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海外「上司の頭に巨大な風船モヒカンをかぶせたら、会議のアジェンダが吹き飛んだ」99%は役に立たない特技の話

海外「上司の頭に巨大な風船モヒカンをかぶせたら、会議のアジェンダが吹き飛んだ」99%は役に立たない特技の話 おもしろ・ネタ

普段はまったく出番がないのに、たった一度だけ場を完全に支配してしまった特技。海外の掲示板で「99%の場面では何の役にも立たないのに、必要になったその一回だけは神に見えた技」を募ったところ、風船アート、ピッキング、七面鳥の鳴き真似から、人の命をつなぎ止めた胸骨圧迫まで、振れ幅の大きすぎる体験談が並んだ。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
大企業の本社で働いてたとき、部署の合併があって、全員が一人ずつアイスブレイクをやることになったんだ。自分は最後の順番だったから、バッグから手押しポンプとひねり用の細長い風船を取り出して、何年も風船アートをやってきた経緯を語りながら、上司の頭に凝ったデザインの帽子を作ってやった。そこで会議は完全に脱線。用意されてたアジェンダは吹き飛んで、結局12種類の帽子を作る羽目になったよ。上司がでかい風船モヒカンをかぶってるおかげで、みんな気まずさゼロで自己紹介し合ってた。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
自分もそのでかい風船モヒカン帽子がほしい……。うちの部署の会議、毎回10分くらい誰も口を開かない時間があるから、誰か一人が頭に風船を乗せてくれるだけで生産性が3倍になると思う。

3. 名無しのReddit住民
ピッキングだね。子どものころ、父に錠の開け方を仕込まれて、家の鍵の代わりにピック一式を持たされてた。実家を出てからは何年も触ってなかったけど、世の中の錠のほとんどは単純な構造だから、腕はそう簡単には落ちないんだよ。ある日、職場で自分のオフィスに鍵を閉じ込めた人がいてさ。その場でピックとテンションバーを即席で作って、2分ちょっとで扉を開けた。信じられないって顔をされたよ。

※ 日本では正当な理由なくピッキング用具を持ち歩くこと自体が「特殊開錠用具所持禁止法」で禁じられている。海外の感覚でまねしないほうがいい。

4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
うちは名付け親から「母親を困らせるため」という理由でピッキングを教わった🤣 パーティーの余興としても優秀だよ。海軍にいたころ、上官が自分のオフィスに鍵を閉じ込めてパニックになってたことがあってさ。憲兵を呼んで山ほど書類を書かなきゃいけない、と青ざめてた。車からピックを取ってきて「やり方だけは絶対に聞かないでください、5分以内に開けます」と伝えた。機密だらけの部屋に外から入る方法なんて、軍では触れちゃいけない話題だからね。上官はコーヒーを買いに行って、戻ってきたら扉は開いてた。自分を見て、扉を見て、また自分を見て、口を二、三回パクパクさせてから、無言で部屋に消えていったよ。

5. 名無しのReddit住民
自分は背の高い白人のサイバーセキュリティ屋で、眼鏡までかけていかにもそれっぽい見た目なんだけど、トラクターと小型エンジンの修理ができる。友人のラーマに誘われてインドに行ったとき、彼の実家がベンガルール近郊で農場をやっててね。畑の真ん中で止まったままのトラクターがあったから、見せてもらった。応急処置だらけで、ブロックは割れててシリンダーの大半にスリーブが入ってる状態。白いワイシャツを脱いで燃料ラインとフィルターの掃除を始めて、組み直そうとしたところで顔を上げたら、周りに人だかりができてた。ラーマいわく、インドでは白人が手を汚して働く姿を想像しないし、アメリカに農場があること自体がピンと来ないらしい。原因は詰まった燃料ラインと油まみれのフィルターだけで、掃除したら一発でエンジンがかかった。

※ ベンガルール(旧称バンガロール)はインド南部の都市で、IT産業の集積地として知られる。

6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
そこは「ジョン・ディアです」と名乗るところだろ。トラクターを直し終わったあとに名乗れば、あの村の伝説になれたのに。

※ ジョン・ディアは米国の大手農機メーカー。緑と黄色のトラクターは日本の農機売り場でも見かける。

7. 名無しのReddit住民
毒ヘビの取り扱いの訓練を受けてる。人の家の庭からヘビを連れ出してやると、みんな手品でも見たみたいな顔をするんだよ。こっちは首の後ろの押さえ方と、フックの当て方を教わっただけなんだけどね。近所で年に数回呼ばれるだけの技術だけど、呼ばれた日は完全にヒーロー扱いされる。

8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
子どものころの近所の人が、絵に描いたようなマッチョだった。元海兵隊員で、体はごつくて口ひげが立派で、休みの日はジーンズ姿で庭仕事をしてるような人。ただ、ベトナムでヘビの巣に足を突っ込んで、子ヘビに何か所も咬まれて何週間も入院した経験があって、ヘビだけは本気で怖いんだ。それで、背丈150センチ台の理科教師だったうちの母によく電話をかけてくる。「アン……また助けがいるんだ」って。母は枕カバーを持って二軒先まで歩いていって、シマヘビやネズミヘビをつかまえて、数キロ先の墓地で逃がしてやってた。相手は毎回、クマでも説得してもらったみたいに礼を言うんだけど、実際は太さがサインペンくらいのヘビだよ。当時はあんな強そうな人が母を頼るのが面白かったけど、今思えば、あんなふうに素直に助けを求められるのは相当に自分に自信がある人だけだよね。

9. 名無しのReddit住民
目の前で友人の心臓が止まって倒れた。その場にいたのは自分と、友人のきょうだいと、当時の恋人だけ。二人が叫ぶばかりで何もできなかったから、友人をソファから床に下ろして胸骨圧迫を始めて、二人には外に出て救急車を誘導してくれと頼んだ。6分ほどで自発呼吸が戻って、意識も戻りかけたところに救急車が到着。胸に痣は残ったけど翌日には退院できて、ものすごく感謝された。人生でいちばんすごいことをやったと思ってる。すぐに圧迫を始めたから助かったんだと医者にも言われた。心肺蘇生の講習は全員が受けたほうがいい。一生使わずに済むならそれが一番だけど、使う日は本当に前触れなく来る。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
前の職場にいた看護師が、毎年の心肺蘇生講習も担当してた。その人がいつも言ってたのは「この訓練が本当に必要になる場面は、たいてい相手が自分の大切な人のときです」ということ。だから受けてくれ、と。あの一言を聞いた年から、受講率が跳ね上がったのを覚えてる。

11. 名無しのReddit住民
15年くらい前、子どもたちを家族の山小屋に連れていったとき、Wiiを持っていったんだ。それなのに、テレビの下に置くセンサーバーだけ家に忘れてきた。あれは赤外線のLEDが両端で光ってるだけの代物だと知ってたから、小さいろうそくを2本、火をつけてテレビの脇に並べた。普通に動いた。子どもたちの中では、あの日から自分は魔法使いということになってる。

※ Wiiのセンサーバーは赤外線を出しているだけで、本体と通信はしていない。ろうそくの炎も赤外線を出すため代用が効く。

12. 名無しのReddit住民
金融機関のIT部門にいたころ、上の人から「IT関係の質問が出るかもしれないから会食に来い」と言われて連れていかれた。実際に答えた質問は1つだけだった。あとはひたすら150ドルのステーキと40ドルのオニオンリングタワーと30ドルの酒を消費してた。なんで自分がここにいるのか本気で分からなかったんだけど、会食のあとにカラオケへ移動して理解した。ロックのバラードを全力で歌ったら、先方に頭にネクタイを巻かれて大盛り上がり。後日、その会社はうちと契約して、数百万ドル規模の投資を決めた。

※ 150ドルのステーキは日本円でおよそ2万円強、40ドルのオニオンリングでも6千円ほど。接待の桁がそもそも違う。

13. 名無しのReddit住民
若いころ、空調と家電の修理をやってた。それから何十年も経って、感謝祭の前日に義理の実家へ行ったら、義母がオーブンの故障に気づいてパニックになってた。症状から原因を特定して、車で10分の家電部品店まで走って、閉店5分前にヒーター部品を買って、15分後にはオーブンが復活。あれ以来、感謝祭のたびに家族の誰かがこの話を持ち出してくる。

※ 感謝祭は11月第4木曜の米国の家族行事。七面鳥を丸ごとオーブンで焼くのが定番なので、前日にオーブンが壊れるのは一家の緊急事態にあたる。

14. 名無しのReddit住民
やたらリアルな七面鳥の鳴き真似ができる。子どものころ母に「人はみんな、パーティーで披露できる一芸を持つべきよ」と言われて、なぜか七面鳥に決めた。母の言うパーティーがどういう場だったのかは今も謎だ。それから何年も経って、子どもが生まれて、図書館の読み聞かせに通うようになった。ある日、テレサさんが牧場の絵本を読んでいて、そこに七面鳥が出てきた。読み聞かせの牧場に七面鳥が出てきたことは今まで一度もなかったから、テレサさんは固まった。沈黙。自分は両手を挙げた。「テレサさん、それ、自分がいけると思います」。そしてやった。運命だと思った。

15. 名無しのReddit住民
前歯の隙間から息を抜きつつ、のどちんこを震わせてコオロギの鳴き声を完璧に再現できる(口で説明するのがすごく難しい)。おかげで、気まずい沈黙が落ちた瞬間に、その気まずさを100%増しにできる(笑)

16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
それ最高だな。前にひどい沈黙が落ちた会議があってさ。副社長がおもむろにスマホを出して、コオロギの鳴き声を流すアプリを起動して、部屋中が救われた。あの人は絶対、あの一発のためだけにあのアプリを入れてたと思う。

※ 英語圏では、誰も反応しない気まずい沈黙を「コオロギの声しか聞こえない」と表現する。日本語の「シーン……」に近い。

17. 名無しのReddit住民
子どものころ、米国のアニメ「アニマニアクス」に出てくる、世界の国名を全部並べる早口の歌を丸暗記した。それから15年後、職場で毎日「今日のできごと」みたいな短い動画を上司と撮って、店内で流し続ける仕事に就いた。上司は場を軽くするのが好きで、即興のゲームをよく挟んだ。そのひとつが、お題に対して「自分は5個言える」「じゃあ6個」と競り上げていって、先に降りたほうが相手に言わせるゲーム。制限時間は20秒しかない。ある日のお題が「国名」で、20いくつまで競り上がったところで上司が降りた。あとで映像を見返したら最高だった。自分が「アメリカ、カナダ、メキシコ、パナマ……」と歌い出したところまで上司はカメラに向かって笑ってて、そこから笑顔が消えて、ゆっくりこっちに顔が向く。言い終わったら一言、「君にそんな一面があるとは知らなかった」。

※ 「アニマニアクス」は1993年に始まった米国のテレビアニメ。作中の「Nations of the World」は世界の国名を早口で並べていく歌で、英語圏では子どもが暗記する定番になっている。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
自分もあの歌を覚えたクチだけど、途中から内容が古いのが気になって仕方なくなって、歌詞を自分で作り直してもう一度覚えた。今は現存する全部の国名を言える。ついでに白地図クイズをネットでやり込んだせいで、地図の上に全部の国名を書き込めるようにもなった。あの歌に人生の一部を持っていかれた気がしてる。

19. 名無しのReddit住民
かぎ針編みのドイリーなら、見ただけでほぼ完全に再現できる。ほとんどの場面では何の役にも立たないけど、図書館の週1回の編み物サークルで、おばあちゃんたちに軽くマウントを取れる。柄を10分眺めてから同じものを編み始めると、全員の手が止まるんだよ。

※ ドイリーは花瓶やテーブルの下に敷く、円形のレース編みの敷物。

20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
週末に親戚の集まりで、小さいあみぐるみのタコを1匹編んだら、全員が魔法でも見たみたいな反応だった。目を付けて、足の先を始末して、油断してる人めがけて放り投げるところまでが楽しい。

21. 名無しのReddit住民
食べられるキノコと野草採集にどっぷりハマってた時期がある。ある年、セミも食べられると知ったんだけど、同時に、かなりの数のセミが菌に寄生されていて、その菌は宿主の行動を変えて自分が広がりやすいように仕向けるらしい、という話も知った。その年、ハイキングデートの最中に飛んでたセミを素手でつかまえて、寄生の跡を確認して、相手の女性に「ほら、これは食べちゃだめなやつ」と言ってしまった。十数年に一度、しかも1週間だけ役に立つ知識だよ。彼女は感心してたし、同時に完全に引いてた。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
でも彼女はもう絶対に君を忘れない。バーで話すネタになるし、次の気まずいデートでも間違いなく引き合いに出される。ある意味、君は不滅の存在になったんだよ。

23. 名無しのReddit住民
昔は警備員をやってた。おかげで得意なことが2つある。面倒ごとを穏便に収めることと、暴れてる人を取り押さえること。職場でけんかが始まったとき、両方まとめて押さえて、謝らせて、握手させて、それぞれ反対方向に歩かせた。ちなみに今の自分の肩書きは庭師。

24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
それ、絶対に映画になるやつだ。あとは設定を詰めるだけだろ。まだ乗り越えられていない過去の事件があって、それが君の足を引っ張っている。若い女性を助けたことで、ようやく区切りがつく。あまり語りたがらない特殊部隊時代がある、あるいは17歳でマサチューセッツ工科大学の博士号を取ったけど学界の腐敗が嫌になって造園の道に進んだ、とかどうだろう。

25. 名無しのReddit住民
中学生のときにジャグリングの上級認定を取った。そんな資格があること自体、誰も知らないよね。母子家庭の一人っ子で、母が働いてる間の時間を埋めるために習い事を山ほどやらされた結果だよ。20代でレジ打ちをしてたとき、子どもが泣きわめいて親がどうにもできなくなってた。その辺にあった適当な商品を3つ拾ってジャグリングを始めたら、その子はぽかんと見とれて泣きやんだ。店長だけがずっと困惑してた🤹

26. 名無しのReddit住民
5×5のルービックキューブを揃えられる。あまりにオタクっぽいから普段は絶対に人に言わないんだけど、同僚の家のパーティーで5×5が置いてあってさ。別の人が「これ絶対無理でしょ、解けるわけない」と言い出したから、つい「いや、自分は解けるよ」と口が滑った。その場でぐちゃぐちゃに崩されて、タイマーまで用意された。10分後に揃え終わった瞬間、部屋中が爆発したよ。人生でいちばん気持ちよかった10分かもしれない。

※ 5×5は一面が5マスずつある上位版で、一般的な3×3よりも手順が格段に長くなる。

27. 名無しのReddit住民
若いころ、映画でクレジットカードを使って扉をこじ開ける場面を見て、かっこいいなと思って自分でも試したら、何回目かでコツをつかんだ。ある日、友人の家でタバコを吸いに外へ出て、戻ろうとしたら扉が施錠されてた。2歳くらいの娘さんは2階で寝てる。友人がパニックになってる横で、財布からカードを抜いて扉を開けてやった。ものすごく感謝されたよ。この技を使ったのは人生で3回くらいだけど、毎回「本当に開くのか」と驚かれる。ついでに、昔乗ってた古い車なら針金ハンガーでドアを開けられる。メキシコ旅行のとき、これに死ぬほど助けられた。

28. 名無しのReddit住民
うちの車庫前の通路の下を走ってるガス管が漏れてるのを、鼻で嗅ぎ当てた。ガス会社が来て、小さい検知器を地面に当てて回って、何も出ませんと言って帰っていった。それでも自分は絶対に漏れてると言い張って、誰一人としてにおいを感じないなか、最終的に兄弟を説得して掘らせた。穴を掘って、水を流し込んだら、泡がぼこぼこ湧いてきた。自分が言った、まさにその場所で。あの機械では見つけられなかったんだよ。もう一度うそつき呼ばわりしてみろ🤣

29. 名無しのReddit住民
スーパーボウルのパーティーを救ったことがある。父に電子工作を仕込まれてたおかげだ。テレビが突然死んだんだけど、自分ははんだ付けができたし、車で5分の場所にラジオシャックがまだ残っててヒューズが手に入った。パーティー復活。父さん、会いたいよ。

※ ラジオシャックは米国にあった電子部品のチェーン店。はんだやヒューズを個人でも買えたが、2015年に経営破綻して大半の店舗が閉店した。スーパーボウルはNFLの決勝戦で、友人や家族が集まってテレビ観戦するのが米国の定番になっている。

30. 名無しのReddit住民
10代のころ、プールの監視員をやってた。99.99%の時間は「金をもらって日焼けしてるだけの人」だった。そして残りの0.01%で、「お礼はいりません。お子さんが無事にお母さんの腕の中にいる、それが自分にとってのごほうびですから」と言うことになる。あの数分間のために、あの何百時間の退屈があったんだと今は思ってる。

まとめ

神扱いされた瞬間の作り方には、はっきりした共通点がある。ひとつは、その場の全員が「もうどうにもならない」と思い込んでいる状況にだけ、その技が刺さっていること。オーブンもトラクターも施錠された扉も、壊れた瞬間はプロを呼ぶしかないように見えるからこそ、目の前で直されると魔法に見えるわけだ。もうひとつは、技を身につけた動機がたいてい実利と無関係だということ。父親の趣味、暇つぶしの習い事、手持ち無沙汰をまぎらわす指遊び、子どものころの思いつき。役に立てるつもりがなかったものほど、一度きりの場面で強く光っている。

日本でも事情はそう変わらない。消防署の普通救命講習、ボタン付け、包丁研ぎ、車のパンク交換、方言の切り替え。どれも普段は誰にも褒められないのに、必要になった一回で立場がまるごと変わる。ただしピッキングだけは事情が別で、日本では正当な理由なく道具を持ち歩くこと自体が法律で禁じられている。憧れても道具は買わないほうが無難だ。

皆さんには、普段はまったく使い道がないのに、一度だけ場を救ってくれた特技はありますか?

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