「あのお菓子、いつの間にか棚から消えてた」——r/AskReddit に立った「販売終了した食べ物で一番恋しいのは?」という質問に、3000件を超えるコメントが集まった。出てくるのは米国ローカルのお菓子やチェーン店の限定メニューばかりなのに、読んでいると妙に既視感がある。「同じ名前で中身だけ変わった」への怒りと、子供の頃の記憶が地続きになっているからだ。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
ダンカルー。小さな四角いクッキーを、別添えの甘いクリームにベタッと付けて食べるやつ。あれを持たせてもらえた日は学校でのテンションが違った。復活したと聞いて飛びついたけど、正直あの頃のとは別物だった。
※ ダンカルー(Dunkaroos):1990年代の米国で定番だった子供向けおやつ。小分けのクッキーと砂糖たっぷりのクリーム(フロスティング)が1パックに入っていて、自分で付けながら食べる。一度姿を消したあと、復活版が売られている。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
復活版、クッキーが妙に硬くてクリームが足りないんだよね。仕切りの容器も小さくなった気がする。昔はクリームが余って指ですくって食べてたのに、今のは最後にクッキーが余る。
3. 名無しのReddit住民
スイカ味のラフィータフィー。黒い種みたいな粒が入ってたやつ。あの粒だけをちまちま探して食べるのが好きだったのに、気付いたら棚から消えていた。
※ ラフィータフィー(Laffy Taffy):引っぱると伸びるソフトキャンディ。包み紙にダジャレが印刷されているのが定番。スイカ味には、種に見立てた黒い粒が入っていた。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
スパークルチェリー味も見かけなくなったよね。今売ってるスイカ味は甘いだけで、あの妙に人工的な香りがしない。子供の頃はあの人工感こそがごちそうだったのに。
5. 名無しのReddit住民
終売じゃないんだけど、オレオを昔のレシピに戻してもらえないかな。いつからかクリームがのっぺりして、クッキー側の香ばしい苦みが飛んだ気がする。旧レシピ版なら倍の値段でも普通に買うよ。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
それ本当にレシピのせい?俺も同じことを言い続けてたけど、久しぶりに実家で食べたら普通にうまかった。変わったのはお菓子じゃなくて、甘いものがごちそうだった頃の自分の舌のほうかもしれない。
7. 名無しのReddit住民
コストコの全部のせピザ。1切れが顔くらいでかくて、具が端まで詰まってた。買い物のあとにフードコートで食べるのが習慣だったのに、ある日メニューから外れていて、しばらく事実を受け入れられなかった。
※ 米コストコのフードコートで売られていた、具材を全部のせにしたピザ。日本のコストコにもフードコートはあるが、扱うメニューは国ごとに違う。
8. 名無しのReddit住民
プディングポップス一択。プリンをそのまま凍らせた棒アイスで、あのねっとりした食感は本当に唯一無二だった。似た商品はいくつも試したけど、どれも「惜しい」で終わる。
※ プディングポップス(Pudding Pops):ゼリーやプリンの素で知られるジェロー(Jell-O)ブランドが出していた冷凍菓子。プリンを凍らせて棒に刺したような食感で、1980年代の米国では定番だった。
9. 名無しのReddit住民
ライスクリスピートリートのシリアル版。妊娠中にこれだけがひたすら食べたくて、妊娠中期に入った頃に販売終了になった。ウォルマートの通路で検索して、事実を知って泣いたかって?もちろん泣いたよ。
※ ライスクリスピートリート:膨らませた米のシリアルをマシュマロで固めた米国の定番おやつ。そのお菓子をそのままシリアルにした商品があった。ウォルマートは米国最大のスーパーマーケットチェーン。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
妊娠中の「これしか受け付けない」が販売終了って、もう事故だよね。うちは夜中に食べてたアイスが同じ運命をたどって、夫が半泣きで3軒回って売り切れを確認してきた。
11. 名無しのReddit住民
フィラデルフィアのスナックバー。チーズケーキをそのまま棒状にしたようなやつで、冷蔵庫に常備してた。特にストロベリー味が良かった。あれを超えるお手軽おやつにいまだに出会えていない。
※ クリームチーズで知られる「フィラデルフィア」ブランドが出していた、チーズケーキ味のスナックバー。同ブランドのクリームチーズ自体は日本でも売られている。
12. 名無しのReddit住民
サージ。コカ・コーラが思い出したように復刻しては、また棚から引っ込める。嬉しいような、焦らされてるような、複雑な気持ちになるんだよ。あの毒々しい緑と強い炭酸が青春だった。
※ サージ(Surge):1990年代にコカ・コーラ社が出した蛍光グリーンの柑橘系炭酸飲料。マウンテンデュー路線の強い炭酸が売りで、期間限定の復刻が何度か行われている。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
ペプシブルーの話もしていい?青い炭酸飲料って冷静に考えると意味が分からないんだけど、あの見た目込みで飲んでたんだよな。舌が青く染まるのも含めて楽しかった。
※ ペプシブルー:青く着色されたベリー系の風味のペプシ。期間限定で販売されていた。
14. 名無しのReddit住民
昔のガールスカウトクッキー。今のも毎年買ってるけど、生地の厚みも焼き上がりの香りも違う。近所の子が玄関に注文票を持ってくる季節になると、いまだにあの頃の箱を思い出す。
※ 米国のガールスカウトが資金集めのために毎年決まった時期に販売するクッキー。近所や職場で箱単位で注文するのが恒例行事になっている。
15. 名無しのReddit住民
タコベルのボルケーノタコスとナチョス。真っ赤なシェルに、辛いラヴァソースがたっぷりかかってるやつ。期間限定でいいから帰ってきてほしい。あれ以来、あそこまで容赦なく辛いメニューに会えていない。
※ タコベルは米国発のメキシコ風ファストフード。ボルケーノ(火山)シリーズは赤く着色したシェルに、ラヴァ(溶岩)ソースと呼ばれる辛いソースを合わせた期間メニュー。日本にも店舗はあるが数は多くない。
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
自分はダブルデッカー・スプリームだな。ちなみに自分はヒスパニックだよ。本場の味とは別物だと百も承知のうえで、それでもあれが食べたい。
※ ダブルデッカー:硬いタコスを、豆のペーストを接着剤代わりにして柔らかいトルティーヤで包んだ二重構造のタコス。「本場のメキシコ料理ではない」と言われがちなタコベルを、ヒスパニック系の本人がかばっているのが元コメントの笑いどころ。
17. 名無しのReddit住民
90年代初めのピザ味チップス。ピッツァリアって名前だった。袋を開けた瞬間の、粉チーズとオレガノが混ざったみたいな匂いが忘れられない。今のピザ味スナックは全部あれの劣化版に感じてしまう。
※ ピッツァリア(Pizzarias):1990年代前半に米キーブラー社が販売していたピザ味のチップス。
18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
キーブラーならオボイジーズも挙げさせてくれ。軽くて口の中で溶けるポテトスナックで、人生で食べたチップスの中で一番好きだった。あれとピッツァリアが同じ会社なの、今考えると全盛期すぎる。
※ オボイジーズ(O’Boisies):同じくキーブラー社が出していた、空気を含ませた軽い食感のポテトスナック。
19. 名無しのReddit住民
昔のココアパフ。牛乳がちゃんとチョコレート色に染まったんだよ。今のは薄く濁るだけ。子供にとっては、最後に残った甘い牛乳を飲み干すところまでが本体だったのに。
※ ココアパフ(Cocoa Puffs):ゼネラルミルズ社のココア味のシリアル。食べ終わったあとの牛乳が甘いチョコレート味になるのが売りだった。
20. 名無しのReddit住民
ロング・ジョン・シルバーズ。近所の店が閉まってから、あの分厚い衣のフィッシュフライを食べる手段がなくなった。魚は正直どうでもよくて、トレーの底に落ちた衣のかけらを集めて食べたかっただけかもしれない。
※ ロング・ジョン・シルバーズ:米国のフィッシュ&チップス系ファストフードチェーン。店名は小説『宝島』の海賊から取られていて、内装も海賊風。閉店した店舗が多い。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
クイズノスのハニーベーコンクラブも同じ気持ち。パンをこんがり焼いて出すのが売りの店で、あのサンドが食べたいだけなのに、気付いたら周りの店舗が全部なくなっていた。
※ クイズノス(Quiznos):パンをオーブンで焼いてから提供するサンドイッチチェーン。一時は全米に広がったが、店舗数が大きく減った。
22. 名無しのReddit住民
ウェンディーズのチキンシーザーピタ。ビギーサイズのポテトと一緒に頼むのが自分の定番だった。ファストフードでピタパンを出すという発想自体、当時はかなり攻めていたと思う。
※ ビギー:ウェンディーズが使っていたサイズの呼び名で、日本のLサイズに近い。ピタパンは中東発祥の、袋状に開く平たいパン。ウェンディーズは日本にも店舗がある。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
同じ店ならスーパーバーが忘れられない。サラダにパスタにメキシコ料理まで並んだ食べ放題コーナーで、子供の頃はあそこが世界一豪華な場所だと思ってた。なくなったと知ったときは本気で落ち込んだよ。
※ スーパーバー:ウェンディーズの一部店舗にあった、食べ放題形式のコーナー。
24. 名無しのReddit住民
マクドナルドの揚げたチェリーパイ。かじった瞬間に中身が溶岩みたいに出てきて、毎回上あごをやけどしてた。焼きパイに変わってからは、あの危険な感じが完全になくなってしまった。
※ 米マクドナルドのパイは、かつて揚げたタイプだったが、その後オーブンで焼くタイプに切り替わった。日本のマクドナルドのホットアップルパイは、今も揚げたタイプで売られている。
25. 名無しのReddit住民
昔のトゥインキー。今のは妙に日持ちしそうな味というか、口に残る感じが違う。会社が一度潰れて別の会社に引き継がれたあたりから、自分の中では完全に別の食べ物になった。
※ トゥインキー(Twinkies):クリームを詰めた黄色いスポンジケーキで、米国のスナック菓子の象徴的な存在。製造元が経営破綻したのち、別の会社のもとで生産が再開された経緯がある。
26. 名無しのReddit住民
ハインツのEZスクワート、ブラスティン・グリーン。要するに緑色のケチャップ。正直に言うと味は普通のケチャップだった。それでも、皿の上に自分の名前を緑色で書ける権利には確かに価値があったんだ。
※ EZスクワート:子供向けに色を変えて売られたハインツのケチャップ。緑のほか紫などもあった。映画『シュレック』とのタイアップ版も出ていた。
27. 名無しのReddit住民
バターフィンガーBB’s。あれを終わらせた理由が本気で分からない。一粒ずつ食べるつもりが、気付くと袋が空になってる中毒性があった。バーと違って手がベタベタにならないのも偉かった。
※ バターフィンガー:ピーナッツバター風味のサクサクした層をチョコレートで包んだ棒状の菓子。BB’sはそれを一口サイズの球状にした商品。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
ピーナッツバター味のTwixも入れさせてくれ。キャラメルの代わりにピーナッツバターが挟まってるやつで、近所の店ではもう見かけない。見つけた日はレジに箱ごと持っていってた。
※ Twix:ビスケットにキャラメルをのせ、チョコレートでコーティングした菓子。日本でも売られている。キャラメルの代わりにピーナッツバターを使った派生版もある。
29. 名無しのReddit住民
汚染されてない食品かな。あれはあれで良かったよ。今は買う前にリコール情報を確認する癖がついてしまった。昔は袋を開けて食べるだけで済んだんだけどな。
※ 米国では食品の自主回収(リコール)のニュースが大きく報じられることが多く、それを皮肉ったジョーク。
30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
鶏肉もそうだよ。やたら大きくて水っぽい肉が当たり前になって、香辛料を振らないと何の味もしない。祖母が焼いてた鶏はスパイスなんてほとんど使ってなかったのに、ちゃんと鶏の味がしてた。
まとめ
挙がった商品はほとんどが米国ローカルのお菓子やチェーン店の限定メニューで、名前を見ても味の想像がつかないものばかりだ。それでも熱量が伝わってくるのは、惜しまれているのが商品そのものより、それを食べていた時間のほうだからだろう。学校に持っていったおやつ、買い物帰りのフードコート、夜中に開けた冷凍庫。販売終了のニュースが刺さるのは、その場面ごと閉じてしまうからだ。
もうひとつ目立つのが、完全になくなったわけではないのに「もう別物」と言われているケース。オレオもココアパフもダンカルーも今日買えるのに、恋しがられているのは昔の中身のほうだった。リニューアルという言葉が、食べる側にとっては販売終了とほとんど同じ意味で受け取られている。日本でも、好きだった菓子が知らないうちに味を変えていたり、いつの間にか棚から消えていたりする経験は珍しくないし、復刻版が出たときの盛り上がり方もよく似ている。ちなみに米国で惜しまれている揚げたマクドナルドのパイは、日本ではまだ現役だ。
皆さんが「もう一度だけ食べたい」終売品は何ですか?

コメント
子供の頃、地元パン屋でよく買っていたパンで、ちぎると手のひらサイズ正方形になるものが4連の長方形状態になっていたパン。。いつの間にか消えてしまった。すみません。昭和時代の話でした。