「昔はこれに大金を払ったのに、今じゃほとんどタダ同然」──そんなモノをRedditで挙げてもらったら、技術の進化に飲み込まれた家電から、投機バブルで踊らされた収集品、そして「いつか値上がりする」という祖父母の夢まで、切ない実例がぞろぞろ集まった。あなたの家の押し入れにも、心当たりがあるんじゃない?
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
エルヴィスのグッズ、めちゃくちゃ値下がりしたよね。熱狂的なファンがどんどん高齢で亡くなっていって、若い世代は誰も興味がない。プレミアが付いてたコレクションも、今やただの古い置き物だよ。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
子どもの頃に預けられてたベビーシッターの家に、白い服で額に汗、苦しそうな顔をした男の絵が居間の一番いい場所に飾ってあってさ。その家すごく信心深かったから、ずっとイエス様だと思い込んでたんだ。あれ、黒ベルベットに描かれたエルヴィスだった。
※ 黒ベルベット画:黒地の布に描く安価な量産絵画。アメリカではエルヴィスやイエスの肖像が定番モチーフで、「B級な部屋の飾り」の代名詞として親しまれている。
3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
うちの祖父母もエルヴィスの絵皿セットを買って「これがお前の大学の学費になる」ってずっと言ってた。いざ進学のとき、いくらの価値だったと思う?200ドルだよ。二人とも愕然としてた。「生まれた1988年にはもっと払ったのに」って。学費を払うのはお金であって、記念品じゃないんだよ…。
4. 名無しのReddit住民
父が勤続25年のとき、金のロレックスか最新PC一式かを選べたんだ。1997年当時の全部入りで、21インチのブラウン管、専用グラボ、CD-Rドライブ、DVDドライブ、写真も刷れるプリンタ付き。父は迷わずPCを選んだ。今となっては完全にゴミで、ロレックスにしとけばって話だけど、あの頃はそりゃもう最高の一台だったよ。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
今どき勤続25年なんて、年寄りだからってリストラされる口実になるだけだよ。ロレックスもPCも選ばせてもらえない時代さ。
6. 名無しのReddit住民
ビーニーベイビーズ全盛期に子どもだったけど、離婚裁判で夫婦が判事の前に大量のぬいぐるみを積み上げて分配してる、あの雑誌の表紙が今も目に焼き付いてる。人間って本気で馬鹿になれるんだって、生まれて初めて学んだ瞬間だった。
※ ビーニーベイビーズ:1990年代のアメリカで爆発的に流行した豆詰めの小さなぬいぐるみ。「将来値上がりする投資」と煽られ、大人が転売目当てに買い漁る社会現象になったが、バブル崩壊で価値は暴落した。
7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
ダイアナ妃モデルなんて1999年に10万ドルで売れたのに、今の価値はたったの15ドルだよ。最近のラブブも、同じ道をものすごいスピードで辿ってる気がするんだよなあ。
※ ラブブ:近年アジア発で人気の、ギザギザの歯が特徴のキャラクター人形。転売価格が高騰したが、急激に沈静化しつつある。
8. 名無しのReddit住民
プレシャス・モーメンツの陶器人形…(頭を抱える)。あれも「立派なコレクションになる」って親世代が必死に集めてたよね。今は箱ごと物置で眠ってるよ。
※ プレシャス・モーメンツ:大きな涙目が特徴の陶器人形シリーズ。1980〜90年代のアメリカで記念品やコレクションとして絶大な人気を誇った。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
どれもこれも全部あの🥺みたいな涙目の顔してるんだよな。一体だけなら可愛いけど、棚に20体ずらっと並ぶと軽くホラーだよ。
10. 名無しのReddit住民
アンティークの陶磁器ディナーセット。リサイクルショップでいつも30ドルくらいで山積みになってる。すごく綺麗なんだけど、食洗機に入れられないやつはうちじゃ生き残れない。それに鉛の心配もあるしね…。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
うちの継母は親からその手の食器を大量に相続したけど、姉も自分もいらないって分かってから、開き直って毎日ガンガン食洗機で洗って使ってる。割れても「まだ山ほどあるし」って。たぶん一生分あるってさ。飾り棚のほうもマーケットプレイスでタダで配られてるのをよく見るよ。
12. 名無しのReddit住民
地下にウーリッツァーのオルガンがあるんだけど、リサイクルショップで買ったやつでさ。椅子の中に1950年代の当時の領収書が入ってて、新品で約6000ドルもしたらしい。で、俺が払った額は1ドル25セントだよ。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
1950年の6000ドルって、今の価値だと8万3000ドルだよ!ピアノも全く同じ運命でさ。昔はどの中流家庭にも一台あった大きな買い物だったのに、今じゃ地元の掲示板で「タダで持ってってください」って人が何人もいる。
14. 名無しのReddit住民
みんながこぞって買ってた、あの分厚い百科事典の全巻セット。応接間の棚にずらっと並べるのがステータスだったんだよね。今は誰も開かないどころか、引き取り手すら見つからない。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
いやでもあれ、ウィキペディアが無かった時代に、締め切りギリギリのレポートの参考文献を水増しするのに何度も命拾いさせてもらったよ。若い頃はページを眺めてるだけで楽しかったしね。
16. 名無しのReddit住民
電卓。売り出された70年代には400ドル、今の価値で3500ドルくらいしたんだ。それが90年代には店の販促品でタダで配られるようになって、今やスマホに全部飲み込まれてほぼ絶滅した。
17. 名無しのReddit住民
長距離電話。県外にかけるだけで通話料が跳ね上がって、親に「用件だけ手短に!」って毎回せかされてたのが嘘みたいだ。今は地球の裏側と何時間タダで話しても平気なのにね。
18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
「コレクトコールをお願いします。名前は”ボブ・赤ちゃん生まれたよ男の子”で」ってやつな。料金を払わずに相手に伝言だけ届ける裏技、みんな一度はやってたよね。
※ コレクトコール:料金を受信者側が支払う通話。発信者名を伝える仕組みを逆手に取り、「赤ちゃん生まれたよ」等の用件を名前欄に入れて、通話をつながずタダで伝言だけ届ける裏技が流行った。
19. 名無しのReddit住民
ブリスベンにいた頃、タクシーの営業免許が数十万ドルの価値で取引されてた。ウーバーが来るまではね。あっという間に紙くず同然になったよ。
※ タクシー営業免許(メダリオン):欧米の主要都市では台数が制限され、免許自体が高額で売買される資産だった。ウーバー等の配車アプリの普及で価値が急落した。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
ニューヨークだと1枚120万〜150万ドルもしてたんだよ。家一軒どころじゃない金額が、スマホのアプリ一つで蒸発したんだから恐ろしい話だ。
21. 名無しのReddit住民
あの馬鹿でかいブラウン管テレビ。今のPCモニターくらいの画面に何十万も払ってたんだよ。しかも「カラーで映る!」ってのが最大の売りだったんだ。当時はそれが最先端だったんだよなあ。
22. 名無しのReddit住民
車載の専用カーナビ。あんなに高かったのに、今はスマホの地図アプリが無料で全部やってくれる。押し入れで眠ってる古い機種、地図データの更新すらもうとっくに止まってるよ。
23. 名無しのReddit住民
猿の絵に何千ドルも払うようなやつは、そりゃ金を失って当然だよ。あれを「資産」だと本気で言い張ってた連中、今どこで何してるんだろうね。
24. 名無しのReddit住民
棚一面のCDコレクション。昔はあれが自慢の種だったのに、今やただ埃をかぶってるだけ。ディスクマンも当時はあんなに高かったのに、今は欲しがる人すらいないよ。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
分かってても捨てられないんだよなあ。もう何年も再生してないのに、ジャケットを眺めてるとあの頃の思い出が蘇ってきて、結局また棚に戻しちゃうんだ。
26. 名無しのReddit住民
アルミニウム。1880年代までは銀や金より希少で高価だったんだ。精錬法が発明されて一気に安く大量に作れるようになった途端、今じゃ使い捨ての缶や一円玉だからね。価値なんて技術一つでひっくり返るってことさ。
27. 名無しのReddit住民
パイナップルのレンタル。冗談じゃなくて、昔は一個が超高級品で、パーティーの飾りに「借りて」見栄を張ったんだよ。食べずに何度も貸し出されて、しなびるまで使い回されてたっていう。
※ パイナップルのレンタル:18世紀の欧州でパイナップルは超高級品で、裕福さの象徴だった。買えない人向けに一個を貸し出す商売があり、飾り終えた実は次の客へ回されたという。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
えっ、食べるんじゃなくて借りるの!?と思ったけど、要は今でいうブランドバッグの見栄と同じことか。時代が変われば、ステータスの中身もこんなに変わるんだなあ。
29. 名無しのReddit住民
70年代から90年代のロールスロイス。当時は数十万ドルもした最高級車なのに、今は3万ドル以下でゴロゴロ買える。維持費が凄まじいから、手に入れてもみんな結局手放したがるんだよ。
30. 名無しのReddit住民
昔ボーナスが出て、フィリップスの32インチのブラウン管テレビを奮発して買ったんだ。画質は息を呑むほどだった。すぐに薄型の液晶が流行り出したけど、高かったから何年も使い続けた。最後は近所の人に手伝ってもらって、あの重い箱を車に積んでリサイクルセンターまで運んだよ。あれだけ払ったのに、最後は処分するのにも一苦労さ。
まとめ
こうして並べてみると、無価値になった理由は大きく二つに分かれる。ひとつは技術の進化に置き去りにされた家電やメディア──ブラウン管、カーナビ、電卓、CDの類。もうひとつは「いつか値上がりする」と信じて買い込まれた収集品の熱狂だ。ビーニーベイビーズもエルヴィスの絵皿も、みんな次の世代に価値を託そうとして、その世代は誰一人欲しがらなかった。面白いのは、タクシー免許や百科事典のように、無料のアプリやサービス一つで一夜にして紙くずになったものが多いこと。結局のところ、値段はモノそのものじゃなく、その時代がどれだけ欲しがるかで決まるんだよね。皆さんの家の押し入れには、かつて高かった「今や無価値なもの」、眠っていませんか?


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