「女性のみなさん、男性を”なんか無理”と思った一番くだらない理由は?」海外の掲示板でこう聞かれて、700件を超えるコメントが集まった。初デートに向かう車内の爆音ダブステップ、アイスを食べるたびに歯をこするスプーンの音、父親とまったく同じ香水の匂い。本人たちも「くだらない」と分かっていながら、どうしても引き返せなかった瞬間が次々に語られている。「いや、それはくだらなくないでしょ」というツッコミや、男性側からの反論・身に覚えのある声もあわせて紹介する。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
初デートの日、デート先に向かう車の中がずっと爆音のダブステップだった。しかも彼は曲に合わせて、指をくねくね動かす謎のダンスをしながら「これ、ライトグローブをはめてたら最高にカッコいいんだよ。想像してみて!」って何回も言ってくるの。デート自体はすごく素敵で、ずっと覚えていたいくらいの思い出。でも、行きの車の記憶だけはどうしても乗り越えられなかった。
※ ダブステップ:うねるような重低音のベースが特徴の電子音楽のジャンル。ライトグローブは指先にLEDが付いた手袋で、クラブやレイブイベントで暗闇の中で指を動かし、光の軌跡を見せるパフォーマンス(グローヴィング)に使われる。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
私ならノリノリで一緒に踊ってたな。2009年から2013年くらいまでどっぷりレイブにハマってて、ライトグローブ仲間の集まりにも通ってたから。あの頃みんなが使ってた手袋のブランドも、今じゃ昔と同じ輝きを感じないけどね🥲 ちなみに今でも、車ではダブステップを爆音で流してます。
3. 名無しのReddit住民
彼がカッコよすぎて、こんな人が本気で私に気があるなんてありえない、って思い込んでた。友達だったのに、彼がアプローチしてきた途端、冷たく距離を置いてしまったの。完全にバカだった。
それから15年くらい経って、コーヒーを買いに寄ったお店でばったり再会した。お互い、もう幸せな結婚をしてる。「あの頃は自分に自信がなくて、ひどい態度をとって本当にごめんなさい」って謝ったの。そしたら彼、さすが完璧な人というか、こう返してきた。
「おかげで今日はいい日になったよ。いいかい、僕の妻はこれまで会った中で一番きれいな人だ。でも君は、今でも二番目にきれいだよ」
最後に私を名字で呼んで、コーヒーのカップを私のカップにコツンと当てて、そのまま店を出ていった。冗談っぽく口説きつつ、お互い既婚者だっていう一線はきっちり守る。あれをどうやって両立させたのか、今でも分からない。
4. 名無しのReddit住民
好きな映画の話をしてたら、彼が真顔で「『Mr.インクレディブル』のエドナ・モードは、まるごとカットすべきだった」って言い出した。その瞬間、この人とは無理だなって思った。
※ 『Mr.インクレディブル』:2004年公開のピクサーのアニメ映画。スーパーヒーロー一家の物語で、エドナ・モードはヒーローたちのスーツを手がける小柄なデザイナー。「ヒーローにマントは絶対ダメ」と熱弁する場面などで、ファンの多い名脇役。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
それ、くだらない理由でもなんでもない。100%正当な判断だよ。エドナ本人がその場にいたら、ヒーローにマントをねだられたときと同じ剣幕でこう言ってたはず。「マントはダメ! 二回目のデートもダメ!」
6. 名無しのReddit住民
彼から、うちの父とまったく同じ匂いがしたの。たぶん同じ香水を使ってたんだと思う。冷静に考えたら「香水、変えてくれない?」ってお願いすればよかっただけなんだけどね。でも一度、頭の中で「この人=お父さんの匂い」って結びついちゃったら、もう終わりだった。
7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
男女逆のパターンならある。気軽に会ってた女性から「この香水おすすめよ。うちの息子が使ってるの」って、買うように勧められたんだ。その日が、彼女と会った最後の日になった。
8. 名無しのReddit住民
一緒にアイスを食べに行ったら、彼がひと口ごとに金属のスプーンを歯にガリッとこすりつけるの。ひと口ごとに、だよ。最後のひと口まで、毎回。本気でサイコパスかと思った。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
こっちは特定の音にものすごく不快感を覚える「ミソフォニア」持ちなんだけど、よりによってスープをズズーッとすする女性と結婚した。長くてつらい30年だったよ。
10. 名無しのReddit住民
「君の脚がもうちょっときれいだったら、とっくの昔に結婚できてただろうにね」って言われた。……え、脚の形って結婚に関係あるの? 初耳なんだけど。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
それはくだらない理由じゃなくて、ちゃんとした理由だよ。男の自分が言うと説教くさくなるかもしれないけど、それは「ネギング」っていう手口。わざと相手を軽くけなして自信を揺さぶって、「この人に認められたい」と思わせようとするやつ。言われたら、反対方向に全力で逃げていい。
12. 名無しのReddit住民
彼の話し方がなんか嫌だった。別に意地悪なことを言われたわけでも、失礼な態度をとられたわけでもないんだよ。ただ、あの口調がどうしても好きになれなかった。
13. 名無しのReddit住民
私は写真とイラストの仕事をしてるんだけど、彼に「コンテンツクリエイター」って呼ばれた。作品を作ってる側からすると、全部ひっくるめて”投稿ネタ”扱いされた気がして、一気に冷めた。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
ごめん、正直に言うと自分も普通に言っちゃいそう。写真もイラストもネットに載せてるなら、全部まとめてコンテンツクリエイターだと思ってた。じゃあ何て呼べば正解なの?「コンテンツエンジニア」とか?
15. 名無しのReddit住民
いろんなイベントで何度も見かける男性がいて、とにかく見た目がドストライクだったの。昔の彼氏に似てるんだけど、その元彼よりずっとカッコよくて、元彼以上に私の好みど真ん中。ある日また同じ場所に居合わせて、ついに知り合いが紹介してくれた。で、握手したら、手に全然力が入ってなくて、死んだ魚をつかんだみたいだった。それ以来何度か見かけてるけど、もう少しも魅力を感じない。昔から苦手で、なるべく関わりたくない親戚にばったり出くわしたような気分になる。
※ 欧米では握手の力加減が第一印象を左右するとされ、力の抜けた握手は「死んだ魚みたい」と言われて嫌われがち。
16. 名無しのReddit住民
名前はタイラーなんだけど、本人は「タイって呼んで」派。飼ってる犬の名前はスコーキー。子どもたちの名前も、全員最後が「イー」の音で終わる。一家そろって語尾が「イー」。なぜか私は、これにどうしても耐えられなかった。
17. 名無しのReddit住民
彼が『ONE PIECE』の話を何時間もしてた。途中で「私、アニメは観る気ないんだよね」ってはっきり言ったのに、見事にスルーされて、そのまま熱弁が続いた(笑)
18. 名無しのReddit住民
初デートで湖のほとりを散歩してたら、彼が濡れてぬるぬるした緑色の岩で足を滑らせて、そのまま湖にドボンと落ちた。あの光景が頭から消えなくて、もう彼をそういう目で見られなかった。
19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
ちょっと待って、それは彼のせいじゃないでしょ(笑)。濡れた岩で滑るなんて誰にでもあるって。……とは言いつつ、初デートの相手が湖からずぶ濡れで這い上がってくる姿を想像したら、たしかに一生忘れられない気もする。
20. 名無しのReddit住民
彼に「マヨネーズが嫌いで、人が食べてるのを見るだけで気持ち悪くなる」って言われた。なんでかは自分でもわからないんだけど、この人と暮らしたら冷蔵庫からマヨネーズが消えるんだ……って想像した瞬間、自分にこんな譲れない条件があったことを初めて知った。
21. 名無しのReddit住民
1997年の話。気になってた男の人に「キスのやり方、ちょっと変えてくれない?」って言われた。彼が私にキスできたのは、それが最後。本人はかなりショックを受けてたけど、アーティストの作品にケチをつけちゃいけないよね。
同じく97年、別の男性は初デートの迎えに迷彩柄のパンツと指ぬきグローブで現れた。しかも、私はもう映画館で2回観てたのに、どうしても『タイタニック』を観ようって譲らなかった。
22. 名無しのReddit住民
これがくだらない理由なのかどうか、自分でも判断がつかない。数年前の話。
ある男性と何度か遊んで、お互いを知っていく段階だった。私は友達でいたかったけど、向こうはたぶんそれ以上を期待してた(そういうのを読むのは苦手だから自信はない)。ハロウィンに彼がクラブに誘ってくれて、彼の友達も来るグループの集まりのはずが、当日になって全員キャンセル(と彼は言ってた。まあいいけど)。結局、二人きりになった。
現地集合だったんだけど、着てたコートのポケットに、入れっぱなしにしてたナイフが入ってたの。もちろんクラブには持ち込めない。私は車で来てなかったから、ナイフは彼の車に置かせてもらって、帰るときにすっかり忘れちゃった。だから返してもらうために、もう一度会う必要があった。ここまでは別に問題なし。
次に会う段取りがつくまで、けっこう時間がかかった。ちょっとイラッとしたけど、まあいい。彼は散歩に行こうと言った。前にも一緒に歩いたことがあるから、そこも気にしてなかった。ハイキングコースの入り口で合流して、あいさつして「ねえ、ナイフ持ってきてくれた?」って聞いたら、「ああ、うん、カバンに入ってるよ!」って。
で、返してくれないの。一瞬、無言で見つめ合って、そのまま彼は歩き出した。散歩のあいだ、ナイフはずっと彼が持ったまま。それがすごく引っかかった。歩き終わってから「あはは、ねえ、そろそろナイフ返してもらっていい?」ってもう一回促したら、彼がこう言ったの。
「ははっ、あ、そうだった。もし返さないって言ったらどうする?」
🤨
それが決定打だった。たぶん「返さなかったら、また会うしかないよね」みたいな軽口のつもりだったんだと思う。でも、こっちは本気で面食らった。気まずく笑って「えっと、新しいのを買うしかないかな」って答えたら、ようやく返してくれて、その場で解散。寮に帰った瞬間に彼をブロックして、それっきり一度も話してない。イラつかせるつもりも怖がらせるつもりもなかったんだろうけど、彼の狙ったユーモアは、私にはまったく刺さらなかった。
※ 海外では、アウトドアや作業用の小型ナイフを普段から持ち歩く人もいる。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
それ、くだらない理由じゃないと思う。男の立場から言わせてもらうと、彼はたぶん「返してほしかったら、また会ってよ」って冗談のつもりだったんだと思う。もう一回会う口実がほしい気持ちは、正直わからなくもない。でも、相手の刃物を預かったまま「返さなかったらどうする?」は、冗談のネタとして最悪の選び方だよ。
24. 名無しのReddit住民
30代前半の頃、30代後半の男性とデートしてたんだけど、ある日彼が「シャウトの練習をしなきゃいけないんだ」って言い出した。バンドを組んでるわけでもないのに(笑)。そのまま実演が始まって、こもった低いうなり声のあとに、TikTokでよく見るメタルの定番シャウト「DISRESPECT YOUR SURROUNDINGS!」。しかもスムージー・キングの店内で、ヘッドバンギングまで始めた。一瞬で冷めたよ……。ちなみに別れて数か月後、彼はスケボーで転んで股関節を骨折してた。あれで「やっぱりナシで正解だった」と確信したね。
※ スムージー・キング:アメリカ発のスムージー専門チェーン。「DISRESPECT YOUR SURROUNDINGS」は直訳すると「周りに敬意を払うな」。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
変わった趣味があること自体は、全然悪くないと思う。問題はタイミングなんだよね。知り合ったばかりの相手なんてほぼ他人だし、向こうは共通の話題で仲良くなれたらいいなと思ってる。まずは誰とでも盛り上がれる話から入って、打ち解けてから少しずつ「実はこういうのが好きで」って出していけばいい。スムージー屋でいきなりシャウトの実演は、その順番を何段も飛ばしてる。
26. 名無しのReddit住民
くだらなく聞こえると思うんだけど……。マッチングアプリでメッセージをくれた人のプロフィールを見たら、年齢も同じ、好きな音楽も同じ、仕事も同じ、そして名前まで、ついこの間別れた最悪の元彼とまったく同じだった。「うわ無理、ごめんなさい、興味ないです、さようなら」で、1ミリのチャンスもあげなかった。
27. 名無しのReddit住民
みんなの理由、ちゃんと筋が通ってるじゃん。私のなんて「足の人差し指が親指より長かったから」だよ。書いてて、自分がすごく嫌なやつに思えてきた。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
足の指なら、まだかわいいほうだよ。振られる側から言わせてもらうと、祖父が亡くなって、その葬儀がデートの予定日とかぶったら、それでデート相手の女性に切られた。
29. 名無しのReddit住民
我ながら相当変なのは百も承知なんだけど、体に対してふくらはぎのバランスがおかしい男性がダメなの。普通の体型なのにふくらはぎだけ異様に太いとか、逆に体はがっしりしてるのにふくらはぎが全然ないとか。実際、ふくらはぎが体のほかの部分に比べて笑っちゃうくらい巨大な人がいて、それで会うのをやめた。ポパイか何かの影響なのかな、自分でもよくわからない(笑)。こんなことを人前で認めてる自分が信じられない。
30. 名無しのReddit住民
昔仲の良かった女の子から聞いた、ちょっと怖い話。彼女には1年くらい付き合ってた彼氏がいて、ある日その彼が、笑わせようとしてすごくマヌケなことを言いながら、とびきりブサイクな変顔をしたんだって。恋人を笑わせたくてバカをやる、ごく普通のやつ。
なのに、スイッチが切れたみたいに一瞬で彼への気持ちが冷めて、そのまま戻らなかった。結局、別れたらしい。
この話、今でもたまに思い出してゾッとする(笑)。いつか自分も恋人の前で何かやって「うわ、ないわ」って思われて、捨てられるんじゃないかって。まあ、うちの彼女は自分よりずっとおバカなことをするタイプだから、たぶん大丈夫だと思うけど。
まとめ
並んだ「冷めた理由」は、大きく三つに分けられそうだ。一つ目は、爆音ダブステップと指ダンス、スプーンで歯をこする音、湖への転落、スムージー屋での突然のシャウトのように、本人に悪気はないのに場面ごと記憶に焼きついてしまうタイプ。二つ目は、父親と同じ香水、元彼と同じ名前、ふくらはぎの太さ、足の指の長さといった、相手にはどうしようもない連想や見た目の引っかかり。書いた本人たちが「くだらない」「自分が嫌なやつに思える」と一番自覚しているのもここだ。そして三つ目が、脚の形をけなす一言やナイフを人質にした冗談のように、周りから「それはくだらなくない、ちゃんとした理由だよ」と返ってくるタイプである。
返信には男性側の声も混じっていた。スープをすする妻と30年連れ添った人、祖父の葬儀とデートが重なって振られた人、変顔ひとつで冷められた話に怯える人。”なんか無理”で理不尽に切られることは誰にでもあるし、切る側に回ることもある。英語圏には、こうしたささいなきっかけで急に気持ちが冷めることを指す「the ick(イック)」というスラングがあり、日本で最近使われる「蛙化現象」にかなり近い。ちなみに3番の、カッコよすぎて好意を信じられず離れてしまった話は、「好きな人から好意を向けられると冷める」という蛙化現象のもともとの意味のほうに近いのかもしれない。皆さんが誰かを”なんか無理”と思ってしまった、一番くだらない理由は何ですか?


コメント