「かつて憧れていた人が、今では尊敬できなくなった」——そんな経験、誰にでもあるんじゃないだろうか。Redditで「昔は崇拝していたのに今は完全に尊敬を失った人は?」という質問が投稿されたところ、大勢のコメントが集まった。有名人から身近な人まで、リアルな「幻滅の瞬間」が次々と語られている。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
オプラ・ウィンフリーかな……もう語り始めたら止まらないよ。
※ オプラ・ウィンフリーはアメリカの伝説的なトークショーホスト。1990〜2000年代に「オプラ・ウィンフリー・ショー」を長年放送し、社会的影響力は大統領選にも影響すると言われるほどだった。一方でニセ医学の宣伝やスタッフへの扱いなどをめぐる批判も多い。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
彼女のせいで母親から完全に信用されなくなったんだよね。ティーンのころ、オプラの番組を見た母親が「あなたはドラッグをやってるに違いない」「乱交パーティに行ってるはず」って思い込んだ。パーティに誘われたことすら一度もなかったのに……。母がオプラを見るのをやめた途端、やっと普通の人間として扱ってもらえるようになった。オプラが子供を嫌いなのは明らかだと思う。「子供が欲しくない」じゃなくて、本気で「憎んでる」レベルで。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
あの人、どんな悪いことしたの?純粋に気になって。
4. 名無しのReddit住民
ビル・コスビーはかつて本当に清廉なキャラクターだったけど、真実が明るみに出てから……もう何も言えない。
※ ビル・コスビーはアメリカの人気コメディアン・俳優。1980〜90年代放送の「コスビー・ショー」は健全な黒人家庭を描いた国民的人気ドラマだったが、後年、複数の女性への性的暴行が発覚し、実刑判決(後に技術的な理由で覆る)を受けた。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
コスビーは偽善者として次元が違うレベルだよ。他人に向かっていつも「もっと道徳的に生きろ」と説教してたんだから。あの説教の数々を今思い返すとゾッとする。
6. 名無しのReddit住民
エレン・デジェネレス。「Be kind(親切に生きよう)」をスローガンにしてたのに、舞台裏ではスタッフをゴミのように扱ってたって話が出てきてから完全に冷めた。あの偽善っぷりが本当に無理だった。
※ エレン・デジェネレスはアメリカの人気トークショーホスト。「Be kind」を番組の理念として掲げていたが、2020年ごろ複数のスタッフが職場環境のひどさを証言し、番組は2022年に終了した。
7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
カメラの前でも芸能人に意地悪にしてたじゃないか。表でも裏でも最悪だよあの人は。
8. 名無しのReddit住民
ニール・ゲイマン。作品は好きだったけど、もう終わった。性的暴行の疑惑についての彼の語り口が本当に気持ち悪くて、完全に受け付けなくなった。
※ ニール・ゲイマンは英国出身の人気SF・ファンタジー作家。代表作『サンドマン』はDCコミックスのグラフィックノベルシリーズで、現代ファンタジー文学の金字塔とも評される。2024〜25年にかけて複数の女性から性的暴行の申し立てが相次いだ。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
これは本当につらかった……『サンドマン』は大げさじゃなく自分の人生を変えた作品なんだよ。二十代の頃に一度本人に会って、長いハグをしてもらって、何年もその記憶で浮かれてた。あの幸せな思い出が今では不気味なものに塗り替えられてしまった。10. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
そしてアマンダ・パーマーが彼を庇って擁護したことも許せない。
11. 名無しのReddit住民
高校のフランス語の先生。すごく親切で、いつも励ましてくれて、頑張れた。彼女に憧れてフランス語教師を目指そうとも思ってた。ところが大学に入って、バイトでマクドナルドのドライブスルーに立ってたある夜、声だけでもう「やばい客が来た」とわかった。窓口に来たのが……その先生だった。ああいう人だとは思わなかったよ。それ以来、フランス語教師になる夢もほぼ消えた。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
フランス人を完璧に演じてただけだよ(笑)13. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
先生ってほんとに影響力があるよね、いい意味でも悪い意味でも。自分の態度が生徒の鏡になってるって知ってたら、彼女も違う行動をとったかな……。
14. 名無しのReddit住民
ドクター・オズ。1980年代に義母がコロンビア・プレスビテリアン病院で心臓手術を受けたとき、彼が担当医だった。当時は本当に誠実で、患者への共感もあって、腕も立つ心臓外科医だったよ。今テレビでやってることは、あの頃の彼の面影が全くない。本当にがっかりした。
※ ドクター・オズ(メフメト・オズ医師)はトルコ系アメリカ人の心臓外科医。テレビ番組「ドクター・オズ・ショー」で有名になり健康情報を発信したが、科学的根拠のない健康法・代替医療を推奨したとして医療界から批判された。2022年には上院議員選にも出馬した。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
あの才能を考えると本当にもったいない。彼はマイケル・デベイキー博士やクリスチャン・バーナード博士に並ぶ名医になれた人だよ。でもグリフトと金を選んだ。最悪の無駄遣いだ。
※ マイケル・デベイキーとクリスチャン・バーナードは20世紀を代表する心臓外科医。バーナードは1967年に世界初の心臓移植を成功させた。
16. 名無しのReddit住民
ウィル・スミス。昔の映画も「フレッシュ・プリンス・オブ・ベル・エア」も大好きだったのに、今は壊れてしまった悲しい人間に見える。
※「フレッシュ・プリンス・オブ・ベル・エア」は1990〜96年放送のアメリカのコメディドラマ。ウィル・スミスが自分に近いキャラを演じ、大ブレイクのきっかけとなった作品。2022年のアカデミー賞授賞式での平手打ち事件で大きくイメージが変わった。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
ツアー中にAIで生成した「泣いて崇拝するファン」の画像をSNSに上げてたのもひどかった。あれは本当に痛かったよ。18. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
必死さが出すぎてるんだよね。加齢の仕方として最悪の見本みたいになってる。ずっと好きだったのに悲しい。
19. 名無しのReddit住民
スティーブ・ジョブズ。90年代はガチのAppleファンボーイだった。父親に誕生日プレゼントでApple株を頼んだくらい(当時1株20ドルくらいだった)。彼が倒産寸前のAppleに戻ってきて世界一の企業に復活させた様子は、テック界の救世主みたいに見えた。
でも晩年に色々出てきたんだよ。実の娘を捨てた話、Appleの駐車場の障害者スペースに毎回止めてた話、半年ごとに新車に買い替えてナンバープレートなしで走れる抜け穴を悪用してた話、「ナッツをたくさん食べてデトックスすればがんが治る」なんて嘘を広めてた話(それが最終的に自分に返ってきたわけだけど)。「天才は複雑」って言い訳はあるにしても、本当に特殊なレベルのクズだったね。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
iPhoneでみんな浮かれてたし、醜聞が出始めた頃にはもう亡くなってたから、いまだに彼への批判はうやむやにされてる。もし生きてたら、今のイーロン・マスクみたいな扱いになってたんじゃないかな。
21. 名無しのReddit住民
That ’70s Showのメインキャスト、ほぼ全員。あれが自分の癒しドラマだっただけに、本当につらい。
※「That ’70s Show(ザット’70s ショウ)」は1998〜2006年放送のアメリカの青春コメディ。アシュトン・カッチャー、ミラ・クニスらが出演し、メインキャストのダニー・マスターソンが後に性的暴行で有罪となった。主演級の俳優複数が問題行動で批判を浴びた。
22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
トファー(・グレース)はドラマ内では高慢なやつとして描かれてたのに、実際はキャスト内で一番まともだったっていう皮肉よ。23. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
トファーが後から「あの連中とつるまない」と批判されてたけど、疑惑が全部出てから見れば完全に正しい判断だったよね。
24. 名無しのReddit住民
アンソニー・キーディスとレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。昔は大ファンだったけど、性的暴行の疑惑や、極端に若い女性への嗜好から目を背けることができなくなった。本当に不快だった。
※ アンソニー・キーディスはレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(通称RHCP)のボーカリスト。RHCPは1980年代から活動するロックバンドで「カリフォルニケイション」「アンダー・ザ・ブリッジ」などの名曲で知られる。キーディスは自伝の中で未成年との性的関係を示唆する記述があり批判されている。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
デヴィッド・ボウイ、スティーヴン・タイラー……同じ話は山ほどあるよね。ロック界のレジェンドって本当にそういうのが多い。
※ デヴィッド・ボウイとスティーヴン・タイラー(エアロスミスのボーカル)はいずれも70年代に未成年との関係が指摘されている。
26. 名無しのReddit住民
ジャック・ホーナー(古生物学者)。70年代に素晴らしい発見をして、恐竜の行動と生態に関する重要な論文を書いて、「ジュラシック・パーク」シリーズの科学顧問も務めた。90〜2000年代に恐竜好きの子供だった世代なら誰でも憧れた人物だよ。
でもその後、「トリケラトプスは独立した属じゃない」「T-レックスはスカベンジャー専門だ」みたいなトンデモ説を、論文として査読に出すんじゃなくマスコミに直接流すようになった。学術的に完全にアウト。さらに自分の研究の基盤が他人の化石を「借りたまま返さない」という行為で成り立ってたことや、65歳のときに19歳の学生と結婚した話(その後離婚)、エプスタインに「素晴らしい週末を」という個人メールを送ってたことまで明るみに出た。古生物学界の恥だよ。
※ ジェフリー・エプスタインはアメリカの富豪で、未成年への性的人身売買で起訴されたが収監中に死亡。「エプスタイン・ファイル」として彼との交友が判明した著名人リストが公開された。
27. 名無しのReddit住民
エリック・クラプトン。コロナのときにアンチワクチン発言をしたとき「これ以上悪くなれないだろ」と思ったけど……もっと悪かった。アンチワクチンはまだマシな方の問題だとわかった。
※ エリック・クラプトンはブルース・ロックの伝説的ギタリスト。「クリーム」「デレク・アンド・ザ・ドミノス」での活動後ソロで大成功。COVID禍でのアンチワクチン発言に加え、1970年代に行ったステージ上での人種差別的な発言も再び注目を集めた。
28. 名無しのReddit住民
ジョス・ウィードン。若いころ映画やドラマの脚本に興味を持つきっかけをくれた一人だった。(もう一人はピーター・ジャクソンで、こっちは裸足で歩き回って紅茶を大量消費してる以外は特に問題ないっぽくて本当によかった)。
「バフィー〜恋する十字架〜」や「エンジェル」のロケ中、出演者がウィードンを女優と二人きりにさせないよう見張ってたという話が出てきて完全に幻滅した。カリスマ・カーペンターへの仕打ちも最悪だったし、「ジャスティス・リーグ」まわりの話も然り。
※ ジョス・ウィードンは「バフィー〜恋する十字架〜」「ファイヤーフライ」「アベンジャーズ」(MCU第一作)の監督・脚本家として知られる。複数の女優からハラスメントの申し立てがあり、ミシェル・トラクテンバーグやカリスマ・カーペンターが実名で証言した。
29. 名無しのReddit住民
ノーム・チョムスキー。現代言語学と認知科学の父。アメリカの帝国主義に抵抗し、社会正義を訴え続けた個人的英雄だった。『マニュファクチャリング・コンセント』は自分の倫理観の土台になっている作品だよ。……それが子供を性的に虐待していたって。本当に意味がわからない。「何が起きてるんだ」ってなった。
※ ノーム・チョムスキーはアメリカの言語学者・思想家。変形生成文法の提唱者で、政治評論家としても知られる。著書『マニュファクチャリング・コンセント』(エドワード・ハーマンとの共著)はメディアが権力に奉仕する仕組みを分析した社会批評の名著。
30. 名無しのReddit住民
母親。子供のころはいつも足にしがみついてた。でも成長してから2度の刺傷事件があって、「施設に入れるぞ」と何度も脅されて……もう無理。それがあるから、自分の息子にはいつも笑っていてほしいし、絶対にそういう思いをさせたくないと思ってる。
まとめ
このスレッドを通じて見えてくるのは、「憧れていた人への幻滅」には大きく2つのパターンがあるということだ。一つは、オプラ・エレン・コスビー・ウィードン・クラプトンのように、表向きの「良い人」ペルソナと裏の行動が真逆だったケース。もう一つは、スティーブ・ジョブズやジャック・ホーナーのように、業績への崇拝が本人の人格的欠落を見えなくさせていたケース。そして母・父・祖父母・教師・教授といった身近な存在への幻滅も、有名人以上のダメージを与えることが多くのコメントから伝わってくる。「才能と人格は別もの」「ステージ上の姿が全てじゃない」——頭でわかっていても、愛着があった分だけ裏切りは深く刺さる。皆さんが幻滅した「かつての憧れの人」は誰ですか?

コメント
幾ら尊敬していても、人間ならば欲望があり許せないような事もする。
そこを乗り越えて崇拝になるのは一神教のせいかな?、この辺の単語は難しいね。