「出産並みの痛みと言われるけど、それでもまだ言い足りない」。海外掲示板に「自分の体で経験するまで絶対に理解できない、やけに具体的で耐えがたい痛みは?」という質問が立ち、尿路結石、痛風、片頭痛、抜歯後のトラブルと、経験者の報告が次々に集まった。信じてもいない神様にバスルームの床で祈った人、くしゃみの気配だけでパニックになりかけた人、「水、ちゃんと飲んでる?」と聞かれて椅子を投げたくなった人。病名はばらばらなのに、痛みの強さを伝える段になると、なぜかみんなが同じ物差しを持ち出してくる。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
IUDの挿入、坐骨神経痛、角膜の傷。ジャンルは見事にばらばらだけど、3つとも「聞いてた話と違う」と思った痛みだ。とくに角膜は、まばたきのたびに目の中で砂利が転がってるみたいで、目を開けても閉じても逃げ場がなかった。
※ IUD:子宮の中に入れておく小さな避妊器具。欧米などでは日本より広く使われている。挿入の処置は麻酔なしで行われることも多く、痛みへの配慮が足りないという声が以前から上がっている。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
IUDを入れてもらったとき、たぶん魂が体から出ていったと思う。心臓の手術も受けたし、腕や脚の脱臼も何度かやってるし、慢性的な痛みとも付き合ってる。それでも、あれが人生で一番の痛みだったかもしれない。
3. 名無しのReddit住民
尿路結石。よく「出産並みの痛み」と言われるけど、それでもまだ言い足りない。ただ痛いんじゃないんだ。自分の体が「こいつを内側から殺そう」と決めて、6時間ぶっ通しで実行してくる感じ。バスルームの床に転がって、信じてもいない神様に本気で祈ってたよ。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
石つながりで言うと、胆石も相当なものだよ。子どもを2人産んで、関節炎の慢性的な痛みもあって、骨折も経験してる。でも床に倒れて泣いて、吐いて、「救急車を呼んで」と頼み込むところまでいったのは胆石だけ。なのに発作が引くと、数分で何事もなかったみたいにけろっとするんだ。さっきのは一体何だったの、ってなる。
5. 名無しのReddit住民
3日続く片頭痛。しかも「片頭痛でさ……」と言うと、真っ先に返ってくるのが「水、ちゃんと飲んでる?」なんだよね。次にそれを言ってきた人には椅子を投げるから、そのつもりで。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
片頭痛って、「ちょっとひどい頭痛」のことじゃないんだよ。たいていは頭だけじゃなく体まるごと巻き込まれる一大イベントで、短くても1日か2日は続く。頭が痛いだけで済むなら、どんなに楽か。
7. 名無しのReddit住民
奥歯が割れて、そこから化膿したとき。心臓がドクンと打つたびに、奥歯に稲妻みたいな痛みが走るのがはっきり分かるんだ。出産も経験してるけど、あの歯はそれといい勝負だった。
8. 名無しのReddit住民
痛風の発作だね。大きな発作をこれまで7回やってるけど、人生で経験した痛みの中では断トツの1位。痛い病気の代表みたいに言われるのも納得だよ。尿酸の小さくて硬い結晶が、関節の中に食い込んでくる感じがするんだ。いちばんひどかったときは叫んだ。いい大人が、ホラー映画みたいな悲鳴を上げたよ。
※ 痛風:血液中の尿酸が結晶になって関節にたまり、激しい炎症を起こす病気。足の親指の付け根に出ることが多い。「風が吹いても痛い」が名前の由来とされる。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
痛風の痛さって、どこか現実味がないんだよな。最近、脚の付け根(股関節)を骨折したんだけど、痛風はそれとほとんど変わらないくらい痛い。
10. 名無しのReddit住民
自分の場合は、肋骨が5本折れてるときのくしゃみかな。普段はわりと平気なんだよ。でも鼻の奥に「来るぞ」という気配を感じた瞬間、パニックになりかける。肋骨が折れてるうえに風邪までひいた人がどんな目に遭うのか、想像もしたくない。
11. 名無しのReddit住民
理由が何であれ、子宮の入り口を器具で広げられる処置。そこに組織を採る検査がつくと、もっとひどい。「チクッとするだけですよ」は真っ赤な嘘だからね。
広げるところまでは耐えられた。でも子宮の組織を採られた瞬間、体がベッドから真上に浮いて、そのまま叩きつけられるみたいに落ちたんだ。何かに取り憑かれた人にしか見えなかったと思う。気絶しないまま、あそこまで気絶に近づいたのは初めて。顔から血の気が引いて冷たくなるのが分かったし、一瞬、体から抜け出てた気がする。
組織を採る検査なら、局所麻酔をお願いしていいんだよ。事前に聞いて、対応してくれるところを探せばいい。断られたらそのまま帰っていい、と私は思ってる。
※ 子宮の検査や処置では、器具を通すために子宮の入り口(子宮頸管)を広げることがある。麻酔を使うかどうかは、国や医療機関によって対応が分かれる。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
病院で聞かされる嘘なら、もうひとつ知ってる。18歳のとき事故で背骨を折って入院して、尿を出すための管(カテーテル)を尿道に入れられたんだ。抜く日、看護師さんは「3で抜くからね」と言った。そして2で抜いた。いまだにあの瞬間を思い出すと、反射的に股間をかばいたくなる。
13. 名無しのReddit住民
大腿骨が骨盤の後ろ側に突っ込んで、骨盤が粉々に砕けたとき。なかなか痛かったですね。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
それを「なかなか痛かった」の一言で済ませるなよ(笑)。まあ自分も、精巣がねじれる精巣捻転をやったことがあって、あれも確かに「なかなかのもの」だった、とだけ言っておく。
15. 名無しのReddit住民
重い虫垂炎、腕の骨折、あごの骨折(病院まで2時間かかった)、鎖骨の骨折、吐き気がするほどの片頭痛、副鼻腔炎の頭痛、尿路結石。熱い油をかぶったこともある。
それでも、三叉神経痛に並ぶものはひとつもなかった。どんな痛み止めも歯が立たなかったんだ。オキシコドンでさえね。
※ 三叉神経痛:顔の感覚を脳に伝える神経に起きる痛みで、顔に電気が走るような鋭い痛みが突然くるのが特徴とされる。オキシコドンは医療用麻薬に分類される強い鎮痛薬。
16. 名無しのReddit住民
神経障害の痛みを説明するよ。昔のテレビの砂嵐、覚えてる? あのザーッという音。あれがそのまま感覚になったと思ってほしい。ただし、そのテレビは同時に燃えてる。それが神経障害。
※ 原文は neuropathy。末梢神経が傷ついて、しびれや痛みが続く状態を指す。
17. 名無しのReddit住民
抜歯のあと、歯医者さんが「やってはいけないこと」をずらずらっと並べてくれたんだけど、どうやら「ストローで飲み物を吸わない」を聞き逃してたらしい。その結果がドライソケット。まさに地獄だった。痛みが頭のてっぺんまで突き抜けてくるのに、よりによって週末で歯医者は休みなんだ。
※ ドライソケット:抜歯した穴をふさぐ血のかたまりが取れてしまい、骨がむき出しになって強く痛む状態。抜歯後に「強く吸う動作をしない」と言われるのはこのため。
18. 名無しのReddit住民
子宮内膜症。陣痛よりひどい痛みが、毎月来る。一度きりじゃないんだよ、毎月。
※ 子宮内膜症:子宮の内側にあるはずの組織が、子宮以外の場所で増える病気。強い月経痛が代表的な症状。
19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
陣痛と比べる話なら、卵巣嚢腫が破裂したときのことを。医者に言われたのは「お腹を温めて、市販の痛み止めを飲んでください」だけだった。でもエコー検査で中の状態を見た看護師さんは、「私も卵巣嚢腫の破裂と双子の出産を両方やったけど、選べるなら毎回出産のほうを選ぶ」と言ってたよ。※ 卵巣嚢腫(のうしゅ):卵巣の中に液体などがたまって、袋のようにふくらんだもの。
20. 名無しのReddit住民
毛巣洞っていう、お尻の上のほうにできるやつ。あいつだけは許さない。何度でも言う、許さない。
歩いても痛い。じっと寝てても痛い。座っても痛い。いちばんマシなのは階段を上ってる最中で、下りは……健闘を祈る。
ちなみに自分は、できかけてる気配を感じた時点で、すぐ数日先の予約を入れることにしてる。いきなり破れるのだけは避けたいからね。
※ 毛巣洞(もうそうどう):尾てい骨のあたりの皮膚の下に袋状のものができ、膿がたまって腫れる病気。
21. 名無しのReddit住民
虫垂炎は、心臓発作よりきつかった。人生最悪の下痢のときの腹痛が、一瞬も休まずに続くと思ってくれ。顔色は緑がかった青白さになるし、汗は床に水たまりができるほど出るし、痛すぎて、何も出ないのに吐き気だけが何度もこみ上げてくる。病院でモルヒネを2回打ってもらっても、どうにか眠れるかどうかという程度にしか効かなかった。
あれをもう一回やるくらいなら、胸を開く心臓の手術をもう一度受けるほうを喜んで選ぶ。というわけで、おすすめはしません。
22. 名無しのReddit住民
数年前、夫が膵炎になった。白状すると、そのときは「大げさに痛がってるなあ」と思ってたんだ。私は病院で働いてるんだけど、そこの看護師に「膵炎をやるくらいなら、もう一回出産するほうがいい」と言われて、ようやく認識を改めたよ。
23. 名無しのReddit住民
現在の部:五十肩。
過去の部:腰の痛み止めを2週間飲み続けたあとの、トイレの大きいほう。あれはもう出産だった(産んだことはないけど)。
※ 痛み止めの中には、副作用で強い便秘を起こすものがある。五十肩は、原文では frozen shoulder(凍結肩)。
24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
産んだことのない人まで出産を物差しにし始めたぞ。このスレ、いつの間にか痛みの単位が「出産」になってるんだよな。結石は1出産、膵炎は1.5出産、みたいな。
25. 名無しのReddit住民
ボクシングやムエタイで、肝臓のあたりにきれいな一発をもらったとき。いわゆるレバーブローだね。すぐに引くのが救いだけど、あれは体が「本当に死ぬかもしれないぞ」と知らせてくる種類の感覚なんだ。ただ痛いというより、「何かがおかしい」という妙な違和感がまじってる。
26. 名無しのReddit住民
健康な人は、毎日どこも痛くないってことのありがたみを、たぶん十分には分かってないと思う。私は線維筋痛症。何をしても痛いし、何もしなくても痛い。服を着るとか、手を洗うとか、そういう何でもないことが激痛になるんだ。いま23歳で、あったかもしれない別の人生のことをつい考えてしまう。痛みが生活のすべてに及ぶから、こればかりは自分でこの体を生きてみないと想像できないと思う。
※ 線維筋痛症:全身に強い痛みが長く続く病気。一般的な検査では異常が見つかりにくく、周囲に理解されにくいといわれる。
27. 名無しのReddit住民
ぎっくり腰も入れておきたい。子どもを2人産んでるけど、腰をやったときは、ほんの少し体を動かすだけで激痛が走って身動きが取れなかった。あまりのひどさに、夫が救急車を呼ぶ寸前までいったよ。
28. 名無しのReddit住民
ここまで読んでから言うのは気が引けるんだけど、足の小指を家具の角にぶつけたとき。病名もつかないし、誰も心配してくれないし、1分もすればだいたい治まってる。でも最初の数秒間だけは、確実に世界が終わってるんだよ。
29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
その部門なら、爪が反対側にめくれたときも入れてほしい。あと、夜中に裸足でレゴを踏んだとき。あれは声も出ないまま、その場で固まるしかない。
30. 名無しのReddit住民
自分は初めての尿路結石が1位で、僅差の2位が心臓発作のときの、胸を押しつぶされるような痛みだ。結石のときは、救急外来の待合室で文字どおりのたうち回って、うめいてたよ。
どっちも、普段は痛みなんて感じたことのない場所で起きるから、すごく奇妙で落ち着かないんだ。切り傷や骨折なら、体の向きを変えたりして少しは楽にできる気がするだろ。でも内臓の中だと、こっちからは何もできない。その無力さに、何が起きてるのか分からない不安が重なって、かなり怖い。
結石はそのあともう一回やった。2回目は正体が分かってたから、1〜2時間、どうにか力を抜いてやり過ごすだけで済んだ。
まとめ
挙がった痛みは結石、痛風、片頭痛、歯、婦人科の検査とばらばらでしたが、語られ方にはいくつか共通点がありました。ひとつは、痛みの強さを伝える物差しがほぼ「出産」に統一されていること。出産を経験した人が「あれよりひどい」「あれといい勝負」と比べ、看護師までが「膵炎よりは出産を選ぶ」と言い、最後は産んだことのない人まで使い始めています。もうひとつは、内臓の痛みに特有の逃げ場のなさです。切り傷や骨折なら体勢を変えて少しは楽にできるのに、体の奥で起きる痛みにはこちらから何もできない。最後のコメントにあったこの指摘は、結石や胆石、虫垂炎の体験談にそのまま当てはまります。
そして、痛みそのものと同じくらい書かれていたのが、周りに軽く見られるつらさでした。「水、ちゃんと飲んでる?」「チクッとするだけですよ」「お腹を温めて市販の痛み止めを」。夫の膵炎を大げさだと思っていた、と自分から打ち明けた人もいます。日本でも尿路結石や痛風は激痛の代表格として語られますが、経験していない側が想像で測れる範囲は、思っているよりずっと狭いのかもしれません。皆さんには「これは経験するまで分からなかった」という痛みがありますか?

コメント
尿路結石のときは本当に神様助けてと思う。信心というのはこういうシチュエーションで始まるのだと理解した