「人生で一番ヘンな方法で稼いだ金額って、いくら?」——AskRedditのこの問いに、コメント欄が思い出話の宝庫に。下ネタも仕事自慢も無職時代の苦肉の策も全部混ざって、人類の生計の幅広さに笑える、ちょっと泣けるスレッドだ。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
90年代の話。最近奥さんを亡くした老紳士が、オペラに同伴してくれってお金をくれた。彼と奥さんは年間シーズンチケットを持っていたんだけど、空席の隣に座るのが辛すぎたらしい。終始紳士的で、「貧乏な大学生の君に払うのが当然だよ」って毎回お金を渡してくれた。本当に素敵な人だった。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
これ完全に短編小説の冒頭。彼にとっては「奥さんの席を空席にしないこと」が金で買える唯一の救済だったんだろうね。お金の話なのに胸が熱くなった。
3. 名無しのReddit住民
90年代のネット黎明期、「うちのツールバーをブラウザにインストールするだけでお金が入ります」っていう会社があった。学校行く前にログインしておけば、放置してる間に毎月平均250ドルくらい振り込まれてた。
追記:会社名思い出した。Spediaだった。
4. 名無しのReddit住民
2001年頃、無料のアダルト動画をダウンロードしてCDに焼いて、eBayで売ってた。今だと一発でアカウント凍結だけど、当時はゆるかったし良い小遣い稼ぎだった。
5. 名無しのReddit住民
Diablo 3 ※ 米Blizzard社の人気アクションRPG。初期にはゲーム内ゴールドや装備を実際の現金で売買できる「リアルマネー・オークションハウス」が存在した。 のゴールド・オークションを巡回して、相場より安く出品されてるアイテムを自動で買い、リアルマネー・オークションで転売するプログラムを書いた。月で数千ドル。大学生には狂気の金額だった。あの初期の無法地帯時代、ちょっと懐かしい。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
要するに自作Botでアービトラージしてたわけか。同じことを当時クロスゲームでやってた知り合いがいる。今で言う「自分専用の業者」みたいなもん。後年Blizzardが規約変えて死んだジャンル。
7. 名無しのReddit住民
カメラマン友達が「男のブドワール(セクシー)写真を撮ってみたい」って頼んできて、モデルを引き受けた。仕事自体は変じゃないけど、男としてやってる最中は本気で居心地悪かった。完成した写真は意外と良かったらしい。
8. 名無しのReddit住民
Facebookマーケットプレイスで使用済み下着を50ドルで売った。私、若い女の子じゃなくてオバさんなんだよ(笑)。買い手は女装したい男性で、サイズ感が大事って言ってた。需要って本当に何処にでもあるんだなって学んだ。
9. 名無しのReddit住民
ゴミ捨て場から壊れたテレビを拾って、中の小さな基板と電源ユニットだけeBayで売り捌いた。200ドルになった。修理用の部品って需要が地味に高い。捨てられてる電子機器、見方を変えると鉱山。
10. 名無しのReddit住民
見ず知らずの女性と「彼女の元カレを嫉妬させる」ためにディナーを食べた。レストランのロビーで彼女から声を掛けられて、サクッと事情を説明された。「ただ食べて笑うだけ、ヒモなしで」って。理由がない、断る。彼女がディナー代を全部払った上、店を出てから100ドル札をスッと渡してきた。「効果あったと思う、これは時間の対価」って言って去っていった。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
これ完全に映画のシーン。元カレの心の中で「俺の代わりにこんな男と飯食ってる」って妄想だけが膨らむやつ。100ドルで人の感情を動かせる、安いとも高いとも言える価格設定。
12. 名無しのReddit住民
医療研究の被験者バイト。自分の「グレイトフル・デッド ※ 米国の伝説的ロックバンド。70年代から熱狂的なファンがツアーを追っかける文化があった。 追っかけツアー」の夏の資金は、全部これで稼いだ。新薬の副作用と引き換えに自由な夏。今思うと若気の至り。
13. 名無しのReddit住民
Ultima Online ※ 1997年に登場した世界初の本格MMORPG。ゲーム内アイテムが現実の通貨で取引される「RMT」文化の元祖。 のバーチャルなお城を90年代初頭に900ポンドで売った。当時の家賃3ヶ月分。「仮想空間の不動産」って概念が成立してた最初期の時代の話。
14. 名無しのReddit住民
朝、犬の散歩中に道路の真ん中にあるものを発見。近づいたら、本物の100ドル札だった。教会の冗談かと思って何回も確認したけど本物。1年後、また同じシチュエーション、今度は20ドル札2枚。誰もうらやましがらないでほしい、これは確率の魔法。
15. 名無しのReddit住民
50ドルで自分のチン×ク写真を売った。問題は、買ったのが男性で、俺は完全に異性愛者ってこと。気まずかったけど、当時マジで金がなかったから受けた。需要の多様性を肌で感じた瞬間だった。
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
ストレート男性ほど「あ、俺の写真に値段が付くんだ」って瞬間に妙な達成感を覚えるって聞いたことある。経済的価値と性的指向は完全に別のレイヤーって学べる体験だね。
17. 名無しのReddit住民
臓器ハーベスト施設で、組織や骨の残骸を片付ける仕事してた。完全防護で安全だったけど、「レンダリングルーム」(残骸を煮詰めて処理する部屋)の臭いだけは呼吸器付けても忘れられない。土曜日に1人で滅菌しに行ってたんだけど、自動エアロックドアが連続する施設で、人によってはホラー映画の世界。
18. 名無しのReddit住民
ニールセン ※ 米国の大手視聴率調査会社。家庭にメーターを設置したり、聴取記録を提出してもらう調査をやっている。 のラジオ視聴調査に5日間記録を提出して10ドルもらった。地味すぎるけど、これも確かに「変わった稼ぎ方」だ。
19. 名無しのReddit住民
洋上風力発電所周辺で、カモメとヒトデの数を数える仕事をやった。結論は「漁船が来られないから、海洋生物の楽園になってる」だった。風力発電が環境破壊の象徴みたいに語られがちだけど、実態は逆だっていう面白いデータが取れた。
20. 名無しのReddit住民
地元の郡フェアで「プロの行列待機係」として週末で200ドル稼いだ。しかも依頼の9割は「仮設トイレに並びたくない人たち」。場所キープして、あと2人で順番が来そうになったら本人にメッセージ送る。高校時代のバイトより時給が高かった、人生の不思議。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
これ、めちゃくちゃ理にかなったビジネス。フェスやライブ会場でも需要ありそう。誰かがアプリ化したら本気で儲かりそうだけど、規制でグレーになりそうでもある。
22. 名無しのReddit住民
WordPressサイトのバグを直してほしいって頼まれて40ドル受け取った。原因はセミコロン1個の入れ忘れ。所要時間3分。あの時ほど受け取りに罪悪感を感じたことはないし、同時にあの時ほど技術の価値を実感したこともない。
23. 名無しのReddit住民
保険金詐欺の容疑者を尾行する民間探偵の仕事。元軍人グループから訓練を受けて探偵免許も取った。デトロイトやシカゴのインナーシティで、早朝から対象者の家を張り込み、怪我の範囲を超えた身体活動の動画を撮る。20年以上前だから、隠しカメラはバックパックに仕込んだ大型機材。1日中車の中で待機して、ペットボトルにオシッコしてた。
24. 名無しのReddit住民
ティーンエイジャーの頃、ミシガン州で雪かきのバイトをしてたんだけど、ある年に屋根が崩れるレベルの大雪があって、依頼が殺到した。普段の数倍の単価で「屋根の雪下ろし」をやった。子供時代のささやかな起業経験。
25. 名無しのReddit住民
池の氷から、膨れ上がった死んだ草魚の死体を削り出す仕事をやった。22匹の巨大で気持ち悪い油まみれの魚。300ドルもらったけど、それでもあの仕事は割に合わなかった。今でも思い出すと吐き気がする。
26. 名無しのReddit住民
ボディビルダー向けに自分の母乳を売ってた。供給過剰で困ってたから、1オンス10ドルで取引。需要があるって聞いた時は驚いたけど、月に結構な額になった。授乳期の副業として悪くない。
27. 名無しのReddit住民
刑務所の中で、囚人のボクサーパンツに隠しポケットを縫い付ける副業をしてた。「半分の囚人に俺のポケット入りパンツが行き渡ってた」自負がある。あとフード付きスウェットへの加工、時計やMP3プレーヤーの修理、ヘッドフォンの修繕も。報酬はピーナッツバター瓶、紅茶、コーヒー、プロテインシェイク。刑務所内通貨での取引は今でもいい思い出。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
これ、刑務所内経済のドキュメンタリーで読んだことある。手先が器用な囚人は刑期中ずっと食いっぱぐれない、本物のスキル経済。出所後にサヴィルロウのテーラーで雇ってほしいレベル。
29. 名無しのReddit住民
列車の名前を考える仕事で報酬もらった。「終末感のある床材を持つ列車に名前を付ける」って案件。意味が分からなかったけど、依頼内容に忠実に提出したら払ってくれた。世の中、本当に「誰かが必要としてる謎仕事」がある。
30. 名無しのReddit住民
シラミ駆除専門サロンで働いてた。シラミを取り除くだけの仕事なんだけど、感謝されて高額チップが普通に飛んでくる。「子供から虫を取り除いてくれた人」への報酬は、想像以上に手厚い。意外と嫌な仕事じゃなかった、っていうのが本音。
まとめ
このスレッドの面白さは、「変な稼ぎ方」と聞いてアダルト系を想像する人を裏切るバラエティの広さだ。集まったエピソードを大別すると、3つに分かれる。1つ目は「ニッチな需要を見つけた人」(仮想城の売却、Botトレード、母乳販売、行列待機係)——市場の隙間を埋めるとお金は流れる。2つ目は「肉体や時間を換金した人」(医療被験者、保険金詐欺の尾行、雪下ろし、臓器処理施設)——労働の本質をむき出しに見せられる。3つ目は「人生の偶然」(道で拾った100ドル、ディナーの相手、シングルダディに同行するオペラ)——お金は時々、人と人の間にしか発生しない感情の対価でもある。日本でも「変わった副業」は増えてるけれど、誰かを救ったり、誰かに必要とされた瞬間にお金が発生する話は、結局どの国でも普遍。あなたが「人生で一番ヘンな方法で稼いだお金」、いくらでしたか?

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