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海外「もしあなたが本物のイエスなら、俺はただ仕事してるだけだ」精神科の現場で最も恐ろしい病…?

海外「もしあなたが本物のイエスなら、俺はただ仕事してるだけだ」精神科の現場で最も恐ろしい病…? その他

「精神科の現場で働いてる人たちへ。今まで見た中でいちばん恐ろしいと思った精神疾患は?」——r/AskRedditに立ったこの問いに、セラピストや看護師、医師、そして当事者やその家族が続々と実体験を書き込んだ。病名を並べるだけの話じゃない。目の前で人が少しずつ壊れていく現場の、生々しい熱量が詰まっている。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
メンタルヘルスの療法士をやってる。入所型の施設でたくさんの人を担当してきたけど、私の一票は統合失調症。薬がうまく効いてて、将来の計画を楽しそうに話してた人が、ある日から宗教的なシンボルが見え始めるんだ。悪魔がどうこう、被害妄想がどうこうって言い出して、そのうち薬を拒否して、また入院に逆戻り。来るのが分かってるのに、薬だけじゃ止められない。それがいちばんきつい。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
特に妄想型の統合失調症は本当に切ない。こっちが助けようとすることの全部が、そのまま被害妄想の燃料になっちゃうから、治療につなげること自体が異常に難しいんだよね。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
うちの姉が妄想型。もう10年、薬を飲んだりやめたりの繰り返し。家族に盗聴されてる、次は中国人が狙ってる、って毎回同じ妄想で、夜中にガスで毒を盛られると言って換気口を塞ぐ。声が照明から聞こえるからって電球を全部引き抜くんだ。もうずっと本人じゃない。双極症を抱えてる自分の病気と代わってあげられたら、と思うことすらあるよ。

4. 名無しのReddit住民
救急(ER)の看護師だったころ、イエス・キリストに4回、救世主に2回、あと「ヨーロッパの大統領」に1回会ったよ。拘束具で固定するたびに、こっそり耳元でこう囁いてた。「もしあなたが本物のイエスなら、これだけは分かってほしい。俺はただ仕事をしてるだけなんだ」ってね。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
兄が90年代に精神科病棟で働いてた。朝6時に迎えに行くことがよくあったんだけど、荒れた夜勤明けに一度こう言ってた。「イエスがご機嫌ななめだと、誰も休めないんだよ……」って。あの一言、なぜか今も忘れられない。

6. 名無しのReddit住民
救急で見てきた限りでも、やっぱり統合失調症。死んだ子犬5匹を「お世話してあげてる」つもりでブラの中に入れて運んでた人なんて、他の病気じゃ見たことないよ。自分をイエスだと思って我々を信者扱いする人、頭を撃たれたと信じ込む人、夫が実は連続殺人犯だと思い込む人……本当に見ていられなかった。まだまだあるけど、とっさに思い出すのはこのあたり。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
しかも精神病性の症状は脳そのものにダメージを与えるんだよね。エピソードを繰り返すたびに脳の構造も機能も少しずつ壊れていって、文字通り脳組織が失われることさえある。だから早く治療につなげないと後戻りできなくなる。

8. 名無しのReddit住民
個人的にいちばん恐ろしいのはコタール妄想。自分はもう死んでいる、あるいは体が腐っていってる、と本気で確信してしまう症状だ。毎朝目が覚めるたびに「自分は歩く死体だ」と思って生きるなんて、想像するだけで胸がつぶれる。

※ コタール妄想(コタール症候群)=「自分は死んでいる」「内臓が腐って消えた」などと確信してしまうまれな症状。重いうつ病や統合失調症に伴って現れることがある。

9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
コタールを患ってたミュージシャンがいたよ。名前はペレ、メイヘムってバンドにいた人。子どものころにいじめで内臓を破裂させられるほど暴行されて、病院で数分間ほんとに死んで蘇生されたらしい。それ以来「自分は死を克服した」のと「もう死んでる」のを行ったり来たりして、死の匂いが好きだからって動物の死骸をそばに置いて、刃物を自分に向ける癖があったから友達が全部隠してたそうだ。

※ メイヘム(Mayhem)=ノルウェーの伝説的なブラックメタルバンド。ペレ(通称Dead)は初期のボーカルで、死や腐敗に取り憑かれた言動で知られた実在の人物。

10. 名無しのReddit住民
認知症が心底こわい。自分がいつかそうなるかもしれないと思うと、正直どの病気よりぞっとするよ。記憶も人格も、自分を自分たらしめてるもの全部が、少しずつ静かに抜けていくんだから。

11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
うちの叔父は86歳で重い認知症、81歳の叔母がずっと介護してきた。暴れる、混乱する、失禁する。愛した人が抜け殻になっていくのを見るのは、どれほど辛かっただろう。とうとう自宅では危険になって施設に入れたけど、月2万ドル。いちばん手厚い長期介護保険に入ってたから払えてるだけで、普通はそんな備えなんてしてないよ。ソーシャルワーカーも人手不足で手が回らない。制度が壊れてるんだ。

※ アメリカには日本の介護保険のような公的な仕組みが乏しく、高齢者施設の費用は自己負担が中心。月2万ドル(約300万円)という金額も珍しくなく、長期の介護が家計を直撃する。

12. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
妻が42歳で現実との接点を失っていくのを見届けた。終わりごろには6歳と10歳の子どもを犬の名前で呼ぶようになって、その少しあとには、家族の誰の顔も分からなくなった。がんなんて、本当にくそくらえだ。

13. 名無しのReddit住民
拒食症(神経性やせ症)。精神疾患の中でいちばん死亡率が高いって、意外と知られてないんだよね。本人は「ただのダイエット」のつもりでも、心の中では生死の綱引きが起きてる。身体の問題に見えるから、周りも“病気”だと気づきにくい。

14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
経験者として断言するけど、あれは本当に暗い時期だった。身体の問題だと誤解されがちで、精神疾患だって自動的には思ってもらえない。20歳のときに12歳の女の子くらいの体重しかなくて、自己肯定感もぼろぼろだった。家族と友達と治療の必死の介入があって、今は29歳で健康な体重に戻れた。もう二度とあの場所には戻らない。

15. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
しかも厄介なのが、拒食症の人の大半は見た目には「拒食症らしく」見えないってこと。それでも心臓や内臓を壊す行為は同じようにやり続けてるんだよね。だから余計に周りが気づけない。

16. 名無しのReddit住民
医者だけど(そもそも心理士はこの手のスレには答えないよ、職業倫理的にね)、私も一票入れるなら統合失調症。自分の頭が信じられなくなる病気だから。18歳くらいまで何の問題もなかった子が、ある日発症して、そこからもう本当の意味では戻ってこない。自分の子どもがこれになるのが、いちばん怖い。

17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
うちの息子は15歳で初発だった。もう1年ちょっと経つ。薬はものすごく効いてるけど、それでもあの子はもう同じ子じゃない。ただ、違うんだ。この病気を最悪の敵にも味わわせたくない。今まさに症状の渦中にいる人への共感が、何倍にもなったよ。地獄みたいな光景だった。

18. 名無しのReddit住民
メンタルヘルスと薬物依存の強制入院の仕事をしてる。いちばんきついのは、統合失調感情障害に覚醒剤の依存が重なったケース。精神病症状と覚醒剤って、本当に最悪の組み合わせなんだよ。

※ 統合失調感情障害=統合失調症の幻覚・妄想と、双極症のような激しい気分の波が同時に現れる病気。アメリカには、本人の同意なく短期間入院させる「強制入院(civil commitment)」の制度がある。

19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
大学時代に統合失調感情障害の双極型と診断された。1週間ほど精神科病棟に入ったよ。授業とバイトの両立のストレスで限界を超えて、精神病エピソードを起こしたんだと思う。自分はシミュレーションの中にいて、周りは全員自分を閉じ込めようとする回し者で、脱出するには自殺するしかない、って本気で信じてた。いい友達に恵まれて、今はもう長いこと安定してる。

20. 名無しのReddit住民
産後精神病を挙げたい。何より、とにかく危険なのが理由だ。出産のあと、母親が突然幻覚や妄想に襲われて、自分や赤ちゃんを傷つけかねない状態になってしまう。想像以上に起きているのに、まだ知られていない。

※ 産後精神病=出産後にまれに起こる重い精神症状で、幻覚・妄想・強い混乱を伴う。母子ともに危険が及ぶことがあり、緊急の入院治療が必要になる。

21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
周産期の精神病も同じくらい怖い。妊娠7か月の女性を、向精神薬が効いてくるまでの入院初日から4日間、繰り返し拘束しないといけなかった。自分の身体を床に投げ出して、お腹から硬い床に叩きつけようとするから。ベッドから飛び降りようとするのを、激突する寸前で何度も受け止めたよ。お腹の赤ちゃんに何かあったらと思うと、本当に怖かった。

22. 名無しのReddit住民
強迫性障害(OCD)もかなり上位だと思う。あれがどれだけ人の頭を乗っ取って、人生を壊してしまうか、ほとんどの人は分かってない。ただの潔癖症みたいに軽く扱われがちだけど、全然そんなものじゃないんだよ。

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
これ、もっと上に来ていいコメントだと思う。生きるのが地獄なのに加えて、世間に全然まともに受け止めてもらえないから。「統合失調症です」って言えば、みんな“病気なんだ”って分かってくれる。でも「OCDです」って言うと、「わかる〜、私も掃除めっちゃOCDだからw」とか「手を何回も洗っちゃう感じ?」で終わっちゃうんだよ。

24. 名無しのReddit住民
まだ誰も挙げてないやつを一つ。ウェルニッケ失語だ。脳が筋の通った文章を組み立てられなくなるのに、自分がおかしなことを言ってる自覚が持てない。他人がどれだけ指摘しても、本人には届かないんだ。これを知ってから、脳卒中がこわくて仕方ないよ。

※ ウェルニッケ失語=脳卒中などで言語をつかさどる部位が傷つき、言葉は流暢に出るのに意味が支離滅裂になる状態。本人はふつうに話せているつもりでいるのが特徴。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
その患者さんを担当したことがある。彼が言えるのは「ファッキー・ボーイ」だけだった。私はニューファンドランドに住んでて、こっちで「b’y(ボーイの略)」は人に呼びかける方言なんだけど、それでもこの二語の組み合わせは意味をなさない。本人は完全な文章を喋ってるつもりなんだ。あとで奥さんに「お気の毒に」と言ったら、「40年どんな扱いを受けてきたか知ったら、気の毒なんて思わないわよ」って返ってきたよ。

※ ニューファンドランド=カナダ東端の島。「b’y(boyの略)」は「なあ」「おい」に近い、人に呼びかけるときの地元の口語。

26. 名無しのReddit住民
兄がコルサコフ症候群。極度のアルコール依存が引き起こす重い記憶障害だ。映画『50回目のファースト・キス』に例えると伝わりやすいけど、現実はもっと複雑だよ。短期記憶がほぼ壊れてて、4回に1回以上は前日の記憶ゼロで目覚める。覚えてても、10分の出来事の半分すら数時間後には消えてる。
しかも記憶の穴を、脳が“本物としか思えない偽の記憶”で勝手に埋めるんだ。嘘をついてるわけじゃない。脳が現実を書き換えて、本人はそれを完全に信じ切ってる。そこに統合失調感情障害まで重なって、もう誰も入り込めない世界に生きてる。

※ コルサコフ症候群=慢性のアルコール依存などによるビタミンB1欠乏で起こる記憶障害。新しい出来事を覚えられず、記憶の空白を無意識の作り話(作話)で埋めてしまうのが特徴。

※ 『50回目のファースト・キス』=一晩眠ると前日の記憶が消えてしまう女性を描いた2004年のアメリカのラブコメ映画。

27. 名無しのReddit住民
重度のうつ、大うつ病が、放っておくとどれだけ人を蝕むか、しかもそれがどれだけ気づかれにくいか、みんな見くびってると思う。「うつ」って言葉が、ちょっと辛い・しんどい状況全般に使われすぎて、言葉の重みが失われた。だから「気合いで乗り切れる」と思って助けを求めない人が多い。でも本当は、そのまま“新しい普通”になってしまうほど恐ろしい病気なんだ。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
20年近く重度のうつと生きてる。ひどいエピソードが来ても、それを口に出すだけで自分がバカみたいに感じるんだ。「うつ」って言葉がすっかり軽くなっちゃったから。でも一日落ち込む、なんて話じゃない。何週間もベッドから出られなくて、激しいパニック発作と冷や汗、その間ずっと、どうやって全部を終わらせるかばかり考えてる。

29. 名無しのReddit住民
境界性パーソナリティ障害(BPD)を持ってる。セラピストに、こう言われたことがある。「あなたの感情の皮膚は三度の火傷を負ってるようなもの」って。恥ずかしさや拒絶が、世界の終わりみたいに感じるんだ。私は“静かなタイプ”で、怒りが外じゃなく全部内側に向かうから、自分をケアするのがすごく難しい。今は治療と薬で、去年なら寝込んでたことも、少しずつ扱えるようになってきた。

※ 境界性パーソナリティ障害(BPD)=感情の起伏が激しく、対人関係や自己像が不安定になる病気。ささいな拒絶や批判を、強烈な痛みとして受け取ってしまう。

30. 名無しのReddit住民
スクールカウンセラーをしてる。みんな素晴らしい答えを書いてるけど、私の答えは、子どもの頃の性的虐待から来るPTSDやトラウマそのもの。あまりにありふれてて、しかも虐待はその子の人生と成長を丸ごと蝕む。子ども自身の口から出てきた言葉が、今も頭から離れない。関心のある人には『犬として育てられた少年』という本を勧めたい。読めば、あなたの中の何かが変わるはずだ。

※ 『犬として育てられた少年』=児童精神科医ブルース・D・ペリーらによる、虐待やトラウマを負った子どもの回復を描いたノンフィクション(原題 “The Boy Who Was Raised as a Dog”)。

まとめ

現場のプロが繰り返し名前を挙げたのは、統合失調症をはじめとする精神病——「自分の頭も、目の前の現実も信じられなくなる」ことの恐ろしさだった。一方で当事者からは、拒食症・うつ・OCD・境界性パーソナリティ障害のように、“見た目では分かりにくく、だからこそ軽く扱われてしまう”病気の地獄が語られた。通底しているのは、どれも本人の気合いではどうにもならないこと、そして支える家族や医療・介護の資源が足りていないという現実だ。認知症介護の費用や人手不足の話は、高齢化が進む日本にとっても決して他人事ではない。皆さんの周りには、こうした“見えにくい病気”と静かに闘っている人はいませんか?

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