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海外「全人類に読ませて、違反したら死刑でいい絵本がある」一生に一度は読むべき一冊まとめ…?

海外「全人類に読ませて、違反したら死刑でいい絵本がある」一生に一度は読むべき一冊まとめ…? エンターテイメント

「一生に一度は読むべき本は?」――r/AskRedditのこの問いに、500を超えるコメントが集まった。ドストエフスキーやスタインベックの古典文学から、人生を変えた自己啓発書、ディストピアSF、果ては子供向けの絵本まで、海外の読書好きたちが本気で薦める一冊が勢ぞろい。読むと積読リストが確実に増えるラインナップを、推薦理由ごと紹介していく。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
全人類に『はらぺこあおむし』の読了を義務づける法律を作るべきだと思う。違反したら死刑な。冗談だけど、あの絵本で初めて文字に親しんだ人類が世界に何億人いるんだって本気で思うよ。

※ エリック・カール作・絵、1969年刊の絵本。あおむしが次々に食べ物を食べて蝶になるまでを、穴あきのページで描く。世界中で翻訳されたロングセラー。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
さすがに死刑は重すぎる(笑)。でも幼稚園で読み聞かせされた瞬間を未だに覚えてるあたり、確かに人生で最初に出会う一冊にふさわしいんだよな。納得した。

3. 名無しのReddit住民
『夜と霧』を推す。強制収容所を生き延びた精神科医が、「なぜ生きるか」を持っている人間は「どう生きるか」のつらさに耐えられる、と書いていて、しんどい時期に何度も読み返した一冊。

※ ヴィクトール・フランクル著、原著1946年。アウシュビッツ等の収容所体験をもとに、極限状況でも人が見いだせる「生きる意味」を論じた心理学者の記録。

4. 名無しのReddit住民
『エデンの東』だな。選択と赦し、そして自分がなりたい人間に本当になるってどういうことか、ここまで深く考えさせられた小説は他にない。読み終わってしばらく放心したよ。

※ ジョン・スタインベック著、1952年。旧約聖書のカインとアベルの物語を下敷きに、米カリフォルニアの二つの家族・三世代を描いた大河小説。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
わかる。終盤の「ティムシェル=汝(なんじ)し得る」の一語にやられた。人は宿命に縛られず自分で選べる、ってことを伝えるためにあの分厚さが全部ある。読む価値がある小説だよ。

6. 名無しのReddit住民
復讐譚なら『モンテ・クリスト伯』一択。無実の罪で14年も投獄された男が、別人になって戻り、自分を陥れた連中を一人ずつ追い詰めていく。長いけど仕掛けが緻密で、痛快すぎて一気読みできる。

※ アレクサンドル・デュマ著、1844〜46年。無実の罪で投獄された船乗りが脱獄し、巨万の富を得て復讐を遂げていく物語。

7. 名無しのReddit住民
『華氏451度』。本を持つこと自体が罪で、消防士が火を消すどころか本を燃やして回る世界の話なんだ。スマホばかり眺めてる今読むと、ぞわっとするくらい予言的に感じるよ。

※ レイ・ブラッドベリ著、1953年。書物が禁じられ焼却される近未来を描くディストピアSF。題名は紙が燃え出す温度(華氏451度=約233℃)から。

8. 名無しのReddit住民
『二十日鼠と人間』は短いのに一生忘れられない。大恐慌時代を渡り歩く二人の労働者の友情と、あのラストの選択。学生のとき読んで以来、ずっと胸の奥に刺さったまま抜けない。

※ ジョン・スタインベック著、1937年。世界恐慌期のカリフォルニアを流れ歩く季節労働者ジョージと、知的障害のある大男レニーの友情と悲劇を描く中編。

9. 名無しのReddit住民
『アラバマ物語』は子供のうちに読んでほしい。差別が当たり前の南部で、黒人を弁護する父アティカスの背中が、「正しさって何か」を理屈抜きで全部教えてくれるんだよ。

※ ハーパー・リー著、1960年。原題は「ものまね鳥を殺すこと」。人種差別の根強い1930年代米南部を、弁護士の娘スカウトの視点で描く。ピューリッツァー賞受賞。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
アティカスの「相手の立場に立って、その人の皮膚の中を歩いてみるまで本当には分からない」って台詞、大人になってからの方が刺さるよね。あれ毎年読み返してる。

11. 名無しのReddit住民
『動物農場』。豚が主導した革命が、いつの間にか追い出したはずの独裁に逆戻りしていく話で、薄いのに政治の本質を全部見せてくる。学校で全員に配ってもいいレベルの寓話だと思う。

※ ジョージ・オーウェル著、1945年。人間を追い出した農場の動物たちが理想社会を目指すが、やがて豚が独裁者になる――全体主義を風刺した寓話小説。

12. 名無しのReddit住民
『星の王子さま』は子供向けの顔をして大人に効く本。「大切なものは目に見えない」って言葉、子供の頃はピンとこなかったのに、今読むと一行ごとに刺さってくるんだよな。

※ サン=テグジュペリ著、1943年。砂漠に不時着した飛行士が、小さな星から来た王子と出会う物語。世界で最も多く翻訳された文学作品のひとつ。

13. 名無しのReddit住民
『World War Z』、頼むから映画は忘れて原作を読んでくれ。ゾンビ大戦を世界中の生存者へのインタビュー集として書いてて、各国のリアルすぎる対応と思惑がめちゃくちゃ怖いんだ。

※ マックス・ブルックス著、2006年。ゾンビ・パンデミック後の世界を、各国の生存者への聞き取り記録という形式で描いた小説。同名映画とは内容が大きく異なる。

14. 名無しのReddit住民
『怒りの葡萄』。砂嵐と借金で土地を追われた一家が、仕事を求めて西へ流れていく話。今の格差や移民を巡る議論にそのまま重なってきて、90年前の小説とはとても思えなかった。

※ ジョン・スタインベック著、1939年。大恐慌期、土地を失いカリフォルニアを目指す農民一家ジョード家の苦難を描く。ピューリッツァー賞受賞。

15. 名無しのReddit住民
『アルケミスト』。羊飼いの少年が宝物を探して旅に出る、ただそれだけの寓話なのに、読み終わると「じゃあ自分の人生の宝って何だ?」って真顔で問い直したくなる不思議な力がある。

※ パウロ・コエーリョ著、1988年。邦題『アルケミスト 夢を旅した少年』。スペインの羊飼いの少年がエジプトの宝を求めて旅する、世界的ベストセラーの寓話。

16. 名無しのReddit住民
『キャッチ=22』は読んでてイライラする本ナンバーワン。でもそれが狙い。「狂っていると認めれば除隊できる、でも除隊を願い出る時点で正気」っていう例の矛盾が、戦争の不条理そのもので唸らされる。

※ ジョーゼフ・ヘラー著、1961年。第二次大戦の米軍爆撃部隊を舞台にしたブラックコメディ。題名は「矛盾して逃れられない規則」を指す慣用句として英語に定着した。

17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
あの本のおかげで「キャッチ=22状態」って言葉が日常に定着したの、地味にすごいよね。読み終わったあとしばらく、世の中の理不尽が全部あれに見えてくるんだよ。

18. 名無しのReddit住民
『デューン 砂の惑星』。砂と水と権力の話なんだけど、宗教・政治・生態系まで一個の惑星に丸ごと詰め込んでて、SFってここまで作り込めるのかと震えた。映画で気になった人こそ原作で。

※ フランク・ハーバート著、1965年。水の乏しい砂漠の惑星アラキスを舞台に、希少な香料(スパイス)を巡る権力闘争を壮大なスケールで描くSF叙事詩。

19. 名無しのReddit住民
信仰の有無は別として、『聖書』は人生で一度は通しで読む価値があると思う。つまみ食いじゃなく頭から最後まで。西洋の文学も美術も法律も、元ネタを知らないと半分しか味わえないからね。

※ ユダヤ教・キリスト教の聖典。旧約・新約からなり、物語・詩・律法・書簡などの集成。西洋文化のあらゆる場面で引用元になっている。

20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
これは賛成。信者かどうかに関係なく、教養として一度読んでおくと、映画や絵画の元ネタが急に分かるようになるんだよな。創世記とヨブ記を読むだけでも世界の見え方が変わる。

21. 名無しのReddit住民
『罪と罰』。金のない元学生が「優れた人間は人を殺してもいい」理論で老婆を殺すんだけど、そのあとの罪悪感の描写が異常に生々しくて、読んでるこっちまでじわじわ追い詰められていく。

※ ドストエフスキー著、1866年。ペテルブルクの貧しい元大学生ラスコーリニコフが高利貸しの老婆を殺害し、罪の意識と向き合っていく心理小説。

22. 名無しのReddit住民
『ソフィーの世界』は哲学の入り口に最高だった。少女が謎の手紙でソクラテスからサルトルまで学んでいく小説仕立てで、難しいはずの話なのに物語として普通にページをめくる手が止まらない。

※ ヨースタイン・ゴルデル著、1991年。14歳の少女ソフィーが、哲学者からの手紙を通じて西洋哲学史をたどっていくノルウェーの小説。

23. 名無しのReddit住民
『自省録』、二千年前のローマ皇帝が自分用に書いた手帳なんだけど、悩んでる中身が現代人と全く同じで笑う。「他人にイラついても、自分が善くあるかは他人次第じゃない」とか普通に刺さる。

※ マルクス・アウレリウス著、2世紀後半。ローマ皇帝が公開を意図せず自らのために書き留めた覚書。ストア派哲学に基づく自己省察の古典。

24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
あれ出版する気ゼロで書いてたのが逆にいいんだよね。誰かに見せる前提の文章じゃないから、とにかく正直で飾りがない。寝る前に一節読むだけで気持ちが落ち着くよ。

25. 名無しのReddit住民
『銀河ヒッチハイク・ガイド』。地球が宇宙バイパスの工事のために破壊されるところから始まるSFコメディで、「生命と宇宙と万物についての答えは42」のくだりは一生ネタにできる。とにかく発想が自由。

※ ダグラス・アダムス著、1979年。破壊された地球から脱出した主人公が銀河を旅する不条理SFコメディ。英国SFの金字塔で、続編も多数刊行された。

26. 名無しのReddit住民
『アンネの日記』は、教科書で名前だけ知ってる人ほど通しで読んでほしい。隠れ家の恐怖の中で、普通に恋もして親に反発もする13歳の生々しさが、犠牲者数の数字だけでは伝わらない戦争を伝えてくる。

※ アンネ・フランク著。ナチス占領下のオランダで隠れ家生活を送ったユダヤ人少女が、1942〜44年に綴った日記。戦後、生き残った父によって出版された。

27. 名無しのReddit住民
『渚にて』。核戦争後、放射能の死の灰がじわじわ南半球に迫る中、オーストラリアの人々が淡々と最期を待つ話。派手な爆発は一切ないのに、これが一番怖い終末小説だと個人的に思ってる。

※ ネビル・シュート著、1957年。核戦争後の世界で、まだ汚染の届かないオーストラリアの人々が静かに終末を迎えるまでを描いた小説。

28. 名無しのReddit住民
自己啓発なんて胡散臭いと思ってたけど『人を動かす』だけは別格だった。「議論に勝つ唯一の方法は議論を避けること」とか、何十年も前の本なのに今の職場でそのまま使えてしまうから侮れない。

※ デール・カーネギー著、1936年。人間関係を円滑にする原則を豊富な実例で説いた自己啓発書の古典。世界中で読み継がれるロングセラー。

29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
わかる、あれ精神論じゃなくて具体的な行動指針なのがいいんだよね。「まず相手の名前を覚えて呼ぶ」を意識しただけで人付き合いが目に見えて変わったわ。実用書として今でも全然通用する。

30. 名無しのReddit住民
最後に『百年の孤独』を推したい。一族七世代が似た名前でぐるぐる出てきて最初は確実に混乱するけど、現実と幻想が地続きになっていくあの感覚は他のどの小説でも味わえない。読了感がとにかくすごい。

※ ガブリエル・ガルシア=マルケス著、1967年。架空の町マコンドを舞台にブエンディア一族百年の興亡を描く。マジックリアリズムの代表作で、著者はノーベル文学賞を受賞している。

まとめ

こうして並べてみると、薦められた本は大きく三つの方向に分かれていた。スタインベックやドストエフスキーのように人間の選択と罪を描く文学、オーウェルやブラッドベリのように社会への警告を放つディストピア、そして自省録やアルケミストのように生き方そのものを問う本だ。共通しているのは、どれも筋書きを追って終わりではなく、読み終えたあとに自分の人生を一度立ち止まって見つめ直させる力を持っていること。世代も国も違う読者が、何十年も前の同じ一冊を挙げているのも面白い。あなたが「一生に一度は読むべき」と思う本は、このリストの中にありましたか?

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