「払った金額に見合う価値があったゲームは?」——r/AskReddit に立ったこの質問に、2000件近い答えが集まった。並んだのは最新の大作ではなく、10ドルや20ドルで買ったまま何年も遊ばれ続けているタイトルばかりだった。中には「1時間あたり0.0005ドルを切ってる」と計算を持ち出す人までいる。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
『マインクラフト』。当時20ドルで買って、そこから何千時間も遊んでる。しかも公式の更新だけじゃなくて、modを作り続けてる人たちのおかげで未だに新しい遊び方が増えていく。元を取ったどころの話じゃない。
※『マインクラフト』=ブロックを積んで自由に建築・探検するサンドボックスゲーム。mod(有志が作る改造データ)の文化が特に活発なことで知られる。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
うちは子どもにせがまれて買ったはずなのに、気づいたら親の自分のほうが深夜に地下を掘ってる。modの入れ方を子どもに教わってるのだけは情けない。
3. 名無しのReddit住民
『Stardew Valley』。値段の割に遊べる時間がおかしい。作物を植えて、釣って、村の人と喋ってるだけなのに、気づくと外が明るくなってる。何かに急かされない作りなのが効いてると思う。
※『Stardew Valley』=寂れた農場を立て直していく牧場経営ゲーム。日本語版も同じ表記で配信されている。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
しかもほぼ一人の手で作られたのに、その後の大型アップデートが全部無料で来てるからな。別売りにされても文句は言えなかったのに、そうしなかった。
5. 名無しのReddit住民
『Age of Empires II』。学生のころに買ったのに、今でも起動すれば対戦相手が見つかる。20年以上経ったゲームに人が残り続けてること自体が、もう金額分の答えだと思う。
※『Age of Empires II』=中世の文明を育てて他国と戦うリアルタイム戦略ゲーム。リマスター版が今も更新され、対戦人口が維持されている。
6. 名無しのReddit住民
『バルダーズ・ゲート3』。一周終わったと思ったら、二周目で違う選択をするだけで話の骨格ごと変わる。しかも分岐が投げっぱなしにならずにちゃんと回収される。あの量で定価はむしろ安い。
※『バルダーズ・ゲート3』=テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を土台にした本格RPG。会話や行動の選択で物語が大きく枝分かれする。
7. 名無しのReddit住民
『Slay the Spire』。カードを集めて塔を登るだけなのに、負けるたびに「次はこの組み合わせで行ける」が浮かんで抜けられない。一回が短いから、寝る前に一戦のつもりで二時間溶ける。
※『Slay the Spire』=手持ちのカードを組み替えながら塔を登るローグライク。挑戦のたびに引けるカードが変わり、同じ攻略にならない。
8. 名無しのReddit住民
『Terraria』。10ドルでこの中身は明らかにおかしい。掘って、建てて、ボスを倒して、手に入った素材でまた装備を作り直す。寄付を別にすれば、10ドルの使い道としてこれ以上はない。
※『Terraria』=横スクロール視点で地下を掘り、拠点を建て、ボスに挑む探索アクション。低価格ながら長時間遊べる代表格として名前が挙がる。
9. 名無しのReddit住民
『Mass Effect Legendary Edition』。三部作がまとめて入っていて、当時のもたつく操作も今の感覚に直されてる。1作目の選択が3作目まで引きずられる感覚を、途切れずに一気に味わえるのが贅沢なんだよ。
※『Mass Effect Legendary Edition』=SF RPG三部作をひとつにまとめた復刻版。主人公シェパードが下した選択が、そのまま続編の展開に持ち越される作り。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
これ、セール中なら10ドル前後まで落ちてることが多い。三部作まるごとでその値段はさすがに安すぎて、毎回誰かに勧めてる。
11. 名無しのReddit住民
『Hades』は1も2も。死んで戻されるのが罰じゃなくて、戻るたびに登場人物との会話が一段進む作りになってる。負けたのに話が前に進むから、やめる口実がいつまでも見つからない。
※『Hades』=ギリシャ神話の冥界からの脱出を繰り返すアクション。失敗して戻されることが物語の進行そのものに組み込まれている。
12. 名無しのReddit住民
『レッド・デッド・リデンプション2』。ただのピクセルの集まりにここまで情が移るとは思わなかった。終わり方は薄々わかっていたはずなのに、いざその場面が来たら全然心の準備ができてなかった。
※『レッド・デッド・リデンプション2』=西部開拓時代の終わりを生きるアウトロー集団を描いたオープンワールドアクション。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
馬に名前をつけた時点でもう負けてる。あと最後のあれは、初見だと画面が暗くなってからしばらく席を立てなくなるやつ。
14. 名無しのReddit住民
『サイバーパンク2077』。今から始める人が本気でうらやましい。夜の街を当てもなく歩いてるだけで元が取れるし、追加ストーリーまで足すと一本の値段に詰まってる量がおかしい。
※『サイバーパンク2077』=近未来都市ナイトシティを舞台にしたオープンワールドRPG。発売直後は不具合の多さで批判されたが、その後の修正で評価が大きく持ち直した。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
今の出来がいいのは認めるけど、発売日に定価で買わされた側としては「全額分の価値がある」とは口が裂けても言えない。『No Man’s Sky』と同じで、まともになったのは何年もあとの話だからね。
※『No Man’s Sky』=広大な宇宙を渡り歩くSFゲーム。発売当初は内容が乏しいと酷評されたが、無料アップデートを重ねて評価を覆した一本として引き合いに出される。
16. 名無しのReddit住民
『Clair Obscur: Expedition 33』。何周もしたけど、使った時間もお金も一秒ぶんも無駄になってない。人物同士のやり取りと音楽が良すぎて、戦闘に入るのが惜しくなる場面すらあった。
※『Clair Obscur: Expedition 33』=フランスのスタジオが手がけた、絵画的な世界観のターン制RPG。海外では「E33」と略して呼ばれることが多い。
17. 名無しのReddit住民
『Kingdom Come: Deliverance』の1と2。どちらも数百時間ぶんの中身がある。魔法もドラゴンも出てこない代わりに、剣の振り方も読み書きも一から覚えさせられる。あの不便さが途中から癖になる。
※『Kingdom Come: Deliverance』=中世ボヘミアを舞台に、魔法や怪物を排して当時の暮らしを再現したRPG。1作目の主人公は字も読めない鍛冶屋の息子で、読み書きの習得までゲームの要素になっている。
18. 名無しのReddit住民
『Outer Wilds』。中身を何ひとつ話せないのがつらいんだけど、初見の体験だけは金を積んでも買い直せない。記憶を消してもう一度遊びたい、という言い回しをこのゲームで初めて本気で理解した。
※『Outer Wilds』=小さな太陽系をループの中で調べ尽くしていく探索ゲーム。仕掛けの中身に触れずに語られることで有名。
19. 名無しのReddit住民
『ELDEN RING』。この手のゲームは自分には無理だと思い込んで何年も避けてたのに、思い切って始めたら完全にやられた。さっき火の巨人を倒したところ。😁
※『ELDEN RING』=広大な世界を自由に進める高難度アクションRPG。「火の巨人」は終盤に立ちはだかるボスの一体。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
おめでとう。ただ残念ながらそこはまだ通過点で、この先も同じ密度のまま続く。値段のことなんてとっくに頭から消えてると思うよ。
21. 名無しのReddit住民
『Civilization V』。「あと1ターンだけ」が毎回嘘になる。夜11時に軽い気持ちで始めて、次に時計を見たら朝5時になってる。時間の吸い取り方が他のゲームと明らかに違う。
※『Civilization V』=古代から現代まで自国の文明を育てる歴史ストラテジー。「あと1ターンだけ」は徹夜を招く合言葉として海外でも定番のネタになっている。
22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
『RimWorld』も同じ罪状で並べていい。入植者同士の揉め事を仲裁してるだけのつもりが、気づいたら季節が二周してる。
※『RimWorld』=辺境の惑星に不時着した入植者たちを管理するシミュレーション。住人ごとの性格や因縁から、放っておいても勝手に事件が起きる。
23. 名無しのReddit住民
『ウィッチャー3 ワイルドハント』。本編だけでも長いのに、追加ストーリーがまた本編級の分量で来る。しかも数年後に無料のリマスター版まで配られた。買ったあとに価値が上がり続けるゲームは珍しい。
※『ウィッチャー3 ワイルドハント』=怪物退治を生業とする主人公ゲラルトの旅を描いたオープンワールドRPG。追加ストーリーの評価が本編に並ぶことで知られる。
24. 名無しのReddit住民
『ディアブロ II』と拡張。2000年に買ってから、パソコンを買い替えるたびに最初に入れるのがこれで、一度も消したことがない。10代の時間をまるごとこれに溶かした自覚はある。
※『ディアブロ II』=敵を倒して装備を集め続けるハックアンドスラッシュの原点的な一本。同ジャンルの作品が今も比較対象に挙げる古典。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
同じ症状の人がいて安心した。自分は『The Binding of Isaac: Rebirth』で、持ってるハードごとに買い直してる。同じゲームに何回払ったかもう数えたくない。
※『The Binding of Isaac: Rebirth』=見下ろし視点のローグライク。拾うアイテムの組み合わせが毎回変わり、同じ道中にならない。
26. 名無しのReddit住民
『Factorio』は1時間あたりに直すと0.0005ドルを切ってる。ラインを組んで、詰まってる工程を直して、また広げる。それだけをずっと繰り返してるのに、なぜか飽きが来ない。
※『Factorio』=資源を掘り出して自動化された工場を広げていくシミュレーション。遊んだ時間が長くなりがちなことで有名。
27. 名無しのReddit住民(>>26への返信)
その計算を始めると足元が崩れるぞ。自分は基本無料の『Warframe』に7年で数百ドル払って2000時間以上遊んでるけど、元を取ったのか取られたのか未だに判定がつかない。
※『Warframe』=基本プレイ無料のSFアクション。課金の中心は見た目の装飾と時間短縮で、払わなくても本編の内容はひと通り遊べる作りになっている。
28. 名無しのReddit住民
『Balatro』。追加の課金が一切ないのが本当にありがたい。一度買えば全部解放されて、この先の更新まで込み。同じ枠だと『Vampire Survivors』も、あの値段に対して持っていかれる時間の量がおかしい。
※『Balatro』=ポーカーの役を作って点数を伸ばしていくカードゲーム。※『Vampire Survivors』=押し寄せる敵を自動攻撃でなぎ倒していく低価格アクション。
29. 名無しのReddit住民
『バイオハザード4』は移植されるたびに買ってるので、通算で何回払ったのか把握してない。あとうちでは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』がずっと現役で、家族が代わる代わる最初から始めてる。
※『バイオハザード4』=海外では Resident Evil 4 の名で知られるサバイバルホラー。※『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』=どこへ向かうかを完全に委ねられるアクションアドベンチャー。
30. 名無しのReddit住民
結局、今まさに自分が遊んでるやつが一番「買ってよかった」になるんじゃないかな。ここに並んでるのも値段の安さより、何年経っても起動する理由が残ってるかどうかの話だと思う。
まとめ
上位に並んだのは最新の高額タイトルではなく、10ドルや20ドルで買って何百時間も遊ばれてきたゲームばかりだった。『マインクラフト』『Stardew Valley』『Terraria』『Factorio』に共通しているのは、買ったあとに追加の請求が来ないことと、開発が止まらずに中身が増え続けていること。一方で『Age of Empires II』や『ディアブロ II』のように、二十年以上経ってもパソコンに入れっぱなしにされている古い作品も強い。金額の元が取れるかどうかは、遊んだ時間の合計より「その時間が何年も途切れずに続いたか」で決まっているように見える。同時に、『サイバーパンク2077』をめぐっては「今はいいが、発売日に定価で買った人間にとってはどうなんだ」という反論も出ていて、あとから価値が追いついてきた商品をどう評価するかでは意見が割れた。日本だと、遊び終わったソフトを売れる中古市場が長く機能してきたぶん、こういう「一本にいくら払ったか」の勘定の仕方は少し感覚が違うかもしれない。皆さんが「これは払った以上に返ってきた」と思うゲームは何ですか?

コメント
ディアブロ2でおれのゲーム人生は燃え尽きた。あれ以来一切ゲームをやってない。