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海外「母が学校にも自分にも『歯医者の予約』と嘘をついて、着いた先は公開初日の『エピソード1』だった」映画館で観たのが自慢の映画は?

海外「母が学校にも自分にも『歯医者の予約』と嘘をついて、着いた先は公開初日の『エピソード1』だった」映画館で観たのが自慢の映画は? エンターテイメント

「公開当時に映画館で観た」ことがちょっとした自慢になっている映画は?という質問に、海外掲示板で6,600件を超えるコメントが集まりました。1977年の『スター・ウォーズ』を9歳で観た人、何も知らずに『マトリックス』を観て打ちのめされた人、映写技師として『ロード・オブ・ザ・リング』を独り占めした人まで、配信では二度と味わえない「あの日の映画館」の思い出が並んでいます。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
公開当時の『ロード・オブ・ザ・リング』三部作。1年に1本ずつ続きが来るのを、3年かけて待った。配信で一気見できる今じゃ、あの待ち方はもう味わえないと思う。
※ 『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)、『二つの塔』(2002)、『王の帰還』(2003)の三部作。トールキンの小説『指輪物語』をピーター・ジャクソン監督が映画化した。完結編の『王の帰還』はアカデミー賞で作品賞を含む11部門を受賞している。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
当時、映画館で映写技師として働いてた。うちでは上映前に全作品を通しで観て、フィルムに傷や不具合がないか確かめる決まりがあったんだ。だから最初の2作は、いちばん大きいスクリーンで、非常灯まで消して、音量を最大にして、たった一人で観た。最高だったよ。
※ 当時はまだフィルム上映が主流で、劇場に届いたフィルムは上映前に映写技師が確かめていた。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
あれは自分たちの世代にとっての『スター・ウォーズ』三部作だったと思う。本家のスター・ウォーズが、こっちの期待してたものを出してくれなかった時期だったしね。1作目はほぼ何の期待もなく観て、2作目はワクワクして、3作目は期待が天井知らずだった。
うちでは次の新作の前に、必ず前作のエクステンデッド・エディションのDVDを買って観てた。1作目のエクステンデッド版は、DVDプレーヤーを買ったばかりの我が家で最初のDVDだったよ。特典映像が山ほど入ってたせいで、ほかのDVDへの期待値が上がりすぎて困った。
高校の同級生に、作中の「一つの指輪」のレプリカをいつも首から下げてるやつがいてさ。次の映画が待ちきれなくて、原作の『指輪物語』から『シルマリルの物語』まで読み始めてた。『王の帰還』を観て劇場を出たとき、そいつがぼそっと言ったんだ。「終わった。これから何すればいいんだろう」って。
※ エクステンデッド・エディションは、劇場版に未公開シーンを足した長尺版。メイキングなどの特典映像も大量に収録されていた。『シルマリルの物語』は、『指輪物語』より前の時代を描いたトールキンの神話集。

4. 名無しのReddit住民
何の先入観も予備知識もないまま、映画館で『マトリックス』を観たのは衝撃だった。記憶だと予告編は、中身がさっぱり分からない(それは最高)うえに、ちっとも面白そうに見えなかった(それは残念)。だから傑作が来るなんて、これっぽっちも思ってなかったよ。
※ 1999年のSFアクション。キアヌ・リーブス主演、ウォシャウスキー姉妹監督。「この世界は機械が見せている仮想現実だった」という設定と、見たことのないアクション映像で世界的なヒットになった。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
公開前の盛り上がりはすごかったけどな。町じゅうの看板に「マトリックスとは何か?」って一言だけ書いてあってさ。
自分は町に1館しかない英語上映の映画館で、深夜0時の回を観た。客席は完全に満員。冒頭のトリニティーと警官たちと電話ボックスの場面で頭が吹っ飛んで、ビルの屋上のネオのバレットタイムでもう一回吹っ飛んだ。とんでもなかった!!
※ バレットタイム:被写体のまわりにカメラを何台も並べて撮り、時間が止まったような映像の中で視点だけがぐるりと回る撮影手法。ネオがのけぞって銃弾をよける場面で有名になった。

6. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
自分は公開初日に一人で観た。当時15歳で、両親がつまらなそうな映画を観に行くっていうからついて行って、代わりに『マトリックス』のチケットを買ってもらったんだ。キアヌが出てること以外は何も知らなかったし、宣伝を見るかぎり、不気味で変な映画にしか見えなかった。
終わってから「そっちの映画どうだった?」って聞かれて、「たぶん今まで観た中で最高の映画だった」って答えたのを覚えてる。それから友達に片っ端から電話して(もちろん家の固定電話で)、何がなんでも今週末に観に行けって言って回った。『エピソード1』の深夜の先行上映も、『ロード・オブ・ザ・リング』も全部観てきたけど、あれはどれも何が来るか分かってたからね。完全に不意打ちだったのは『マトリックス』だけだよ。

7. 名無しのReddit住民
『ダークナイト』の初日の上映で、場内の空気がどうだったかは一生忘れない。鉛筆の手品の場面では、自分も含めて客席全員がとんでもない声を上げてた。結局、あと2回観に行ったよ。別にバットマンが特別好きってわけでもないのに、とにかく次元が違ったんだ。
※ 2008年、クリストファー・ノーラン監督のバットマン映画。ヒース・レジャー演じるジョーカーが、テーブルに鉛筆を立てて「消してみせる」と言い、ある乱暴なやり方で本当に消してしまう場面が有名。レジャーは公開前に亡くなり、この役でアカデミー助演男優賞を受賞した。

8. 名無しのReddit住民
1977年の『スター・ウォーズ』。当時9歳だった。今でも、あの文字が画面の奥へ流れていくオープニングを観ると鳥肌が立つ。
※ ジョージ・ルーカス監督のSF映画。アメリカ公開は1977年、日本公開は翌1978年。冒頭であらすじの文字が宇宙の奥へ流れていく演出は、シリーズの代名詞になった。

9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
自分も最初の公開のときに観た。1977年、まだただの『スター・ウォーズ』で、「エピソード何とか」なんて付いてなかった頃ね。その夏だけで13回観たよ。
※ 「エピソード4/新たなる希望」という副題は、1981年の再上映のときに冒頭の字幕へ加えられた。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
13回で驚いてちゃいけない。こっちは7〜8歳のときに40回以上観た。母がその映画館で働いてて、オーナーは母のいとこだったんだ。要するに、タダで子どもを預けておける場所だったわけ。

11. 名無しのReddit住民
7月4日に、アメリカの映画館で『インデペンデンス・デイ』を観た。……ちなみに自分はアメリカ人じゃない。独立記念日の当日に、独立記念日の映画を、本場のお客さんと一緒に観たんだから、ある意味いちばん贅沢な観方だったと思ってる。
※ 1996年のSF大作。巨大な宇宙船に襲われた人類が反撃に出る話で、クライマックスの総攻撃がアメリカ独立記念日の7月4日に行われる。

12. 名無しのReddit住民
『プリンセス・ブライド・ストーリー』。笑える話があってさ。14歳の男子だけのグループで、ショッピングモールの映画館に『パラダイム』を観に行ったんだ。ところが少し遅刻して、時間的に観られるのが『プリンセス・ブライド・ストーリー』しかなかった。14歳の男子がお姫様の映画なんか観たいわけない。でも暇だったから、みんなで野次を飛ばしてバカにしてやろうって作戦を立てた。
結果、野次はゼロ。劇場を出たときには全員、こんなに面白い映画を観ちまったって動揺してたよ。
※ 『プリンセス・ブライド・ストーリー』は1987年、ロブ・ライナー監督の冒険ファンタジー。おとぎ話の形で剣劇・恋愛・ギャグを詰め込んだ作品で、アメリカでは今もセリフが引用されるほどの人気作。『パラダイム』は同じ年に公開されたジョン・カーペンター監督のホラー。

13. 名無しのReddit住民
『エピソード1』。この30年、どの映画でも、あれと同じレベルの盛り上がりは見たことがない。スター・ウォーズの新作が来るってだけで、世の中全体がお祭り状態だった。
※ 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)。1983年の『ジェダイの帰還』(日本公開時の題は『ジェダイの復讐』)以来、16年ぶりのシリーズ新作だった。

14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
『エピソード1』の深夜0時の初回を観るために、徹夜で並んだ。同じことをしてる人が山ほどいて、待ってる間はもう巨大なパーティーだったよ。知らない人とずっとしゃべってて、ちっとも眠くならなかった。

15. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
うちの母は、学校にも自分にも「歯医者の予約がある」って言ってた。こっちは映画館に着くまで、本気で歯医者に行くと思い込んでたんだよ。着いた先は、公開初日の『エピソード1』。母がこれまでにやってのけた作戦の中でも、ダントツでイカしてる!!

16. 名無しのReddit住民
『パイレーツ・オブ・カリビアン』が公開されたとき、彼氏のピックアップトラックを海賊船みたいに飾りつけて、自分たちも海賊の格好をして、映画館の駐車場を”航海”したんだ。たぶん人生でいちばん好きな思い出のひとつ。
※ 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)。ディズニーランドのアトラクションをもとにした海賊映画で、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウが当たり役になった。

17. 名無しのReddit住民
映画館で『パルプ・フィクション』を観たってだけじゃない。正式公開より前の、深夜の先行上映で観たんだ。タランティーノなんて名前も聞いたことがなかったし、どんな映画かも全然知らなかった。頭の中を組み替えられるような体験だったよ。
※ 1994年、クエンティン・タランティーノ監督の犯罪映画。ギャングやボクサーの話を、時系列をばらばらにして描いた群像劇で、カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞した。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
自分は公開した週に観た。友達と1年半も公開を待ってて、観たら完全に頭を撃ち抜かれた。で、次の週末に別の友達から「映画行かない?」って誘われたんだけど、もう一回『パルプ・フィクション』を観に行くからって断ったんだよね。おかげで、そいつと観るはずだった『ショーシャンクの空に』を観たのは、それから4年くらい後になった……
※ 『ショーシャンクの空に』も1994年公開の刑務所ドラマ。公開時の興行は振るわなかったが、ビデオで評判が広まり、今では映画ランキングの上位の常連になっている。

19. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
14歳のとき、親父を引っ張って公開初日に行った。その映画館では夜9時の回しかやってなくて、親父は連れて行かれるのを明らかに嫌がってた。なのに劇場から出てきたら「今まで観た映画で一番だった」だってさ。
※ 『パルプ・フィクション』はアメリカではR指定(17歳未満は保護者の同伴が必要)。

20. 名無しのReddit住民
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を一般公開前の上映で観た。何が起きてるのか、場内の誰ひとり分かってなかった。本物の記録映像なのか作り物なのかすら、みんな判断がつかないまま観てたと思う。
※ 1999年のホラー映画。森で行方不明になった学生3人が残した映像、という体裁で作られている。公開前にネットで実際の事件のように宣伝され、本物だと信じた観客も多かった。

21. 名無しのReddit住民
『シックス・センス』。世間で騒がれ始める前の、公開した週末に観た。マジで椅子から転げ落ちそうになったよ。
※ 1999年、M・ナイト・シャマラン監督、ブルース・ウィリス主演。死者が見える少年と精神科医の話で、結末のどんでん返しが有名。ネタバレ厳禁の映画の代表格。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
1999年に公開された映画は全部。『マトリックス』も『シックス・センス』も『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』も『ファイト・クラブ』も『エピソード1』も、ぜんぶ同じ年なんだぜ。完璧な一年だった。
※ 『ファイト・クラブ』(1999)はデヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピットとエドワード・ノートン主演のサスペンス。

23. 名無しのReddit住民
すごく人気だったのは知ってるけど、それでも初代『トイ・ストーリー』を映画館で観たのは特別だよ。アニメーションを永遠に変えてしまった、二度とない瞬間に自分も立ち会ってたんだって気がする。
※ 1995年、ピクサー制作。世界初の長編フルCGアニメ映画で、日本公開は1996年。

24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
「自慢」って言えるかは分からないけど、『スパイダーマン:スパイダーバース』を公開時に息子と何の予備知識もなく観に行った。息子は友達から「けっこう良かった」って聞いてたらしいけど、こっちは何の映画かすら知らなかった。まあまあのディズニーアニメくらいのつもりで行ったら、完全に打ちのめされたよ。アニメの歴史を変えた傑作だと思う。観ておいて本当によかった。
※ 2018年のアニメ映画。アメコミのコマ割りや印刷の網点をそのまま動かしたような映像で話題になり、アカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞した。

25. 名無しのReddit住民
子どもの頃、ポケモンの最初の映画を公開されたときに劇場で観た。ロビーも客席も子どもだらけで、ピカチュウが出てくるたびに場内が叫び声で揺れてたのを覚えてる。
※ 日本の『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(1998)のこと。アメリカでは翌1999年に『Pokémon: The First Movie』の題で公開された。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
あれ、入場特典でポケモンカードがもらえたよな。もらったカードはスリーブに入れて、今も実家の机の引き出しにしまってある。たまに開けると、一瞬で小学生に戻れるんだよ。

27. 名無しのReddit住民
『26世紀青年』を公開初週に観た。うちの近くで上映してたのは3〜4館くらいしかなくて、客は自分と友達を入れても10人いなかった。
※ 2006年、マイク・ジャッジ監督のコメディ。軍の冬眠実験で500年後に目覚めたら、人類がすっかりバカになっていたという話。配給会社がほとんど宣伝しないまま、ごく限られた館数で公開された。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
上映館の少なさなら、こっちも負けてない。『ドニー・ダーコ』を最初の公開のときに観た。上映してたのは全部で58館だけで、うちの地元の劇場がその1つだったんだ。
※ 2001年、ジェイク・ギレンホール主演のSFスリラー。不気味なウサギの着ぐるみの男に「世界はあと28日で終わる」と告げられる少年の話。公開時はほとんど当たらず、DVDで人気が出てカルト映画になった。

29. 名無しのReddit住民
1968年に、ニューヨークで両親と『2001年宇宙の旅』を観た。8歳だった。ある意味、あれが一生SF小説を読み続ける人生と、科学の仕事に就くきっかけになったと思う。
※ 1968年、スタンリー・キューブリック監督のSF映画。人類の進化と宇宙を描いたSF映画の金字塔で、人工知能HAL 9000が人間に逆らう場面などは今も語り草。

30. 名無しのReddit住民
1964年、地元の映画館で『メリー・ポピンズ』。1974年に『ファントム・オブ・パラダイス』。1979年の『地獄の黙示録』は公開初日の昼前で、客は自分を入れて2人だけ。1991年の『ドアーズ』は深夜上映。
……こうして並べると、何かの移り変わりが見えてくる気がするな?
※ 『メリー・ポピンズ』はディズニーのファミリー向けミュージカル、『ファントム・オブ・パラダイス』はブライアン・デ・パルマ監督のロック・ミュージカル、『地獄の黙示録』はフランシス・フォード・コッポラ監督のベトナム戦争映画、『ドアーズ』はオリバー・ストーン監督による60年代のロックバンドの伝記映画。

まとめ

挙がった作品は1960年代から2010年代までばらばらですが、思い出の語り方には共通点がありました。まず目立つのは「何も知らずに観て打ちのめされた」という体験です。『マトリックス』『パルプ・フィクション』『シックス・センス』『スパイダーバース』と、予告編もネットの評判もほとんど頭に入れずに観た人ほど、衝撃を誇らしげに語っています。ネタバレを避けるのが難しい今では、なかなか再現できない観方かもしれません。

もうひとつは、映画そのものより「その日の映画館」の記憶です。『ダークナイト』の鉛筆の場面でどよめく客席、『エピソード1』の徹夜の行列、歯医者だと嘘をついて連れ出してくれた母親、渋々ついてきたのに「今まで観た映画で一番だった」と言い出した父親。逆に、客が10人もいなかった『26世紀青年』や、全国58館でしか上映されなかった『ドニー・ダーコ』を自慢する人がいるのも面白いところです。のちにカルト作と呼ばれるようになった映画を、まだ誰も知らない時期に観ていたことが、満員の初日とはまた別の自慢の種になっているのでしょう。日本の『ミュウツーの逆襲』が、アメリカの子どもたちの思い出に入っているのも少しうれしい話です。

皆さんにも「公開当時に映画館で観た」と、つい言いたくなる映画はありますか?

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