「歴史上、生きるのに最も運が悪かった時代は?」――Redditでこんな問いが投げかけられると、歴史好きたちが一斉に語り出した。ペストで身近な人が次々消えた14世紀、空が太陽を失った謎の年、戦争と飢饉と疫病が同時に襲った時代…。「この年に生まれてたら詰んでた」という熱い議論をまとめた。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
1400年代、いや、いっそ有史以前。戦争や疫病みたいに記録に残ってる悲劇を抜きにしても、上下水道も近代医療もない時代に生きるってだけで相当しんどいはずだ。骨折一つ、ちょっとした切り傷の化膿一つで普通に死ねるんだから。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
運良く資源が豊富で人口問題もない島で一生を過ごせたとしても、医療がないのは変わらないからな。それに自分が無事でも、子孫が同じ幸運を引き継げる保証はどこにもない。結局どの時代もガチャみたいなもんだ。
3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
1300年代と1400年代なら、まだ1400年代を選ぶわ。1300年代はペストのど真ん中で、生き残っても「最悪は終わった」と思った頃にまた流行が戻ってくる。1400年代は少しずつ世の中が回復に向かってルネサンスに繋がっていく時代だしな。
4. 名無しのReddit住民
黒死病(ペスト)一択でしょ。何が原因かもわからない、菌の存在すら知らない、治療法もない。ただひたすら身近な人が消えていくのを待つしかない。あの時代の恐怖は今の感覚じゃ想像しきれないと思う。
※ 黒死病=14世紀にヨーロッパで大流行したペスト。当時の人口の相当数が失われたとされる。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
一番きついのは、生き延びて「やっと終わった」と安堵したあと、その後も何度か波となって戻ってきたことだよ。一度乗り越えた地獄をまた繰り返すって、精神的にどれだけ削られるか。
6. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
ペストって歴史的には諸刃の剣だよな。一方では無学な人々を熱狂的な信仰に走らせて、その名残は今も残ってる。でも他方では「なぜこんなことが起きるのか」を真剣に考えさせて、後の科学や医学の発展のきっかけにもなった。地獄の副産物ってやつか。
7. 名無しのReddit住民
14世紀まるごとがヨーロッパにとって地獄だった。ペスト、各地の大飢饉、ポグロム※、百年戦争、ビザンツとオスマンの戦い、激しいインフレ、相次ぐ戦乱、そして小氷期。とにかく悪いことが全部いっぺんに来た世紀だ。まともに良い思いをできた人なんてほとんどいなかったんじゃないか。
※ ポグロム=特定の民族・宗教集団(特にユダヤ人)に対する集団的な迫害・虐殺を指す言葉。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
それと比べると、なんだかんだ言って俺たちの世紀はまだマシに見えてくるな。文句を言いつつも、骨折で死なないだけで御の字だわ。
9. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
ただ、それも「自分が誰だったか」によるんだよな。家族ごと死んだ側にとっては千年に一度レベルの地獄だけど、生き残った一部の人にとっては、地主が一気に減って財産や地位が空いた「成り上がりの大チャンス」でもあった。幸運な少数派には逆に好機の時代だった。
10. 名無しのReddit住民
ヨーロッパ、1347年。菌の存在も知らない、どこから来るのかもわからない、そして気づけば知り合いの三分の一が二年のうちにいなくなってる。説明もない、治療法もない。ただ次は自分かと待つだけ。これ以上の絶望ある?
11. 名無しのReddit住民
個人的には6世紀半ばに一票。536年あたりは「人類史上最悪の年」って真顔で言われることがあるくらいで、しかもそのあとすぐユスティニアヌスのペスト※が東ローマ帝国を襲った。立て続けに来すぎてて笑えない。
※ ユスティニアヌスのペスト=6世紀に東ローマ帝国を中心に大流行したとされる疫病。当時の東地中海世界に甚大な被害を与えたと言われる。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
14世紀のペストは、生き残った人にとっては徐々に暮らしが良くなってルネサンスへ向かう面もあった。でも6世紀のほうは、ユスティニアヌスのペストのあと西ヨーロッパがほぼ崩壊状態のまま長い停滞期に入ったとも言われる。同じ疫病でも「その後」が全然違うのが怖い。
13. 名無しのReddit住民
536年から540年代にかけては本当にやばい。大規模な火山噴火の影響で世界的に空が薄暗くなって、長期間まともに陽が射さなかったらしい。当然のように各地で作物が育たず飢饉。そこへ追い打ちで疫病。天罰だと思った人がいても無理はない並びだよ。
14. 名無しのReddit住民
ペニシリン以前ならいつの時代でも詰みだろ。どんな怪我も感染症も命取りになりうる。今なら抗生物質一錠で済む話で、ある日静かにこの世から消えるんだから。
※ ペニシリン=20世紀前半に実用化された抗生物質。それ以前は軽い傷の感染でも命に関わることが珍しくなかった。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
ドラマも何もない、ただの敗血症で静かに終わる時代ってのが地味に一番怖いんだよな。英雄的な最期でもなんでもなく、ちょっとした切り傷から、ある朝起きなくなる。それが日常だったわけで。
16. 名無しのReddit住民
ヨーロッパの男に生まれて第一次大戦の世代だった場合。運良く戦争を生き延びたと思ったら、今度はスペイン風邪※に根こそぎやられる。塹壕を生き延びてからの流行り病って、神様の悪意を感じるレベルだ。
※ スペイン風邪=第一次大戦末期の1918年前後に世界的に大流行したインフルエンザ。世界中で多数の死者を出したとされる。
17. 名無しのReddit住民
青銅器時代の終わり、いわゆる「後期青銅器時代の崩壊」。地域によっては人口の大半が失われたとも言われていて、文明がまとめてガラガラ崩れた時代だ。仮にそこを生き延びても、その後トイレットペーパーが普通に買えるようになるまで何千年も待つことになるわけで。
※ 後期青銅器時代の崩壊=紀元前1200年頃、地中海東部の複数の文明が短期間で相次いで衰退したとされる出来事。
18. 名無しのReddit住民
モンゴルの征服の時代だな。嵐が来るのがわかっていて、それでも自分には何もできないっていう絶望。あとは王様が城門を開けて降伏してくれて、皆殺しにされないことを祈るしかない。抵抗するかどうかで運命が決まるって状況、想像するだけできつい。
19. 名無しのReddit住民
正直、自分が誰だったか次第だろ。同じ年でも貴族か農民か、住んでた土地はどこか、それだけで天国と地獄ほど違う。「最悪の時代」って質問は、実は「最悪の立場」の話とセットなんだよな。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
それな。王様が「もっと土地が欲しい」と思った瞬間に、農民であるってだけで人生終わる時代がほとんどだった。誰の駒として生まれたかで、生きるか死ぬかが勝手に決まる。
21. 名無しのReddit住民
ポンペイ。時代は言わなくてもわかるよな。普通の朝、普通に市場で買い物してたら、いきなり山が火を噴いて街ごと灰に埋まる。逃げる暇すらなかった人も多かったわけで、運の悪さで言ったらトップクラスだと思う。
※ ポンペイ=古代ローマの都市。ヴェスヴィオ火山の大噴火で街全体が火山灰に埋もれ、当時の姿のまま遺跡として残った。
22. 名無しのReddit住民
火山ネタなら、ミノア文明を襲ったとされる大噴火※も相当だと思う。早期の警報システムなんてあるわけもなく、ある日突然空から終わりが降ってくる。当時失われた技術もあったと言われていて、噴火一発で社会が後退するっていうのは現代人にはピンとこない怖さだ。
※ ミノア文明=エーゲ海クレタ島を中心に栄えた古代文明。エーゲ海のテラ(サントリーニ)島の大噴火が衰退の一因になったとも言われる。
23. 名無しのReddit住民
火を使えるようになる直前の世代に生まれた連中、運悪すぎるだろ。あと一歩で暖かい夜と焼いた肉が手に入ったのに、寒さと生肉で一生を終えるとか。歴史のタイミングって本当に残酷だわ。
24. 名無しのReddit住民
新石器時代の初期もかなり悲惨だったと聞いた。集落同士でしょっちゅう襲撃し合っていて、考古学者が掘ると「村一つ分の人間がまとめて埋められてた」みたいな痕跡がよく見つかるらしい。平和な農村のイメージとは程遠い、容赦ない時代だったみたいだ。
25. 名無しのReddit住民
ペストの時代のヨーロッパは、病気そのものだけじゃなくて、同時に百年戦争やら各地の独立戦争やらが進行してたのが地獄に拍車をかけてる。疫病で死ぬか戦で死ぬかの二択で、しかもどっちもいつ来るかわからない。楽しい要素がマジで一つもない。
26. 名無しのReddit住民
ミレニアル世代は「自分たちは大変だ」ってよく愚痴るけど、14世紀の子どもに比べたら天国だからな。スマホのバッテリーが切れたくらいで世界が終わったような顔してるけど、向こうは本当に世界が終わりかけてたわけで。比較対象がおかしい。
27. 名無しのReddit住民
YouTubeでちょうどこのテーマの動画を見たんだけど、人類が一番快適に生きられたのはここ100年くらいで、人類の歴史はざっと30万年あるらしい。つまり快適な時代は全体の1%にも満たない。残りの大半は「外れの時代」だったってことになる。今ここに生まれただけで宝くじレベルの幸運なのかもな。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
その計算、改めて言われるとゾッとするな。「いつ生まれるか」を選べないガチャで、たまたま当たり枠を引いたのが俺たちだと思うと、文句言ってる場合じゃない気もしてくる。
29. 名無しのReddit住民
ジュラ紀。…まあ人類はいなかったけどさ。仮にあの時代に放り込まれたら、運が悪いどころか開始数分で恐竜のおやつだろ。生まれてくる時代どころか、種ごと間違ってるレベルの不運だ。
30. 名無しのReddit住民
このスレ、結局「いつ」より「どこで、誰として」生まれたかの話になってきてるよな。アフリカで奴隷貿易の対象にされた人々のように、平和な時代に見えても立場一つで地獄に突き落とされた人たちがいる。最悪の時代を一つに絞るのは無理だけど、少なくとも自分がそのどれにも当たらなかったのは、ただの運だよ。
まとめ
議論は大きく二つの軸に割れた。一つは「いつ」――ペストの14世紀、空が暗くなった536年前後、戦争と流行り病が重なった第一次大戦の時代など、具体的な災厄の年を挙げる派。もう一つは「誰として」――同じ年でも農民か貴族か、どの土地に生まれたかで運命は天と地ほど違う、という視点だ。面白いのは、最悪の地獄だったはずのペストの時代が、生き残った一部の人には成り上がりの好機にもなった、という指摘。災厄は誰にとっても等しく不運ではないらしい。そして多くの人が最後に行き着いたのは「快適な時代は人類史のごく一部で、今ここに生まれただけで相当な幸運」という結論だった。皆さんなら、生まれる時代を選べるとしたら、どこは絶対に避けますか?

コメント
知らぬが仏、という言葉がある
人の幸せは相対的なもの
周りと同じなら案外辛さには耐えられる
他者の生活が見えやすい現代の方が精神的な負担は大きい