スーパーのプライベートブランドや格安の類似品が本家を脅かす時代。それでも「これだけは絶対に本物じゃないとダメ」という食べ物が、誰にでも一つはあるらしい。Redditに「ジェネリックや模倣品では絶対に再現できないブランド食品は?」というスレッドが立ち、2400件を超えるコメントが集まった。ウスターソースからクリームチーズ、まさかの犬のおやつまで、海外の食への熱いこだわりをどうぞ。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
リー&ペリンのウスターソース。これだけはどの類似品も足元にも及ばない。安いソースを何本か試したことがあるけど、あの熟成された深みと酸味のバランスは唯一無二だよ。
※ リー&ペリン(Lea & Perrins):1835年創業、イギリスの元祖ウスターソース。アンチョビを熟成させて作る本家で、日本の甘めのウスターソースとは別系統の味。日本でも輸入食品店で買える。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
まさに俺が書きに来たやつ。作り置き用にマリネ液とソースを大量に仕込もうとして、節約のつもりで安いブランドをいくつか試したんだ。どれも風味が薄いどころか、リー&ペリンとは似ても似つかない味だった。しかも真空パックや冷凍に耐えられなくて、少ない風味すら消えた。婚約者と2人、身をもって学んだよ。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
ヨークシャー出身者は「ヘンダーソンズの方が上」って言って殴りかかってくるけどな。あれはあれで一種の宗教だから、触れない方がいい。
※ ヘンダーソンズ(Henderson’s Relish):イングランド北部シェフィールドの地元ソース。見た目はウスターソースそっくりだがアンチョビ不使用。地元民の愛着が異常に強いことで知られる。
4. 名無しのReddit住民
友達に「ドクターペッパーは他のどれよりも上」って言ったら、「お前に違いなんて分かるわけない」と信じてもらえなくてさ。それでドクターペッパーと類似フレーバー全部を並べてブラインドテストをやったんだ。何ラウンドやっても、俺は一度も迷わずドクターペッパーを当て続けた。あの味は唯一無二すぎて、偽物には絶対に再現できない。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
ミスター・ピブだって悪くないと思うけどな…と言いたいところだが、映画『最後の追跡』で「ミスター・ピブはクソ野郎の飲み物だ」って言い捨てられてたのを思い出して笑った。
※ ミスター・ピブ(Mr Pibb):コカ・コーラ社がドクターペッパー対抗で出した炭酸飲料。『最後の追跡』は2016年のアメリカのクライム映画で、作中にドクターペッパー派がミスター・ピブを罵る有名なやりとりがある。
6. 名無しのReddit住民
フィラデルフィアのクリームチーズ。比較対象になるものが文字通り存在しない。特にニューヨークチーズケーキを作るときは絶対に代用しちゃダメだ。安いので作ると、なめらかさもコクも全然違う仕上がりになる。
7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
パティシエとして山ほどの銘柄のクリームチーズを試してきたけど、完全に同意。というか、普通にベーグルに塗るだけでも最高なんだよな。8. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
豆知識:当時「高級食材の街」として知られてたフィラデルフィアにあやかって名付けられただけで、フィラデルフィア産ですらない。しかもヌーシャテルチーズを再現しようとして失敗した結果、生まれたのがクリームチーズなんだ。失敗作が世界を制覇した。
※ ヌーシャテル:フランス・ノルマンディー地方の伝統チーズ。19世紀のアメリカでこれを真似ようとした結果、別物の「クリームチーズ」が誕生したという経緯は本当。
9. 名無しのReddit住民
ルクサルドのチェリー。バーテンダー本を読み漁って、シロップは自家製、ビターズまで自作するクラフトカクテル趣味を極めた俺が断言する。常識的なコストと手間の範囲で、ルクサルド級のブランデーチェリーを自作する方法は存在しない。
※ ルクサルド(Luxardo):イタリアの老舗リキュールメーカー。カクテルに添える砂糖漬けチェリーの最高峰とされ、小瓶で2千円前後する高級品。日本でもバー好きにはおなじみ。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
値札を見て「馬鹿げてる」と思ってた側の人間だけど、ルクサルド入りと無しのカクテルを飲み比べて考えを改めた。1粒残らず値段分の価値がある。あれは本物だよ。
11. 名無しのReddit住民
ハニーメイドのグラハムクラッカー。ジェネリックはどれも段ボールみたいな味しかしない。スモアを作るときに安いので妥協すると、マシュマロとチョコまで巻き添えで台無しになる。
※ グラハムクラッカー:全粒粉の素朴な甘さのクラッカーで、アメリカの家庭の定番。焼きマシュマロとチョコを挟む「スモア」やチーズケーキの土台に使う。ハニーメイド(Honey Maid)はその代名詞的ブランド。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
昔は俺もそう思ってたけど、最近買ったら何回か連続でガッカリだったんだよな。変わったのは商品なのか、それとも俺の舌なのか…。
13. 名無しのReddit住民
オレオ。どこの類似品も足元にも及ばない。あの黒いクッキーのほろ苦さとクリームの甘さのバランスは、何十年経っても唯一無二だよ。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
ハイドロックスのこと、たまには思い出してあげてください。世間じゃパクリ扱いされてるけど、あっちが1908年生まれの元祖で、後発のオレオに市場を全部持っていかれた側なんだぞ。
※ ハイドロックス(Hydrox):1908年発売のクッキーで、実はオレオ(1912年発売)より古い元祖。後発のオレオに敗れ、今では「オレオの模倣品」と誤解されがちという逆転現象で知られる。
15. 名無しのReddit住民
寝る前に読むスレじゃなかったわ。おかげで今、キャプテンクランチとオレオとヌテラが猛烈に食べたい。深夜2時に。
※ キャプテンクランチ:アメリカの甘いコーンシリアルの定番。日本のシスコーンをさらに甘くしたような存在。
16. 名無しのReddit住民
うちの犬に言わせれば、グリニーズ一択らしい。安い類似品のガムを差し出すと、露骨にテンションが下がるのが分かる。
※ グリニーズ(Greenies):犬用の歯磨きガムの定番ブランド。日本でもペットショップで普通に売っている。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
「食品」のスレだって言ってるだろ…いや待て、あれも一応食品か。人間用じゃないというだけで。
18. 名無しのReddit住民
クラフトのマカロニ&チーズ。あの青とオレンジの箱を見ると条件反射でお湯を沸かしたくなる。ストアブランドのは粉チーズの溶け方からして全然違うんだよ。
※ クラフト マカロニ&チーズ:茹でたマカロニに粉チーズソースを絡める箱入りインスタント食品。アメリカの子どもの国民食で、「マック&チーズ」と言えばまずこれを指す。
19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
悪いが、うちはヴェルヴィータのシェル&チーズ派だ。あのねっとりしたチーズソースを一度知ったら、箱の粉には戻れない。
※ ヴェルヴィータ(Velveeta):とろける食感で知られるアメリカのプロセスチーズブランド。液状チーズソース付きのマカロニ製品が人気。実はこちらもクラフト系列という罠。
20. 名無しのReddit住民
ハインツのケチャップ。世界中どこのダイナーにも置いてあるのには、ちゃんと理由があるんだよ。安いケチャップは酸っぱいだけで、あの甘みとコクのバランスがまるで出せていない。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
分かる。フライドポテトにあれをドバドバつけて食べる時間のためだけに生きてる🤤 ケチャップはハインツ、これだけは譲れない。
22. 名無しのReddit住民
キッコーマンの醤油とテリヤキソース。うちの国のスーパーの自社ブランド醤油を何本も試したけど、しょっぱいだけの黒い水だった。結局いつも、あの赤いキャップの瓶に戻ってくる。
23. 名無しのReddit住民
ジフのピーナッツバター。子どもの頃、親が節約でジェネリックのピーナッツバターを買おうとしたから言ってやったよ。「それを買うくらいなら、何も買わない方がもっと節約になるよ」って。
※ ジフ(Jif):アメリカのピーナッツバターの定番ブランド。米国では「ジフ派かスキッピー派か」で家庭の流儀が分かれるほどの存在。
24. 名無しのReddit住民
プレーンのチーリオス。自閉症の娘の「安心して食べられるもの」のひとつなんだけど、節約になるかと思ってオフブランドを何度も試しては無駄金にしてきた。娘がここまで特定の食べ物にこだわるのは初めてだよ。本家じゃないと一口でバレる。
※ チーリオス(Cheerios):オーツ麦のリング型シリアル。アメリカの朝食の超定番で、幼児のおやつとしても半世紀以上愛されている。
25. 名無しのReddit住民
フロステッドフレーク。類似品は厚くて硬すぎるし、甘さも足りない。薄くてパリパリのあの食感は本家だけ。箱にうちのトニーがいないなら、それは偽物だ。
※ フロステッドフレーク:日本の「コーンフロスティ」の米国版。マスコットのトラ「トニー・ザ・タイガー」は日本のパッケージでもおなじみ。
26. 名無しのReddit住民
カーネーションのインスタントブレックファスト。うちの子が長いこと体調を崩して、チョコ味のカーネーションの粉末ドリンクしか受け付けなかった時期があるんだ。何か月も続いたから似た商品を探し回ったけど、他のはどれも変な原材料だらけか、栄養が全然足りないかのどっちか。カーネーションだけは栄養バランスと胃に優しいシンプルな中身を両立してた。
※ カーネーション インスタントブレックファスト:牛乳に溶かして飲む栄養補助パウダー。アメリカでは忙しい朝の定番。
27. 名無しのReddit住民
トーマスのイングリッシュマフィン。ストアブランドのは全部、あの「穴ぼこ」が決定的に足りない。トーストしたときに溶けたバターが染み込んでいく無数の気泡こそが本体なんだよ。
※ トーマス(Thomas’):アメリカのイングリッシュマフィンの定番ブランド。「Nooks & Crannies(穴とすき間)」が同社の看板キャッチコピーで、気泡だらけの断面が売り。
28. 名無しのReddit住民
逆張りするけど、アルディの類似品はだいたい優秀だぞ。本家と区別がつかないものも多いし、うちの食費はあれでだいぶ助かってる。…ただしドリトスの類似品、お前はダメだ。あれは本気でひどい。
※ アルディ(Aldi):ドイツ発の格安スーパー。自社ブランド品の完成度が高いことで有名で、欧米では「アルディで十分」派も多い。
29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
アルディは俺も好きだけど、シリアル系は当たり外れが激しい。昔は本家並みだったやつが、いつの間にかレシピが変わって落ちてたりする。マヨネーズはかなり近い。ちょっと塩辛いけど。
30. 名無しのReddit住民
正直、このスレの半分はパッケージの刷り込みだと思ってる。ラベルを剥がしてブラインドテストしたら、当てられない人がほとんどのはず。…と言いつつ、リーペリンとドクターペッパーだけはガチで別物だと信じてる時点で、俺も同類なんだよな。
まとめ
並べてみると、挙がった「本家じゃないとダメな食品」は大きく2系統に分かれる。ひとつはリー&ペリンやハインツ、キッコーマンのような調味料系。配合と製法の積み重ねがモノを言う世界で、安い類似品では風味の層がそもそも再現できないというのが共通見解だった。もうひとつはオレオやチーリオス、フロスティのような、子ども時代の刷り込み込みのお菓子・シリアル系。こちらは味そのものに加えて思い出補正も効いている。
一方で「アルディの類似品で十分」「半分はパッケージの刷り込み」という冷静な声も混ざっていて、本家信仰と節約現実主義のせめぎ合いが見えるのも面白いところ。日本でも「マヨネーズはキユーピー以外認めない」「醤油はうちは代々これ」という家庭のこだわりは珍しくないはず。皆さんの「これだけは本家じゃないとダメ」な食べ物は何ですか?


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