「これまで観た中で、本気で背筋が凍ったホラー映画は?」という問いに、r/AskRedditが大盛り上がり。古典の名作から最近の話題作、さらには「そもそもホラーですらない実話系」まで、世界中の住民が忘れられない恐怖を持ち寄った。未見の人でも楽しめるよう、それぞれがどんな映画でなぜ怖いのかも添えてある。観るときは部屋を明るくしてどうぞ。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
『ストレンジャーズ 戦慄の訪問者』が断トツで怖い。あいつらが襲ってくるのに動機がまったくないんだよ。途中で「実は昔の因縁が…」みたいな種明かしもない。ただ家にいただけ、ドアを開けただけで標的になる。理由がないって、こんなに恐ろしいんだなって思い知らされた。
※ 2008年公開、ブライアン・ベルティノ監督。覆面の3人組が人里離れた一軒家を理由もなく襲う侵入系ホラー。「なぜ私たちを?」「あなたたちが家にいたから」というやり取りが有名。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
わかる。怪物でも呪いでもなく「そこにたまたま人間がいた」ってのが一番ゾッとするんだよな。理由があれば避けようもあるけど、運が悪かっただけって言われたら防ぎようがない。それが現実の怖さに近いんだと思う。
3. 名無しのReddit住民
『イベント・ホライゾン』。たぶん挙げるの俺だけじゃないと思ってるんだけど…。宇宙SFの皮をかぶった完全な地獄描写で、終盤に出てくる「記録映像」が本当にトラウマ。あれを若い頃に観たせいで、いまだに暗くて長い廊下が苦手なままだわ。
※ 1997年公開、ポール・W・S・アンダーソン監督。行方不明だった宇宙船が「どこか」から戻ってくるSFホラー。グロ描写の多くがカットされたが、断片的に映る惨状がかえって想像をかき立てると語り継がれている。
4. 名無しのReddit住民
『ザ・リング』だな。冒頭近くに出てくる、顔がぐにゃっと歪んだ女の人の顔。あれは一度見たら忘れられない。本気で背筋が凍ったよ。ストーリーがどうこうより、あの一瞬の表情だけで何年も引きずってる。
※ 2002年公開のアメリカ版。日本の『リング』(1998・中田秀夫監督)のリメイク。呪いのビデオを見ると7日後に死ぬという都市伝説的ホラーで、井戸から這い出てくる存在(米版はサマラ)が世界的に有名。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
自分はホテルの部屋で一人で観るっていう最悪の選択をした。しかも部屋に置いてあったテレビが劇中のやつとそっくりで…。その夜はまったく眠れなかったよ。なんであんなシチュエーションで観ようと思ったのか、過去の自分を問い詰めたい。
6. 名無しのReddit住民
『グリーンルーム』。現実に起こりそうって意味でこれが一番怖い。殺人鬼でも呪いでもなく、ただ間違った場所に居合わせただけで命を狙われる。誰だって人生で一度は「なんか怪しい場所」に紛れ込んだ経験あるだろ?それが一瞬で地獄に変わる話なんだよ。
※ 2015年公開、ジェレミー・ソルニエ監督。ライブ後に殺人を目撃したパンクバンドが、危ない連中のたまり場に監禁され脱出を図るサバイバルスリラー。超常現象なしの「ありえる怖さ」で評価が高い。
7. 名無しのReddit住民
あんまり人気ない選択かもしれないけど、『ヘレディタリー/継承』はマジで鳥肌が止まらなかった。じわじわ家族が壊れていく感じと、あの食卓のシーンの絶叫。観終わった後しばらく何も喋れなくて、誰かと一緒に観たのに無言で帰ったわ。
※ 2018年公開、アリ・アスター監督。祖母の死をきっかけに崩壊していく家族を描く。直接的な脅かしより、不穏な空気と予測不能な展開でじわじわ追い詰めるタイプの恐怖。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
あの食卓のシーン、家族が溜め込んだ本音をぶつけ合うところよな。お化けより人間の感情がいちばん怖いっていうのを地で行ってる。アリ・アスター作品はどれも観た後どっと疲れて、二度目を観る気力が湧かない。
9. 名無しのReddit住民
『シニスター』はガチで震えた。屋根裏で見つけたフィルムに記録されてる「家族が殺される映像」。あの古い8ミリフィルムの質感と相まって、観てるこっちが見ちゃいけないものを覗いてる気分になるんだよ。BGMもひたすら不快で最高だった。
※ 2012年公開、スコット・デリクソン監督。引っ越し先で過去の一家惨殺を記録したフィルムを発見した作家が、その謎を追ううちに恐怖に巻き込まれる。劇中フィルムの不気味さが語り草になっている。
10. 名無しのReddit住民
『エクソシスト』はいまだに色あせない。最新のホラーを散々観た後でも、あの少女が体を反らせて階段を降りてくるところとか、声色がガラッと変わるところはやっぱり別格。古いからって舐めてかかると痛い目を見るぞ。
※ 1973年公開、ウィリアム・フリードキン監督。悪魔に取り憑かれた少女と神父の対決を描く金字塔。公開当時は失神者が出たと報じられ、ホラー映画そのものの評価を変えた一本。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
公開当時は劇場で気絶する客が続出したって話を親から聞いたわ。今の感覚で観ても十分怖いんだから、当時の衝撃は相当だったんだろうな。これを超える悪魔祓い物って、正直まだ出てきてない気がする。
12. 名無しのReddit住民
『イット・フォローズ』が怖すぎる。ゆっくり歩いて近づいてくるだけなのに、絶対に止まらないし諦めない。あの「歩いてくるだけ」のルールが秀逸で、街中の誰が「それ」なのか分からなくなって、人混みを歩くのすら怖くなった。
※ 2014年公開、デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督。「ある行為」をきっかけに、ゆっくり歩いて追ってくる正体不明の存在に憑かれる青春ホラー。シンセ音楽と不穏なカメラワークが高く評価されている。
13. 名無しのReddit住民
高校生のとき『THE JUON/呪怨』を観て本当にやられた。布団の中に何かがいるとか、天井からあの音がするとか、日常の延長で怖がらせてくるのがきつい。しばらく自分の部屋の天井を見上げられなくなったよ。
※ ここでは『呪怨』(2002・清水崇監督)とそのハリウッド版『THE JUON/呪怨』(2004)を指す。呪われた家に入った人が次々と祟られる連鎖型ホラーで、喉を鳴らす音と這うような動きが象徴的。
14. 名無しのReddit住民
『ポルターガイスト』。観たのが16歳のときだったんだけど、その後1ヶ月くらいまともに眠れなかった。テレビの砂嵐とか、椅子が勝手に積み上がってるシーンとか、家の中の当たり前が全部信用できなくなるのが本当に嫌だった。
※ 1982年公開、トビー・フーパー監督(製作スピルバーグ)。平凡な一家の家で起きる心霊現象を描く。テレビ画面から響くメッセージが有名で、撮影にまつわる不吉な噂でも知られる。
15. 名無しのReddit住民
『サランドラ』を、よりによってネバダの砂漠のど真ん中、デスバレー国立公園から何マイルも離れたキャンピングカーのAirbnbで初めて観た。完全に判断ミス。外で物音がするたびに飛び上がってて、一睡もできなかったわ。
※ 原題 The Hills Have Eyes。1977年のウェス・クレイヴン版と2006年のリメイクがある。砂漠で立ち往生した一家が、人里離れた土地に潜む集団に襲われるサバイバルホラー。
16. 名無しのReddit住民
『ジェーン・ドウの解剖』。検視台に運ばれてきた身元不明の遺体を解剖していくうちに、ありえない事実が次々出てくる。舞台がほぼ地下の検死室だけなのに、あの閉塞感と「何かおかしい」がどんどん膨らんでいくのが見事なんだ。
※ 2016年公開、アンドレ・ウーヴレダル監督。父子の検死官が運び込まれた女性の遺体を解剖するうち、超常的な恐怖に巻き込まれていく密室ホラー。
17. 名無しのReddit住民
ジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』。これまでで本気で怖いと思った唯一の映画かもしれない。仲間の誰が「物体」に乗っ取られてるか分からない疑心暗鬼が地獄。南極基地っていう逃げ場のなさも効いてて、逃げても凍え死ぬだけっていう。
※ 1982年公開、ジョン・カーペンター監督。南極基地で人間に擬態する地球外生命体と対峙するSFホラー。CGなしの特殊効果による変身描写が、今も色あせないと評価されている。
18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
あの血液検査のシーンな。熱した針を刺して反応を見るところ、誰がアレなのか分からなくて全員が固唾を飲む。ホラー史上でいちばん緊張した数分間かもしれん。ラストの「で、お前は人間なのか?」って曖昧な終わり方もずっと考えさせられる。
19. 名無しのReddit住民
『炎628』。旧ソ連のWW2映画なんだけど、ホラーじゃないのに人生でいちばん怖かった。戦争の狂気を少年の目線で延々と見せられて、終盤には主人公の顔つきが完全に別人に変わってしまう。フィクションの怪物より、人間が一番怖いって思い知る。
※ 原題 Come and See。1985年、エレム・クリモフ監督のソ連映画。ナチス占領下のベラルーシでの虐殺を少年の視点で描く。反戦映画の極北として世界的に知られる。
20. 名無しのReddit住民
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を劇場で観た世代だけど、あれは本当に怖かった。怪物なんて何も映らないのに、森の中の物音と登場人物のパニックだけで追い詰められる。最後の家の地下のシーン、いまだに思い出すと鳥肌が立つ。
※ 1999年公開。森に消えた3人の学生が残した「発見された映像」という体裁で構成された、POV(主観映像)ホラーの草分け。公開当時は本物の記録だと信じた人が続出した。
21. 名無しのReddit住民
誰も『ディセント』を挙げてないのが信じられない。女友達だけで未踏の洞窟探検に行く話なんだけど、まず狭い穴をくぐる閉所恐怖だけで限界なのに、そこに暗闇の住人まで出てくる。二重の意味で逃げ場がなくて、観てるあいだ呼吸が浅くなった。
※ 2005年公開、ニール・マーシャル監督。未踏の洞窟に挑んだ女性たちが、地底に潜む人型の生物に襲われる。閉所恐怖と人間関係の崩壊を重ねた構成が高く評価されている。
22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
あれは洞窟に入る前の人間ドラマの時点ですでに不穏なんだよな。閉所が無理な人は本当に観ない方がいい。明かりが消えて緑色の暗視映像に切り替わった瞬間、心臓が止まるかと思ったわ。あんな映画そうそうない。
23. 名無しのReddit住民
子供の頃に観た『鳥』がいまだにトラウマ。鳥が群れで人を襲うってだけなのに、説明も理由もなく日常がじわじわ崩れていく感じが本当に怖い。公園のジャングルジムに鳥が一羽ずつ集まっていくシーン、今見ても背筋が寒くなる。
※ 1963年公開、アルフレッド・ヒッチコック監督。平和な海辺の町で突然鳥たちが人間を襲い始めるパニックホラー。原因が一切説明されない不条理さが恐怖を増幅させる。
24. 名無しのReddit住民
『オズの魔法使』。あの空飛ぶ猿たちに何年も悩まされた。子供向けのはずなのに、緑色の魔女と猿の手下が出てくるたびに本気で泣いてたわ。ホラーじゃないのに、一部の子供にとっては立派なトラウマ製造機なんだよあれ。
※ 1939年公開のミュージカル映画。竜巻でオズの国に飛ばされた少女ドロシーの冒険譚。西の魔女が操る空飛ぶ猿の軍団が、当時の子供たちを恐怖に陥れたことで知られる。
25. 名無しのReddit住民
『フォース・カインド』。観終わった直後に友達と「これフィクションだよな?」って必死でググったわ。実話っぽい演出が巧妙で、安心したくて検索せずにいられなかった。後年に親と観たら、親父が幽霊みたいに真っ青になっててこっちが怖かった。
※ 2009年公開。アラスカで起きたとされる失踪事件を「本物の記録映像」風に再現したという触れ込みのSFホラー。実際は演出だが、その見せ方が観客を本気で不安にさせた。
26. 名無しのReddit住民
『パラノーマル・アクティビティ』ほどベッドの中で怖い思いをした映画はない。ドキュメンタリー風だから妙にリアルで、想像の余地がたっぷり残されてる。ベッド脇に撒いた粉の上を、人間じゃない足跡が歩いてきてそのまま立ち止まるシーン、思い出すだけで鳥肌だわ。
※ 2007年公開、オーレン・ペリ監督。自宅に固定カメラを設置して心霊現象を記録するという体裁の低予算POVホラー。何も起きない長回しの中の小さな異変で恐怖を煽る手法が大ヒットした。
27. 名無しのReddit住民
『アズ・アバヴ』を、部屋を真っ暗にしてサラウンドで観たのが間違いだった。背後に絶対なにかいるって本気で確信してたもん。しかもパリの地下にある本物の納骨堂で撮影してるって後で知って、二度ゾッとしたよ。
※ 原題 As Above, So Below。2014年公開のPOVホラー。パリの地下に広がる「カタコンブ」(数百万人分の人骨が並ぶ納骨堂)を舞台に、探索チームが地獄じみた空間に迷い込んでいく。
28. 名無しのReddit住民
『スレッズ』。核戦争を描いた映画なんだけど、爆弾が落ちた後の描写があまりに容赦なくて、途中で再生を止めてしまった。怪物も幽霊も出てこないのに、これが現実に起こりうると思うと一番怖い。観た後の数日は本当に気分が沈んだ。
※ 1984年制作のイギリスのTV映画。核戦争とその後の世界を徹底してリアルに描き、救いのなさで視聴者を打ちのめす。「観た後しばらく立ち直れない」と語られる作品。
29. 名無しのReddit住民
『死霊伝説』はいまだに自分の中で最恐かもしれない。窓の外に浮かんで、指でコツコツと窓を叩いてくる少年のシーン。あれを子供の頃に観てしまって、しばらく夜にカーテンを開けられなくなった。今書いてても少し鳥肌が立ってる。
※ 原題 Salem’s Lot。スティーヴン・キング原作を映像化した1979年のTVミニシリーズ。田舎町が吸血鬼に侵食されていく物語で、窓辺に浮かぶ少年の場面が特に有名。
30. 名無しのReddit住民
『スマイル』、なぜか自分でも理由が分からないんだけど、本当に死ぬほど怖かった。あの不自然な笑顔で人がこっちをじっと見てくるだけなのに。日常で誰かがニコッと笑うたびにビクッとするようになって、後を引くタイプの怖さだった。
※ 2022年公開、パーカー・フィン監督。不気味な笑顔の「何か」を目撃した人が次々と死んでいく呪い系ホラー。終始貼り付いたような笑顔の演出が、観客の日常にまで侵食すると話題になった。
まとめ
こうして並べてみると、怖さの種類が見事にバラけているのが面白い。『ストレンジャーズ』や『グリーンルーム』のように動機のない人間の悪意が怖いという声、『ヘレディタリー』や『エクソシスト』のようにじわじわ精神を削ってくるタイプ、そして『炎628』や『スレッズ』のように現実に起こりうることこそ最大の恐怖だ、という意見。バラバラなようでいて共通しているのは、観た後しばらく日常の何気ない風景——暗い廊下、窓の外、誰かの笑顔——が信用できなくなる、という後を引く体験なんだよね。皆さんがこれまでで一番眠れなくなったホラー映画は何ですか?


コメント
取り敢えずパラノーマル・アクティビティだけは正真正銘のゴミ