日常生活でよく耳にする慣用句の中には、実はもっと長いフレーズの一部だけが広まっていて、残りの部分を知らない人が多いものがあります。今回はそんな意外と知られていない「慣用句の後半部分」について、海外ユーザーの意見をまとめました。
元スレッド: r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
「Money is the root of all evil(お金はすべての悪の根源)」って言うけど、正しくは「The love of money is the root of all evil(お金への愛情こそがすべての悪の根源)」なんだよね。短縮形は「金持ち=悪」みたいに使われることもあってニュアンスが違う気がする。
2. 名無しのReddit住民
>>1
まさにそれ。クリスチャンの間でも省略形が使われてることが多いけど、聖書の1テモテ6章10節には「お金への愛情がすべての悪の根源だ」とちゃんと書いてあるんだよね。
3. 名無しのReddit住民
「Happy as a clam…」で終わりがちだけど、実際は「Happy as a clam at high tide(満潮時のハマグリのように幸せ)」だよ。満潮じゃないとハマグリは危険で幸せじゃないってこと。
4. 名無しのReddit住民
マルクスの有名な言葉「宗教は民衆の阿片」も実は全文があって、「宗教は人々の阿片であり、抑圧された存在のため息であり、心のない世界の心であり、魂のない状況の魂なんだよ。」という深い意味があるんだ。
5. 名無しのReddit住民
マキャヴェリの『君主論』の言葉、「愛されるより恐れられる方が安全」っていうのも有名だけど、実は全文は「どちらか一方を選ぶなら恐れられる方が安全だけど、憎まれるのは避けなければならない」なんだよね。
6. 名無しのReddit住民
「Knowledge is power. France is bacon.(知識は力だ。フランスはベーコンだ)」というジョークもあるよ。
7. 名無しのReddit住民
>>6
これぞ昔のRedditのノリだね。昔父親が言ってた「Knowledge is power…Francis Bacon(知識は力だ…フランシス・ベーコン)」を「Knowledge is power, France is bacon(知識は力だ、フランスはベーコンだ)」と勘違いしてて、ずっと意味を考えてたよ。
8. 名無しのReddit住民
本は知識を与える。知識は力。力は腐敗を生む。腐敗は犯罪につながる。犯罪は儲からない。つまり本を読むと破産するってことだね!
9. 名無しのReddit住民
「The proof of the pudding is in the eating(プディングの真価は食べてみなければわからない)」もよく知られているよね。
10. 名無しのReddit住民
「Bad apple(悪いリンゴ)」だけで「一人の悪い人は例外だ」って解釈されがちだけど、本当は「One bad apple spoils the bunch(一つの腐ったリンゴが全体をダメにする)」が正しい。つまり一人の腐った人間が組織全体を腐らせるという意味だよ。
11. 名無しのReddit住民
>>10
実際の現象に基づいてて、腐ったリンゴはエチレンというガスを出して周りのリンゴを熟れすぎて腐らせるんだ。つまり有害な人は周りに悪影響を与えるから、早めに見つけて排除しないと手遅れになるってこと。
12. 名無しのReddit住民
ハマグリの話の補足だけど、満潮時は水があって風や太陽の直射を避けられるから彼らにとっては最高の状態なんだ。
13. 名無しのReddit住民
ラテン語の「In vino veritas(ワインの中に真実あり)」の後に続く言葉は「in aqua sanitas(水の中に健康あり)」だよ。つまりワインは真実をもたらし、水は健康をもたらすという意味。
14. 名無しのReddit住民
「Jack of all trades, master of none(何でも屋だけどどれも中途半端)」で終わりがちだけど、実は「But oftentimes better than a master of one(けどしばしば一つのことの専門家より優れている)」って続くんだよね。
15. 名無しのReddit住民
>>14
救急医療の分野ではこの言葉をよく使うよ。専門家でも全てを完璧に知ってるわけじゃなく、救急医は複数の専門分野の最初の数分を扱うために生まれた職業なんだ。
16. 名無しのReddit住民
>>14
消防士と救急医療技術者で、DIY好きの僕には「何でも屋で専門家じゃない」って言葉がしっくりきてたけど、後半を知ってちょっと救われたよ。ありがとう。
17. 名無しのReddit住民
潮は永遠に満ち続けるよね?そうだよね?(皮肉)
18. 名無しのReddit住民
この言葉は歴史的に変化してきたんだ。「Jack of all trades」は1600年代初期の言葉で、「master of none」が1700年代後半に追加され、2000年代中頃に「but oftentimes better than a master of one」がさらに付け加えられた。
19. 名無しのReddit住民
「Proof is in the pudding」という言い方もよく見るけど、意味が通じにくいよね。本当は「The proof of the pudding is in the eating」が正しく、経験しないと真価はわからないという意味だよ。
20. 名無しのReddit住民
>>19
この慣用句は単に結果を見ろというだけでなく、目的の達成度で判断しろという深い意味もあるんだよね。
21. 名無しのReddit住民
>>20
さらに「prove」という単語はパン生地を発酵させて膨らませる意味もあって、「puddingのproof」はどれだけケーキがうまく膨らんでいるかの証拠でもあるんだ。
22. 名無しのReddit住民
「First, let’s kill all the lawyers(まずは全ての弁護士を殺せ)」はシェイクスピアの『ヘンリー6世第2部』のセリフ。弁護士が悪者扱いされがちだけど、本当は法の守護者を排除すると権力者の道が開けるという皮肉なんだ。
23. 名無しのReddit住民
オスカー・ワイルドが「Imitation is the sincerest form of flattery that mediocrity can pay to greatness(模倣は凡庸が偉大に払う最も誠実なお世辞である)」と言ったというのは誤りだよ。
24. 名無しのReddit住民
マキャヴェリの言葉で「恐れられる方が良い」という部分だけが強調されがちだけど、憎まれると早く滅びるということも理解していたんだ。
25. 名無しのReddit住民
「Curiosity killed the cat(好奇心は猫を殺す)」の後に「but satisfaction brought it back(でも満足が戻らせた)」もあるよ。
26. 名無しのReddit住民
>>25
「Care killed the cat(心配しすぎが猫を殺す)」は1598年まで遡り、「Curiosity killed the cat」は1868年のアイルランド新聞で使われ始めたんだ。後半の「but satisfaction brought it back」は1905年から1912年の新聞で登場したよ。 参考:Wikipedia「Curiosity killed the cat」
27. 名無しのReddit住民
「A watched pot never boils(見ている鍋は沸騰しない)」の後に「…over(吹きこぼれる)」もあるんだよね。
28. 名無しのReddit住民
ラテン語の「Mens sana in corpore sano(健全な精神は健全な身体に宿る)」はよく因果関係のように使われるけど、実は全文は「orandum est ut sit mens sana in corpore sano(健全な身体に健全な精神がありますようにと祈るべきだ)」で、神に祈ることの無意味さを述べた文章の一部なんだ。
29. 名無しのReddit住民
「The proof of the pudding is in the eating(プディングの真価は食べてみてわかる)」が正しい言い方で、「The proof is in the pudding」は意味不明だよ。
30. 名無しのReddit住民
イギリス英語の「pudding(プディング)」の使い方にはずっと混乱してきた。チョコレートカスタードも血のソーセージも、ふわふわのパンも全部「プディング」。最後は「sky pudding(空のプディング)」なんて嘘まで思いついたけど、そんなにかけ離れてない気もするよ。
まとめ
慣用句の一部分だけが知られていたり、実は意味や背景が深かったりするケースが多いことが分かりました。海外の反応からは、言葉の正確な意味や由来を知ることの重要性が伝わってきます。皆さんはどう感じましたか?

