ある時期は名前を出すだけで笑われていたのに、気づけば「実は演技派」「良い人」と言われている。r/AskRedditで「嫌われ者から広く愛される存在に転じた有名人は?」というスレッドが盛り上がっていました。挙がったのは、キラキラ路線で軽く見られていた若手俳優から、どん底まで落ちた大スター、世界中から集団でいじめられた10代の女の子まで。手のひらが返った理由が一人ずつまるで違うのが面白いところです。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
ロバート・パティンソン一択でしょ。『トワイライト』のキラキラ吸血鬼をやってた頃は、正直「顔だけの人」って扱いだったのに、今は普通に演技派として語られてる。あの手のひらの返り方は見てて気持ちいいくらいだよ。
※ ロバート・パティンソン:『トワイライト』シリーズの吸血鬼エドワード役で世界的な人気を得たイギリスの俳優。当時は「ティーン向け作品のイケメン枠」と軽く見られていたが、その後は作家性の強い低予算作品を選び続け、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の主演にも抜擢された。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
クリステン・スチュワートも同じ道をたどってるよね。共演してた頃は「ずっと無表情」ってさんざん言われてたのに、自分のことをオープンに話すようになってからは、好きな役を好きなようにやる人として支持されてる。
3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
『ライトハウス』を観てから、彼への見方が完全にひっくり返った。灯台守の男二人がじわじわ壊れていくだけの白黒映画なんだけど、あの狂気の演技をトワイライトの人がやってると思うと頭が追いつかない。
※ 『ライトハウス』:2019年公開のモノクロ映画。孤島の灯台に取り残された二人の男が少しずつ正気を失っていく密室劇で、パティンソンの評価を一変させた作品として挙げられることが多い。
4. 名無しのReddit住民
ロバート・ダウニー・Jr。90年代は誰も彼を雇いたがらない状態だったのに、そこから10億ドル規模のシリーズの顔になった。ハリウッドの歴史でもここまで極端な復活劇はそう無いと思う。
※ ロバート・ダウニー・Jr:薬物問題で仕事を失い、一時は保険がかけられず映画に起用できないとまで言われた。2008年の『アイアンマン』主演で完全復活し、以後マーベル作品の中心人物になった。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
そもそも演技はずっと上手かったんだよ。若い頃の作品を観れば分かる。個人的には、とにかく生きて戻ってきてくれたのが一番うれしい。あのまま消えていた未来だって普通にあり得たわけだし。
6. 名無しのReddit住民
キアヌ・リーブス。長いこと「棒読み俳優」の代名詞みたいに笑われてたのに、今やネットで良い人と言えばまず名前が挙がる存在になった。作品じゃなくて人格のほうで評価がひっくり返る例って、けっこう珍しい。
7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
演技が上手くなったとは正直今も思ってない。彼に当て書きされた役だからハマるだけで、良い俳優って本来その逆ができる人でしょ。まあ人としては本物っぽいし、世の中には良い俳優より良い人のほうが足りてないからいいんだけどさ。
8. 名無しのReddit住民
レベッカ・ブラック。「Friday」が出た頃、世界中が寄ってたかって彼女を笑い物にしてた。今はさすがに「10代の子を集団でいじめてただけじゃないか」ってみんな気づいて、本人は新しい曲を出して、ちゃんとしたファンもついてる。
※ 「Friday」:2011年に公開され、歌詞の単純さから世界的に酷評された楽曲。当時13〜14歳だったレベッカ・ブラックはネット上で激しいバッシングを浴びたが、現在も自分名義の音楽活動を続けている。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
今思い返すと本当に異常だったよ。まだ十代前半で、親が誕生日のプレゼント代わりにミュージックビデオを作ってあげた、それだけの話なのに。なんで世界規模で殴られなきゃいけなかったのか意味が分からない。
10. 名無しのReddit住民
コリン・ファレル。昔はチャラい遊び人枠でしか語られてなかったのに、地味に良い作品を選び続けて、アンジェルマン症候群の息子のことも自分の言葉で話すようになった。ずいぶん遠くまで来たなと思う。
※ コリン・ファレル:アイルランド出身の俳優。若い頃は私生活の派手さばかりが報じられていた。アンジェルマン症候群は発達や言語に大きな影響が出る神経の疾患で、彼は息子について公の場で語り、支援活動にも関わっている。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
2024年のダブリンマラソンでは、難病の友人を車いすで押しながら最後の4キロを走ってた。彼女の年齢10年分につき1キロっていう走り方で、寄付も相当な額を集めてる。ああいうのは思いつきじゃできないよ。
12. 名無しのReddit住民
ウィノナ・ライダー。2000年代初めの騒動のあと、しばらく「情緒不安定な人」みたいな雑な扱いをされ続けてたのが本当に気の毒だった。ちゃんと表舞台に戻ってきてくれて嬉しい。
※ ウィノナ・ライダー:90年代を代表する人気女優。2001年の私生活のトラブルをきっかけに第一線から遠ざかったが、2016年開始のドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で再び広く注目された。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
復帰のきっかけって『ブラック・スワン』の小さい役だったっけ。出演に気づいたとき驚いた記憶がある。ただ本当に彼女を表舞台に引き戻したのは、やっぱり『ストレンジャー・シングス 未知の世界』だと思う。
14. 名無しのReddit住民
マシュー・マコノヒー。量産型のラブコメ俳優から、2014年あたりで急に本物の役者枠に移動した。嫌われてたというより完全に舐められてた人が、実力だけで見方を変えさせた例だと思う。
※ マシュー・マコノヒー:2000年代は恋愛コメディの常連だったが、『ダラス・バイヤーズクラブ』で2014年のアカデミー主演男優賞を受賞し、評価が一変した。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
本人がトーク番組でその話をしてた。届くラブコメのオファーを全部断って、シリアスな役が来るまでの2年間まったく仕事をしなかったって。売れてる最中にそれをやるのは相当な博打だよ。
16. 名無しのReddit住民
トム・クルーズ。一時期は「テレビでソファの上を飛び跳ねてた変な人」としてネタにされまくってたのに、『トップガン マーヴェリック』のあたりから完全に映画館の救世主みたいな扱いになってて笑う。
※ トム・クルーズ:2005年にアメリカのトーク番組で恋愛について語りながらソファに飛び乗った場面が繰り返しネタにされ、当時は奇行のイメージが強かった。2022年の『トップガン マーヴェリック』の大ヒット以降は「映画館に客を呼び戻した人」として語られるようになった。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
結局あの人、本気で危ないことを自分でやり続けてるからね。CGでいくらでもごまかせる時代に、実際に飛んでる飛行機にしがみつく人を嫌いになるのはなかなか難しい。
18. 名無しのReddit住民
ヘイデン・クリステンセン。『スター・ウォーズ』の新三部作では棒演技だと散々に叩かれてたけど、今はファンイベントで長い列ができるくらい愛されてる。あれは脚本のせいだったよねって空気にちゃんとなった。
※ ヘイデン・クリステンセン:『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』などでアナキン・スカイウォーカーを演じた俳優。公開当時は演技を酷評されたが、近年は再評価が進み、ファンイベントでも高い人気を集めている。
19. 名無しのReddit住民
ニコラス・ケイジ。一時期は出演作の本数だけで笑われて、叫んでる顔がミーム素材として消費されてたのに、最近は「あの人ずっと本気でやってただけでは?」という空気に変わってきた。
※ ニコラス・ケイジ:アカデミー主演男優賞の受賞歴を持つ一方、2000年代後半以降は出演作の多さと大げさな演技がネット上でネタにされてきた。近年は『PIG/ピッグ』などの小さな作品での演技が評価され直している。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
自分がネタにされてることを全部わかった上で受け止めてるのが強いんだよな。恥ずかしがって隠す人だったら、ここまで愛されキャラにはなってなかったと思う。
21. 名無しのReddit住民
嫌われてたというより飽きられてた側だけど、リック・アストリー。80年代末には完全に消費され尽くした扱いで、その後は延々といたずらのネタにされて、それなのに今はフェスに出れば会場が一番盛り上がる。
※ リック・アストリー:1987年の「Never Gonna Give You Up」で大ヒットしたイギリスの歌手。無関係なリンクからこの曲の動画に飛ばす「リックロール」というネットいたずらが2007年頃に大流行し、それをきっかけにライブでも再び人気を集めるようになった。
22. 名無しのReddit住民
90年代初めのジョン・トラボルタは、『ザ・シンプソンズ』にまで落ち目ネタでいじられるところまで沈んでた。そこから『パルプ・フィクション』一本でスターの座に戻ったんだから、映画って本当に怖い。
※ ジョン・トラボルタ:70年代に『サタデー・ナイト・フィーバー』で一世を風靡したが、80年代後半には話題性が低迷。1994年の『パルプ・フィクション』で再びスターの座に戻った。
23. 名無しのReddit住民
ブリトニー・スピアーズ。あれだけメディアに追い回されて笑い物にされてた時期があったのに、後になって世論が一斉に彼女の側についた。当時の報道を今見返すと、よくあれが娯楽として許されてたなと思う。
※ ブリトニー・スピアーズ:2000年代にパパラッチの過熱報道の標的となり、私生活の混乱を娯楽として消費された。後年その扱い方が広く問題視され、彼女を支持する声が一気に大きくなった。
24. 名無しのReddit住民
自分はヒュー・グラント。昔はあのはにかむラブコメ王子ぶりが鼻について苦手だったのに、ここ10年くらいの意地の悪い役を観てから完全に好きになった。本人もどう見てもそっちのほうが楽しそうだし。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
『パディントン2』の悪役が決定打だった。落ちぶれた元俳優をあそこまで嬉々として演じられる人だったのかと。エンドロールのあとにまで見せ場を持ってくるのがまたずるいんだよ。
※ 『パディントン2』:2017年公開のイギリス映画。クマのパディントンが主人公の家族向け作品で、ヒュー・グラントが演じた自意識過剰な悪役フェニックス・ブキャナンは彼の代表的な役のひとつとして挙げられる。
26. 名無しのReddit住民
ベン・アフレック。2000年代前半は何を出しても叩かれて、ゴシップ込みで「とりあえず笑っておく相手」みたいな扱いになってた。それが監督業に回ってから評価が全部ひっくり返ったのは、見てて痛快だった。
※ ベン・アフレック:2000年代前半は出演作の不振と私生活の報道が重なって酷評が続いたが、監督作『アルゴ』が2013年のアカデミー作品賞を受賞し、評価を取り戻した。
27. 名無しのReddit住民
嫌われてたのとは少し違うけど、ブレンダン・フレイザー。長いこと「昔の人」扱いで表舞台から消えてたのに、復帰作の上映で客席が総立ちになった映像を見て、自分の部屋で普通に泣いてしまった。
※ ブレンダン・フレイザー:『ハムナプトラ』シリーズの主演で90年代後半に大きな人気を集めた俳優。2000年代以降は表舞台から遠ざかっていたが、2022年の『ザ・ホエール』で復帰し、アカデミー主演男優賞を受賞した。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
拍手が鳴り止まないなか、本人が驚いた顔のまま立ち尽くしてるのがきつかった。長いこと業界から冷たくされてきた人が、あの数分で一気に報われた感じがして。
29. 名無しのReddit住民
クリス・プラットは行って帰ってきた人。最初は主人公の恋人を横取りする嫌な男とか、コメディドラマのダメ男とかばかりだったのが、いつのまにか愛されキャラになって『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で主役まで行った。……で、そこがピークだった気もするんだよな。
30. 名無しのReddit住民
90年代のイギリスの新聞での、チャールズとカミラの叩かれ方は本当にひどかった。それが今は国王として、まあまあ好意的に受け止められてる。時間が経つだけでも人の評価って変わるんだなと思う。
まとめ
並んだ名前を眺めていくと、評価が反転するきっかけは大きく三つに分かれます。ひとつは仕事で黙らせるパターン。パティンソンやマコノヒーのように、軽く見られていた俳優があえて難しい役や別ジャンルを選び続けて、前の印象を上書きしていった例です。ふたつめは、本人ではなく見ていた側が変わったパターン。レベッカ・ブラックやブリトニー・スピアーズへの扱いは、時間が経ってから「叩いていたほうがおかしかった」と気づかれたケースでした。そして三つめが、演技や実績とほとんど関係なく人柄で好かれるようになったキアヌ・リーブス型。面白いのは、三つめがいちばん揺らぎにくいことです。クリス・プラットのように作品で上がった好感度は作品で下がりもしますが、人としての評判はそう簡単には崩れません。皆さんが「昔は苦手だったのに、いつのまにか好きになっていた」有名人は誰ですか?

コメント