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海外「アンプのつまみが11まであるバンドを、結局ネタ抜きで車で流してる」実在しない名バンドたち…

海外「アンプのつまみが11まであるバンドを、結局ネタ抜きで車で流してる」実在しない名バンドたち… エンターテイメント

映画やアニメを観ていて、「このバンド、実在してたら絶対にアルバム買うのに」と思ったことはないだろうか。海外の掲示板で「映画やドラマに出てくる架空のバンドで、実際に聴きたいのはどれ?」という質問が立ち、80年代の名作から去年の配信アニメまで、思い入れの強すぎる推薦が並んだ。日本だと元ネタが伝わりにくい作品も多いので、どの作品のどういうバンドなのかを添えながら見ていく。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
スパイナル・タップ一択。架空バンドのパロディとして作られたはずなのに、曲そのものは80年代ハードロックとしてちゃんと成立してるんだよな。ネタとして笑いながら、結局普通に車で流してる。

※ スパイナル・タップは映画『スパイナル・タップ』(1984年)に登場する架空のイギリス人ハードロックバンド。実在バンドを追ったドキュメンタリー風に撮られたコメディ映画で、後の偽ドキュメンタリー作品の元祖として扱われている。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
アンプのつまみが11まであるという話だけで一生笑える。「10じゃ足りないから1つ多くした」と真顔で説明する場面、バンドマンの自意識が全部詰まってる。

3. 名無しのReddit住民
スコット・ピルグリムに出てくるバンドはだいたい全部いい。主人公側のセックス・ボブオムだけじゃなく、対バンする連中まで一組ずつ音がちゃんと違うのがずるい。あの映画、音楽の予算どうなってたんだ。

※ セックス・ボブオムは映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2010年)で主人公が組んでいる売れないガレージバンド。カナダの漫画が原作で、後にNetflixでアニメ版も作られている。

4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
セックス・ボブオムの曲を書いたのがベックだと知ったとき妙に納得した。下手なガレージバンドを一流の人が本気で作り込むと、ああいう不格好なカッコよさになるんだな。

5. 名無しのReddit住民
同じ映画ならザ・クラッシュ・アット・デーモンヘッドの方が上だと思ってる。元カノのバンドという設定なのに、主人公側より明らかに売れてる音がしてるのが最高に意地悪な作りだった。

※ ザ・クラッシュ・アット・デーモンヘッドは同じ映画に出てくる、ヒロインの元恋人が在籍する人気バンド。売れない主人公のバンドと対照的に、すでに業界で成功している側として描かれる。

6. 名無しのReddit住民
スクール・オブ・ロックの冒頭で主人公がクビになるバンド、ノー・ヴェイカンシー。出番は数分しかないのにあの一曲がやたら良くて、いまだにたまに引っ張り出して聴いてる。

※ ノー・ヴェイカンシーは映画『スクール・オブ・ロック』(2003年)の冒頭で、主人公デューイが追い出されるバンド。日本でも劇場公開され、後に舞台ミュージカル版も作られた。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
わかるけど、あれをカッコいいと言い切ると映画の筋が崩壊しない? 追い出された側を応援する話なのに、追い出した側の曲が一番売れ線という残酷な構図なんだよあれ。

8. 名無しのReddit住民
あの頃ペニー・レインとのスティルウォーター。バンドが空中分解していく話だから曲まで湿っぽいのかと思いきや、当時のレコードっぽい手触りがちゃんとあって、映画を観たあとサントラだけ延々と聴いてた。

※ スティルウォーターは映画『あの頃ペニー・レインと』(2000年)に登場する架空の1970年代アメリカン・ロックバンド。少年記者がツアーに同行する話で、監督が10代で音楽雑誌のライターをしていた実体験がもとになっている。

9. 名無しのReddit住民
オー・ブラザー!のソギー・ボトム・ボーイズ。脱獄囚3人がその場のノリで吹き込んだ曲が、本人たちの知らないところで大ヒットしてるという流れが最高。しかも現実でもサントラがちゃんと売れた。

※ ソギー・ボトム・ボーイズはコーエン兄弟の映画『オー・ブラザー!』(2000年)で、逃亡中の3人組が名乗る覆面バンド名。アメリカ南部の古い音楽を集めたサントラは現実でも大ヒットした。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
あれでブルーグラスというジャンルを初めて意識した人は絶対に多い。自分も映画館を出たその足でサントラを買いに行った側の人間です。

11. 名無しのReddit住民
ブルース・ブラザーズを架空バンド枠に入れていいなら文句なしで一位。というかバックを固めてるのが本物の凄腕ばかりなので、あれはもう半分実在バンドみたいなものなんだけど。

※ ブルース・ブラザーズは映画『ブルース・ブラザース』(1980年)のバンド。もとはアメリカの人気コメディ番組の一コーナーから生まれ、演奏はソウルやR&Bの現役ミュージシャンが担当している。

12. 名無しのReddit住民
ドクター・ティース・アンド・ザ・エレクトリック・メイヘム。人形のバンドだと侮ってると痛い目を見る。ドラムのアニマルの壊れっぷりだけで、そのへんの生身のロックバンドより説得力がある。

※ 人形劇『マペット・ショー』に出てくるハウスバンド。叫びながら太鼓を叩き続けるドラマーのアニマルは、番組を代表するキャラクターとして知られている。

13. 名無しのReddit住民
デスクロック。アニメから出てきたデスメタルバンドなのに、ちゃんとアルバムが出て実際にツアーまでやってるので、もはや架空と呼ぶのが失礼な域に達してる。

※ デスクロックはアメリカのアニメ『メタロカリプス』に登場する、世界一の人気を誇るという設定のデスメタルバンド。番組用に作られた曲がそのままアルバムとして発売されている。

14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
ライブ行ったことある。スクリーンにアニメが流れて、その裏で生身のバンドが演奏するという形式で、客席の温度は完全に普通のメタルのライブだった。

15. 名無しのReddit住民
スター・ウォーズの酒場のバンド。曲名も演奏者の設定も知らないのに、頭の中で冒頭の3秒だけ完璧に再生できるという意味では、ここに並んでるどのバンドより強いと思う。

※ 『スター・ウォーズ』1作目の酒場の場面で演奏している異星人バンドのこと。劇中で名前が語られることはほぼないが、あの妙に陽気なジャズ風の曲は世界中で知られている。

16. 名無しのReddit住民
すべてをあなたにのザ・ワンダーズ。表題曲の出来が良すぎて、60年代に本当にこういう一発屋がいたと錯覚する。ラジオから流れてきたら疑いもせず聴き流すレベル。

※ ザ・ワンダーズは、トム・ハンクスが監督・脚本を手がけた映画『すべてをあなたに』(1996年)に出てくる1960年代の架空バンド。一曲当てて一瞬で燃え尽きるまでを描いた作品。

17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
「ワンダーズ」と読ませたくて The Oneders と綴ったら全員に「オニーダーズ」と読まれてしまう下り、何度観ても笑う。結局まともな綴りに直すことになるんだよね。

18. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
劇中でビーチ映画に出演させられて、キャプテン・ギーチ・アンド・ザ・シュリンプ・シャック・シューターズという名前で演奏させられる場面もある。あの映画、バンド名の受難がずっとネタになってる。

19. 名無しのReddit住民
ワイルド・スタリオンズ。演奏がまるでダメなのに未来の世界を救うことになってるという設定が最高で、あれで本当に上手かったら全部台無しだった。下手が愛される枠ならファイア・サーガも同類だと思う。

※ ワイルド・スタリオンズは映画『ビルとテッドの大冒険』(1989年)の主人公コンビが組むバンドで、未来社会ではこのバンドの音楽が世界を平和にしたことになっている。ファイア・サーガはNetflix映画『ユーロビジョン歌合戦 ストーリー・オブ・ファイア・サーガ』(2020年)に出てくるアイスランドの珍バンド。

20. 名無しのReddit住民
ザ・コミットメンツ。ダブリンの若者が寄せ集めでソウルバンドを組む話で、歌ってるのが本当に歌える連中だから劇中ライブの熱がとんでもない。バンド映画の教科書だと今でも思ってる。

※ 映画『ザ・コミットメンツ』(1991年)に登場する、アイルランド・ダブリンの労働者階級の若者が結成したソウルバンド。出演者の多くが実際のミュージシャンで、歌も本人が歌っている。

21. 名無しのReddit住民
ロック・スターのスティール・ドラゴン。コピーバンドのボーカルが本家に引き抜かれる話で、劇中曲をメタル畑の人たちが本気で作ってるからちゃんと重い。同じ90年代のバンド映画ならシングルスのシチズン・ディックも捨てがたい。

※ スティール・ドラゴンは映画『ロック・スター』(2001年)の架空メタルバンド。シチズン・ディックは映画『シングルス』(1992年)に出てくるシアトルのバンドで、メンバー役をパール・ジャムの面々が演じている。

22. 名無しのReddit住民
パワーライン。子供向けのアニメ映画に出てくる架空のポップスターなんだけど、90年代のスタジアム系ポップスをそのまま煮詰めたような曲で、今かけても普通に踊れてしまう。

※ パワーラインはディズニーのアニメ映画『グーフィー・ムービー ホリデーは最高!!』(1995年)に登場するスーパースター歌手。アメリカでは同世代の記憶に強く残っている存在。

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
日本だとマイナー扱いされがちだけど、向こうの同世代にとっては共通言語みたいな存在なんだよね。ラストのライブシーンのためだけに映画を観返す人がいるくらい。

24. 名無しのReddit住民
スクービー・ドゥーのヘックス・ガールズ。子供向けアニメの中の魔女っぽい3人組という立ち位置なのに、曲がやたら本格的で当時めちゃくちゃ影響を受けた。同じ枠でジョシー&プッシーキャッツを推す人も多そう。

※ ヘックス・ガールズはアニメ『スクービー・ドゥー』シリーズに登場するゴス風の女性3人組バンド。ジョシー&プッシーキャッツはアメリカの漫画が原作で、2001年に実写映画化された架空のガールズバンド。

25. 名無しのReddit住民
LOSTのドライヴ・シャフト。落ちぶれた一発屋という設定なのに曲は妙に良くて、しかもメンバー役の人がロード・オブ・ザ・リングでホビットをやってた人。つまり第三紀以来いちばん良いホビット音楽ということになる。

※ ドライヴ・シャフトはドラマ『LOST』に出てくる、主要人物チャーリーが在籍していた一発屋バンド。チャーリー役のドミニク・モナハンは『ロード・オブ・ザ・リング』でホビットのメリーを演じた俳優。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
ドラマ本編の謎は綺麗さっぱり忘れたのに、あのサビだけは十何年経ってもまだ歌えるのが自分でも怖い。中毒性の設計が上手すぎる。

27. 名無しのReddit住民
マウス・ラットも入れてほしい。コメディドラマの中の売れないバンドという扱いなんだけど、演じてる本人が実際に弾けるので、ふざけた曲でも演奏だけは妙にしっかりしてる。

※ マウス・ラットはアメリカのコメディドラマ『パークス・アンド・レクリエーション』に登場するバンド。ボーカル役は、のちにハリウッドの主演俳優になるクリス・プラットが演じている。

28. 名無しのReddit住民
テネイシャス・Dを挙げてる人がいるけど、あれは実在バンドだからこのスレの趣旨とは違うのでは。番組から始まったのは確かにしても、本人たちが本気で活動してアルバムも出してるわけで。

29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
その理屈でいくとデスクロックもモンキーズも全部アウトになる。テレビから生まれて本物のバンドになってしまった、という順番の面白さの方をこっちは見たいんだよ。

※ テネイシャス・Dはジャック・ブラックらによる実在のコメディロックバンドで、もともとはテレビ番組から始まった。モンキーズも1960年代にテレビ番組のために結成され、そのまま本物の人気バンドになったグループ。

30. 名無しのReddit住民
去年からずっと聴いてるのはハントリックスとサジャ・ボーイズ。アニメ映画の劇中グループのはずなのに、曲だけ切り離してプレイリストに入れてしまってる。ここまで来ると架空も実在も関係ない。

※ どちらもNetflixのアニメ映画『K-Pop Demon Hunters』(2025年)に出てくる架空のK-POPグループ。劇中歌が実際に世界の音楽チャートを駆け上がり、映画本編以上に話題になった。

まとめ

並んだ名前を眺めていくと、愛されている架空バンドには共通点があるとわかる。ひとつは、劇中では笑われる側なのに音だけは本気で作られているタイプ。スパイナル・タップもワイルド・スタリオンズも、設定としては三流バンドなのに、曲を切り出すと真面目に良くできている。もうひとつは、本物の演奏家を連れてきて架空バンドを成立させたタイプで、ソギー・ボトム・ボーイズやザ・コミットメンツのようにサントラが映画の外まで独り歩きしていった例が多い。要するに、作り手がその嘘にどれだけ本気で付き合ったかがそのまま寿命になるらしい。日本でも『けいおん!』や『ぼっち・ざ・ろっく!』のように、劇中バンドの曲が作品の枠を超えて聴かれ続ける現象は何度も起きている。皆さんが「実在したら絶対にライブに行く」と思った架空のバンドは、どの作品のどのバンドですか?

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