「これが起きたら最悪だな」と頭の隅で考えていたことが、そのまま現実になった経験はあるだろうか。面接前のエレベーター閉じ込めから、レンチを一本落としただけで核弾頭が吹き飛んだ事故まで、笑い話で済むものと済まないものが同じ場所に並んだ。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
面接に向かう途中でエレベーターに閉じ込められた。40分遅刻、シャツは汗でびしょ濡れ。それでも席に座って、落ち着いた有能なプロフェッショナルのふりをし続けるしかなかった。結果は不採用。まあ、話のネタだけは手に入ったよ。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
面接官「ちなみに今の質問は形式的なものです。あなたがプレッシャーにどう対処するかは、もう防犯カメラの映像で拝見しましたので」3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
悪夢みたいな状況なのは間違いないけど、上振れもある。これから先の人生で、あれより悪い面接はもう来ないってことだからね。4. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
自分も面接の最中にエレベーターが止まった。気まずさに耐えられなくて、仕事の話を一切せずに5分間ずっとうちの猫の話をしてた。今でもあれのおかげで受かったのか、あれのせいで落ちかけたのか分からない。
5. 名無しのReddit住民
面接に向かう車で事故った。病院から電話して日程を組み直してもらって、なんとか採用まで漕ぎ着けた。そしたら初出勤の前日、一緒に暮らしていた祖母が亡くなった。入社初日にいきなり忌引を申請するはめになったよ。それでも3年経った今も同じ職場にいる。
6. 名無しのReddit住民
面接に行ったら、面接官として並んで座っている中の一人が、数年前に一晩だけ関係を持った相手だった。目が合った瞬間に全部終わったのを悟った。
7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
うわ、そこで話を終わらせるのはずるいって。で、どうなったの。こっちが勝手に息を詰めて続きを待ってるんだけど。8. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
自分は逆の立場になったことがある。高校時代に付き合っていた子が面接に来た。当時の人柄を知っているぶん、むしろ採用したいと思って実際に採用した。仕事もきっちりやってくれたし、揉め事もゼロ。今はSNSで繋がっているだけで一度も話さない関係だけどね。
9. 名無しのReddit住民
弁護士登録をして初めて立った法廷で、弁論の途中にパニック発作を起こした。動悸も息苦しさも一気に来て、裁判官に休廷を取ってもらって落ち着くまで待つしかなかった。記念すべき初仕事の記憶がそれ。
10. 名無しのReddit住民
手荷物受取所で他人のスーツケースを持ち帰った。面接のために夜遅い便で飛んで、ホテルで開けたらスーツじゃなくてミッキーマウス柄のブラが入ってた。80ドル払ってタクシーで空港に戻り、持ち主に平謝りして自分のを取り返した。もう金が無かったから帰りはシャトルバスにしたんだけど、同じ車内にいたのが誰だと思う。例の夫婦だよ。しかも人数が集まるまでバスは何周も回る。途中で乗ってきた人が「調子どう?」と話しかけたら、夫婦は「スーツケースを取り違えたバカがいてさ」と語り始めた。あの2時間は人生で一番長かった。
※ 80ドルは日本円でざっと1万円強。空港とホテルを1往復しただけでこの額が消えている。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
何周も回るシャトルの車内で、自分の悪口を本人の隣で実況される。拷問の新しい形が発明されてるじゃないか。降りるに降りられないのが一番きつい。
12. 名無しのReddit住民
同居させてもらう友人の家に、全財産を積んで到着した。そこで渡されていた鍵が違うことに気づく。友人は国外に出ていて、戻るのは3日後。荷物を全部外に積み上げたまま待つしかなかった。しかもその間、雪がとんでもなく降った。
13. 名無しのReddit住民
フライトの数日前に中耳炎になった。乗り継ぎのロサンゼルスで医者にかかって、親指くらいある抗生物質を1錠だけ処方された。そのままロサンゼルス発シドニー行きに乗った。飛んで2時間ほどで、耳の痛みが嘘みたいにすっと消えた。その1、2分後、今度は上からも下からも一気に来た。残りの10時間はずっとそれ。最終的に機はブリスベンへ行き先を変えた。
※ ロサンゼルスからシドニーは片道15時間前後の長距離路線。ブリスベンはシドニーの北にある別の都市で、当初の目的地ではない。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
それは君のせいで行き先が変わったの。それとも機体側に別のトラブルがあったの。前者だとしたら伝説として語り継がれるレベルなんだけど。15. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
1錠で終わらせるタイプの抗生物質って、何日もかけて飲むやつと比べるとかなり強引な処方だから、出るときは派手に出るんだよね。まあ吐いたのも汚したのも後から取り返しがつくけど、耳は替えが利かない。医者はそっちを最優先したんだと思うよ。
16. 名無しのReddit住民
2010年前後のフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドでの話。年内で一番混む大晦日、パークは昼前には入場制限がかかるくらい埋まってた。自分はメインストリート沿いの店で働いていて、ハンバーガーはどこかと聞かれるたびに別のエリアの店を案内していた。ところが客が次々に「今そこから来た、閉まってたぞ」と怒って戻ってくる。理由は後から分かった。夜間清掃を外注に切り替えた結果、揚げ物の油を専用の廃棄先じゃなくトイレ脇の排水口に流していた人がいて、その配管はとっくに更新されているはずの古いやつだった。大晦日の人出で限界を超え、汚水がトイレから溢れ出して、パークの西半分が数時間閉鎖された。こっちには何も知らされないまま、閉まっている店を案内し続けて怒鳴られていたわけ。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
夜11時、200人が入っている会場の運営を手伝っていたら、上の階のトイレから漏れた汚水が天井を伝って落ちてきた。あの瞬間の空気は一生忘れない。誰も声を出さないまま、全員が同じ方向を見上げてた。
18. 名無しのReddit住民
門まで歩くのが面倒で、有刺鉄線の柵を乗り越えようとした。ジーンズが引っかかって、そのままジャガイモの袋みたいに一回転して泥だまりに落ちた。顔を上げたら牛が全頭集まってきていて、最前列のチケットを買った観客みたいにこっちをじっと見てた。
19. 名無しのReddit住民
昔の恋人に、電話中に道で友達に会うと、こっちが喋っている途中でいきなりその友達と話し始める癖があった。「ごめん知り合いに会った、ちょっと待って」の一言もなし。それが何度も続いて、ある日とうとう我慢できずに切ってやった。あとで分かったんだけど、そのとき彼は銃を突きつけられて強盗に遭っていた。それ以来、人の電話を一方的に切るのはやめた。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
会話が急に途切れる理由が、いつも同じとは限らないんだよな。読んでてこっちも背筋が冷えた。というか、その後彼が無事だったのかどうかだけ教えてくれ。
21. 名無しのReddit住民
家族で旅行に出て、仕事があるきょうだいだけ家に残った。犬は動物病院に預けていった。旅行3日目に病院から電話が来て、うちのチワワが扉から飛び出して行方が分からなくなったと言われる。しかもそれが起きたのは「昨日」だった。すぐ荷物をまとめて家に向かった。残っていたきょうだいがSNSに情報を出したら、前の晩に高速道路の中央分離帯で似た犬を見た、という書き込みがすぐ付いた。自分たちが道半ばまで戻ったところで、泣きじゃくったきょうだいから電話がかかってきた。中央分離帯で生きている犬を見つけたけれど、怯えきっていて、目の前で車道に飛び出してしまったって。
22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
前の日に逃げたのを翌日まで連絡しなかった、そこが一番きつい。あと数時間早ければ結末が変わっていたかもしれないと考えてしまうのが、この手の話の一番残酷なところだと思う。
23. 名無しのReddit住民
昔いた会社で全サーバーとデータを新拠点に移すことになった。計画自体はまともだった。全部テープにバックアップして、作業中のデータはCDにも二重で取って先に空輸、機材は専門の運送業者、という段取り。ところがその業者が仲介屋に丸投げして、仲介屋がさらに小さな運送屋に流した。その運送屋は6回に分けるはずの集荷を1台のトラックで一筆書きにまとめ、そのトラックがテキサスで炎上した。保険で解決、とはならなかった。運送屋は無保険で、元の業者は「自分たちが頼んだ先が入っているはずだった」の一点張り。トラックはレンタル、トレーラーは書類上は盗難車、運転手は大型の免許すら持っていなかった。じゃあバックアップがあるだろ、と思うよね。あるにはあった。ただ復元先の新サーバーがまだ届いておらず、テストが一度も済んでいなかった。そして実際、かなりの本数のテープが読めなかった。会社は潰れて800人が職を失った。
※ 米国で大型トラックを運転するには専用の免許が要る。無免許の運転手が長距離の積み荷を一人で運んでいた時点で、書類上のどこかが完全に壊れている。
24. 名無しのReddit住民
1980年、アーカンソーのミサイル格納庫で作業していた空軍の隊員が、レンチのソケットを落とした。3キロ台の金属片が20メートル以上落ちて跳ね、タイタンIIミサイルの燃料タンクを貫いた。漏れた燃料が爆発して、740トンある格納庫の扉が吹き飛び、当時のアメリカで最大級だった核弾頭が近くの側溝まで飛ばされた。安全装置が持ちこたえて起爆しなかったのが唯一の救い。
※ 核弾頭は起爆の手順を踏まない限り、衝撃や火災を受けただけでは核爆発しない設計になっている。それでも燃料の爆発そのものが大事故だった。
25. 名無しのReddit住民
核関連の事故は、どれも同率一位でいいと思う。チェルノブイリにしてもデーモン・コアにしても、あそこまで行くには判断ミスと手抜きが何段も重ならないと無理なんだよ。逆に言えば、それだけ重ねてようやく起きる。
※ デーモン・コア=第二次大戦直後の米国で実験に使われていたプルトニウムの球体。取り扱い中の事故が続いたことから、こう呼ばれるようになった。
26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
デーモン・コアはむしろ最良の結末だったとすら言える。あの雑さで、隙間の調整を専用の治具じゃなくドライバー1本のてこでやってたんだから。しかも手を滑らせて覆いを落とし、反応が始まった瞬間に素手で叩き落として止めてる。自分は助からないと分かった上で、その部屋にいた他の全員を守った形になった。27. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
福島の事故もそうだと思う。自分はかなり慎重に計画を立てるほうだけど、それでも「津波が発電所の上を丸ごと越えてきたらどうする」と聞かれたら、たぶん鼻で笑ってた。想定の外側にあるものは、そもそも数え上げようがない。
28. 名無しのReddit住民
タイタニックは氷山だけの話じゃない。出港はストライキの影響で遅れていて、見張り台の双眼鏡をしまった棚の鍵を持った乗員が直前に船を降り、鍵ごと持って行ってしまった。一番重要な氷の警告は艦橋まで届かなかった。その夜は月が出ておらず、海は不気味なほど凪いでいて、氷山の根元に砕ける波の白さが見えなかった。おまけに当たり方も横をこすり取る形で、真正面からぶつかっていたら沈まなかったとも言われている。どれか一つでも違っていれば結果が変わったかもしれない要素が、全部同じ夜に揃った。
29. 名無しのReddit住民
K-Pg境界の大量絶滅。直径10キロ級の小惑星が6600万年前に落ちて恐竜が滅んだ、というところまではみんな知ってる。えぐいのはその中身で、落ちた先が硫黄を大量に含む浅い海だった。蒸発した硫黄が大気にばら撒かれて海が酸性化し、地球全体が冷え込んだ。深海か普通の陸地に落ちていれば、衝突そのものの破壊力は変わらなくても、寒冷化と海の酸性化はここまでにならなかったと考えられている。しかも落ちたのは春先で、北半球の生態系にとっては回復に使える時間が一番短い時期だった。小惑星の種類まで、細かい塵を大量に撒き散らすタイプのものだった。時期も場所も種類も、全部が最悪の側に振り切れてたわけ。
※ K-Pg境界=恐竜を含む多くの生物が絶滅した約6600万年前の地層の境目。以前はK/T境界と呼ばれていた。
30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
地球の生命、宇宙規模のくじで引ける限りのハズレを全部引いてるじゃないか。場所も時間も小惑星の種類も外れ。宇宙が「今回は本気で決めにいく」と言ったみたいだ。
まとめ
集まった話は大きく二つに分かれる。一つは、エレベーター、スーツケース、渡された鍵といった、単体なら笑い話で終わる不運が、面接や引っ越しという一番動かせないタイミングにぶつかってしまった話。もう一つは、排水口に流された油、更新されなかった配管、丸投げされた輸送、棚に残された双眼鏡の鍵のように、それぞれは小さな手落ちが何段も積み上がって取り返しのつかない結果になった話だ。後者に共通しているのは、どの段階でも誰か一人が違う判断をしていれば止まったはずなのに、誰も止めなかったという構造で、経緯を追うほど「運が悪かった」の一言では片付かなくなる。一方で前者は、時間が経てば酒の席の鉄板ネタに化ける。そこが救いでもあり、当事者にとっては当分笑えないところでもある。皆さんが「今思えばあれが人生最悪のタイミングだった」と思う出来事は何ですか?

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