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海外「バック・トゥ・ザ・フューチャーの2015年に届いたのは、浮かないうえに燃えるホバーボードだった」10年前の“未来”はどこへ…?

海外「バック・トゥ・ザ・フューチャーの2015年に届いたのは、浮かないうえに燃えるホバーボードだった」10年前の“未来”はどこへ…? 文化・習慣

「10年前は“これが未来だ”ってさんざん持ち上げられてたのに、今はまったく聞かなくなったものって何?」海外掲示板のこんな質問に、700件を超えるコメントが寄せられた。真っ先に挙がったのは3Dテレビとセグウェイ。そこからNFT、メタバース、グーグルグラス、ハイパーループと、懐かしい“未来”が次々に掘り起こされる。ところが途中から「それ、別に消えてないけど?」というツッコミや、「バカにしてたら本当に来た」という読み違いの告白も混ざってきて、ただの思い出話では終わらない。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
3Dテレビ。発売された頃、電器店の特設コーナーで専用メガネをかけて体験したのを覚えてる。確かに映像は飛び出してくるんだけど、10分もしないうちに目がしょぼしょぼしてきた。しかもメガネは家族の人数分そろえなきゃいけないし、1個がけっこう高い。毎晩あれをかけてソファでテレビを観る自分が、どうしても想像できなかったんだよね。

※ 3Dテレビ:専用のメガネをかけると映像が立体的に見えるテレビ。2010年ごろに大手メーカーが相次いで発売したものの普及せず、2010年代後半には主要メーカーがほぼ撤退した。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
10年前っていうより、20年前って言ったほうが近い感覚だよ。2016年の時点で3Dテレビはもうほぼ死んでたからね。『アバター』が映画館で大当たりして、その勢いで家のテレビも3Dにしようって盛り上がったのが2010年前後。ブームとしては本当に一瞬だった。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
テレビ業界って、いつも次の目玉を探してるんだよ。普通の画質からハイビジョン、3D、4K、今は8Kまで出てきて、その間にも曲面テレビみたいな小ネタがいくつも挟まってた。で、行き着いた先が、テレビ本体はほとんど儲けの出ない値段で売って、視聴データを集めてデータ業者に売るっていう商売。テレビを買ってるつもりが、実はこっちの情報が売り物にされてるってわけ。

※ 『アバター』:ジェームズ・キャメロン監督が2009年に公開したSF映画。3D上映を前面に押し出して世界的な大ヒットとなり、映画館の3Dブームを巻き起こした。

4. 名無しのReddit住民
セグウェイ。10年よりちょっと前の話になるけど、「未来の乗り物」ってあれだけ言われてたのにね。発表前なんて正体を伏せたまま「世界を変える発明が出る」ってニュースになってて、発明者も人の移動に革命を起こすって本気で語ってた。車も飛行機も過去のものになりそうな勢いだったのに、結局見かけたのは観光地のツアーと、ショッピングモールの警備員くらいだった。

※ セグウェイ:2001年に発表された、立ったまま乗る電動の二輪車。発表前から「世界を変える発明」として大きく報じられたが、一般の移動手段としては広まらず、初代モデルは2020年に生産を終えた。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
自分は、街中にあるシェアの電動キックボードがセグウェイの後継だと思ってる。形は全然違うけど、ちょっとした距離を電動の乗り物でスイッと移動するっていう発想は同じ。歩道に乗り捨てられてて邪魔なのは別の問題として、セグウェイが夢見た未来は、もっと安くて雑な形でちゃんと実現してるんだよ。

6. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
未来の乗り物で言うなら、2015年ごろのホバーボードも忘れちゃいけない。左右に車輪がついてて、浮きもしないのにホバーボードって名前で売られてたやつ。どこを見ても誰かが乗ってると思ったら、バッテリーが燃える事故が続いて一気に消えた。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で約束された2015年に届いたのが、浮かないうえに燃える板だったの、今思うと皮肉が効きすぎてる。

※ ここで言うホバーボード:2015年ごろに流行した、左右に車輪のついた立ち乗りの電動バランススクーター。宙に浮くわけではない。バッテリーの発火事故が相次ぎ、アメリカなどで大規模なリコールになった。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』は1989年公開の映画で、主人公が2015年の未来へ行き、宙に浮くスケートボード「ホバーボード」に乗る場面が有名。

7. 名無しのReddit住民
NFT。まあ10年前じゃないのは分かってるけど、言わずにはいられない。猿のイラストに家が買えるくらいの値段がついて、有名人がこぞってSNSのアイコンにしてた時期があったんだよ。あのとき「これからはデジタルの所有権の時代だ」って熱弁してた人たち、今は何の話をしてるんだろう。

※ NFT:デジタルの画像などに「唯一の持ち主」の証明をつけて売買する仕組み。2021年ごろに大ブームとなり、猿のイラストのシリーズなどに高額の値がついた。

8. 名無しのReddit住民
メタバース。それと仮想通貨。メタバースは、大手IT企業が盛大に空振りした代表例だと思う。フェイスブックなんて社名までメタに変えて社運を賭けたのに、出てきたのは足のないアバターがぼんやり浮かんでる会議室だった。あれを見て、仕事も遊びも全部仮想空間でやりたいと思った人がどれだけいたんだろう。

※ 2021年、フェイスブックは社名を「メタ」に変更し、インターネット上の仮想空間「メタバース」を会社の柱にすると打ち出した。初期の仮想空間サービスのアバターには脚がなく、ネットで盛んにネタにされた。

9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
メタバースはともかく、仮想通貨は「聞かなくなった」には入らないでしょ。ビットコインの値動きなんて今もしょっちゅうニュースになってるし、なんなら10年前よりずっと話題にされてる。好き嫌いは別として、消えたどころかしっかり居座ってる側だと思うよ。

10. 名無しのReddit住民
ブロックチェーン。一時期は、何にでもとりあえずブロックチェーンって付けておけばいいみたいな空気だったよね。アメリカのアイスティーの会社が、社名にブロックチェーンって入れただけで株価が跳ね上がったのは今でも語り草。あれから何年も経つけど、自分の生活でブロックチェーンのお世話になった場面はひとつも思い浮かばない。

※ 2017年、アメリカの飲料メーカー「ロング・アイランド・アイスティー」が社名を「ロング・ブロックチェーン」に変えると発表し、株価が急騰した。本業との関わりが薄く、ブームへの便乗だと批判された。

11. 名無しのReddit住民
セラノス。指先から血を数滴採るだけで、病院に行かなくてもいろんな検査ができるって触れ込みだった。創業者が黒いタートルネック姿で、ほとんど瞬きしない大きな目でまっすぐこっちを見て「騙すなんてとんでもない、騙すわけないじゃないですか」って言ってきそうなあの感じ、今でも忘れられない。

※ セラノス:少量の血液で多くの検査ができると謳い、巨額の投資を集めたアメリカの医療ベンチャー。技術に実態がないことが発覚して解散し、創業者のエリザベス・ホームズは詐欺罪で禁錮11年超の判決を受けた。

12. 名無しのReddit住民
ハイパーループ、覚えてる人いる? 真空のチューブの中をカプセルがとんでもない速さで飛んでいって、都市と都市を数十分で結ぶってやつ。完成予想のCG動画を見て、子供みたいにワクワクしたもんだよ。今この名前を出しても、たぶん笑われるだけだと思う🤣

※ ハイパーループ:2013年にイーロン・マスクが構想を発表した、空気を抜いたチューブの中を乗客用のカプセルが高速で走る輸送システム。複数の企業が開発に乗り出したが、代表的な開発企業のひとつは2023年に事業を終えている。

13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
結局できたのは、ラスベガスの地下トンネルをテスラ車が普通に走ってるやつだもんな。しかも運転してるのは人間。未来の超高速輸送システムのはずが、最終的には狭いトンネルを走るタクシーに着地したの、ある意味すごいと思う。

※ イーロン・マスクが率いるボーリング・カンパニーが、ラスベガスのコンベンションセンターの地下に作ったトンネル交通。乗客はドライバーが運転するテスラ車でトンネル内を移動する。

14. 名無しのReddit住民
アマゾンのドローン配達。注文したら、玄関先にドローンがふわっと荷物を置いていく未来が来るって大々的に発表されてたよね。あれから10年以上経ったけど、うちに荷物を持ってくるのは今も汗だくの配達員さんで、しかも置き配の証拠写真はだいたいブレてる。

※ アマゾンは2013年に、小型ドローンで商品を届けるサービス「プライムエア」の構想を発表した。

15. 名無しのReddit住民
グーグルグラス。2016年ごろには、そのうちみんながあれをかけて街を歩くようになるって本気で信じ込まされてた。実際に街で見かけたのは数えるほどで、しかもカメラ付きだから、かけてるだけで「今こっちを撮ってるだろ」って周りに警戒されてた。未来の道具っていうより、嫌われ者の目印になっちゃったんだよね。

※ グーグルグラス:グーグルが開発したメガネ型の端末。2013年に開発者向けに発売されたが一般には広まらず、企業向けモデルも2023年に販売を終えた。カメラが付いていることから、盗撮を警戒されるなどの反発も受けた。

16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
ただ、メガネ型の端末そのものは死んでないと思う。最近はレイバンとメタが組んだカメラ付きのサングラスを、普通にかけてる人を見かけるようになった。見た目がただのサングラスだと、案外すんなり受け入れられるんだなって。グーグルグラスは出てくるのが早すぎただけかもしれない。

17. 名無しのReddit住民
VR。大学の頃、周りのゲーム好きがオキュラスのことを「これがゲームの次の形だ」ってめちゃくちゃ持ち上げてた。でも考えてみたら、VRってこの40年くらい、5〜10年おきに「今度こそ来る」って言われ続けてるんだよね。そのたびに盛り上がって、そのたびに静かになる。

※ オキュラス:VRヘッドセットのブランド。2014年にフェイスブック(現メタ)が買収し、現在の「Meta Quest」シリーズにつながっている。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
VRは消えたっていうより、落ち着くところに落ち着いただけじゃない? 自分はリズムゲームとフィットネス系のソフトのためにほぼ毎日ヘッドセットをかぶってるし、ハマってる人はちゃんといる。ただ、みんながゴーグルをつけたまま街を歩く未来は来なかった。それはまあ、来なくてよかったと思う。

19. 名無しのReddit住民
テスラのロードスター。あとは、その時々でイーロン・マスクが大げさに売り込んでたもの全般。新型が発表されたときは発売を心待ちにしてる人が大勢いたのに、発売予定がずるずる延びていくうちに、ほとんど話題に上らなくなった。予約金を払って待たされてきた人たちの気持ちを考えると、ちょっと切ない。

※ 2代目ロードスター:テスラが2017年に発表したスポーツカー。当初は2020年の発売予定とされていたが、その後何度も先送りされてきた。

20. 名無しのReddit住民
スマートホーム。10年前は、家じゅうの家電が全部つながって、お互いに連絡を取り合いながら勝手に動いてくれる未来が来るはずだった。自分も、今ごろは家の中のものをひとつのハブでまとめて操作できてると思ってたよ。それが今じゃ、みんなが望んでるのは「Wi-Fiが落ちてても、壁のスイッチで電気がちゃんとつくこと」くらいになってる。

21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
まさにそれで痛い目を見た。家の電球を全部スマート電球に替えたら、ある晩アプリのサーバーが止まったらしくて、スマホからも音声でも電気を操作できなくなったんだよ。壁のスイッチを何度かパチパチやったらやっと点いたけど、それならスマートにした意味は何だったんだって話。

22. 名無しのReddit住民
研究室の中の話じゃなくて、ちゃんと製品として出回るって意味ならこのへん。
・核融合発電、あと5年
・歯のエナメル質の再生、あと5年
・完全自動運転、あと5年
・ホバーボード、あと5年
・室温超伝導、あと5年
・焼き付かない有機EL、あと5年
10年前にも同じリストを見た気がするし、たぶん10年後も同じことを言ってる。

※ 室温超伝導:常温で電気抵抗がゼロになる物質のこと。実現すれば送電のロスがなくなる夢の技術とされる。有機ELは、同じ画像を長時間表示すると跡が残る「焼き付き」が弱点とされてきた。

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
完全自動運転だけは、ちょっと事情が変わってきてると思う。言われてたほどのスピードじゃないのは確かだけど、アメリカの一部の街では運転手のいないタクシーがもう普通に客を乗せて走ってる。サンフランシスコで乗ったときは、誰も触ってないハンドルが勝手にくるくる回ってて最初は落ち着かなかったけど、10分もしたら慣れた。

※ グーグル系の自動運転企業ウェイモは、サンフランシスコなどアメリカの一部の都市で、運転手のいない自動運転タクシーを運行している。

24. 名無しのReddit住民
グラフェン。10年くらい前は、ほぼ毎月のように「夢の新素材グラフェンで〇〇が変わる」って記事が出てた。スマホが数秒で充電できるとか、折り曲げられる画面とか、鉄より強いのに紙よりずっと薄いとか。どれも楽しみにしてたのに、グラフェン製の何かが自分の手元に届いた記憶はいまだにない。

※ グラフェン:炭素原子が網目状に1層だけ並んだシート状の物質。非常に強く、電気をよく通すことから「夢の素材」と呼ばれ、その研究者は2010年にノーベル物理学賞を受賞した。

25. 名無しのReddit住民
タブレット。出始めの頃は、パソコンも紙の本も、図書館も本屋もいらなくなるって言われてた。実際どうなったかっていうと、自分は今もパソコンで仕事してるし、うちのタブレットは主に子供がアニメを観る道具になってる。便利なのは間違いないけど、何かを丸ごと置き換えたかって言われると微妙なところ。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
紙の本、しぶといよね。自分も一時期は電子書籍に全部乗り換えるつもりで専用の端末まで買ったんだけど、結局読みたい本は紙で買い直してた。ページをめくる感じとか、残りがどれくらいか手触りでわかるのとか、そういう細かいところが案外大事だったんだと思う。

27. 名無しのReddit住民
3Dプリンター。10年ちょっと前は、一家に一台置いて、壊れた部品も欲しい日用品も家で作れる時代が来るって言われてた。今どうかっていうと、ハマってる人が自宅でフィギュアや小物を作ってる、完全に趣味の世界。工場の試作なんかでは普通に使われてるらしいけど、世の中の全部を変えるって話からはだいぶ遠い。

28. 名無しのReddit住民
折りたたみスマホ。当時は「画面を折りたたむ? 誰がそんなもの欲しがるんだよ」って笑ってたんだけど……あ、待って。今、普通に店頭に並んでるわ。隣の席でパカパカ開いたり閉じたりしてる人もいるし、これは自分の読みが外れた側だった。

29. 名無しのReddit住民
ディッピン・ドッツ。子供の頃、遊園地で「未来のアイスクリーム」って看板を見て、大人になる頃には普通のアイスは全部これに置き換わってるんだと本気で思ってた。あれから30年、スーパーのアイス売り場には今も普通のカップアイスがずらっと並んでる。未来のアイスが天下を取る日は、まだ来ないらしい。

※ ディッピン・ドッツ:液体窒素で急速に凍らせた、小さな粒々のアイスクリーム。アメリカの遊園地や映画館、スタジアムなどで売られ、「未来のアイスクリーム」を宣伝文句にしていた。

30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
30年前の自分に聞いたら、今ごろレストランは全部タコベルになってて、アイスは粒々の形でしか売られてないって自信満々で答えたと思う。『デモリションマン』の未来とディッピン・ドッツの看板、両方を信じてた子供だったからね。どっちも外れてくれて、正直ほっとしてる。

※ 『デモリションマン』:シルヴェスター・スタローン主演の1993年のSFアクション映画。舞台となる未来では、外食チェーン同士の生き残り競争を勝ち抜いたタコベルが唯一のレストランになっている。タコベルはアメリカのメキシカン系ファストフードチェーン。

まとめ

挙がったものを並べてみると、消えていった“未来”にはいくつかのパターンがある。3Dテレビや曲面テレビのように、作る側が次の目玉を欲しがって押し出したもの。セグウェイやハイパーループのように、発表の時点で「世界が変わる」と風呂敷を広げすぎたもの。そしてNFTやメタバースのように、お金の匂いに人が一気に群がって、同じくらいの速さで去っていったものだ。

ただ、読み進めると、跡形もなく消えたものは意外と少ない。仮想通貨は今もニュースの常連だし、セグウェイの発想はシェアの電動キックボードに引き継がれ、メガネ型の端末はサングラスの姿で戻ってきて、運転手のいないタクシーはアメリカの一部の街で本当に走っている。「誰が欲しがるんだ」と笑われた折りたたみスマホも、今では普通に売られている。来なかったというより、宣伝されていたよりずっと地味な形で、ずっと遅れてやって来た、というほうが近いのかもしれない。元スレッドには「AIもそうなってくれたらいいのに」という皮肉まで書き込まれていて、いま騒がれている技術が10年後にどう語られているのかも気になるところだ。

皆さんは、「これが未来だ」と期待していたのに、いつの間にか聞かなくなったものを覚えていますか?

文化・習慣
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