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海外「じゃあ、そろそろ解放してあげるね」切りたいのは自分なのに主語をひっくり返す一言…

海外「じゃあ、そろそろ解放してあげるね」切りたいのは自分なのに主語をひっくり返す一言… ライフスタイル・日常

電話を切りたいのに、相手の話がいつまでも終わらない。この悩みは万国共通らしく、Redditに「長電話の人との通話を切り上げるときの、あなたの決まり文句は?」というスレッドが立ち、286件の返信が集まっていた。定番の一言から、自分の家のチャイムを自分で鳴らす人まで、みんな驚くほど手が込んでいる。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
「じゃあ、そろそろ解放してあげるね」。これ一択だよ。自分が切りたいなんて一言も言ってないのに、なぜか相手のほうが「ごめんね、長々と付き合わせちゃって」って空気になってくれる。

※ 原文は「Well, let me let you go」。直訳すると「じゃあ、あなたを行かせてあげさせて」。切りたいのはこちらなのに主語をひっくり返し、”忙しいあなたを引き止めて悪かったね” という形に加工して電話を終わらせる言い回しで、英語圏の通話終わりでは最定番。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
うちも同じ。「よし、そろそろ行かせてあげないとな」で締めてる。この一言だけで20年生き延びてきた気がするよ。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
南部の伝統芸だよね。電話を切るという100%自分都合の行為を、相手への親切みたいに見せかける技術。冷静に考えるとすごい発明だと思う。

※ アメリカ南部は世間話の長さと丁寧さで知られる地域で、「Southern goodbye(南部式のお別れ)」という言い方があるほど別れの挨拶そのものが長い。この言い回しも南部発祥とされることが多い。

4. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
うちの母はこれを言ってから、さらに20分喋る。「そろそろ切るね」が終了の合図じゃなくて、第二部の開始アナウンスになってるんだよな。

5. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
言われるとつい笑っちゃうんだよね。だって要するに「お前さっきから喋りすぎ」ってことだから。まあ自分も中西部式のお別れが染みついてる人間だから、人のことは言えないんだけど。

※ 中西部式のお別れ(Midwestern goodbye)=アメリカ中西部の「なかなか帰らない・なかなか切らない」文化をネタにした言い方。「そろそろ帰るわ」と言ってから玄関で30分、車の横でさらに15分と、別れの挨拶が延々と続くことで知られる。

6. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
自分は最初これを「私を行かせてもらえませんか?」の意味だと読み違えて、鼻で吹いた。よく考えたら囚われてるのはこっち側なんだから、意味としてはむしろ合ってる。

7. 名無しのReddit住民
まず玄関のほうまで歩いていく。それから「おっと、玄関に誰か来たみたいだ」と言う。……いや、嘘はついてない。玄関に立ってる誰かは、確かにいるからな。

8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
自分はドアを開けて外に出て、自分の家のチャイムを自分で鳴らすところまでやる。ここまで来るともう口実じゃなくて儀式だよ。

9. 名無しのReddit住民
「そろそろ切るわ。そっちがうっかりポッドキャストを配信し始める前に」。冗談として笑ってもらえるうえに、こっちの言いたいことはきっちり伝わる。今のところ一番角が立たない。

10. 名無しのReddit住民
「ごめん、充電が2%で……」。もう何百回使ったか分からない。スマホの残量表示が便利すぎるせいで、この嘘だけは一生現役だと思う。

11. 名無しのReddit住民
充電切れ作戦、一度でもバレたら終わりだよ。友達には「またバッテリー?」が挨拶になってる。そこまで嘘を重ねるくらいなら「ごめん、今ちょっと時間ない」って正直に言ったほうが、お互い気が楽じゃないかな。

12. 名無しのReddit住民
受話器の横で紙をくしゃくしゃに丸めて、電波が悪くなったふりをする。「もし……し……こえ……」ってやつ。声を途切れさせる演技だけは無駄に上達した。

13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
機内モードにするほうが早いよ。勝手に通話が切れた扱いになるから演技力もいらない。まあ、心配してかけ直してこられると一気に気まずくなるけど。

14. 名無しのReddit住民
「あ、ごめん、○○から着信きた。またあとでかけ直すね」。実際には鳴ってなくても言える。誰か一人の名前を用意しておくだけで、一生使い回せるのが強い。

15. 名無しのReddit住民
「ちょっと!どうやってそこまで登ったの!? ……ごめん、切るね、今日は子供たちが手に負えなくて」。子供がいると口実には一生困らない。しかも半分くらいは本当に登ってる。

16. 名無しのReddit住民
何があっても赤ちゃんのせいにしてる。「あ、起きちゃった」「どこか行っちゃった」「お腹すいたみたい」。この三種類さえあれば一年は戦えるよ。

17. 名無しのReddit住民
話の長い人からの着信だと分かった時点で、先に時計を見て「ちなみに、この後10分くらいで用事あるから」と伝えておく。言い訳を会話の頭に仕込んでおくと、相手が本題から話し始めてくれて、たいてい早めに終わる。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
自分は毎時ちょうどか30分に近い時間なら「そろそろ会議に入らないと」、そうじゃない時間帯なら「会議の準備しないと」で切る。常に会議に出てるか、会議に向かってる男という設定になってる。

※ 英語圏の会議は毎時00分か30分に始まるのが基本で、その直前になると「そろそろ入らないと」が誰にでも通じる万能の口実になる。日本の「次の打ち合わせがあるので」に近い。

19. 名無しのReddit住民
会議を口実にしすぎた結果、周りから「あいつは本当に忙しい」と信じられてしまって、最近は「手短に済ませるから」って前置き付きで電話が来るようになった。作戦が効きすぎている。

20. 名無しのReddit住民
「よーし……まあ……そろそろ行かないとな」。この、間を三段階くらいに引き延ばすやつ。言葉の中身より、のろのろした言い方そのものが合図になってる。

※ 原文は「Awright….. welp……gotta get going」。この「welp」は「well」のくだけた形で、英語圏では”この話はここまで”を示す音として機能する。意味はほとんど無いのに、出た時点で会話の終わりがほぼ確定する。

21. 名無しのReddit住民
会話が途切れて沈黙が来たときだけ「Welp」と言って切る。なんでこうなったのか自分でも分からないけど、友達も家族ももう慣れてて、最近は向こうから同じことをしてくる。相手が喋ってる最中には絶対に言わない、そこだけは守ってる。

22. 名無しのReddit住民
昔、管理職向けの時間管理の研修で「一番きれいな切り方は、自分の文の途中で切ることだ」と教わった。相手の話の途中じゃなくて、自分の話の途中。あれは効く。

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
本当に効くんだよね。自分で自分の言葉をぶつっと切ると、どう聞いても回線トラブルにしか聞こえない。わざと自分の話を切る人間なんてこの世にいないと思われてるからこそ成立する技だと思う。

24. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
そこまでして嘘つく必要ある? 何回もやってれば相手だって気づくよ。「この人と話すと毎回電波が悪くなるな」って。素直に「ごめん、そろそろ切るね」でいいだろ、いい大人同士なんだから。

25. 名無しのReddit住民
「はいはい、うん、うん、じゃ……そろそろ切るね。じゃあね!」で切る。相手が文の途中でも切る。毎回ちょっと心は痛むけど、痛まないと一生終わらないんだよ。

26. 名無しのReddit住民
「この辺に熊がうろついてるから、ちょっと死んだふりしないといけない。かけ直すわ」。ふざけて聞こえるけど、真顔で言うのが大事。慌てた声を出せればなお良い。

27. 名無しのReddit住民(>>26への返信)
自分は「うわっ、撃たれた!!」で切ってる。あまりに雑だから誰も本気にしないぶん、かえって角が立たない。ただし相手は選ぶよ。母親には絶対に使えない。

28. 名無しのReddit住民
決まり文句じゃなくて駄洒落で逃げる派。しょうもなさに相手が呆れてくれるから、結果的に会話が終わる。真面目な口実より罪悪感が少ないのが気に入ってる。

※ 英語圏には立ち去るとき用の定番ダジャレがいくつもある。代表格が「make like a tree and leave」で、leaves(葉)と leave(立ち去る)を掛けて「木みたいに葉を出す=ずらかる」という意味になる。この形をもじった変化形が無数にあり、電話を切るときの捨て台詞としても使われる。

29. 名無しのReddit住民
うちの祖母は家にいるときでも、玄関に出るときは必ず上着を着る。面倒な相手なら「あら、ちょうど今から出るところで」、会いたい相手なら「あら、今ちょうど帰ってきたところ、上がって」。どっちにも転べるようにしてある。電話じゃないけど、逃げ道を先に用意しておくという発想は同じだよね。

30. 名無しのReddit住民
このスレの技は全部持ってるつもりなんだけど、父親相手だけはどうにもならない。二人とも切り方が分からなくて、「じゃあ」を10回くらい繰り返したあと、なぜかまた別の話が始まる。結局いつも何時間も喋ってる。

まとめ

並んだ決まり文句を眺めていくと、全員が同じ一点に頭を使っているのが分かる。「自分が切りたい」とは絶対に言わないことだ。「解放してあげる」と主語をひっくり返し、自分の家のチャイムを自分で鳴らし、何かあれば赤ちゃんのせいにする。通話の終わりを”自分の意思”ではなく”外から降ってきた事情”に見せかけるために、みんな同じだけの労力を払っている。

日本語だと「あ、そろそろ……」「じゃあ、また」と語尾を濁して終わらせる形が近いけれど、英語圏はもう一歩進んで、相手を気遣った形にまで加工してから切る。丁寧さの向かう先が少しずつ違うのが面白い。そして一番刺さるのは、これだけ技を並べておきながら、親相手だと全部無力だという最後の話だろう。切り方を知っていることと、実際に切れることは、どうやら別問題らしい。

皆さんは、長電話を切り上げたいとき、どんな一言を使っていますか?

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