMWの型式名(E39は5シリーズ、E46は3シリーズ)。M5はその高性能版にあたる。

7. 名無しのReddit住民
ディーラーの整備部門で働いてる立場から言うと、米車は全般的にあまり得意じゃない。中でもジープは頭ひとつ抜けてひどい。クライスラーの傘下に入ってから問題が途切れないんだ。あとランドローバー。あそこは一番基本的な整備を、どうやったらここまで面倒な作業に仕立てられるんだと毎回思う。

8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
「これまでに販売されたジープの90%は、今も路上を走っています。」
「うち10%は、無事に自宅まで帰り着きました。」

※ 「これまでに売った車の◯%が今も路上を走っている」は、耐久性を売りにするメーカーが好んで使う宣伝文句。それをもじった定番のジョーク。

9. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
ジープはアメリカのランドローバーみたいなものだよ。壊れ方も、維持費の伸び方もそっくりだ。——ジープ乗りより

10. 名無しのReddit住民
整備士じゃないんだけど、米車はずっと見下してた。それが実際に自分で持つようになって(今は2台)評価がひっくり返ったよ。とにかく部品が安いし、どこにでも在庫があるし、直しやすい。ブレーキ周りの消耗品を一式替えても300ドル(約4.5万円)で収まった。ただし2011年以前の車に限った話だし、F-150みたいに数が出てるモデルだからこその安さだとも思う。ホンダとトヨタが好きなのは今も変わらないけどね。スバルとマツダも良い。

※ F-150はフォードのフルサイズピックアップで、北米で最も売れている車種のひとつ。日本には正規販売されていない。

11. 名無しのReddit住民
ステランティス系は全部、それとランドローバーとBMW。ステランティスの車は酔っ払った半盲のリスが組み立ててるとしか思えないし、ランドローバーは8〜10万kmあたりから自分で自分を壊しにいくし、BMWの修理代は小国なら破産させられる。

※ ステランティスは、ジープ、ダッジ、クライスラー、ラム、フィアット、アルファロメオ、プジョー、シトロエン、マセラティなどを抱える巨大自動車グループ。

12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
リスは関係ないだろ。あの子たちがお前に何をしたっていうんだ。

13. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
みんな口を揃えてBMWって言うけど、なんでアウディは挙がらないんだ。あれもあれで相当な曲者だぞ。電装がへそを曲げたときの厄介さでは負けてない。

14. 名無しのReddit住民
ランドローバーのディスカバリーが大好きだった。うちの整備士も大好きだったと思うよ。いつも海外からの部品待ちで、店の一角を長期占領してたからな。

15. 名無しのReddit住民
スレ内を「ジャガー」で検索してみたけど1件も出てこない。ということは、30年落ちのジャガーを買っても安全ってことだな。

16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
「電装系がオイル漏れを起こせるなんて、知らなかったよ。」

※ ジャガーは長年、オイル漏れの多さと電装トラブルの多さの両方でネタにされてきた。それを一文に圧縮した皮肉。

17. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
30年落ちのジャガーを買う。→ メーターパネルの中が、クリスマスツリーより賑やかになる。

18. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
2011年式のXJスーパーチャージャーに乗ってる。やめとけ。エンジン本体はよくできてるんだけど、そこにくっついてる物が片っ端からダメになる。前のオーナーが海沿いで乗ってたのもあるだろうが、冷却水のホースが順番に崩れて全部交換する羽目になった。一番きつかったのはヒーターコアの入口側のホースで、まともに交換しようとするとエンジンを降ろさないと手が届かない。結局ホースを切って継いで、金属用のエポキシで固めて誤魔化した。楽しい車なのは間違いないんだけどな。

※ ヒーターコアは暖房用の熱交換器で、ダッシュボードの奥に収まっている。XJはジャガーの最上級セダン。

19. 名無しのReddit住民
元スレ主はわざわざ整備士に聞いてるのに、コメントの半分が「整備士じゃないけど」で始まってるの、Redditって感じだよな。

20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
そりゃそうだろ。整備士は全員いま仕事中なんだから。書き込んでる暇があるのは、待たされてる客のほうだよ。

21. 名無しのReddit住民
ドイツ車専門の修理工場をやってた。常連の頼みでたまに他のメーカーも見ることがあって、日本車の作業がどれだけ安くて簡単か知ったときは本当に驚いた。メルセデスのクラッチ交換は部品代だけで800ドル(約12万円)。同じ作業がカムリなら、工賃込みで全部で500ドル(約7.5万円)だった。

※ 金額は1ドル=約150円で換算した目安。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
メルセデスに乗ると決めた人にとって、300ドルの差なんて無いも同然だよ。そこを気にする人は、最初からカムリを買ってる。

23. 名無しのReddit住民
現役の整備士だ。ステランティス製は例外なくゴミで、中でもジープがなぜか飛び抜けて悪い。ジャガー、ランドローバー、レンジローバーは欧州勢の中で文句なしの最下位。とんでもなく金がかかるうえに、それに見合わないくらい壊れる。BMWはドイツ勢で修理代が一番高くて、しかもメルセデスやフォルクスワーゲングループと比べると信頼性も一番下だと感じてる。

24. 名無しのReddit住民
整備士としての本当の答えは「全部ダメ」で、ランドローバーとジャガーが群を抜いてダメなだけだよ。欧州車が本質的に弱いわけじゃなく、手入れの要求が厳しいだけ。米メーカーが特別ひどいわけでもなくて、一番売れるSUVとトラックに資源を集中させるから、それ以外が手薄になる。日本車も絶対王者というより、手入れをサボられても耐えてくれるだけなんだ。一番いい車は世話をされている車で、一番悪いのは放置されている車。一番信頼できるのは一番シンプルな車で、一番信頼できないのは一番複雑な車。それだけの話だと思ってる。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
エアコンの風量を変えるのにタッチパネルを操作しないといけない車は、物理ダイヤルが付いてる車より確実にトラブルが増える。昔の車が永遠に走るように見えるのは、単に壊れる物が少なくて、電装がシンプルだったからだよ。

26. 名無しのReddit住民
2007年式のダッジ・グランドキャラバンのおかげで、生きてる限りダッジは二度と買わないと心に決めた。あれは本当にどうしようもない代物だった。今はスバルのフォレスターに乗っていて、心から気に入ってる。

※ グランドキャラバンはダッジのミニバンで、日本には正規導入されていない。

27. 名無しのReddit住民
整備士ではないんだけど(さっき怒られてたやつでごめん)、ADASのエーミングと故障診断、書き換え、配線修理を仕事にしてる。客のほとんどが板金工場だから、事故った車と修理された車ばかり見てるわけだ。言いたいことは山ほどあるよ。GMは純正の診断・書き換えソフトがバグだらけで、GMカナダに電話して遠隔で繋いでもらっても、当の本人たちが自社のソフトを動かせないことがあった。メルセデスのEVはソフト関連がほぼディーラー専用で、ガチガチに固めてある。スバルはアイサイトが本当にきつい。校正に必要な環境条件が細かすぎるし、社外品のフロントガラスに替えてある個体はまず通らないから、素直にディーラーへ送ってる。日産はハードが安っぽい部分もあるけど、最新世代はかなり良くなった。特にセントラ、ローグ、キックスあたり。ジープのグランドチェロキーとワゴニアは、電子系の複雑さがドイツ車並みなのに品質はずっと下だ。逆にこの仕事から見てちゃんとやれてると思うのは、トヨタ、BMW、ホンダ、フォード、マツダ、それとヒョンデ・キア・ジェネシスあたりかな。

※ ADASは自動ブレーキや車線維持支援などの先進運転支援システム。エーミングは、フロントガラスやバンパーを外したあとにカメラ・レーダーの取り付け角度を測り直す校正作業のこと。北米名のセントラは日本のシルフィ、ローグはエクストレイルにあたる(キックスは日本でも同じ名前)。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
最後の「ちゃんとやれてる」側のリストにBMWとフォードが入ってるの、このスレの流れだと逆に新鮮だな。壊れやすさと、直す側から見た扱いやすさは、まったく別の話ってことなんだろうね。

29. 名無しのReddit住民
ステランティス製とランドローバー、それとCVTを積んでる車は買わない。日産についても一言だけ言わせてくれ。車が悪いのか乗ってる人が悪いのかは分からないけど、今のあそこは自動車メーカーというより実質サブプライムローン会社だろ。10年ちょっと前まで本当に良い会社だったのを知ってるだけに、見ていてつらいものがある。

※ CVTは無段変速機。ベルトやチェーンで変速比を連続的に変える方式で、日本車では非常に一般的。「サブプライムローン会社」は、信用力の低い層に無理な条件のローンで売りさばいているという皮肉。

30. 名無しのReddit住民
独立系の工場からディーラー、チューニングショップ、レースの世界と渡り歩いてきた整備士だけど、ジープとランドローバーだけは本当にやめておいたほうがいい。ダッジに短期間いたことがあるし、自分の工場にもジープが数え切れないほど入ってきたけど、どれも今にも力尽きそうだった。設計が古臭いうえに、わざと直しにくく作ってるとしか思えない。ランドローバーとレンジローバーも同じくらい生きるのが辛そうな車だけど、作業自体は嫌いじゃなかったな。イヴォークなんて、フォードのエスケープに手間と痛みを上乗せしただけの車だし。イタリア車もほとんど無理で、フィアットは変な壊れ方ばかりするし、フェラーリも時々つらい。ランボルギーニは味付けを濃くしたアウディで、そのアウディも味付けを濃くしたフォルクスワーゲンだから、あのへんはまだ何とかなる。マクラーレンだけは絶対にやめておけ。あれはエキゾチックカー界のサーブだ。見かけたら回れ右して、ロータスを探しに行ったほうが幸せになれる。逆に日産とアウディとポルシェと三菱は好きなんだ。苦労させられる分だけ、ちゃんと返してくれる車だから。

※ イヴォークはレンジローバーの小型SUV。ランドローバーは2008年までフォード傘下だったため、当時の設計にはフォード由来の部分がある。サーブはかつてスウェーデンにあった自動車メーカーで、独特な設計思想と2011年の経営破綻で知られる。

まとめ

名前の挙がったブランドは驚くほど重なっていて、ステランティス傘下(ジープ、ダッジ、クライスラー、ラム)と、ジャガー・ランドローバー、そしてBMWの三つに集約されていく。ただし嫌われている理由は同じではない。ジープに向けられているのは品質そのものへの不信、BMWに向けられているのは修理代の高さ、ランドローバーに向けられているのは「部品が来ない・作業させる気がない」という直しにくさへの怒りだ。壊れやすい車と、直すのが高い車と、直させてくれない車は別物で、整備士はそこをきっちり分けて話している。

もうひとつ印象的なのは、日本車が褒められる理由が「壊れないから」ではないところだった。部品が安く手に入り、作業時間が短く済み、多少ぞんざいに扱われても持ちこたえる——つまり整備する側から見た扱いやすさが評価されている。24番の「一番いい車は世話をされている車で、一番悪いのは放置されている車」という一行は、ブランド論を全部ひっくり返してしまう強さがあった。日本は車検があるぶん整備の入り口が半ば強制されているので、同じ車でも欧米より寿命が延びやすい環境ではある。それでも、部品の取り寄せに数週間かかる話や、社外品のガラスに替えるとカメラの校正が通らない話は、輸入車に乗る人なら日本でもそのまま経験しているはずだ。

皆さんは、整備する側の話を聞いて印象が変わった車はありますか? 逆に「言われている割に、うちの子は元気だよ」という一台があれば、それも聞いてみたいところです。

ライフスタイル・日常
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コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    アイサイトカメラがついてるフロントガラスを社外品に変える理由が理解できないな
    安全の要じゃねえか

  2. Reddit名無しさん より:

    まぁスバルはCVTだから・・・