「昔は貧乏の証だったのに、今では贅沢品やステータスシンボルになったものは?」という問いかけに、海外掲示板Redditが大盛り上がり。ロブスターからアパートの最上階、Championのスウェットまで、「価値が丸ごとひっくり返ったもの」の実例が続々と集まりました。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
アパートの上層階に住むこと。エレベーターが普及する前は、金持ちは階段を上らずに済む低層階に住んで、使用人や貧しい労働者が最上階に押し込まれてた。夏は灼熱、冬は極寒、おまけに毎日へとへとになるまで階段の上り下り。1850年代に安全エレベーターが登場して、この構図が完全にひっくり返った。今や最上階は「ペントハウス」様だもんな。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
これに付け足すと、床もそうだよ。昔は木の床=貧乏で、カーペットが金持ちの象徴だった。家じゅう全面カーペットなんて最高の贅沢。今は金持ちほど無垢材のフローリングにこだわってる。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
似た話で、50年代は「高速道路の近くに住む=便利で羨ましい」だったらしい。今は交通量が桁違いに増えて、幹線道路沿いの健康への悪影響も知られてきて、完全にマイナス要素扱いだよね。
4. 名無しのReddit住民
ロブスター、牡蠣、キャビア。この3つは昔、海辺の貧乏人の食いものだったんだよな。今や高級レストランの看板メニューなんだから、ご先祖様が聞いたら腰を抜かすと思う。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
カナダ東部出身の年配の知り合いが言ってた。子どもの頃、ロブスターを食べた日は殻をゴミの奥に隠してたんだって。ご近所に見られたら「あの家はロブスターしか食えない貧乏一家だ」とバレるから。6. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
うちの父も学校でロブスターサンドの弁当が恥ずかしかった世代。昔の先生から聞いた話だと、その先生は母親に「お願いだから普通のボローニャソーセージのサンドにして」って泣きついてたらしい。今聞くと贅沢すぎる悩みだよ。
※ ボローニャソーセージ…アメリカの定番の安価なランチミート。「庶民の弁当」の代名詞的存在。
7. 名無しのReddit住民
牛テール、ショートリブ、鶏もも肉あたりの「安い部位」も仲間入りだな。昔は捨て値同然だったのに、今じゃ煮込みブームでテールなんて立派な高級食材。安い部位を工夫して食べるのが貧乏の知恵だったのに、その知恵ごと値上がりした。
8. 名無しのReddit住民
歴史的な例だと窓ガラス。19世紀末から20世紀初頭は、歪みのない平らなガラスの方が、波打ったガラスよりずっと高価だった。歪みが強いほど安物で、一番波打ったやつは「温室用ガラス」と呼ばれて、最底辺の家でギリギリ使えるレベルの扱い。平らなガラスは分厚い板に鋳造してから、部屋サイズの巨大な機械で何段階も研磨する必要があって、とんでもなく金がかかった。だから当時の大豪邸には、これ見よがしに研磨ガラスの窓が入ってる。ところが1950年代にピルキントン社がフロートガラス製法を完成させた。溶けたガラスを溶けた錫の上に流すと、重力で勝手に完全な平面になる。これで平らなガラスは一気に激安になって、手吹きガラス職人の仕事は消滅。今では手吹きガラスを作れる工房は世界に数えるほどしか残ってなくて、あの「歪み」こそが手仕事の証として一番高値で取引されてる。製造コストと価値が丸ごと逆転した完璧な例だよ。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
スレを開いたら自分の勤め先が出てくるとは思わなかったw 今まさにピルキントンの自動車ガラス工場で働いてるよ。バスや鉄道や重機向けに、ガラスを極端な形に曲げる特殊な技術を扱ってる。歴史の小ネタをありがとう。
※ ピルキントン(Pilkington)…イギリスの大手ガラスメーカー。フロートガラス製法の発明で世界の窓ガラス製造を一変させた。現在は日本板硝子の傘下。
10. 名無しのReddit住民
Championのロゴ入りの服。昔は「安物ブランド」の代表格で、着てたらからかわれる側だった。それが今や、若い子が普通におしゃれブランドとして着てるんだから世の中わからない。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
これを言いに来た。うちのティーンに「おじさんが若い頃は貧乏ブランド扱いで、着てたらいじめられたんだぞ」って何度言っても信じてもらえないんだよ。12. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
2004年に母ちゃんがウォルマートでChampionのシャツを買ってきて、着て行ったらボロクソにからかわれたから、ロゴを油性ペンで塗りつぶしたんだよ俺は。なのに今、甥っ子が同じシャツを普通に着て「いいね」って褒められてる。賠償を要求する。
※ Champion…アメリカの老舗スポーツウェアブランド。2000年代は量販店の廉価ブランドという立ち位置だったが、近年ストリートファッションとして世界的に再評価された。
13. 名無しのReddit住民
痩せていること。大昔は太ってる=ちゃんと食えてる金持ちの証だった。今は安くてカロリーだけ高い食事ばかりだと太るから、引き締まった体は「食事と運動に金と時間をかけられる人」のサインになりつつある。
14. 名無しのReddit住民
白人の日焼けもそうだな。昔は「外で働くしかない労働者」の印だったのに、1920年代あたりから「南国でバカンスを楽しめる金持ち」の象徴に変わった。アジアでは今でも美白が主流だったりして、文化によって真逆なのが面白い。
15. 名無しのReddit住民
ドイツのファストフード。マクドナルドもバーガーキングもKFCも、もう気軽に食える値段じゃない。もともとアメリカよりは高めだったけど、ここ数年で「悪魔的に高い」レベルに突入した😅
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
アメリカも少し前までは逆だったんだよな。スーパーが遠い地域だとマックの方が食料品より安くつく時期があって、2000年代半ばには「安すぎるジャンクフードは是か非か」が結構な社会問題になってた。そのマックが今や贅沢品って、すごい時代になったもんだ。
17. 名無しのReddit住民
自分でだしを取ること。スープストックの自作は、昔は食材を最後の一滴まで使い切る貧乏の知恵だった。今は「何時間も鍋の前に座っていられる自由時間がある人」の趣味だよ。十中八九、食通気取りのフーディーだね。
18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
おい、呼んだか。俺は圧力鍋を使ってるし、うちのストックは店で売ってるやつより断然うまいからな >:[
19. 名無しのReddit住民
歩いてどこでも行けること。昔は「車を買えない人の移動手段」だったのに、今はみんな「徒歩で暮らせる街」に住むために大金を払ってる😅
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
ヨーロッパ人からすると、「歩ける街じゃない」という概念自体が意味不明なんだよな。常識的な距離なら全部歩けるだろ…と思ってしまう。歩道がないって、どういうこと?
21. 名無しのReddit住民
スカートステーキ😭😭 頼むから庶民にあの肉を返してくれ。これだから俺たちはいいものを食えないんだ。
22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
90年代は1ポンド1.99ドルで買えてたんだよ。週2回の夕食で、ほぼ1ポンドを独り占めしてた。今やバカみたいな値段。レストランがこぞってカルネ・アサダ用に欲しがるのに、牛1頭から取れる量がそもそも少ないんだから、そりゃ高騰するよね。
※ スカートステーキ…牛の横隔膜まわりの部位。日本でいうハラミ・サガリ。カルネ・アサダはメキシコ料理の炙り焼き肉で、タコスの具の定番。
23. 名無しのReddit住民
肉全般がこのパターンなんだよ。数年おきに「実は安くてうまい」部位がトレンドになって、おしゃれなレストランが出し始めた途端に高級食材の値段になる。ショートリブ、テール、ハラミ、鶏もも、全部この流れをたどった。なのに代わりに他の部位が安くなるわけでもなく、全体がただ上がり続けるだけ。本当に勘弁してほしい。
24. 名無しのReddit住民
素朴な田舎パンにオリーブオイル。貧しい農民の食事そのものだったのに、今やおしゃれなレストランで最初に出てくる一品になってる。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
いいオリーブオイルにバルサミコ酢を垂らしてパンを浸す食べ方を教わってから、人生が完全に変わった。あれを知る前の自分に戻れない。
26. 名無しのReddit住民
デカい携帯電話。25年前は小さければ小さいほど最先端で、金がない人がレンガみたいなデカい電話を持ち歩いてた。今はみんな、そのレンガサイズに追加料金を払ってる。
27. 名無しのReddit住民
馬を持つこと。昔は金持ちが車で、貧乏人が馬だった。今は完全に逆だもんな。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
事実すぎる。ただ正確に言うと、今は「馬を持てるのは金持ち」だけど「馬を持つと貧乏になる」んだよ。エサ代、蹄鉄、獣医、厩舎代…あれは財産を溶かす機械だ。
29. 名無しのReddit住民
新車のピックアップトラックで乗りつけること。昔のピックアップは労働者の足で、実際に手頃な値段の車だった。今は高級車並みの値段になって、買ってるのは工事現場ごっこをしたい都会のパパたち。荷台に土なんて一生載せないくせにね。
30. 名無しのReddit住民
古着屋で買い物すること。昔は生活のために仕方なく通う場所だったのに、今や「ヴィンテージ探し」がおしゃれな趣味扱いで、中古の服が新品と同じかそれ以上の値段で売られてる。ジーンズは古着で安く買うのが俺の生命線だったのに、今じゃ通販で新品を買う方が安いんだぜ。意味がわからないよ。
まとめ
スレ全体を眺めると、価値の逆転を起こす引き金は大きく2つに分かれていました。1つは「技術」。エレベーター、フロートガラス、自動車の普及が、かつての我慢(最上階・歪んだガラス・徒歩)を一気に贅沢品へ押し上げています。もう1つは「希少性と手間」。ロブスターやハラミのように、安かった理由(保存できない・人気がない)が消えた途端に高級品へ化けるパターンです。さらに「時間そのものが贅沢になった」という指摘も刺さります。だし取りも徒歩生活も、本質的には時間の余裕を見せつける行為なんですよね。日本でも、麦ごはんや雑穀米が「貧乏飯」から健康志向の高級ラインに化けたのは同じ構図。皆さんの身の回りで「昔は貧乏の証だったのに、今は贅沢品」と聞いて思い浮かぶものは何ですか?


コメント
>19世紀末から20世紀初頭は、歪みのない平らなガラスの方が、波打ったガラスよりずっと高価だった。
これ大事ですよ~
欧米の古い建築って、実は余り古くなかった。
板ガラスが普及するのが17世紀。
チャンピオンがアディダスと同じ値段で売ってて唖然としたわ