ファストフード店で働いた経験がある人ほど、そこで何を食べて何を避けるかの基準がはっきりしている。海外の掲示板で「マクドナルドで働いてた人、自分でも食べるメニューって何?」と聞かれ、厨房を知っているからこその答えが次々に集まった。値段と満足度の話から、調理工程の裏側、辞めた今でも作れる賄いカスタムまで、ただのメニュー名の羅列では終わらない。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
ダブルチーズバーガー。メニュー全体で見ても、あれが一番完成度が高い商品だと思ってる。働いてた頃は毎日のように胃に流し込んでたし、辞めて何年も経つのに結局そこへ戻ってくる。あとグリルチキンも地味に当たりだった。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
ダラーメニューにダブルチーズが並んでた時代は、人類が到達した一つの頂点だったよ。1ドル出せばチーズが二枚挟まった肉が出てくるんだぞ。今もあの値段だったら、たぶん自分は他の店に一切行っていない。
※ ダラーメニュー=北米のマクドナルドにあった「全品1ドル」の激安メニュー枠。日本の100円マックにあたる存在で、その後の値上げと再編で当時の形では残っていない。
3. 名無しのReddit住民
元店員じゃないけど言わせてくれ。値上げが続いた今のメニューで、まだ「お得」と呼べるのはダブルチーズくらいしか残ってない。ケチャップで溺れさせられてなければ普通に美味い。あれだけは頼み方を間違えなければ外さない。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
マックダブルなら40セントくらい安いのに、みんなわざわざダブルチーズを選ぶよな。違いはチーズが一枚多いかどうかだけなのに。
※ マックダブル=パティ2枚にチーズ1枚だけの廉価版バーガー。日本では販売されていない。日本のダブルチーズバーガーからチーズを一枚抜いたもの、と考えるとほぼ合っている。5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
その一枚が全部を決めるんだよ。あのパティ、単体だとけっこうパサつくから、溶けたチーズが隙間を埋めてくれないと食えたもんじゃない。肉とチーズの比率の話じゃなくて、水分の話なんだ。
6. 名無しのReddit住民
コスパで言うならソーセージマフィンも負けてない。1ドル50セント前後であの満足感が出てくるのは、今のご時世ちょっとおかしい。出勤前はだいたいこれを片手に運転してた。
7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
自分は4歳のとき、熱を出してる状態でソーセージマフィンを食べさせられて、それ以来一口も受け付けない体になった。悪いのは病気のほうなのに、脳が完全にあのマフィンを犯人として記憶してる。
8. 名無しのReddit住民
自分は遅番ばかりだったから、勤務明けのご褒美はいつも朝メニューだった。エッグマックマフィンだけは本物の卵を型に割り落として焼いてるのを毎日見てたからね。他のサンドに挟まってる卵は、ちょっと事情が違う。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
あの液状の卵だって、パックに入ってるだけで一応は本物の卵じゃないの…? と思って朝担当に聞いてみたら、昔はパックの溶き卵で、今は冷凍された卵のブロックを鉄板に放り投げるスタイルらしい。正直、知りたくなかった。
10. 名無しのReddit住民
ソーセージエッグチーズマフィンは宇宙で一番うまい朝食サンドだと本気で思ってる。塩気と黄身と溶けたチーズの三重奏、家で再現しようとしても毎回どこかが足りない。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
それ「マクドナルド宇宙で一番」って意味だよな? 街の朝食カフェに入れば、だいたいどこでも上位互換が出てくるぞ。値段は三倍するし、開いてる時間も短いけど。
12. 名無しのReddit住民
マックグリドル派は肩身が狭いって分かってるけど、あれを超える朝食サンドはそうそうない。甘いのとしょっぱいのを一緒に口に入れたときの多幸感がすごい。子どもの舌だと言われても曲げるつもりはない。
※ マックグリドル=バンズの代わりに、シロップを練り込んだ甘いパンケーキ生地で具を挟んだ北米の朝食メニュー。日本では通常販売されていない。甘い生地としょっぱいソーセージの組み合わせが好みを大きく分ける。
13. 名無しのReddit住民
ナゲットとポテト。基本的に、クルーが素手で触る工程が入るものは食べないようにしてる。自分がいた店で見たものを思い出すと、どうしてもそこに線を引くことになるんだ。閉店作業の日に、グリル担当が「熱で殺菌されるから平気だろ」とか言い出して鉄板に小便をひっかけたことがあってね。店中が地獄みたいな臭いになった。本人だけ大笑いしてて、残り全員は真顔だったよ。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
その店舗がどこなのか、せめて州だけでも教えてくれないか。一生近寄らないと誓うから。小便のかかった鉄板で焼いた肉を食べたい人間は、この地球上に一人もいない。15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
安心してくれ、1992年の話だ。その後に店ごと改装されてグリルも全部入れ替わってる。まああの手のバカがどこかの店でまだ同じことをやってる可能性までは、さすがに保証できないけど。
16. 名無しのReddit住民
自分が働いてたのは高校生の頃だけど、あそこはむしろ神経質なくらい清潔だった。オーナーが品質にうるさい人で、抜き打ちで手洗いの様子を見に来るレベル。目を疑うような話は一つも出てこない。結局こういうのは店とオーナー次第だと思うよ。
17. 名無しのReddit住民
自分は普通に全部食べる。食べ物だぞ。人が作ってるんだ。人が作る料理を信用できないなら、そもそも外食をやめたほうがいい。現場で見た唯一の悪意は、クビになりたい奴が全部の商品に玉ねぎを山盛りにしてたやつくらい。十分で解雇されてた。
18. 名無しのReddit住民
80年代終わりから90年代頭にかけて働いてたけど、あの頃はホールドタイムだけ異常に厳しかった。ナゲットもバーガーも、保温庫に30分以上置いたら問答無用で廃棄。もったいないと思いながら毎晩ゴミ箱に落としてたよ。
19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
その基準が今も生きてるとはとても思えないんだよな。たまに旅先で頼むと、ナゲットが犬用のおもちゃみたいな歯ごたえで返ってくる。今は「どれくらい美味いかな」じゃなくて「そこまで酷くないといいな」で注文するものになった。
20. 名無しのReddit住民
フィレオフィッシュ。注文が入ってから作るから、いつ買っても揚げたてが出てくる。あの安心感に勝てるものはそうそうない。
※ 北米ではフィレオフィッシュの注文数が日本ほど多くなく、作り置きしても回転しないため、結果的に作りたてが出てきやすいと言われている。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
悪いけど、いつもそうとは限らないよ。金曜の昼みたいに魚が出る日は普通に作り置きしてある。人気のない時間帯のほうが揚げたてが来る、という逆転が起きるんだ。
※ カトリックには金曜日に肉を避ける習慣があり、北米ではフィレオフィッシュがその受け皿になっている。四旬節の時期は特に注文が集中する。
22. 名無しのReddit住民
グリルチキンは手間の塊だった。専用の面で焼いて、蓋をして、小さい漏斗に水を注ぐ。水がなくなったらひっくり返してもう一回同じことをやる。そこまでしてようやく完成。頼む人がほとんどいないから常に待ち時間が発生して、現場では正直かなり嫌われてたメニューだよ。
23. 名無しのReddit住民
自分はポテト以外は食べない。ただ2000年代から2010年代のどこかで塩の量を減らしたよな? あれで自分の中の魔力はだいぶ落ちた。今はたまに「塩多めで」と頼んで昔の味を探してる。
24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
ポテトが一番安全なのは理屈のうえでも正しいよ。揚がった瞬間に袋へ入って、そのままドライブスルーの窓から出ていく。人の手も待ち時間もほとんど介在しない。工程が短いものほど裏切らないんだ。
25. 名無しのReddit住民
マックD.L.T.を返してほしい。だいぶ昔の商品なのは分かってる。でも材料は今も全部そこにあるんだぞ。なんで作ってくれないんだ。
※ マックD.L.T.=1980年代の商品。熱いパティと冷たいレタス・トマトを二つに分かれた容器に別々に入れ、食べる直前に客が自分で合体させる方式だった。発泡スチロール容器への批判もあって姿を消した。
26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
「熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいまま」。あのCMのフレーズ、40年近く経つのにまだ頭から出ていってくれない。
※ 当時のCMは、のちに米コメディドラマ『となりのサインフェルド』のジョージ役で知られる俳優が歌って踊る内容だった。北米では世代を象徴するCMとして今も引き合いに出される。
27. 名無しのReddit住民
ビッグマックをクォーターパウンダーのパティで作ると化ける。あれを一度覚えてしまうと通常版には戻れない。
※ クォーターパウンダー=焼く前の重さが4分の1ポンド(約113g)ある厚めのパティを使うバーガー。通常のパティより明らかに厚く、肉の存在感がまったく違う。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
それ死ぬほど食べたいのに、アプリだと注文できないんだよ。店頭で頼んだらレジの人が操作方法を分からなくて固まってた。結局「ビッグマックにパティ2枚追加」で妥協したけど、あれは完全に別物だった。29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
アラスカだと「デナリマック」って名前で普通にメニューに載ってるらしいよ。同じ国の中でこの格差はいったい何なんだ。
※ デナリマック=アラスカの店舗で提供される地域限定のビッグマック。厚いパティを使った現地版として知られている。
30. 名無しのReddit住民
賄いは割と自由だったから、マックリブのパティを半分に折って普通のバンズに挟んで食べてたし、ダブルクォーターパウンダーは商品化されるずっと前から自分で組み立ててた。暇な時間に冷蔵庫の中に隠れて食べるあれが最高だったな。これから入る人に一つだけ言っておくと、作りたてが欲しいなら玉ねぎ抜きで頼むといい。あとから取り除くのが面倒だから、たいてい新しく作り直してくれる。
※ マックリブ=ポークパティにバーベキューソースを絡めた北米の期間限定商品。販売時期が読めないため、復活のたびに現地で騒ぎになる定番ネタになっている。日本では通常販売されていない。
まとめ
元店員たちの答えは、大きく三つの軸に分かれていた。一つ目は値段と満足度の比率で、ダブルチーズバーガーやソーセージマフィンのように「安いのに完成している」ものが上位に来る。二つ目は工程の短さで、揚げてすぐ袋に入るポテトのように人の手が介在しないものほど信用されている。そして三つ目が、注文が入ってから作られるものへの信頼だった。裏を返せば、彼らが避けているのは「長く置かれる可能性があるもの」と「工程の途中が見えないもの」で、これは店舗や時代によって当たり外れが変わる部分でもある。実際、鉄板の話に凍りついた人がいる一方で、「うちのオーナーは抜き打ちで手洗いを見に来るくらい厳しかった」という証言も並んでいた。日本のマクドナルドにはダラーメニューもマックリブもなく、店舗運営の作法も違うので、そのまま重ねて読むものではないだろう。それでも「揚げたてが欲しいなら玉ねぎ抜きで頼め」のような、現場を知る人だけが持っている実用的な小技はどこでも通用しそうだ。皆さんは、飲食店で働いた経験から「これだけは頼まない」と決めているものはありますか?

コメント