「証明はできないけど、100%そうだと信じていることは?」という質問が、海外の掲示板Redditに投稿された。お気に入りのTシャツが消えた本当の理由、猫が物を落とした直後のあの顔、顔を出すたびに父が持ち出してきた「修理」。証拠はひとつもないのに、本人だけは確信している話が次々に集まった。高校の卒業式で「君を誇りに思う」とだけ言って去っていった、見知らぬ男性の話もある。
※ 以下は海外ユーザーが「証拠はないが信じている」と書いた内容を訳したもの。事実として確認された話ではない。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
中学のときお気に入りだった、フォール・アウト・ボーイのVネックのTシャツ。あれは「いつの間にかなくなった」んじゃない。胸元が開きすぎだと思ったおばあちゃんが捨てたんだよ。
※ フォール・アウト・ボーイ:2000年代に人気を集めたアメリカのロックバンド。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
私も胸元の開いたワンピースを持ってたんだけど、あれはたぶん父に捨てられた。お高くとまった感じの、ものすごく怖い年配の英語の先生が「かわいいね」って言ってくれた服だったのに。教え方は最高なのに雰囲気が怖すぎて、その先生の授業では緊張して一言も発言できなかったんだ。だから服を褒められた日は、本当に誇らしかった。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
継母の犬は、自分が学校に行ってる間に毎日ベッドにうんちなんかしてなかった。大人になって人にこの話をするまでは、犬の仕業だと完全に信じ込んでたんだけどね。そもそもあの犬はダックスフントだ。あの短い足でどうやってベッドに飛び乗る? しかも決まって自分のベッドだけ。おしっこは一度もなくて、うんちの塊がぽつんと置いてあるだけだった。置いたのは継母だよ。部屋のドアを閉めるのも禁止されてた。頭にきて一度その犬を蹴ってしまったことがあって、それは今でも申し訳なく思ってる。子ども相手に、ここまで精神的に追い詰めるようなことをする大人がいるんだ。
4. 名無しのReddit住民
猫は自分が何をしてるのか、完全にわかったうえでやってる。机の上の物を床に落としたあとの「あ、うっかり落としちゃった」みたいな顔、あれは全部演技。もはやパフォーマンスアートだよ。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
うちの猫は、コップを前足でテーブルの端まで押していって、そこでいったん止まってこっちを見る。目が合ったのを確かめてから、最後のひと押し。あれを事故とは呼ばせない。
6. 名無しのReddit住民
天気アプリは、週の初めの時点では週末の降水確率をわざと高めに出してると思う。気になってみんなが何度もアプリを開けば、そのぶん広告収入が増えるからね。で、金曜あたりになると、しれっと晴れマークに変わってるんだ。
7. 名無しのReddit住民
1995年ごろ、大学に通うために地元を離れてた。当時の彼女と別れて、彼女が出ていったあと、テレビのリモコンが見当たらなくなった。そのときは自分がどこかに置き忘れたんだろうと思ってた。1か月後には地元に戻って、ほどなく新しいテレビを買ったから、リモコンのことはそれきり忘れてたんだ。
それから4年ほどして、彼女とまた連絡を取るようになった(もともと地元が近かった)。彼女がコーヒーを飲みにうちへ寄って、帰っていったあと、今度は新しいテレビのリモコンが見つからない。
家じゅう探して、ソファの背もたれのクッションの隙間から出てきたのは、昔のテレビのリモコンだった。新しいほうのリモコンは、結局出てこなかった。
彼女は2つとも盗んでいったんだと確信してる。4年越しで、古いのとすり替えていったんだよ。
8. 名無しのReddit住民
スーパーで棚の商品を眺めてると、その商品に用のない人が必ず寄ってきて、こっちが立ってるまさにその場所を見たいような素振りをする。自分はたいていその場を離れて、遠くから様子を見るんだ。その人たち、その通路では何も取らずに行ってしまうことがほとんどだよ。
9. 名無しのReddit住民
実の父親のことは知らずに育った。でも17か18の頃、父がまだ自分と同じ街に住んでいると知ったんだ。母は、父がまた自分たちの生活に入ってくるのを明らかに嫌がってた。こっちも、もう父親をそれほど必要としなくなった頃になってようやく出てきた相手に、進んで関わる気にはなれなかった。だから連絡は一切取らなかった。ただ向こうは、うちの住所を知っていて、こっちの近況もときどき耳にしていたらしい。
高校の卒業式で、自分は次席の卒業生として式のスピーチをした(やったね!)。式のあと、みんなで外に出て、友達や家族、友達の家族とあいさつを交わしていたら、知らない男の人が近づいてきた。その人は「おめでとう」と言い、それから「君を誇りに思うよ」と言った。
誰なのかまったくわからなかった。スピーチを気に入ってくれた人なんだろうと思って、普通に丁寧にお礼を言った。その人はすぐに離れていった。いなくなったあとで、「今のはお前の父さんだ」という心の声が、どうしても頭から離れなくなった。あわてて探したし、母があの人を見ていないかも確かめた。でも、もうどこにもいなかった。
何年も経ってから、父が亡くなったと知った。父の写真をちゃんと見たことは一度もないし、あのとき声をかけてきた人が実の父だったという証拠は何もない。でも……なんて言えばいいのかな……わかるんだよ。
※ 次席の卒業生(サルタトリアン):アメリカなどの高校では、成績が首席・次席の卒業生が式でスピーチをする慣例がある。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
スピーチを気に入っただけの通りすがりの人なら、「良かったよ」で済ませる気がする。「誇りに思う」なんて、ずっと気にかけてきた人じゃないと出てこない言葉だと思う。読んでて鼻の奥がツンとした。
11. 名無しのReddit住民
ちょうどいいタイミングで人生に現れる人って、いるんだよ。そのあと二度と会わなかったとしても、その人は自分を変えていて、どれだけ変えられたかにちゃんと気づくのは何年も経ってからだったりする。
12. 名無しのReddit住民
Spotifyの無料プランで流れる広告は、わざと耳障りに作ってある。こっちが根負けして「もう聞きたくないから金を払う」と言い出すのを待ってるに違いない。
13. 名無しのReddit住民
乾燥機の中から目当ての一枚を探してると、それは必ず、絶対に、いちばん最後に出てくる。毎回だよ。本当に毎回。
14. 名無しのReddit住民
父は、自分が顔を出すたびに「直さなきゃいけない物」をでっち上げてたんだと確信してる。少しでも長く居させるためにね。半分くらいは、もともと普通に動いてる物を、2人で2時間かけて「修理」してたよ。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
うちの母は別のやり方だった。こっちが「そろそろ帰るよ」と言った瞬間に冷蔵庫を開けて、持たせる物を探し始めるんだ。あれも引き止めの一種だったんだろうな。
16. 名無しのReddit住民
カナダ人があんなに優しい理由について。彼らは自分の中の怒りや憎しみをまるごとカナダガンに移して、南へ送り出してるんだ。そうやって心の中の荒ぶるものを手放してる。だからカナダガンはあんなに凶暴で人を襲いまくるし、カナダ人はあんなに優しい。
※ カナダガン:北米に広く生息する大型の水鳥。巣やヒナを守るときは気が荒く、人を追い回すことで知られる。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
カナダ人だけど、これは否定できない。公園の遊歩道であいつらに道をふさがれたら、こっちが「すみません」と謝って遠回りしてるからね。
18. 名無しのReddit住民
ザッカーバーグは爬虫類人だ。はっきりさせておきたいんだけど、爬虫類人なんてものが存在するとは思ってない。それでも、彼だけは間違いなく爬虫類人だと信じてる。
※ 爬虫類人(レプティリアン):有名人の正体は人間に化けた爬虫類型の宇宙人だ、とする古典的な陰謀論。メタ社CEOのザッカーバーグがそうだというのは、ネットで長年続いている定番の冗談。
19. 名無しのReddit住民
フルーツ・オブ・ザ・ルームのロゴには、果物の後ろに豊穣の角が描いてあった。誰に何と言われても、これだけは譲らない。
※ フルーツ・オブ・ザ・ルーム:アメリカの下着・Tシャツブランド。りんごやぶどうを描いたロゴに「豊穣の角(果物があふれ出る角の形のかご)」があったと記憶している人が多いが、実際のロゴには描かれていなかったとされる。大勢が同じ記憶違いをする「マンデラ効果」の代表例として知られている。
20. 名無しのReddit住民
マイケル・ジョーダンは、野球をやりたくてバスケを引退したわけじゃない。ギャンブル絡みで丸1シーズンの出場停止処分を受けてたんだ。NBAはそれを伏せたまま、復帰まで体がなまらないようにMLBと話をつけた。自分はそう信じてる。
※ ジョーダンは1993年に一度引退し、翌年マイナーリーグで野球に挑戦、1995年にNBAへ復帰した。この引退が賭博問題による「秘密の出場停止」だったという説は有名な噂だが、NBAもジョーダン本人も否定しており、裏付けは確認されていない。
21. 名無しのReddit住民
ソ連の「失われた宇宙飛行士」の録音は、もう否定されてる。それとは別の話なんだけど、アメリカの月面着陸が目前に迫ったとき、ソ連は地球に帰ってこられない片道の有人月ロケットを、最後の悪あがきで打ち上げたんじゃないかと本気で思ってる。「人間を月に送り、無事に帰還させる」という目標には届かなくても、アメリカの偉業に「ただし月に先に着いたのはソ連」という但し書きを付けることはできるからね。
ソ連には、まずやってみて、成功を確かめてから発表するという流儀があった。スプートニクもライカもガガーリンも、こっそり進めて、うまくいってからお祝いが始まった。なら、失敗はできるかぎり隠したと考えるのが自然だろ。
だから、宇宙空間に置き去りになった遺体が2つか3つはあると信じてる。「人類が宇宙で遺体を失ったことは一度もない」というのが公式の立場だけど、俺はそれを嘘だと思ってる。
※ 「失われた宇宙飛行士」:ソ連が宇宙飛行士の死亡事故を隠している、とする冷戦期からの陰謀論。1960年代にイタリアのアマチュア無線家が「交信を傍受した」と主張した録音が有名だが、裏付けとなる証拠はなく、公式に確認された事例もない。このコメントの「片道の月ロケット」も投稿者の想像で、根拠は示されていない。
22. 名無しのReddit住民
宇宙のどこかに、俺たちの星とそっくりな「別の地球」がある。そこにはそこの歴史があって、戦争があって、有名人がいて、スポーツチームや会社もある。こっちよりずっと遅れてるかもしれないし、何千年も先を行ってるかもしれない。でも確かにどこかにいて、向こうも俺たちについて同じことを考えてるんだよ。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
知的生命体がいたとしても、ごく初歩的なこと以外は意思疎通できない可能性が高いと思ってる。地球にいるそこそこ賢い動物の考えすら、人間にはさっぱりわからないんだから。あっちは同じ哺乳類で、共通点も多いのにね。まったく別の進化をたどってきた相手なら、伝え合う方法も社会の仕組みも、こっちの理解の外にあるはずだよ。
24. 名無しのReddit住民
『ハーフライフ3』は、今まさに開発中だ。証明はできない。でも、そう信じてないとやってられないんだよ(笑)
※ ハーフライフ:アメリカのValve社が手がけるSFシューティングゲームのシリーズ。2作目の続きが長年出ていないことで知られ、「3はいつ出るのか」はゲーム好きの間で定番のネタになっている。
25. 名無しのReddit住民
頭がおかしいと思われそうだけど、人間は互いの存在を感じ取れるんだと思う。何千羽もいる鳥の群れが、そろって同じ向きに飛べるのと似た感じで。
何の知らせも受けていないのに「あの人が亡くなった」となぜかわかって、あとで本当だったと知ったことはない? 子どもが困ったことになっていて、知らされる前から胸騒ぎがしたことは? 背中を向けたまま部屋に入ってきた人が、不機嫌だとわかったことは? 夜中のおかしな時間にベッドを出たら、その直後に赤ちゃんが泣き出したことは?
人間は自然のままの状態でもかなり大きな集団で暮らす、社会性の強い動物だ。どこか別の次元でつながっていても不思議じゃない。人には第六感みたいなものがあって、互いを感じ取れるんだと本気で思ってる。
26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
当たった予感だけ覚えていて、外れたほうは忘れてるだけじゃないかな、とは思う。……ただ、赤ん坊が泣く直前に目が覚めるやつだけは、自分も何度もあったから否定しきれない。
27. 名無しのReddit住民
世界は2012年12月21日にちゃんと終わっていて、今いるここは地獄なんだよ。そう考えたほうが、いろいろ辻褄が合うだろ?
※ 2012年12月21日:古代マヤ文明の暦の区切りにあたる日で、「この日に世界が終わる」という終末論が当時世界的に話題になった。
28. 名無しのReddit住民
「痛みなくして得るものなし(no pain, no gain)」という標語は、ジム通いの猛者を奮い立たせた数より、何かを始めようとした人のやる気をくじいた数のほうが多いと思ってる。
体を動かしていない人ほど、びっくりするくらい楽で、どこも痛くならない運動から大きな効果を得られるんだ。見た目のためなら健康は二の次という、薬頼みのボディビルとはまったく別の世界の話だよ。準備運動かなと思うくらいの軽さで歩いたり自転車をこいだりするだけで、体力はつくし、安静時の心拍数や血圧も下がる。ジムに人生を捧げる必要なんてまったくない。
何年も、何十年も続けられる運動をひとつ見つければ、年の取り方が大きく変わる。散歩でもダンスでもヨガでも、ずっと続けてきた人は、その間じっとしていた人よりはるかに有利なんだ。
29. 名無しのReddit住民
父は、うさぎのケージの鍵をわざと開けて逃がしたんだ。世話を手伝うのが嫌だったから。
6年生のとき(90年代半ば)に、自分のお金から5ドル出して買ったうさぎで、名前はフィジェット。こいつのことが本当に大好きだった。庭に置く小屋を一から作るのも手伝ったし、扉には掛け金式の鍵が付いてた。その鍵にだけは、ものすごく気をつけてたんだ。
ある日見に行ったら、掛け金が外れていて、フィジェットは……いなくなってた。両親は「自分たちじゃない」と言い張った。母のことは信じてる。自分はもう41歳で、母はそのあと、もっとひどいことをいくつも白状してるからね。
父はどうか。やってないと言う。でも、やったんだよ。証明はできない。それでも父以外にありえない。あの掛け金を自分が掛け忘れてないことだけは、絶対に確かなんだから。あれからもう30年近く経つ。
30. 名無しのReddit住民
金で幸せは買える。この説を検証する研究費を出してくれるパトロンがいたら、結果は喜んで報告するよ。
まとめ
陰謀論めいた説もいくつか混ざったが、読み終えて残るのは家族や身近な人についての確信だった。Tシャツを捨てた祖母、うさぎを逃がした父、修理を口実に引き止めていた父、卒業式に現れた男性。どれも今となっては確かめようがなく、確かめる相手がもういない話もある。それでも本人は何十年も同じ答えを持ち続けている。一方で、天気アプリの降水確率やSpotifyの広告、乾燥機から最後に出てくる一枚のように、日本でもうなずく人が多そうな小さな疑いも並んだ。ジョーダンの引退やソ連の宇宙開発のような噂は、注に書いたとおり裏付けのない話として読んでほしい。皆さんには、証拠はないけれど絶対にそうだと信じていることはありますか?


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