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海外「歩行式の溝掘り機は、怒った熊の後ろ足をつかんで洞窟から引きずり出す作業に近い」1シフトで人が謙虚になる仕事…

海外「歩行式の溝掘り機は、怒った熊の後ろ足をつかんで洞窟から引きずり出す作業に近い」1シフトで人が謙虚になる仕事… 仕事・キャリア

「単純労働」と呼ばれている仕事のうち、1シフト入っただけで大半の人間が謙虚になるのはどれか。r/AskRedditのこの質問に、実際にその現場で働いた人たちのぼやきが山ほど集まりました。皿場、配管の溝掘り、干し草の積み込み、病院の夜勤清掃、介護、ゴミ収集。共通していたのは「簡単そうに見えるのは、やってる人がうまいからだ」という一点でした。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
単純労働だと思ってる人がそんなに多いとは思わないけど、それでも全員が一度は接客をやったほうがいい。レジの向こう側に立ってる人間がどれだけ飲み込んで笑ってるのかが分かるだけで、客としての態度は確実に変わるから。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
100%同意する。若いころに小売とコールセンターを両方やったけど、どっちも相当きつい。特にクリスマス商戦の小売は全員が一度は経験しておくべきだと本気で思ってる。棚は荒れる、レジは伸びる、そこに「店員なら知ってて当然だろ」って態度の客が並ぶんだから。

※ 欧米の小売はクリスマス前の約1か月が年間最大の繁忙期。日本でいえば年末年始の商戦とお歳暮シーズンが同時に来るような時期。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
接客を半年間の義務にするだけで、社会の思いやりの総量は一気に回復すると思う。何かの制度をひとつ作るより効くよ、たぶん。

4. 名無しのReddit住民
配管屋の下について溝を掘る仕事。金持ちにも貧乏人にもいろいろ会ってきたけど、穴掘りだけは全員が「技能は要らないけど尊敬する」って言うんだよね。一日やれば理由が分かる。夕方には腰から下が他人のものになってる。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
森の中の小屋2軒に電気を引くために、歩行式の溝掘り機を一日操作させられたことがある。感覚としては、怒った熊の後ろ足をつかんで洞窟から引きずり出す作業に近い。あれ以上疲れた日は、後にも先にも一度もない。

※ 歩行式の溝掘り機(トレンチャー)は、人が後ろから押さえながらチェーンソー状の刃を地面に食い込ませて配管用の溝を掘る機械。刃が石を噛むたびに本体が跳ね上がるので、押さえ続けるだけで全身が消耗する。

6. 名無しのReddit住民
干し草の積み込み。まず畑に転がってるベールを拾ってトレーラーに積み上げて、次はそれを降ろして納屋にもう一度積み直す。ベール1個がだいたい23キロで、一日に50個から250個。数字だけ見ると地味だけど、100個目あたりで指が言うことを聞かなくなるよ。

※ ベールは刈った干し草を圧縮して四角く縛った塊。1個約50ポンド=約23kg。日本の農家でいえば、30kgの米袋を一日中担ぎ続ける作業に近い。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
しかも決まって気温は35度、湿度は体感102%。おまけに納屋の二階の干し草置き場まで放り上げないといけない。下から上に投げる動作が一番効くんだよ、あれ。

※ 原文は華氏95度=摂氏約35度。納屋の二階(ヘイロフト)は屋根裏の貯蔵スペースで、機械では入れないので下から人力で放り上げて積む。

8. 名無しのReddit住民
子どものころ、夏は毎年祖父の農場で干し草を運んでたし、人手が足りない他の農家にも呼ばれてた。慣れてしまえばそこまで悪くないけど、ルールはある。干し草は腕にも髪にも鼻の中にもズボンの中にも入る。手袋なしでやるのは最初の一日だけで、二度と同じ間違いはしない。十代には最高の稼ぎだったし、夏の終わりには体が仕上がってた。ただ42歳になった今、10万ドル(約1500万円)出されない限り絶対にやらない。

9. 名無しのReddit住民
夏の畑で野菜を収穫する仕事。ずっと中腰で、日陰はなくて、それでも手だけは止められない。あれを一日やったあとでスーパーの野菜の値段に文句を言える人がいたら、ちょっと見てみたい。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
十代のころに2シーズンやった。今までで一番きつい肉体労働だったし、正直たぶん自分は列の足を引っ張ってただけだと思う。さくらんぼとりんごを摘んで育ったって人も知り合いにいるけど、あれも信じられないくらい疲れるらしい。簡単そうに見える作業が簡単そうに見えるのは、30年やってる人が職人の手つきでやってるからなんだよ。

11. 名無しのReddit住民
レストランの皿洗い。ディナーラッシュに入って3時間、洗う速度より皿が増える速度のほうが速くなった瞬間に、みんな「単純労働」って言葉を引っ込める。

12. 名無しのReddit住民
ピークのど真ん中で一日立ってみてほしい。熱気と湯気で全身ずぶ濡れになって、重いラックを持ち上げ続けて、汚れた皿の行列は途切れない。しかも水を触り続けてると指の皮が割れてくる。あれが始まると洗剤がしみて泣きそうになるよ。

13. 名無しのReddit住民
厨房の仕事はどれもきついけど、打ちのめされるのが一番早くて一番深いのは皿場だと思う。自分はホール側の責任者だったんだけど、皿洗いが体調不良で休んだ日に代打で入って、それ以来キッチンの連中に頭が上がらなくなった。暑いし濡れるし汚いし、止まらない。それでいて厨房のある店は皿洗いがいないと一秒も回らない。給料も肩書きの扱いも低いままなのがまた効いてる。

※ 皿場(dish pit)は厨房の洗い場のこと。英語ではホール側を front of house、キッチン側を back of house と呼び分けていて、このコメントは「ホールの管理職がキッチンの尊敬を勝ち取った日」の話。

14. 名無しのReddit住民
大学時代に皿洗いをやってたけど、自分はそこまで嫌いじゃなかった。店長がヘッドホンを許してくれたから、音楽とポッドキャストを流しながらひたすら擦って帰るだけ。本当にきついのは、店に最後まで残るのが必ず自分だってこと。厨房の連中が洗い物を全部出し終わらないと最後の運転を始められないから、出し終えた全員が帰っていくのを見送りながら、まだ一人で擦ってる。

15. 名無しのReddit住民
正直、飲食のホールとファストフードは全部これ。仕事の半分が、言い返す権限をゼロにされたまま偉そうな客に踏まれることでできてる。うちの父親がまさに店員に横柄なタイプで、そのたびに指摘してるんだけど、本人は平均的なレストランで半シフトも保たないくせに自分は上の人間だと思ってるんだよ。

16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
自分もホール経験者として言わせてほしい。週末の忙しい夜に8時間だけ入ってみてくれ。5分のあいだに15人の予約なし団体が入ってきて、1卓は会計を頼み、2卓が飲み物を頼み、1卓は注文したがってて、料理も飲み物も上がってて、下げ物が溜まった卓が3つあって、そのうえ客の一人から気持ちの悪い下ネタを投げられて、笑わなかったら怒られる。

※ 欧米のホールスタッフは収入の大半をチップに頼る仕組みなので、理不尽な客にも笑顔で応じざるを得ない構造がある。「チップを渡さない自慢」が嫌われるのもこのため。

17. 名無しのReddit住民
ケアがつく仕事は全部そう。介護でも保育でも学校の補助員でも、体力と感情と神経を同時に削られる。しかも相手を本気で大事に思ってるほど削られ方がひどくなる。うちの学校にいつでも来ていいよ。子どもは容赦ないし、それでも笑ってなきゃいけないから。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
介護職の隣で働いてるけど、彼女たちは唾を吐かれ、叩かれ、性的な言葉を投げられ、差別語で呼ばれる。それでも、便を撒き散らされながら笑顔でお尻を拭かなかったらクビになる。給料はファストフードの店員と同じだよ。

19. 名無しのReddit住民
認知症の方の介護。心理的にも肉体的にも要求が高すぎるのに、支払われるのは小銭みたいな額。自分は家族を介護してるだけの立場だけど、症状が進むほど一日が総力戦になっていく。あれを他人相手に、しかも何人分も同時にやるのが仕事なんだよ。

20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
分かる。ベッドから車椅子へ移す動作ひとつ取っても、力任せにやると腰が飛ぶし、相手が急に力を抜くこともある。それを一日に何十回、しかも相手が嫌がっている状態で、こちらは笑顔のままやるんだよ。

21. 名無しのReddit住民
日曜、教会の礼拝が終わった直後のレジとホール。あの人たちは本当に化け物だよ。巨大教会の向かいのファミレスで働いてたことがあるけど、日曜の昼だけは完全に地獄だった。

※ アメリカでは日曜の礼拝後に家族で外食する習慣があり、正午前後に一斉に混む。数千人規模の「メガチャーチ」周辺の店は特に激しく、チップが渋いことでも有名。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
しょうがないよ、あの人たちは今しがた「いい行いをした」という気持ちをたっぷり補充してきたところなんだから。翌週分の徳を先に積んだ気になって席についてるんだよ。

23. 名無しのReddit住民
病院の清掃。元「環境整備テクニシャン」だけど、追加するなら夜勤ね。日勤と夕勤は各病棟に1人ずつ配置できるんだけど、夜は運が良くて十数人で病院全体を見る。うちは本館5階建てが十字型に伸びてて、昼なら「4階南の廊下一本」が担当範囲だった。あと、単純労働は簡単って意味じゃないと10分で分かる仕事でもある。体液を扱って、感染対策があって、不安定な患者がいて、手を抜けない前提で全部が回ってるから。

※ 「環境整備テクニシャン(Environmental Services)」は病院清掃スタッフの正式な職名。院内感染対策の一部を担う職種として扱われている。

24. 名無しのReddit住民
ここの人たち、単純労働っていうのは技能が要らないって意味じゃなくて、前提知識なしで短期間で一通り教えられるって意味だよ。仕事が楽って意味じゃない。むしろ単純労働と呼ばれる仕事のほとんどは体を壊しにいく仕事だ。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
意味は分かってるけど、それでも言われた側がカチンとくるのも分かるよ。そろそろもう少しマシな呼び名を考えたほうがいい。実際のところ「単純労働」は「低賃金」を上品に言い換えただけの階級用語になってるから。

26. 名無しのReddit住民
建設現場の作業員。知り合いの元請けは、雇った人間の半分が最初の給料日まで残らないって言ってた。理由はそれぞれだろうけど、大半は暑さか寒さで脱落するらしい。あと屋根屋は本当に別格。真夏の屋根の上は、下にいる人間とは別の惑星にいると思ったほうがいい。コンクリート屋も相当だよ、固まるまでの時間と競走しながら重いものを扱う仕事だから。

27. 名無しのReddit住民
引っ越し屋。地元の「男2人とトラック1台」みたいな会社で3年パートをやって、1年フルタイムをやって、そのあと大手で8年やった。エレベーターなしの3階建てアパートで3時間経ったあたりで吐いたり、彼女に迎えに来てもらったりする筋肉自慢のジム通いの数が、本当にすごかった。

※ 欧米の集合住宅は低層だとエレベーターのない物件が多く、階段で家具を担ぎ上げることになる。日本の引っ越し業者が階段作業に追加料金を設定しているのと同じ理屈。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
うちの同僚も元引っ越し屋なんだけど、トレーニングメニューの何ひとつあの仕事の準備にならなかったって言ってた。自分は経験ないよ。ただ自分の引っ越しですらあんなに嫌なのに、それを毎日やるのは想像もつかない。

29. 名無しのReddit住民
倉庫の12時間夜勤。週4日12時間の週と、週3日12時間の週が交互に回ってくるシフトで働いてた。一番きつかったのは、体はほとんど考えなくていい作業をしてるのに、頭だけが空いてしまうこと。もともと沈みやすくて不安の強い性格だったから、あの時間は本当にきつかった。ただ、体だけは人生で一番仕上がってたよ。12時間の肉体労働は筋肉がつくだけじゃなくて食欲も抑えるし、水を大量に飲むようになるから。

30. 名無しのReddit住民
ゴミ収集車の後ろに立ってる人。自分は何年も運転手をやってたけど、後ろに立ったことは一度もなかった。ある日トラックが故障して代車もなくて、容器の担当をしてくれと言われたんだ。あれは無理。組んだ相手は自分の周りをぐるぐる回れるくらい速くて、こっちは何度も落ちかけた。運転手が幹線道路を時速50〜60キロで飛ばしてる横で必死にしがみついてる自分の隣で、本職は無心で音楽を聴きながら髪に風を受けてた。2時間でギブアップして、病欠扱いで帰らせてくださいと頼んだよ。あの日から収集係への尊敬が桁違いになった。

※ 北米の家庭ごみは大型のポリ容器(barrel)に入れて出す。収集係は走行中は車体後部のステップにつかまったまま移動し、停まるたびに飛び降りて積み込む。時速30〜40マイル=約50〜60km/h。

まとめ

挙がった仕事を並べると、きつさの中身は大きく3種類に分かれます。ひとつは体そのものを削るタイプ(干し草、溝掘り、引っ越し、収穫、ゴミ収集)。ふたつめは感情を削るタイプ(接客、ホール、介護、保育)。そして三つめが、他人の生活を止めないために誰かが引き受けている見えない工程(皿場、病院清掃、夜勤の倉庫)です。日本に置き換えれば、年末のコンビニのレジ、週末の居酒屋の洗い場、階段しかないアパートへの引っ越し、夜勤の介護施設と、ほぼそのまま重なります。

面白かったのは、スレッドの途中から「単純労働」という言葉そのものへの反論が増えていったところです。もともとの意味は「短期間で教えられる」であって「簡単」ではないのに、実際には低賃金の言い換えとして使われている。だからこそ、経験者が口を揃えて「一度やってみろ」と言うのだと思います。皆さんは、一度やってみて世界の見え方が変わった仕事はありますか?

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