仮装した子どもたちが近所の家を回り、「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないといたずらするぞ)」と声をかけてお菓子をもらう。日本ではまだそれほど一般的ではありませんが、アメリカやカナダでは、子どもにとって一年でも指折りの大イベントです。海外掲示板Redditで「子どもの頃はあったのに、今はほとんど見かけなくなったハロウィンの風習は?」という質問が投げかけられ、270件を超えるコメントが集まりました。雪の中でも夜遅くまで回った思い出、学校での仮装パレード、枕カバーいっぱいのお菓子、そして「リンゴにはカミソリの刃が入っている」という噂まで、懐かしさと少しの寂しさが入り混じった話が並んでいます。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
雨が降ろうが晴れてようが、平日だろうが週末だろうが、お菓子をもらいに回るのはハロウィン当日の夜! 今は天気や曜日を理由に日にちをずらす町もあるって聞くけど、昔はそんなの関係なかったよ。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
1991年のミネソタの大吹雪はすごかったなあ。ハロウィン当日から降り始めて何日も続いて、30インチ(約76センチ)くらい積もったんだよ。それでもみんな普通に出かけてた。だって、行かない理由なんてないでしょ?
※ 1991年のハロウィンから数日間、ミネソタ州などアメリカ中西部の北のほうを襲った記録的な吹雪。「ハロウィン・ブリザード」の名で今も語られている。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
こっちカナダだと、衣装の下にスノースーツ(上下つなぎの防寒着)を着込むのがお約束だった。おかげで何の仮装をしても、最後はモコモコの雪だるま体型になるんだよね。
4. 名無しのReddit住民
学校で衣装に着替えて、クラスごとにほかの教室を全部練り歩くやつはどう? 全校生徒がみんなの衣装を見られるんだよ。そのあとはルームマザーたちがクラスでパーティーを開いてくれて、中の見えない箱が置いてあるの。ぐにゃぐにゃの「脳みそ」、不気味な「クモ」、冷たい死人の「手」なんかが入ってて、真っ暗な箱に手を突っ込んで触るんだ…勇気があればね! 毎年必ず画用紙で工作をして、最後はハロウィンらしいおやつ。70年代の小学校で、ハロウィンのお祝いは一番好きな行事のひとつだった。
自分の子どもたちにあれを味わわせてあげられなかったのが寂しいよ。
※ ルームマザー:クラスごとに行事の準備や手伝いを引き受ける保護者のボランティア。多くは母親が務める。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
これ!!! ハロウィンは学校の1年でも最高の日のひとつだった。パレードにパーティーに、いろんな出し物。その日は授業らしい授業なんて一度もなかったけど、今でもあの日のことは懐かしく思い出すんだよね。
で、自分は今、小学校で教師をしてる。ハロウィンっぽいものは一切禁止で、許されてるのは「秋」のテーマだけ。パレードもなし、お菓子もなし、パーティーなんてもってのほか。ほぼ普通の授業日だよ。6. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
自分は2000年代前半の小学生で、1998年の秋に幼稚園に入った世代。マイノリティの家の子で、うちは秋の行事をやるような家じゃなかったから、母が妹と自分を学校の秋祭りに連れてってくれたときは夢中になったよ! キャラメルとホイップクリームをかけたリンゴのスライス、魔女の家やプリンコの部屋、手術室(オペレーションゲーム)に変身した教室。仮装したまま遊べることが山ほどあった! 「脳みそ」(正体は冷たいスパゲッティ)が詰まった中の見えない箱もあって、勇気を出して触れば景品がもらえたんだ…。楽しかったなあ。政府がまだ学校にお金を出してくれてた頃の話だよ😔
※ プリンコ:アメリカのテレビのクイズ番組で有名なゲーム。釘がたくさん打たれた板の上から円盤を落とし、落ちた位置で景品が決まる。オペレーションは、ピンセットで患者の体から小さな部品を取り出すボードゲームで、縁に触れるとブザーが鳴る。
7. 名無しのReddit住民
自分が子どもの頃は、ハロウィン当日は衣装を着て学校に行ってよかった。今はダメなんだって。お面がダメなのは分かるけど、校則を守ってるなら衣装くらい着させてあげてもいいのにね。ちょっと寂しくなるよ。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
うちの地域の学校なんて、建前上はハロウィン自体を祝ってないからね。代わりに「ブックデー」だか何だかをやって、子どもは好きな本のキャラクターの仮装をしていいことになってる。原理主義の人たちがあんまり騒がないようにするための抜け道みたいなもんだよ。
※ 保守的なキリスト教徒の一部には、ハロウィンを異教や悪魔に結びつく行事とみなして、子どもを参加させない人もいる。
9. 名無しのReddit住民
80年代に自分たちが着てたみたいな、顔がまるごと隠れるお面つきの衣装って、最近まったく見かけない気がする。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
今は学校で禁止されてるからだよ。顔が全部隠れちゃうと、誰が誰だか分からないからね。
11. 名無しのReddit住民
衣装を手作りすること! 自分は41歳で1歳の子どもがいるんだけど、手作りの衣装を着せてるのはうちくらいだって気づいたよ。子どもの頃は、自分で衣装を作るのがハロウィンの楽しさの大きな部分だったのにな。
12. 名無しのReddit住民
子どもの頃は、お菓子をもらって回るときの袋に枕カバーを使うのが珍しくなかった。というか、かなり普通だった。枕カバーを持って歩いてる子なんて、もう何十年も見てない気がする。自分の子どもに枕カバーを持たせて送り出した覚えも、たしかにないな。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
2000年代に回ってたけど、うちの親は枕カバーを使わせてたよ。バケツより理にかなってると思ってた。A)戦利品をたくさん運べる、B)海賊の袋みたいに肩に担げる。ヨーホー!
14. 名無しのReddit住民
枕カバー2つ分のお菓子をリビングの床にぶちまけて、種類ごとに仕分けて、好きな順に並べて、下位のやつは近所の闇市場に持っていく。ここまでがハロウィン🥰
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
子どもはいないんだけど、この前初めてトランク・オア・トリートのボランティアをしてきたんだ。そしたら、地べたに座り込んでお菓子を広げて、物々交換してる子どもたちがたくさんいてさ。完全に忘れてた大事な記憶がよみがえった瞬間だったよ!
※ トランク・オア・トリート:駐車場に車を並べ、飾り付けたトランクからお菓子を配る催し。家々を回る代わりに、教会や学校などが開くことが多い。
16. 名無しのReddit住民
暗くなってから回ること。ミネソタにいた頃は夜7時くらいからだったのに、今住んでるミシガンじゃ、6時には子どもたちがもう回り終わってる。子どもの頃の自分からしたら、ありえない話だよ。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
忘れちゃいけないのが、サマータイムの終わりがハロウィンの後になるように、わざわざ後ろにずらされたってことだよね。
※ アメリカでは2007年から、サマータイムの終わりが10月の最終日曜日から11月の第1日曜日に変わり、ハロウィンの夕方が1時間明るくなった。ハロウィンのためだったという話はよく語られるが、法改正のおもな名目は省エネだった。18. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
自分は時計を持ってなかったうえに砂糖でハイになってたから、真夜中を過ぎてもひたすら一軒ずつ回ってた。そしたら、眠そうな目をした家の人がドアを開けて「今何時だと思ってるの?」って。何時間も寝静まった家に向かって「トリック・オア・トリート!」って叫んでたんだと気づいて、ものすごく申し訳なくなったよ。大人たちが眠そうなことにも、家の明かりがどんどん消えていくことにも、子どもの頭じゃまったく気づかなかった。自分が起きてるなら大人も起きてるもんだと本気で思ってたんだよね。
先に言っとくと、ひとり親の母はたぶん仕事中だった。かなりの野生児だったよ。
19. 名無しのReddit住民
全部の家を回って、全部の玄関チャイムを鳴らすこと。近所の様子や、ネットで親たちが話してるのを見てると、今の家族は「うちは参加してます」ってはっきり分かる家じゃないと、まず行かないみたい。祝わない人も多いし、子どもが玄関に来ると怒る人までいるからね。このへんでお菓子を配る人は、玄関で待つ代わりに、家の前の駐車スペースや芝生に椅子を出して陣取ってることが多いよ。
自分が復活させようとしてるのは、ガレージを歩いて入れるお化け屋敷にしちゃう、近所に一軒はあったあの家。これがけっこう楽でさ、ハロウィン前の2週間くらいで準備しておけば、当日の夜はガレージの扉を開けるだけなんだ。
20. 名無しのReddit住民
っていうか、家を回ってお菓子をもらう習慣そのものが、もうほぼ死んだよね?
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
うちの町じゃ、ハロウィンという行事そのものが死んでる。昔はものすごく盛り上がってて、お菓子をもらいに来る子もたくさんいたし、どの家も飾り付けてカボチャを出して「うちはノックしていいよ」って知らせてたんだ。
それが終わったのが10年くらい前。年上のティーンの集団が、夕方6時以降に外にいる人を片っ端から脅かしたり嫌がらせしたり、家を壊したり物を盗んだり、窓を叩いて中の人を怖がらせたりするようになった。子連れの親たちのところに行って、子どもの顔の前で叫んで泣かせたりもするから、親も怖くて子どもを連れ出せなくなったんだよ。
それが3年続いて、みんなハロウィンをやめた。あのクソガキどものせいで外にも出られないし、家を飾ったら「ここに来てください」って言ってるようなもので、お菓子をねだられたあげく、家に卵をぶつけられたりトイレットペーパーでぐるぐる巻きにされたりする。
最初の連中はもう大人になったけど、次の世代がまた同じことをしてる。だから今はみんな心得てて、ブラインドもカーテンも閉めて、玄関の明かりを消して、朝までドアを開けない。
子どもの頃の最高の思い出のひとつだし、犬を連れてお菓子をもらいに回るのも大好きだったから、悲しいよ😔
※ 家に生卵を投げつけたり、木や家をトイレットペーパーで巻いたりするのは、ハロウィンの夜に昔からある悪質ないたずら。玄関の明かりやカボチャのランタンは「うちはお菓子を配っています」の目印で、明かりを消しておけば参加しないという意味になる。22. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
今のハロウィンは「K字型」なんだよ。SNSで話題になった地区は人でぎゅうぎゅう、それ以外は完全に無人地帯。
※ K字型:景気の回復などで、上向くところと落ち込むところにはっきり分かれる様子を表す言葉。
23. 名無しのReddit住民
リンゴはもらっちゃダメって言われてたこと。カミソリの刃が仕込まれてるかもしれないからって。
※ 「ハロウィンのお菓子やリンゴに毒や刃物が仕込まれる」という話は、かつて北米などで広く信じられ、親が子どもに注意する定番だった。ただ、見知らぬ人が子どもを狙った事件として確かめられた例はごくわずかで、報告の多くはいたずらや作り話だったとされる。
24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
あったあった、キャラメルアップル(リンゴにキャラメルをからめたお菓子)にカミソリの刃! っていうか、今どき手作りのお菓子を配ってる家なんてまだあるの?
25. 名無しのReddit住民
誰か90年代前半のお母さん、パーティーで食べたみたいなポップコーンボールを作ってくれないかな。あれがまた食べたいんだよ。
※ ポップコーンボール:ポップコーンを溶かした砂糖やシロップで丸く固めたお菓子。
26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
うちの母がまさにそれだった。近所の子ども全員分のポップコーンボールを作ってたんだよ。
27. 名無しのReddit住民
MTVで『スリラー』が流れるのを待つこと。当時は、あのミュージックビデオを見られるのって、基本的にハロウィンの年1回くらいだったんだよ。
※ 『スリラー』:マイケル・ジャクソンの代表曲。ゾンビたちと踊るミュージックビデオは、10分を超える短編映画のような作り。MTVは音楽ビデオを流すケーブルテレビ局。
28. 名無しのReddit住民
オレンジ色のユニセフの募金箱を組み立てること。「トリック・オア・トリート、ユニセフにご協力を!」ってね。
※ 「Trick-or-Treat for UNICEF」:お菓子をもらって回るついでに、ユニセフへの募金も集める子ども向けの運動。紙でできた小さなオレンジ色の箱を組み立てて持ち歩き、小銭を入れてもらった。
29. 名無しのReddit住民
お菓子が切れちゃって、うちの両親が子ども1人に1セント玉を10枚ずつ配ってたこと。
30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
近所に、夜になると不気味な雰囲気が出る、すごく素敵なヴィクトリア朝様式の古いお屋敷があって、そこに年配の女性が住んでたんだ。その人は1セント玉10枚をティッシュで包んで、首のところをパンの袋の口を留めるようなビニタイでねじって留めて、目を付けて、小さなおばけみたいにしてくれたんだよ!
まとめ
挙がった思い出は、大きく三つに分けられそうです。ひとつめは、雨でも大雪でも、平日でも週末でもおかまいなしに、暗くなってから子どもたちが町中を回る「夜のハロウィン」。今は夕方6時には回り終わってしまう地域もあり、「うちは参加しています」とはっきり分かる家だけを訪ねるのが普通になってきたようです。ふたつめは学校の行事で、仮装パレードやクラスのパーティーが、「秋」のテーマや「ブックデー」に置き換わったという話が、現役の小学校教師からも出ていました。みっつめは手作りのもので、手作りの衣装やポップコーンボール、ティッシュで包んだ1セント玉のおばけなど、お店で買えないものほど懐かしく語られているのが印象的です。カミソリ入りリンゴの噂のように、根拠のはっきりしない不安が手作りのお菓子を遠ざけた面もあるのかもしれません。
一方で、すっかり消えたわけでもないようです。SNSで人が集まる地区とまったく人が来ない地区に分かれる「K字型」だという指摘や、トランク・オア・トリートで地べたに座り込んでお菓子を交換する子どもたち、ガレージをお化け屋敷にして昔の雰囲気を取り戻そうとしている人もいました。形を変えながら続いている、というのが実際のところかもしれません。日本でも、子ども会の行事や地域のお祭りが昔より小さくなったと感じている人は多いはずで、どこか似た寂しさがありそうです。
皆さんの子どもの頃にはあったのに、今はすっかり見かけなくなった行事や風習はありますか?

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