「聞いたときは簡単そうなのに、考え始めると頭がこんがらがるなぞなぞは?」。海外掲示板のこの問いかけに、当時の彼女の父親に出されたトウモロコシの問題、3つの扉の確率問題、ホテル代から消えた1ドルなど、昔から人を悩ませてきた難問と珍問が集まった。コメント欄では「それはなぞなぞじゃなくて、ただの引っかけだろ」というツッコミも飛び交っていて、問題と同じくらい言い合いも面白い。答えはコメントか注釈に必ず載せてあるので、まずは自力で考えてみてほしい。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
「外側を捨てて中身を調理して、そのあと外側を食べて中身を捨てるもの」って何だと思う?
昔付き合ってた彼女のお父さんに出されたなぞなぞで、これを解いたら一気に気に入ってもらえたんだ。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
トウモロコシでしょ? 皮をむいて捨てて、中身を茹でて、粒を食べたら芯を捨てる。……で、「昔の彼女」ってことは、今はそのお父さんのほうと付き合ってるんだよね?
3. 名無しのReddit住民
作る人はそれを欲しがらない。買う人にはそれが必要ない。使う人はそれを目にすることがない。さて、何でしょう?
追記:気の利いた答えがいろいろ出てるけど、最初に出たやつが正解。棺桶だよ。
4. 名無しのReddit住民
定番の「上がる一方で、絶対に下がらないものは?」には、子どもの頃まんまとやられた。煙かな、風船かなって何週間も考え続けたのに、母親があっさり「あんたの年齢よ」って。あのときは自分がとんでもないバカに思えたし、正直いまでも少し思ってる(笑)
5. 名無しのReddit住民
バットとボールが合わせて1ドル10セント。バットはボールより1ドル高い。じゃあ、ボールはいくら?
簡単だと思って間違える人が本当に多いんだ。答えは5セント。ボールが5セントなら、それより1ドル高いバットは1ドル5セントで、合計がちょうど1ドル10セントになる。
※ 直感では「10セント」と答えたくなるが、それだとバットは1ドル10セント、合計は1ドル20セントになってしまう。直感に飛びつかずに考え直せるかを測る「認知反射テスト」の代表的な問題として知られている。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
これ、代数の基本中の基本で、13歳くらいで習う内容だよ。ボールの値段をxドルとすると、x+(x+1)=1.1。2x=0.1だから、x=0.05。つまり5セント。
余談だけど、「学校は税金や住宅ローンの計算みたいな役に立つことを教えてくれない」って文句を言う人は、まさにそれを授業で何週間もやってたことを忘れてるんだよな。
7. 名無しのReddit住民
「モーセは方舟に、動物を種類ごとに何匹ずつ乗せたでしょう?」
子どもの頃に聖書クイズの本で見つけて以来、30年以上いろんな人に出してるけど、ほぼ毎回引っかかってくれる。みんな「種類ごと」という言い回しに罠があると思い込んだり、数のほうを必死に考えたりするんだ。方舟に乗せたのはモーセじゃなくてノアだってことには、誰も気づかない。
※ 旧約聖書で、大洪水に備えて方舟に動物を乗せたのはノア。モーセは、民を率いてエジプトを脱出した別の人物。文中の名前がすり替わっていても気づきにくいこの現象は、心理学で「モーセの錯覚(Moses illusion)」と呼ばれている。
8. 名無しのReddit住民
厳密にはなぞなぞじゃないけど、3つの扉から当たりを選ぶモンティ・ホール問題。正解は「扉を替えれば当たる確率は2/3、替えなければ1/3」。これを教えられた人が、黙り込んで自分の頭の中に引きこもっていくのを何度も見てきた。
数学の話で、ここまで頑固に認めない人が多いのも珍しい。分からないのは仕方ないけど、「しっくりこないから、証明済みの数学のほうが間違ってる」と言い張るのはさすがにどうかしてるよ。
※ モンティ・ホール問題:3つの扉のうち1つだけが当たり。挑戦者が1つ選ぶと、当たりの場所を知っている司会者が、残り2つのうちハズレの扉を1つ開けて見せ、「選び直しますか?」と尋ねる。五分五分に思えるが、選び直したほうが当たる確率は2倍になる。名前はアメリカのテレビ番組の司会者にちなむ。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
ポイントは、司会者が正解を知ってるってところだよ。トランプで考えてみて。
君が52枚の中から1枚引く。それがクラブのエースである確率は1/52だ。俺は残りの51枚を全部見たうえで、そのうち50枚を「この中にクラブのエースはないよ」と表向きにしてテーブルに並べる。
さて、クラブのエースを持ってるのはどっちだと思う? 52枚から適当に1枚引いた君か、51枚を見てエースを探し、残す1枚を自分で選んだ俺か。
10. 名無しのReddit住民
オンドリが屋根のてっぺんで卵を産んだ。さて、卵はどっち側に転がる?
こう聞くと、みんな屋根の傾きだの物理だのを延々と考え込む。答えは「オンドリは卵を産まない」。単純すぎて、聞いた人の頭が止まるんだ。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
それは答えじゃなくて、作り話の前提を突っぱねてるだけだろ。問題文が「オンドリが卵を産んだ」と言ってる以上、その話の中では産んだんだよ。
「アメリカとメキシコの国境に飛行機が墜落した。生存者はどこに埋める?」というなぞなぞに、「そんな場所に飛行機が落ちたことはない」と返しても正解にはならないよね。作り話の設定が現実と違うと言い立てるのは、解いたうちに入らない。ちなみに、こっちの正解は「生存者は埋めない」ね。
12. 名無しのReddit住民
このサイトには、なぞなぞが何なのか分かってるやつが一人もいないのか? 確率の問題に、算数の文章題に、引っかけクイズ。スレ主が聞いてるのは「なぞなぞ」なんだけどな。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
落ち着いて。本当のなぞなぞは、最初からずっと君の心の中にあったんだよ。
14. 名無しのReddit住民
じゃあ短いのを2つ置いていく。ひとつめは「いつもこっちへ向かってきてるのに、絶対に到着しないものは?」。ふたつめは「犬は森の中へ、どこまで走って入っていける?」
答えは「明日」と「森の真ん中まで」。真ん中を過ぎたら、もう森から出ていく方向に走ってることになるからね。
15. 名無しのReddit住民
出張で来たビジネスマン3人がホテルに着いて、1部屋を3人で割り勘にすることにした。なにしろ倹約家の3人だ。フロント係が告げた料金は30ドル。1人10ドルずつ払い、荷物はボーイが部屋まで運んだ。チップは誰も渡さない。なにしろ倹約家だから。
ボーイがフロントに戻ると、フロント係がため息をついた。「さっきの3人、料金を取りすぎた。あの部屋は割引で25ドルなんだ。この5ドルを返してきてくれ」。ボーイは階段を上りながら考えた。5ドルは3人で割り切れないし、チップももらってない。そこで3ドルだけ返して、2ドルは自分のものにした。
さて、3人が払ったのは結局1人9ドル。9ドル×3人で27ドル。ボーイが取ったのが2ドル。27+2=29ドル。最初に払ったのは30ドルなのに、残りの1ドルはどこへ消えた?
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
うまいなあ。言い回しのせいで、すごく引っかかりやすくなってる。でも正しい計算は27-2=25なんだよ。3人が払った27ドルの内訳が、部屋代25ドルとボーイの2ドル。27ドルの中にボーイの取り分はもう入ってるのに、そこへまた2ドルを足すからおかしくなる。
30ドルの行き先で数えるなら、ホテルに25ドル、ボーイに2ドル、3人の手元に3ドル。ちゃんと合ってるよ。
17. 名無しのReddit住民
「ポケットの中には何がある?」
なぞなぞ勝負でこれを出すのは、さすがに反則だと今でも思ってる。出された側が「ずるいよ、いとしいしと。あいつの汚らしいポケットの中身を当てろだなんて、ずるいじゃないか」とぼやくのも当然だ。
※ J・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』の一場面。主人公ビルボが洞窟の怪物ゴラム(邦訳によってはゴクリ)となぞなぞ勝負をしている最中、問題が思いつかずに漏らした独り言が、そのまま出題として扱われた。答えは「指輪」で、ゴラムは3回答えても当てられなかった。
18. 名無しのReddit住民
英語の綴りを思い浮かべながら考えてほしい。「私を窓から放り出すと、悲しみに暮れる妻が残る。今度はドアの中に入れてやると、命を与える人が現れる。私は何?」
19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
「病院の4階にある分娩室」と自信満々で答えたら違った。窓から落とせば未亡人ができて、ドアから入れれば命が生まれる。完璧だと思ったのに。
正解はアルファベットの「n」。windowからnを取るとwidowになって、doorにnを入れるとdonorになるんだってさ。
※ window(窓)から n を抜くと widow(未亡人)に、door(ドア)に n を足すと donor(臓器や血液の提供者=命を与える人)になる、という英語の綴りを使ったなぞなぞ。
20. 名無しのReddit住民
大きさは測れるのに、質量はない。それでいて肉眼ではっきり見える。そして樽に入れると、樽が軽くなる。これ、何だと思う?
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
答えを書かずに問題だけ置いていくのは、人をイライラさせるだけの釣りと変わらないぞ。……穴、で合ってるよな? 樽に穴を開ければ、そのぶん軽くなるんだから。
22. 名無しのReddit住民
セント・アイヴスへ向かう道で、7人の妻を連れた男に出会った。妻はそれぞれ袋を7つ持ち、袋にはそれぞれ猫が7匹、猫にはそれぞれ子猫が7匹。子猫に猫に袋に妻たち、セント・アイヴスへ向かっていたのは全部でいくつ?
答えは1。向かってたのは「私」だけだから。
※ イギリスに古くから伝わるなぞなぞ歌で、セント・アイヴスはイングランドにある町の名前。7×7×7×7と掛け算を始めた人が引っかかる仕組みになっている。映画『ダイ・ハード3』(1995年)にも、犯人が主人公たちにこの問題を出し、答えを電話番号の一部として使わせる場面がある。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
出来が悪い問題だと思う。その男と妻たちもセント・アイヴスへ向かってたのかどうか、どこにも書いてないよね。同じ方向に歩いてて追いついただけかもしれないのに、すれ違ったと決めつけないと1にはならない。
24. 名無しのReddit住民
手の中にハチが1匹いる。じゃあ、目の中には何がある?
答えは「美」。……美は、ハチを持つ者の目に宿るから。
※ 英語のことわざ “Beauty is in the eye of the beholder”(美は見る人の目に宿る=何を美しいと感じるかは人それぞれ)が元ネタ。beholder(見る人)と bee holder(ハチを持っている人)の発音が同じ、というダジャレになっている。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
こんなに腹を立てながら高評価ボタンを押したのは、生まれて初めてだよ。悔しいから、今度ゲーム仲間にも出して同じ目に遭わせてやる。
26. 名無しのReddit住民
分かれ道に差しかかったけど、どっちへ進めばいいか分からない。そこには見分けのつかない双子の兄弟がいて、片方は必ず嘘をつき、もう片方は必ず本当のことを言う。ただ、どっちがどっちかは分からない。許されてるのは、二人に同じ質問を1つするだけ。さあ、何と聞く?
※ よく知られた答えは「もう一人に正しい道を聞いたら、どっちを指しますか?」。正直者は、嘘つきが指すはずの間違った道をそのまま教える。嘘つきは、正直者が指すはずの正しい道を偽って、やはり間違った道を教える。二人とも同じ道を指すので、その反対へ進めばいい。
27. 名無しのReddit住民
青い目の島のパズル。初めて聞いたとき、答えをどうにか飲み込もうとして何晩も眠れなかった。文章題に「彼らは全員、完璧な論理的思考の持ち主である」なんて一文が出てきたら、頭を壊しにくる問題だと覚悟したほうがいい。
※ 青い目の島のパズル:島に青い目の人が100人、茶色い目の人が100人いる。全員が他人の目の色は見えるが、自分の目の色は知らず、互いに教え合うこともできない。毎晩フェリーが来て、自分の目の色が分かった人だけが島を出られる。ある日、島の導師が全員の前で「青い目の人が見える」と一度だけ告げた。誰が、何日目の夜に島を出るか、という問題。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
答えは「100日目の夜に、青い目の100人が全員そろって出ていく」で合ってる?
青い目が1人だけなら、その人には誰の青い目も見えないから、自分のことだと分かって初日の夜に出ていく。2人なら、初日に相手が出ていかなかったのを見て「自分も青い目なんだ」と気づき、2日目の夜に2人で出る。これを1人ずつ増やしていくと、100人なら100日目になる。
29. 名無しのReddit住民
アメリカ人は減らしたがってて、イギリス人は増やしたがってるもの、なーんだ?
答えはポンド。アメリカ人にとっては体重の単位で、イギリス人にとってはお金の単位だからね。
30. 名無しのReddit住民
隅っこでじっとしてるのに、世界中を旅するものは?
1ドルショップで買い物してたら、知らないおじいさんにいきなりこれを出されて、その場で固まってしまった。答えは切手。封筒の隅に貼られたまま、世界のどこへでも運ばれていく。聞いてしまえば当たり前なのに、あのときは何も出てこなかったよ。
まとめ
並んだ問題を見比べると、人が引っかかる仕掛けは大きく3種類ありました。ひとつは、トウモロコシや棺桶のように、言葉どおりに考えていけば解ける昔ながらのなぞなぞ。ふたつめは、バットとボールや消えた1ドルのように、直感がもっともらしい間違いへ引っぱっていく算数の問題。みっつめは、モーセの方舟やオンドリの卵のように、問題文の前提そのものに罠が仕込んであるタイプです。コメント欄で「それは答えになっていない」と言い合いになったのは、主にこの3つめでした。出された側が腹を立てるのは、解けなかったからというより、ルールの外から答えを持ってこられたと感じるからなのでしょう。
日本にも「パンはパンでも食べられないパンは?」のような定番がありますが、言葉の音に頼っているぶん、英語の綴りやダジャレを使った問題と同じく、ほかの言語には移しにくいものです。一方で、モンティ・ホール問題のように数字だけでできた問題は、どの国の人も同じところでつまずきます。皆さんがこれまでに一番悩まされたなぞなぞは何ですか? そして、今回の問題はいくつ自力で解けましたか?

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