RSSヘッドライン

海外「宇宙規模で見ると、木はダイヤモンドより珍しい」素人には嘘にしか聞こえない、でも本当の宇宙の話

海外「宇宙規模で見ると、木はダイヤモンドより珍しい」素人には嘘にしか聞こえない、でも本当の宇宙の話 その他

古代ギリシャの学者は影を手がかりに地球の大きさを割り出し、夜空の「すばる」は恐竜よりも新しく、宇宙規模で見れば木はダイヤモンドより珍しい。「素人にはありえないとしか思えないけど、実は本当の宇宙の話は?」という海外の質問には天文好きや物理学者まで集まってきたが、驚きの声と同じくらい「それ、ちょっと盛ってない?」というツッコミが飛んでくるのが、このスレッドの面白いところだ。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
古代ギリシャの学者が、影を使って地球の大きさを計算してる。しかも誤差は1%もなかった。電卓もGPSもない時代にだぞ。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
何度聞いてもこれはぶっ飛んでる。棒と影とちょっとした幾何学だけで、地球の大きさをほぼドンピシャで当ててるんだから。こっちは飲食店でチップを計算するのにも、いちいちスマホの電卓を開いてるっていうのに。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
しかもこれ、紀元前200年代の話だからね。そこから1700年以上たっても、コロンブスは「地球はもっとずっと小さい」と言い張って譲らなかった。

4. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
水を差すようで悪いけど、「1%未満」は条件つきの話だよ。当時の距離の単位スタディオンが今の何メートルにあたるのか、はっきり分かってないんだ。どの換算を採るかで誤差はけっこう変わる。まあ、それでも2000年以上前に影だけでそこまで迫ってるんだから、十分バケモノなんだけど。

※ エラトステネス(前276ごろ〜前194ごろ)は、エジプトのアレクサンドリアで活躍したギリシャ人の学者。夏至の正午、南のシエネ(現在のアスワン)では太陽が真上に来て影ができないのに、アレクサンドリアでは棒に短い影ができることに注目し、その角度と2都市間の距離から地球一周の長さを割り出した。結果は約25万スタディオンだが、1スタディオンの長さに諸説あるため、誤差は1%ほどとも16%ほどとも言われる。コロンブスは地球を実際よりかなり小さく見積もり、西へ進めばアジアはすぐだと主張して航海に出ている。

5. 名無しのReddit住民
空に見える太陽と月がほぼ同じ大きさなのは、完全に宇宙規模の偶然なんだよ。太陽の直径は月の約400倍あるけど、地球からの距離もちょうど約400倍遠い。恒星と惑星と衛星がこの1対1の関係になってる組み合わせは、ほかに一つも知られてない。皆既日食のとき、月が太陽の本体をぴったり隠して、それでいて周りのコロナは隠さない。あの絶妙な光景は、宇宙でもここでしか見られないのかもしれない。

6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
イアン・バンクスの小説に、まさにこの話が出てくる。もし宇宙人が地球に観光に来るとしたら、グランドキャニオンやピラミッドも見たいだろうけど、何より見たがるのは、たぶんよその星にはない地球の皆既日食だ、って。月が太陽にぴったり重なって、光がすっと消えて、そばの動物が静かになって、空気が急にひんやりする。あれを自分の肌で味わいたいはずだと。だから宇宙人を探すなら、皆既日食の見える場所に行け。みんなが空を見上げてる間に、妙に厚着してるやつや、真っ黒なスモークガラスのキャンピングカーから出てこないやつを探すんだってさ。

7. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
しかもこの偶然、永遠には続かないんだよな。月は毎年3.8cmくらいずつ地球から離れていってるから。まあ、長く見積もればあと12億年くらいは皆既日食を楽しめるらしいけど。

※ 皆既日食は、月が太陽を完全に隠す現象。完全に隠れているわずかな時間だけ、ふだんは明るすぎて見えない太陽の外側の大気「コロナ」が肉眼で見える。月は潮の満ち引きの作用で年に約3.8cmずつ地球から遠ざかっており、約6億年後には太陽を覆いきれなくなって皆既日食は起きなくなるとされる。ただし軌道の揺らぎを考えると、最後の1回は12億年後ごろになるという計算もある。イアン・バンクス(1954〜2013)はスコットランドの作家で、引用は2009年の長編小説『Transition』の一節。

8. 名無しのReddit住民
やっぱり規模そのものだよ。天の川銀河だけで星は1000億〜4000億個。観測できる宇宙には銀河が2兆個あるって推定もあって、それすら宇宙全体のほんの一部かもしれない。ざっくり掛け算すると、星の数は8のあとに0が23個並ぶ計算になる。しかもその多くに惑星や衛星がある可能性が高い。カール・セーガンの言うとおり、俺たちは本当に、日差しの中に漂うちっぽけなチリなんだよ。

9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
1995年、ハッブル宇宙望遠鏡を運用する研究所の所長だったボブ・ウィリアムズが、10日間もかけて空の何もない一角を撮らせたことがある。広さは23メートル先に置いた10セント硬貨くらい。観測時間は研究者同士の奪い合いで、ほかに狙いたい天体を抱えてた人たちからは反発もあったらしい。で、返ってきた画像に写ってたのは、何千個もの遠い銀河だった。だから街明かりのない場所で真っ暗な空を見上げたら思い出してほしい。どっちを向いても、どんなに小さな一角でも、近くの星のずっと向こうには数えきれないほどの銀河があるんだ。

※ 観測可能な宇宙とは、宇宙が始まってから光が地球に届きうる範囲のこと。銀河の数は2016年の研究で約2兆個と推定されたが、2021年には探査機ニューホライズンズの観測をもとに数千億個程度とする結果も出ており、見積もりには幅がある。上の掛け算は、天の川銀河の星の数の上限と2兆個をそのまま掛けたものなので、かなり多めの数字になる。「日差しの中に漂うチリ」は、1990年に探査機ボイジャー1号が約60億km彼方から撮影した地球の写真「ペイル・ブルー・ドット(淡く青い点)」に寄せた、天文学者カール・セーガンの言葉。9番のコメントにある観測は「ハッブル・ディープ・フィールド」と呼ばれ、1995年12月に宇宙望遠鏡科学研究所の所長ロバート(ボブ)・ウィリアムズの判断で、おおぐま座の星がほとんど見えない狭い領域を約10日間撮り続けたもの。約3000個の銀河が写っていた。10セント硬貨は直径約1.8cmで、1円玉よりひと回り小さい。

10. 名無しのReddit住民
天の川銀河と、一番近くにいる大きなお隣さんのアンドロメダ銀河は、衝突コースに乗ってる。いずれ合体して、一つの新しい銀河になるんだ。なのに星と星の間隔がとんでもなくスカスカだから、合体の最中に天の川の星とアンドロメダの星が実際にぶつかる数は、ゼロと見込まれてるんだ。

11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
合体したら名前どうすんの。ミルキードロメダ? アンドロミルキーウェイ? 何十億年も先の話なのに、今から揉める未来しか見えない。

※ アンドロメダ銀河は地球から約250万光年離れた、天の川銀河に最も近い大型の渦巻銀河(大・小マゼラン雲のように、もっと近い小さな銀河はある)。両銀河は約40億〜50億年後に衝突し、やがて合体すると長く考えられてきたが、2025年に発表された研究では、今後100億年以内に合体する確率は五分五分程度とされた。合体後の銀河には、すでに「ミルコメダ」という愛称が提案されている。

12. 名無しのReddit住民
望遠鏡を持って一般向けの観望会をやるとき、必ず話す豆知識がある。聞いた人がちょっと人生を見つめ直しちゃうやつ。天の川銀河のお隣の大きな銀河、アンドロメダ銀河までは250万光年。つまり今見えてるのは、250万年前のアンドロメダの姿なんだ。逆に、向こうの星に知的生命体がいて、地球の地面まで見える超高性能な望遠鏡でこっちを覗いてたとしたら、見えるのは250万年前の地球。ホモ・ハビリスみたいな、人類の遠いご先祖がいた頃の姿だよ。

13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
俺は州立大学のアホな文学部生で、卒業要件のせいで天文学の授業を取らされた。そこで「遠くを見る望遠鏡は、距離じゃなくて時間を見てるんだ」って聞いて、心の底から揺さぶられたよ。あの授業の中身は、今でもそこだけ覚えてる。

※ 光年は、光が1年かけて進む距離(約9兆4600億km)。遠くの天体ほど光が届くまでに時間がかかるため、望遠鏡で見ているのはその天体の過去の姿になる。ホモ・ハビリスは200万年前ごろのアフリカにいた初期の人類(ヒト属)の一種で、石器を使っていたと考えられている。

14. 名無しのReddit住民
プレアデス星団って、恐竜が初めて地上に現れた頃には、まだ存在すらしてなかったんだよ。しかも生き物のグループとしてのサメよりも若い。昔から夜空にいますみたいな顔してるくせに、宇宙の中じゃかなりの新入りなんだ。

15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
これはマジでいい。今日初めて知った。物理学者なんだけど、このスレを読んでて「嘘だろ!?」って声が出たのはこれが初めてだわ。

16. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
それで言うと、土星の輪もサメより若いって説があるぞ。あのいかにも昔からありそうな輪っかが、宇宙の時間で見ればわりと最近できたものかもしれないっていう。

※ プレアデス星団はおうし座にある明るい星の集まりで、日本では「すばる」の名で古くから親しまれてきた(清少納言も『枕草子』に「星はすばる」と書いている)。できたのは約1億年前とされる。恐竜が現れたのは約2億3000万年前、サメの仲間が現れたのは4億年以上前。土星の輪は、探査機カッシーニの観測から数千万〜数億年前にできた若いものとする説が有力になったが、2024年には日本の研究者らのチームが土星本体と同じくらい古い可能性を示す研究を発表しており、決着はついていない。

17. 名無しのReddit住民
宇宙規模で見ると、木はダイヤモンドよりずっとレアなんだよな。ダイヤは炭素に高い圧力と熱がかかればできるから、宇宙のあちこちにありそう。でも木が生えてる場所は、今のところ地球以外に一つも知られてない。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
明日いきなり、木だけでできた銀河が見つかったらどうすんの。ダイヤモンドの立場が一瞬でなくなるぞ。

※ ダイヤモンドは炭素が高温・高圧にさらされてできる鉱物で、地球に落ちてきた隕石の中からも見つかっている。

19. 名無しのReddit住民
宇宙全体の話じゃないけど、太陽の中心で原子が核融合してエネルギーが生まれると、そのエネルギーは原子から原子へぶつかって跳ね返されるのを延々と繰り返しながら、何万年、下手したら何十万年もかけてようやく表面にたどり着く。で、そこから宇宙空間へは一瞬で飛び出していくんだ。

※ 太陽の中心で生まれたエネルギーは、周りの粒子に吸収されては放出されることを延々と繰り返しながら、少しずつ外へ運ばれていく。表面に届くまでの時間は計算の前提によって数万年から数十万年以上まで幅があり、NASAは約17万年としている。表面を出た光が地球に届くまでは約8分20秒。

20. 名無しのReddit住民
地球以外で「火」がある場所は、宇宙のどこにも見つかってないんだよ。火って、実はかなり地球ならではのものなんだ。

21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
火って、燃焼のこと? もうちょっと詳しく聞きたい。太陽なんか、思いっきりゴウゴウ燃えてるイメージしかないんだけど。

22. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
間違ってはいないけど、太陽系の外の惑星なんて、まだそこまで細かく観測できてないからね。正確に言うなら「太陽系には地球以外に火のある場所がない。その先はまだ分からない」ってところだと思う。

※ ここでいう火は、燃えるものが酸素と結びついて熱と光を出す「燃焼」のこと。燃焼には周りに十分な酸素が必要で、太陽系でその条件がそろっているのは地球だけ。太陽が輝いているのは燃焼ではなく、中心部で起きている核融合によるもの。

23. 名無しのReddit住民
パルサーは一つ一つ、信号を刻むリズムが全部違う。だから少なくとも理屈の上では、銀河規模のGPSとして使えるんだよ。

24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
ちょうど大学時代に、まさにそれを実証する小型衛星の設計と打ち上げを手伝ったことがある。X線の検出器を積んでパルサーに向けて、パルスのタイミングをどこまで正確に測れるか試す衛星だった。細かい計算は忘れちゃったけど、最低4つのパルサーをマイクロ秒単位の精度で測れれば、宇宙空間で自分の位置をかなり正確に割り出せる、って理屈だったよ。

※ パルサーは、超新星爆発の後に残る中性子星(太陽より重いのに直径20km前後しかない、超高密度の星)のうち、高速で自転しながら灯台のように電波やX線を周期的に放つもの。周期がきわめて正確なうえ星ごとに異なるため、位置を知る手がかりになる。NASAは2017年、国際宇宙ステーションに載せた観測装置で、パルサーのX線をもとに自分の位置を割り出す実験に成功している。

25. 名無しのReddit住民
今この瞬間も、何兆個ものニュートリノが体をすり抜けてる。目も合わせてこない、やたら礼儀正しい透明人間みたいにね。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
友達に既読スルーされるのはもう慣れっこだから、ニュートリノにまで素通りされても、今さら何とも思わないな。

※ ニュートリノは電気を帯びておらず、ほかの物質とほとんど反応しない素粒子。太陽の核融合でも大量に生まれ、地球も人の体もほぼ素通りしていく。岐阜県の地下にある観測装置カミオカンデとスーパーカミオカンデを使った研究で、小柴昌俊氏(2002年)と梶田隆章氏(2015年)がノーベル物理学賞を受けている。

27. 名無しのReddit住民
月ってすぐそこにあるイメージだけど、地球と月の間には、太陽系のほかの惑星を全部横一列に並べて入れられるくらいの距離があるんだよ。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
それ、月が一番遠いとき(遠地点)の話な。一番近いとき(近地点)だと、残念ながらちょっとはみ出す😉

※ 月の軌道は楕円で、地球との距離は約36万kmから約41万kmの間で変わる。一番近い位置を近地点、一番遠い位置を遠地点という。水星から海王星までの7つの惑星の直径を足すと38万km前後になるので、地球と月の表面の間にきれいに収まるのは、月が遠くにあるときに限られる。

29. 名無しのReddit住民
木星の中心にある核は、ふにゃふにゃらしい。あんなにデカくて強そうな惑星なのに、芯だけ妙に頼りないって、ちょっと親近感がわくよな。

30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
それ聞いたら、指でちょっとつついてみたくなってきた。たどり着くまでに何年かかるのか知らないけど。

※ NASAの探査機ジュノーの観測から、木星の中心核は硬い岩や氷の塊ではなく、周りの水素の層との境目がはっきりしない、薄まった状態だと考えられるようになった。「ふにゃふにゃ」は触って柔らかいというより、芯がぼやけて広がっているイメージ。

まとめ

並んだ話を眺めると、驚きの出どころはだいたい決まっている。まず目につくのは、単純に桁が大きすぎるという話だ。星の数、地球と月の間の距離、10日かけて撮った空の小さな一角に写り込んでいた何千もの銀河。時間のずれに驚く話も目立つ。アンドロメダ銀河は250万年前の姿で見えていて、すばるは恐竜より新しく、太陽の光のもとになるエネルギーは表面に出てくるまでに何万年もかかっている。火や木、月が太陽をぴったり隠す皆既日食のように、「今のところ地球でしか知られていない」ものがいくつも挙がっているのも面白い。

ただ、このスレッドは驚いて終わりにならない。エラトステネスの「誤差1%未満」には換算次第だと注文がつき、地球と月の間に惑星が収まるのは月が遠いときだけと指摘され、火がないと言い切れるのは太陽系の中までだと訂正が入る。物理学者が「嘘だろ」と声を上げる横で、別の誰かが条件を一つずつ詰めていく。話を盛りたくなるほど面白いテーマだからこそ、ちゃんとブレーキを踏む人が出てくるのだろう。

ちなみに「宇宙人も見に来るかもしれない」皆既日食は、2035年9月2日に北陸から北関東にかけての本州で見られる予定だ。本州で皆既日食が見られるのは100年以上ぶりになる。皆さんがこの中で「さすがに嘘だろう」と思った話は、どれでしたか?

その他
シェアする

コメント