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海外「年を取った配管工に会ったことある?あの関節の痛がり方を見てから勧めてくれ」憧れの職業の裏側…

海外「年を取った配管工に会ったことある?あの関節の痛がり方を見てから勧めてくれ」憧れの職業の裏側… 仕事・キャリア

「手に職をつけておけば食いっぱぐれない」「研究者になれたら勝ち組」「いつかは田舎に移って農業でも」。世間が持ち上げてくれる職業ほど、実際に中にいる人の口ぶりは重くなる。海外掲示板で「社会的には美化されているのに、現実はしんどいキャリアって何?」と投げかけたところ、当事者たちの告白が1300件以上集まった。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
アカデミアと研究職はほぼ全部これに当てはまる。ただ、性格が合う人間にとってはこれ以上ない仕事でもあるんだよな。自分の頭で考えたことがそのまま仕事になる場所なんて他にない。愛憎半々というか、毎日辞めたいと思いながら誰にも席を譲りたくない、みたいな変な状態がずっと続く。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
一番の問題は、キャリアとして売られているのに実態は完全にライフスタイルだってことだと思う。うちは両親そろって理系の教授で、間近で見てきた。「完全に仕事から離れている時間」とか「学会の外の友達と過ごす休日」みたいな概念が、あの世界にはそもそも存在しない。それが気にならない人なら、たしかに天職だよ。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
ほんとそれ。あそこがどれだけ有害で、どれだけ大学院生を使い倒す構造の上に成り立ってるかは、外からだと全然見えない。あと査読の話を始めると止まらなくなるぞ。研究の中身の質より、どこの研究室の誰か、という力関係で通ったり落ちたりするんだから。

4. 名無しのReddit住民
15年ベンチにいて、15年前に出た。今でもたまに実験室に顔を出すと、装置の間を行ったり来たりしていた頃とか、学会とか、データがきれいに出た日のことを思い出して懐かしくなる。……そのあと5秒で思い出す。夜11時から12時にかけての12時間おきのサンプリング。土日も研究室。妻が今でも話に出す、俺が行けなかったキャンプ旅行の数。三連休だろうが動物の様子を見に毎日3〜4時間は行かなきゃいけなかったこと。何ヶ月もかけて書いた申請書に返ってくる、判で押したような不採択通知。そしてそのどれも負担にならない、独身で子供のいない連中だけがすいすい上がっていく。俺が博士課程だった頃に周りにいた30人ほどのうち、今もアカデミアに残ってるのは子供がいない人だけだよ。男も女も関係なくね。

※ 米国の研究職は自分の給料まで外部の研究助成金(グラント)で賄う枠が多く、申請が通らない=職そのものが消える。終身在職権(テニュア)を得るまでは数年契約の綱渡りが続くのが一般的。

5. 名無しのReddit住民
今は職人系の仕事がやたら持ち上げられてるよな。AIに取られない仕事だって。でも楽な仕事じゃないぞ。ほとんどが肉体労働だし、見習い期間の給料は笑えるレベルで安いし、女性が働きやすい現場とは言い難いし、そのうえ職種によっては毎日本物の汚物を相手にすることになる。

6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
わかる。今まさに転職先を探してるところなんだが、配管工になれって勧めてくる人の多さがすごい。だから俺はいつもこう聞き返してる。「年を取った配管工に会ったことある?」って。俺は何人か会ったことがある。関節の痛がり方が尋常じゃないんだよ。遠慮しておきます。

7. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
自動車整備士やってる。仕事そのものは本気で好きだよ。ただ体には確実にくる。7年目で年収は10万ドル(およそ1500万円)を少し超えたくらいだから、やる気さえあればちゃんと稼げる職ではあると思う。あと10年これを続けて、40歳になる前に別の何かに移るのが目標。体を完全に壊しきる前にね。

8. 名無しのReddit住民
農業を牧歌的でシンプルな暮らしだと思ってる人が多すぎる。ペースを落としたいから田舎で農業を、みたいなやつ。牧歌的でもないしシンプルでもないよ。まあ、そう思える瞬間がまったくないとは言わないけどな。

9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
家族ぐるみの知り合いに酪農家がいた。とにかく重労働で、常にどこかが汚れていて、手が空いてる時間なんて見たことがなくて、金の心配が一生終わらない。彼が引退しても子供は誰ひとり継ぐ気がないらしいけど、正直めちゃくちゃ気持ちがわかる。

10. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
うちは叔父夫婦が農場をやっていて、子供の頃よく行ってた。毎朝5時半起き、一日中体を動かして、休みはなし。体調が悪い?知らん、起きて働け。本当によく働く人たちだった。ただ、俺の側の記憶はけっこう最高でさ。干し草のロールで秘密基地を作ったり、果樹園でスモモをもいだり、車を洗ったり卵を集めたり。完全に外で育った子供時代だった。自分では放し飼いで育ったと思ってる。

11. 名無しのReddit住民
大きな映像作品の撮影クルー。1日12時間以上ずっと現場にいるから、自分の人生に現場以外の記憶が残らなくなる。気づいたら何年も飛んでるんだよ。あれ、去年って何してたっけ、って考えても出てくるのは現場の景色だけ。

12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
20代前半の夏に制作アシスタントで入ったときは最高に楽しかった。でも、それを本業にしてる人たちはみんな顔が死んでたな。友達のひとりがこの業界でキャリアを作ろうとしたけど、母親になってからはほぼ不可能だった。現場って1日3食出るし間食も無限にあるから、自分の人生がどれだけ吸い取られてるかに気づきにくいんだよ。

※ 制作アシスタント(PA)は撮影現場の雑務全般を担当する最下層のポジション。長時間拘束かつ薄給だが、業界に入る定番の入口とされている。

13. 名無しのReddit住民
広告代理店も同じだよ。映画だとやたらキラキラして描かれるけど実際はしんどい。毎日新しくて面白い発想を出し続けるのは想像以上に難しいうえに、なぜか単調でもある。しかも上司はクライアントに作り笑い、クライアントは制作陣に作り笑いで、扉が閉まった途端に両方こっちを売り飛ばしてくる。先週さんざん責任をなすりつけられて手が震えてる状態で、それでも戦略的でクリエイティブな案を出せと言われる。おまけに制作もクリエイティブもメディアも全部うまくいって全員ご機嫌でも、クライアント側の宣伝責任者が突然クビになると、後任が「前任者の色を消したい」の一言で代理店ごと切ってくる。映画の中の広告業界で唯一本当なのは酒の量だよ。理由はもうわかっただろ。

14. 名無しのReddit住民
俳優。アカデミー賞を取る1人の裏に、いつか見つけてもらえると信じて単発の仕事を渡り歩いてる人間が何千人といる。あと現場の実態も夢がない。低予算の作品だと拘束6〜8時間のうち95%は、機材と照明の準備が終わるのを同じ位置で立って待ってるだけ。暑すぎるか寒すぎるか、朝が早すぎるか終わりが遅すぎるか、ロケ地の治安が悪いか、だいたいそのどれかが常に乗っかってくる。

15. 名無しのReddit住民
獣医。動物の世話をする仕事だと言われるけど、実際は本当にたくさん死ぬ。助けられなかった子の顔を全部覚えてるという同僚がいて、あれを何十年も続けるのかと思ったら言葉が出なかった。

16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
給料の安さを知ったときは本当に驚いた。獣医だって医者だぞ。学校のカリキュラムは地獄みたいにきついのに、あの待遇はなんなんだ。ついでに言うと、大学院時代に会った獣医学部の学生たちは、俺が今まで会った中でいちばん優しくて思いやりのある人たちだった。全員そろって「動物が好きで来た、金じゃない」って言うんだよ。

17. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
この前かかりつけの動物病院に行ったら、窓のところに獣医師のメンタルヘルスについての掲示が貼ってあった。大変なのは知ってるつもりだったけど、ああいうのを目にするたびに、見かけた獣医と動物看護師を片っ端から抱きしめたくなる。

※ 獣医療は安楽死の判断、飼い主との板挟み、学費の借金などが重なり、精神的負担の大きい職として各国の獣医師会が繰り返し注意を呼びかけている。

18. 名無しのReddit住民
医療関係はだいたい全部そう。治療方針を決めるのは医者じゃなくて保険会社で、管理職の関心は数字だけ。おまけに現場は同僚同士が寝たり浮気したりでぐちゃぐちゃになってる。

19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
同僚同士が寝て浮気してるのに加えて、医療の仕事をファストフードのバイトと同じ感覚でやってる同僚がさらにいるからな。こっちは大学を出て、免許と資格を維持し続けてるんだぞ。適当にやっていい仕事じゃねえんだよ。そして割を食うのは患者だ。しかも今言った同僚の何人かは医者だからな。

20. 名無しのReddit住民
薬剤師。大学に最低でも6〜9年通って、医者の半分以下の給料で、患者からも医療システムからも敬意はゼロ。予算が削られるたびに燃え尽きが近づいてくるだけ。声を上げてくれる団体もろくにない。

21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
これだけは言わせてほしい、あんたたちには本当に感謝してる。俺は双極性障害で処方がわりと頻繁に変わるんだけど、薬局の薬剤師さんが毎回わざわざ横に呼んで、何がどう変わったのか、これから何に気をつけるべきなのかを、必ずこっちが理解するまで説明してくれる。入院中の、しかも症状が出てる最中に薬が変わることも多いから、退院したときに「自分が」状況をわかってる状態にしてもらえるのは本当にありがたいんだ。

22. 名無しのReddit住民
医者。患者のGoogle検索の方が、俺が学校で過ごした年月より重い扱いを受ける。ストレスもすごいし患者からの当たりもきつい。システムが壊れてるのはわかってるけど、壊したのは俺じゃない。上は達成不可能な数字を設定して、届かないと現場のせいにする。保険会社は支払いを削ることしか考えてない。訴訟の影は常にあって、しかも職業上の資産だけじゃなく個人資産まで狙われる。給料はたしかにいい。でも今の仕事を楽しんでる同僚を俺はほとんど知らない。半分は他にやれることを思いつかないだけの退屈な連中で、もう半分は真剣に出口を探してる。自分の子供に医者を勧める同僚はまずいないし、俺も勧めない。

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
この件で一番好きなエピソードがある。うちのすごく優秀で優しい神経内科のレジデントが救急で診察していたら、患者の母親がスマホを取り出して、オーダーしてほしい検査を検索結果から読み上げ始めたんだ。……あの、お母さん。ここはウェンディーズじゃないんですよ。メニューから選べる仕組みじゃないんです。頼むよみんな、ほんとに。

※ ウェンディーズは米国の大手ハンバーガーチェーン。「ここはウェンディーズじゃない」は「好きにメニューから注文できる場所じゃない」という意味で、英語圏のネットでよく使われる決まり文句。

24. 名無しのReddit住民
配偶者が医者で友人にも医者が多いんだけど、ほぼ全員がどこかの段階でメンタルをやられてる。不安障害、パニック発作、うつ、なんでもござれ。無茶苦茶な勤務スケジュール、正気じゃない量の試験、異常な競争、休むな働けという職場の空気。裏側を見たら全然華やかじゃないよ。しかも研修医の給料は、週80時間働くこともあるわりに悲惨だからな。時給に直すと15〜25ドル(およそ2200〜3700円)くらいになる計算で、そこに医学部の借金が乗っかってくる。

※ 米国では医学部卒業後に3〜7年の研修医(レジデント)期間がある。医学部の学費は基本的に自費で、数千万円規模の学生ローンを抱えて研修に入るのが一般的。この時期の低待遇は長年問題視されている。

25. 名無しのReddit住民
海洋生物学者。まず「海洋生物学者」という肩書きの職に就けること自体がめったにない。俺はこれまで色んな仕事をやってきて、腐った魚をシャベルですくったこともあるし、今は研究施設の管理をやってるけど、中身はコンポストトイレをかき混ぜたりエンジンやポンプを直したりだ。海洋生物学の華やかさって、仕事の中身じゃなくて働ける場所の話なんだよ。しかもこれは技術系の話であって、研究者として自分の給料分の助成金を取りに行く地獄の手続きはまだ含んでない。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
俺の海洋生物学者の友人たちの現職を並べると、ダイブマスター、テーマパークのプロの人魚、教師、あとは夏に北極へ行く金を稼ぐためだけのデスクワークになる。海に関わってる人が一人もいないんだよ。書き出しただけで笑えてくる。

27. 名無しのReddit住民
弁護士。実務の9割は、どうでもいいことで人が言い争ってるのを聞いてるだけだ。ソース:弁護士本人。あと、みんな弁護士になってからの話ばかりするけど、その手前の法学部の学生生活だって『キューティ・ブロンド』みたいなものじゃないぞ。あっちもかなり悲惨だ。

※ 『キューティ・ブロンド』は2001年の米コメディ映画。おしゃれ好きな主人公が一念発起してハーバードの法科大学院に入る話で、「華やかな法曹の道」というイメージの代表として引き合いに出される。

28. 名無しのReddit住民
ゲーム開発。入る前は創作の自由がある仕事だと思われがちだけど、実際は終わりの見えないクランチと安い給料と、常に足元を流れてるレイオフの噂だ。自分が作りたかったものを作れた記憶より、締切前に会社に泊まった記憶の方が圧倒的に多い。

29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
隣の業界も似た空気になってきたよ。AIが来てから、技術のわからない人に「なんでこれに2週間かかるの?ChatGPTなら1時間でできたけど」と毎回聞かれる。その一方で経営陣の方針は流行に合わせて隔週で変わる。たしかに1週間分の作業が1日で終わるようにはなった。じゃあ浮いた1〜2日をちゃんと作り込む時間に回そうよ、と思うんだが、返事は毎回「出せ、次いけ」だ。給料はまだいい。でも2022年より前のあの空気はもう戻ってこない。

※ クランチとは発売前の追い込み期間に長時間残業が常態化すること。海外のゲーム業界で長年批判されてきた慣行。

30. 名無しのReddit住民
ここまでスレを読んで思ったんだけど、この調子だと世の中の職業ぜんぶ悲惨ってことにならないか。まあ、たぶん個々の職業がどうこうより、そもそも働き続けなきゃいけないこと自体を含めた色んなものが効いてるんだろうな。あと同じことを49年やらされたら、中身が何であれ人は参ると思うぞ。

まとめ

並べてみると、挙がった職業にはひとつの共通構造がある。どれも仕事の中身そのものは悪くない、むしろ好きだと言っているのに、その周りにある仕組み——助成金の審査、保険会社、クライアント、経営指標——が人を削っていく。獣医も医者も薬剤師も、仕事が嫌いだと言っている人はほとんどいない。嫌なのは、仕事をさせてもらえない時間の方なのだ。もうひとつ目立つのが、体か時間のどちらかを前借りしている職の多さだった。整備士は40歳を体の期限として意識し、研究者は家族との時間を差し出し、映像の現場は1日3食出すかわりに人生を持っていく。日本でも「手に職」「安定の資格職」「地方に移って農業」はいまだに定番の憧れだが、憧れているのが仕事そのものなのか、それとも仕事の周りにある景色の方なのかは、一度分けて考えた方がよさそうだ。皆さんが「実は中にいる人が一番しんどい」と感じている職業は何ですか?

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コメント

  1. Reddit名無しさん より:

    ヒゲを生やした赤と緑の配管工の兄弟は、やっぱどっかのお姫様のヒモでもやってるのかしら。