レジで渡されるレシートに、買ったものより長い手数料の行が並んでいた——そんな経験はないでしょうか。海外の掲示板で「実は詐欺同然なのに、社会がなんとなく受け入れてしまっている商品やサービスは?」という質問が投げられ、財布の痛いところを突く答えが次々と並びました。日本とは事情が違うものもあれば、まったく同じ構図で笑えないものもあります。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
チケット販売サイトの手数料。自宅のプリンターで自分の紙とインクを使って印刷するのに、なぜ発券手数料を取られるんだ。しかも窓口で受け取るという選択肢は最初から用意されてない。Ticketmasterは手数料を取るところから逆算して仕組みができてる気がする。
※ Ticketmaster=米国最大手のチケット販売サイト。人気公演のチケットは実質ここでしか買えないことが多く、日本のプレイガイドの発券手数料・システム利用料と同じ構図が、より強い立場で成立している。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
もう個人的な使命みたいになってて、あそこには二度と一銭も払わないと決めてる。企業の嫌われる要素を全部集めたらああなるんだろうな、という見本みたいな存在。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
唯一の購入方法に「便利手数料」が乗ってるの、正直に訳せば「取れるから取る手数料」だよね。誰にとって便利なのか、一回でいいから説明してほしい。
4. 名無しのReddit住民
サブスク全般。月額を払い続けても、解約した瞬間に手元には何ひとつ残らない。昔は買うたびに棚が埋まっていったのに、今は毎月お金だけが消えていく。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
昔は一度買えばずっと使えたソフトが、気づけばほぼ全部月額。AdobeもMicrosoftも、使う側としては値上げのお知らせを眺めるしかないのがきつい。
6. 名無しのReddit住民
もっとひどいのは、買い切りで金を払ったはずなのに、ある日ライセンスの都合とかいうよく分からない理由でライブラリから消えるやつ。あれは購入じゃなくて、期限を知らされないレンタルだったと後から気づかされる感じ。
7. 名無しのReddit住民
銀行の各種手数料。残高が足りないことに対して手数料を取るって、要するに金がないことへの罰金だよね。一番払えない人から一番確実に取っていく設計になってる。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
振込に2ドルの手数料を取られたせいで家賃の支払いが数ドル足りなくなって、差し戻されて25ドルの延滞金。そっちの手数料のせいでこっちが罰金を食らうって、どういう理屈なんだ。
9. 名無しのReddit住民
医療保険。毎月きっちり引かれているのに、いざ使おうとすると対象外だのネットワーク外だのが出てきて、最後に自己負担額を見て青ざめる。何のために払っていたのか毎回わからなくなる。
※ 米国には日本のような公的皆保険がなく、勤務先を通じて民間の医療保険に入るのが一般的。契約している病院(ネットワーク)の外で受診すると自己負担が跳ね上がる仕組みが、この不満の背景にある。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
外から見ていると、なぜそれを受け入れ続けているのかが最大の謎なんだよ。他の先進国の人間にこの話をすると、だいたい途中で固まる。
11. 名無しのReddit住民
営利でやる保険って、ピザ屋に毎月お金を払って「ピザは渡しません」と言われ続ける契約に近い。支払いを断るほど会社の利益になる構造なんだから、そりゃ優しくしてくれるわけがない。
12. 名無しのReddit住民
車の販売店の書類手数料。紙を数枚プリントして名前を書き込むだけで1500ドル請求されるの、何回経験しても納得できていない。
※ 米国のディーラーが車両価格とは別に請求する事務手数料(doc fee)。州によって上限が決まっているところと、事実上言い値のところがある。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
あれは名目が何であれ気にしなくていい。乗り出しの総額がいくらか、それだけで交渉するのがコツだよ。書類手数料と呼ぼうが納車前点検料と呼ぼうが、こっちの払う総額が同じなら好きに呼べばいい。
14. 名無しのReddit住民
支払い用のタブレットがくるっとこっちを向いて、チップの選択肢が15%から始まるやつ。カウンターでコーヒーを受け取っただけなんだが、いつからここは気持ちを示す場になったんだ。
※ 米国では飲食店従業員にチップ前提の低い時給を認める制度があり、チップが賃金の一部として組み込まれている。近年は決済端末が普及し、持ち帰りの店やセルフレジでもチップ画面が出るようになった。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
ただ、もらう側でこの仕組みを変えたい人はまずいないよ。時給が上がる保証がないまま制度だけ消えたら、単純に収入が減るだけだからね。
16. 名無しのReddit住民
アンチエイジング系の化粧品。効果を確かめようがない上に、効かなかったときは使い方が悪かったことにされる。値段だけは毎年きれいに上がっていくのがすごい。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
デトックスティーとか、飲むだけで痩せる系のサプリも同じ棚に並べていいと思う。本当にそんなものがあるなら、とっくに世界中の医者が処方してるはずなんだよな。
18. 名無しのReddit住民
カイロプラクティック。首をボキッと鳴らして数十ドル取られて、そのあと必ず「あと10回通ってください」と言われる流れが完成されすぎている。
※ 米国のカイロプラクターは州の免許制で、D.C.(カイロプラクティック博士)という専門資格がある。ただし施術範囲や効果の根拠をめぐる議論は長く続いており、日本の整体・接骨院とは制度そのものが異なる。
19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
そこは正直、通った側としては複雑なんだよ。デスクワークで固まった腰は実際に楽になったからね。ただ内臓の不調まで治せるみたいな話が出てきた瞬間に、財布を閉じて帰るようにしてる。
20. 名無しのReddit住民
眼鏡業界まるごと。フレームもレンズも言い値で、コーティングだの保証だのを勧められても、こっちには断る材料が何ひとつない。しかもその保証、いざ使おうとするとだいたい対象外扱いになる。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
検査だけ受けて処方箋をもらって、あとはオンラインで注文すると値段が一桁変わることがある。店頭で同じ度数のレンズを見たあとだと、あの価格差はなかなかこたえるよ。
22. 名無しのReddit住民
自動車保険。何年も無事故で払い続けて、駐車場でこすった一回を請求した途端に翌年から保険料が跳ね上がる。使うと損をする保険って、それはもう下手な貯金でしかないよね。
23. 名無しのReddit住民
延長保証。安い家電に本体価格の三分の一みたいな金額を払って、壊れたらどうせ買い替えるものを守ってもらう。売り場で一番利益率が高いのは、たぶんあの紙切れ。
24. 名無しのReddit住民
大学の教科書に付いてくる使い捨てのアクセスコード。課題の提出がそこ経由だから買わざるを得ないし、一度使うと中古では売れない。古本市場を潰すためだけに設計されているとしか思えない。
※ 米国の大学では、教科書に一度きり有効なオンライン学習システムのコードが同梱されることが多い。課題提出がそのシステム必須になっている科目では、中古の教科書を買っても結局コードを別途購入することになる。
25. 名無しのReddit住民
宿泊税。うちの街は7%取られるんだけど、そのうち3%はホテル側に戻る仕組みになってると聞いてから見る目が変わった。観光客から税金の名前で集めて、業界に配ってるだけじゃないか。
26. 名無しのReddit住民
家を売るときの仲介手数料。売値の5〜6%って、家の値段が上がっただけで仕事量は変わらないのに取り分だけ増えていくんだよな。
※ 米国では売主が売却額の5〜6%を負担し、売主側・買主側の仲介業者で分けるのが長年の慣行だった(近年は見直しの動きもある)。日本の上限「売買価格の3%+6万円+税」と比べても高めの水準。
27. 名無しのReddit住民(>>26への返信)
庭に看板を立てて、物件情報を載せて、あとは書類のやり取り。それで数百万円が消えていくのを見ると、この業界だけ時代の更新が止まっているように見えてくる。
28. 名無しのReddit住民
プリンターのインク。本体を安く売っておいて、あとから液体で回収していくやり方。容量あたりで計算するととんでもない高級品を買わされているのに、なぜかみんな黙って受け入れてる。
29. 名無しのReddit住民
結婚式。同じケーキ、同じ花、同じ会場なのに、結婚式という一語が付いた瞬間に見積もりが三倍になる。葬儀も似たようなもので、人生で値段の交渉ができない場面ばかり狙われている。
※ 米国の葬儀は土葬が中心で、棺・埋葬区画・遺体の保存処理などが積み上がる。悲しみの最中に短時間で高額の選択を迫られる構造は、日本の葬儀費用への不満とも重なる部分がある。
30. 名無しのReddit住民
ここまで読んで思ったけど、結局は間に立っているだけの人と、断りにくい場面でしれっと出てくる手数料に全部持っていかれてるんだよな。自分が何にいくら払っているのか分からないまま払い続けているのが、たぶん一番怖い。
まとめ
並んだ答えを眺めていると、槍玉に挙がっているのは商品そのものよりも、値段の決まり方が見えない仕組みのほうでした。名前を付けただけで上乗せされる手数料、使うと損をする設計になっている保険や保証、そして断りにくい場面で提示される見積もり。大きく分けるとこの三つに収まります。
日本から読むと、医療保険やチップの話はピンとこない部分も多いはずです。一方で、チケットの発券手数料、プリンターのインク、家電量販店の延長保証あたりは、そのまま自分の財布の話として読めた人も多いのではないでしょうか。値段が高いこと自体より、何にいくら払っているのか分からないまま払い続けることのほうが、みんなを疲れさせているのかもしれません。
皆さんが「これはさすがに払いたくない」と思っている料金は何ですか?

コメント
発券手数料って、券そのもののコストじゃ無く、予約しているデータセンター側の管理情報のコストだろ
そういうコストがかかっていないと思うのが頭悪すぎる
Ticketmasterはとても便利。日本からでも座席を自分で指定して買えて、Eチケットを選択すれば印刷すら必要ない。直接会場へ行って並ぶだけ。日本のネットで予約してコンビニで発券とか、意味不明。