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海外「ダッシュボードに足を上げてると、大腿骨が骨盤に突き上がる」救急の人間だけが知ってる普通の遊びの代償

海外「ダッシュボードに足を上げてると、大腿骨が骨盤に突き上がる」救急の人間だけが知ってる普通の遊びの代償 ライフスタイル・日常

「医者や救急隊員のみなさん、他人のケガを散々見てきた経験から、自分では絶対にやらないと決めている趣味はありますか?」——r/AskRedditに立ったこの質問に、脳神経外科医、救急外来のナース、解剖に立ち会う病理の担当者まで、現場の人間が次々と答えを書き込んだ。挙がってきたのは特殊なエクストリームスポーツではなく、庭やガレージや近所の道路にある「ごく普通の遊び」ばかり。しかも一つひとつに、なぜそれを避けるのかという生々しい理由が付いていた。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
脳神経外科医だけど、ATV(四輪バギー)。楽しそうなのは分かるよ、実際見た目は最高だ。でもみんなあれを真剣に危ないものとして扱わない。ヘルメットもなしに時速60キロ台で流していて横転した人の、目を覆いたくなる外傷を何件も見てきた。ついこの前は生後22か月の頭部外傷が運ばれてきた。両親が「一緒に乗せたら楽しいだろう」と思って、抱きかかえたまま走っていたらしい。バイクだって十分ひどいけど、あっちは少なくとも乗る側がリスクを理解している(理解した上で無視しているだけで)。ATVはどういうわけかゴーカートの延長みたいに思われてるんだよ。

※ ATV=全地形対応の四輪バギー。米国では農場や広い私有地のレジャー用として普及していて、免許なしで敷地内を走れる。日本は公道走行のハードルが高く、身近な乗り物ではない。
※ 原文の「時速40マイル」は約64km/h。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
損害保険の仕事をしてるけど、ATVがこんな下のほうまで出てこないのが信じられない。四肢麻痺、脚の粉砕骨折、頭部外傷、死亡事故、想像できる限りのものが全部そろってる。しかも私有地で乗ることが多いせいで、運転していた本人が酒を飲んでいる確率がやたら高いんだよね。

※ 四肢麻痺=首まわりの脊髄を損傷して両手両足が動かなくなる状態。回復の見込みが低く、生涯にわたる介助が必要になることが多い。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
ATVは乗るために必要な技術のハードルが低すぎるんだと思う。誰でもまたがってアクセルを開ければ、その瞬間からそこそこの速度が出てしまう。荒れた地面をスピードを上げて走ったときに車体に何が起きるのか、考えもしないまま走れてしまうのが怖い。大人向けの機体には「16歳未満は乗せるな」というラベルが貼ってあるけど、あれは脅しじゃない。ある速度を超えたら子どもの筋力では車体を押さえられないし、倒れてきたときに自力でどかすこともできないからだよ。

4. 名無しのReddit住民
救急外来で働いている医者で、自分の子どもをトランポリンで遊ばせている人には、いまだかつて一人も会ったことがない。本当に一人もだよ。

※ 米国の郊外では庭に大型のトランポリンを常設する家庭が多く、日本の感覚よりずっと身近な遊具。同時に小児外傷の代表的な原因でもある。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
子どもの頃、近所の子の友達がトランポリンの網に歯の矯正器具を引っかけて、上の歯が全部なくなった。跳ねながら顔から落ちただけなのにあんなことになるのかと、当時は理解が追いつかなかった。あの日から自分は一度も跳んでない。

6. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
義理の兄が麻酔科医で、家族の集まりのたびにトランポリン反対の演説をしてた。そしてある日、しれっと子ども用に一台買ってた。あれだけ語ってたのは何だったんだ。

7. 名無しのReddit住民
息子がかかっている整形外科の先生に「スケートボードのおかげで老後の資金が貯まってるよ」と真顔で言われた。冗談の言い方をしてたけど、あの人の外来がどれだけ骨折の子どもで埋まっているかを待合室で見てるから、こっちは全然笑えなかった。

8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
うちがかかってる整形外科医は、たぶん地元のトランポリンパークがスポンサーについてると思う。行くたびに同じ施設で折ってきた子が待合室にいるんだよ。

9. 名無しのReddit住民
知り合いの神経内科医が、最近の電動キックボードと電動自転車の流行について「おかげで自分はとても裕福で、とても悲しい男になった」と言っていた。言い回しは冗談めかしてたけど、目は全然笑ってなかった。

※ 神経内科医=脳や神経の病気を専門に診る医師。頭部外傷のあとに残る後遺症を、何年もかけて診続ける立場でもある。

10. 名無しのReddit住民
助手席でダッシュボードに足を上げるやつ。あの体勢で追突されると、大腿骨が骨盤のほうへ突き上げられて、股関節ごと壊れる。あんな壊れ方を自分の体でやりたい人はいないと思うよ。

11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
中学のとき、車いすの先生がいた。授業の初日に自分から「赤信号で止まっている間、ダッシュボードに足を上げていた。そこに、止まっているのに気づかなかった車が全速力で突っ込んできた」と話してくれた。教室が静まり返ったのを今でも覚えてる。自分と、今も連絡を取っている数人しか代弁できないけど、あの話を聞いた人間で以降ダッシュボードに足を上げたやつは一人もいない。生徒に同じことをさせないためだけに、あそこまで個人的な話をしてくれたんだと思うと、いまだに頭が下がる。

12. 名無しのReddit住民
耳鼻咽喉科の医者です。電動キックボード、とくに酒が入っている状態のやつ。運ばれてくる人の顔がどうなっているかを何度も見ているので、自分では乗らないと決めた。

※ 耳鼻咽喉科は顔面の骨折や気道の外傷も担当する。転倒時に真っ先に地面に当たるのは顔なので、被害の実物を最もよく見る科のひとつ。

13. 名無しのReddit住民
救急外来のナース。あの電動自転車と電動キックボード、頼むからヘルメットをかぶってくれ。うちの地域は本当に誰もかぶらない(バイクですら素頭で走ってる人がいる。頭蓋骨が鉄でできてるとでも思ってるのか)。18歳の女の子が電動キックボードから落ちて、縁石に頭を打った。現場では意識があって、救急車の中で状態が落ちて、病院に着いたときにはもう亡くなっていた。搬送に時間がかかったわけじゃない。10分もかかっていない。広範囲の脳出血だった。ヘルメットがなかったからだよ。

14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
近所の人が何年もPTSDで苦しんでる。信号待ちで停止していたところに、電動キックボードが正面から突っ込んできたんだ。乗っていた人は車のフロント部分に当たった勢いでルーフを越え、道路の反対側の縁石まで飛んでいって亡くなった。ヘルメットなし、スマホを見下ろしたまま時速50キロ近くで走ってきて、そのまま寄ってきたらしい。ぶつけられた側が今も壊れたままなのが、本当につらい。

15. 名無しのReddit住民
看護師です。交通ルールを何も知らない子どもが電動自転車に乗っている。あれは実質的にバイクだよ。順番が完全に逆になってるんだ。まず商品が世に出て、なぜか自転車と同じ扱いで売られて、とくに子どもの重傷事故が積み上がって、それでようやく「安全のルールを作りましょうか」という話が出てくる。

16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
電動自転車とキックボードは、定義と規制をもっと細かく分けるべきだと思う。うちのはペダルアシスト式で上限は時速32キロくらい。アクセルはついてなくて、自分で漕がないと一切進まない。坂が楽になるだけで、乗り心地は普通の自転車とそんなに変わらない。でも世の中に出回ってる一部のやつは、枝みたいに細い車体に原付並みのモーターを載せただけの代物だ。あれに子どもが免許なしで乗れる状態を放置してるのは、正直どうかしてる。

※ 日本の電動アシスト自転車は法律上ペダルをこがないと進まず、時速24kmでアシストが切れる。海外で事故が問題になっているのはアクセル操作だけで走る「スロットル付き」の車体で、性能は原付に近い。同じ「電動自転車」でも別物として読むと話が通じる。

17. 名無しのReddit住民
乗用芝刈り機に子どもを膝に乗せて走るのだけは、本当にやめてほしい。40年経った今でも、父親が娘とバケツを抱えて駆け込んできた光景をはっきり覚えてる。娘さんの足はそのバケツの中に入っていた。刃に巻き込まれて、ほとんど脚から離れてしまっていた。父親と娘、どちらがより深く傷ついたのか自分には分からない。父親は「一緒に乗るのが大好きだったんだ、どうやってか滑り落ちてしまって」と、そればかり繰り返していた。

※ 米国の郊外で一般的な乗用型芝刈り機。座って運転する小型トラクターのような機械で、車体の下で刃が高速回転している。広い芝生の庭を持つ家庭の必需品。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
うちの兄も同じことをやった。ただし足じゃなくて手だった。切れた親指を草むらから見つけて、たかっていたアリを全部払い落としてから病院に持ち込んで、なんとかくっついた。切断そのものより、あの探している数分間のほうが家族には地獄だったと思う。

19. 名無しのReddit住民
趣味というほどのものじゃないけど、ジャッキで持ち上げただけの車の下には絶対に潜らない。ちゃんとしたウマをかませて、タイヤに輪止めを噛ませて、それからじゃないと体を入れない。ここだけは何を言われても譲らないよ。

※ ウマ=リジッドラック(ジャッキスタンド)。ジャッキで上げた車体を機械的に支える台。ジャッキは油圧が抜けた瞬間に落ちるので、支えなしで下に入るのは整備の世界では最悪の禁じ手とされる。

20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
ジャッキスタンドを使わずに車を落としてしまい、その下敷きになった人の解剖に立ち会ったことがある。肋骨が数本折れて片方の肺がつぶれていたけど、それだけなら助かっていた可能性のほうが高かった。実際の死因は、抜け出せないまま冷えて凍死したことだった。だから支えのない車の下には入らないでほしいし、入るなら必ず誰か一人に「今から車の下に潜る」と伝えておいてほしい。

21. 名無しのReddit住民
先月の夜11時ごろ、ベッドで寝ながらスマホを見ていたら、外で誰かが叫んでいる声がした。繁華街の近くに住んでいて騒音には慣れているから、最初は聞き流していた。でも叫び声が止まらなくて、そのうち「助けて!誰か助けて!」とはっきり聞こえてきた。ベランダに出ても何も見えないけど、声は明らかに隣の建物のほうからだった。服を着て降りたら、途中の階から乗ってきた住人に「あなたにも聞こえてる?」と聞かれて、そうだと答えた。裏口を出た先の隣のカーポートに、その人はいた。小さなライトを握ったまま、自分のバンの下敷きになってうめいていた。整備の最中にジャッキが外れたらしい。すぐ通報したけど、カーポートの天井が低くて救助隊が車体を持ち上げる余地を作れず、救出は本当に難航した。

※ 米国のカーポートは柱と屋根だけの簡易な車庫。天井が低く、レスキューが車体を持ち上げる資機材を入れる余地が作れないことがある。

22. 名無しのReddit住民
庭木の剪定を自分でやるやつ。あれだけは絶対にやらない。植木屋に金を払ったほうが、結果的にどれだけ安上がりか分かってないんだよ。

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
はしごの上でチェーンソーを使っている最中の事故が、とにかく多い。両手がふさがっている状態で刃が跳ね返ってきたとき、体を支えるものが何ひとつないんだよ。落ちるときは工具ごと落ちる。

24. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
同僚が庭木を切っていて、その枝にどれだけ力がかかっているかを読み違えた。半分まで切ったところで枝が跳ね上がり、側頭部を思いきり叩かれた。眼球が破裂して眼窩が粉砕。命は助かったけど、元の生活には戻れていない。

※ 眼窩=眼球が収まっている頭蓋骨のくぼみ。曲がった枝には見た目より遥かに大きな力がたまっていて、切った瞬間に鞭のように跳ねることがある。

25. 名無しのReddit住民
医師としての経験から言うと、自分がやらないのは三つ。バイクに乗ること。はしごに登ること。薬物に手を出すこと。どれも普段は何事もなく終わるけど、運が悪かった一回の落差が他の趣味と比べものにならない。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
50歳になったとき、自分にはもう、はしごも屋根も雪かきも向いていないと結論を出した。金を払って人にやってもらうほうが、腰と首と老後のためになる。実際やめてから一度も後悔してない。

27. 名無しのReddit住民
プールで遊ぶときは、身内だけのホームパーティーでも監視員を雇うことにしてる。自分が見てきた子どもの溺水は、そのほとんどが「家にいた」「客をもてなしていて目を離した」という状況で起きてるからだ。ついでに言うと、最初の子が生まれたときにバイクは売った。知らない犬は、飼い主に「うちの子はおとなしいから」と言われても子どもに触らせない。乗用芝刈り機や除雪機を動かしている間は、小さい子を外に出さない。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
友達の5歳の息子が、大人が何十人もいる連休のパーティーで溺れて亡くなった。人が多いほど安全な気がするけど実際は逆で、全員が「誰かが見てるだろう」と思って誰も見ていない状態になる。うちの娘は泳ぎが得意なほうだけど、水に入っている間は絶対に目を離さないようにしてる。

※ 原文はメモリアルデー(5月最終月曜の戦没者追悼記念日)の連休。米国では夏の始まりとされ、この週末にプール開きやバーベキューが一斉に集中する。

29. 名無しのReddit住民
妻が救急外来のナースを12年やっていて、しかもかなり忙しい病院にいる。というわけで、自分がバイクを持つ許可は一生下りない。一度だけ反対の理由を具体的に説明してもらったことがあるけど、それ以来こっちからその話題を持ち出すのをやめた。

30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
そこに馬も足していいと思う。というか、馬がここまで出てこないのが不思議でしょうがない。自分はバイクと馬の両方をやってる側だから言うけど、リスクを受け入れられないなら手を出さないほうがいい。今年の春に落馬して、たいした落ち方じゃなかったのに脳震盪とむち打ちになった。しかも一人で乗っていたから、自分がどれくらい意識を失っていたのかも分からずじまいだ。人には勧めないよ。まあ自分はやめないけどね。

まとめ

医療の現場から挙がった名前を並べてみると、共通しているのは「危険そうに見えないこと」だった。ATV、トランポリン、電動キックボード、乗用芝刈り機、はしご、助手席の足上げ——どれも入り口の技術ハードルがほぼゼロで、しかも家の庭や近所の道で完結してしまう。危険だと分かっているバイクやクライミングには人は身構えるが、身構えないものにこそ重傷が集中する、という構図がはっきり見える。もうひとつの軸は、被害者が「本人ではない」ケースの多さだ。膝に乗せた子ども、抱えたまま走った赤ん坊、大人が何十人もいるプールにいた5歳。楽しませようとした側の判断が、そのまま結果になっている。スレッドでは酒や薬物を挙げる医療者も多かったが、その理由も同じで、はじめの一歩が驚くほど軽いことだった。日本でも電動キックボードや特定小型原付をめぐる線引きは今まさに議論の途中で、電動自転車の話は他人事ではない。皆さんが「これだけは家族にやらせない」と決めている遊びは何ですか?

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