「幸せな結婚をしている人たち、あなたの結婚生活における”最悪の時”はどんなものでしたか?」――この問いかけに集まったのは、病気、喪失、絶望を二人で乗り越えてきた夫婦たちの壮絶な実話だった。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
結婚30年の妻が突然、急性腎不全になって透析生活に入った。透析は命を繋いでくれるけど、同時にゆっくり体を蝕む。腎臓病に治癒はない、でも治療法はある。生体ドナーからの移植だ。そしたら俺が完璧な適合者だった。あの女性のためなら何でもする。彼女が俺にしてくれた全てのことを考えたら、これくらい当然だ。術後、妻はまだ完全には回復していない。拒絶反応を抑える薬の副作用で痛みもある。でも透析はもう要らないし、一緒に歳を取れる。それ以上の贈り物はないよ。誓いの言葉で「良い時も悪い時も」と言ったとき、俺は本気だった。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
あんた伝説だわ。このメッセージから溢れ出る愛の強さがすごい。
3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
うちの夫も私に腎臓をくれたよ! 結婚してたった1年で末期腎不全って診断された。透析生活が一番つらかった。移植して2年半経つけど、最近は透析のことを忘れる日もある。あの頃は透析が全てだったのに。奥さんの回復がスムーズにいくことを祈ってる。
4. 名無しのReddit住民
結婚41年の妻(76歳)のアルツハイマーの介護を24時間365日やってる。少しずつ失われていくのを見守りながら、毎日そばにいる。
※ アルツハイマー病は進行性の認知症。記憶や判断力が徐々に失われ、最終的には日常生活の全てに介助が必要になる。介護者の負担は非常に大きい。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
41年間一緒にいて、その愛する人が自分のことを忘れていく……それでも毎日そばにいるって、言葉にできない強さだと思う。あなたは本物だよ。
6. 名無しのReddit住民
14歳の子どもを自殺で亡くした。まだ一緒にいるけど、全てが変わった。何もかもが。
7. 名無しのReddit住民
5歳の娘が脳腫瘍と闘ってる。合併症もあって、これからも慎重な管理が必要になる。もうすぐ放射線治療が始まる。腫瘍は完全には取り除けないタイプで、いつ再発するかわからない。下垂体にも影響があるから一生薬が必要だし、将来的に視力を失う可能性もある。怖い。未知すぎて怖い。でも二人で娘を支えてる。
※ 頭蓋咽頭腫(craniopharyngioma)という稀な脳腫瘍。胎児の発達段階で生じた細胞が原因で、下垂体や視神経に影響を及ぼす。完全摘出が困難なケースも多い。
8. 名無しのReddit住民
自分たちの「最悪」を書こうと思ってここに来たんだけど、みんなのコメントを読んで一瞬で打ちのめされた。ここにいる全員にハグを送りたい。
9. 名無しのReddit住民
最初の子が壮絶な出産の末に亡くなった。あの日のことは一生忘れられない。でもあの経験が、二人の絆をどうしようもないほど深くした。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
同じ経験をした。8年間の不妊治療の末にやっと授かった息子を、生後39日でSUIDS(乳幼児突然死)で失った。あの絶望は言葉にならない。でも妻とは今も一緒だ。
※ SUIDS(Sudden Unexpected Infant Death Syndrome)……乳幼児突然死症候群。健康に見えた乳児が睡眠中に突然亡くなる原因不明の症候群。
11. 名無しのReddit住民
新婚旅行から帰ってきたら、兄が自殺していた。同じ月に、子どもの頃からの親友が二人、別々の事故で亡くなった。一ヶ月の間に三人。あの時期をどう乗り越えたのか、正直よく覚えていない。
12. 名無しのReddit住民
28歳の俺と27歳の妻、先週35週で死産だった。すべての検査は正常だった。リスクは低い、心臓も健康、順調そのもの。それが突然、動かなくなった。18時間の陣痛を経て、妻は6パウンドの息子を産んだ。二人の完璧な組み合わせだった。これ以上の「最悪」は存在しない。目的も方向も失った。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
言葉が見つからない。ただ、あなたたちが互いを支えにしていることを祈る。今は何も見えなくても、どうか二人でそばにいてほしい。
14. 名無しのReddit住民
夫の病気が20年以上続いてる。名前はあるけど、もっと大きな未解明の自己免疫疾患の一症状。体がゆっくり衰えていく。月に何度も転ぶ。週の半分近くは嘔吐。慢性痛。触られるのも辛い。セックスもできない。旅行も。話さない日もある。でもそばにいる。私は全てをやってる。家計、掃除、買い物。昼間は自分の生活を築いて、夜は彼と過ごす。話さなくても、一緒にいる。結婚してもうすぐ50年になる。
15. 名無しのReddit住民
結婚37年。若い頃は職を転々として金銭的に追い詰められた。友人のトレーラーに住まわせてもらわなかったらホームレスだった。妻は10年前にMS(多発性硬化症)と診断された。俺は2018年に脳卒中、2019年に首の手術で首から下が麻痺した。脚以外は回復したけど、もう一生車椅子だ。62歳、たぶんそんなに長くないけど(笑)。でも二人とも今のほうが元気だよ。若い世代に言いたいのは、人生はバラ色じゃないってこと。大変な時期は来る。だからこそ、お互いを大事にしてくれ。
※ MS(Multiple Sclerosis / 多発性硬化症)……脳や脊髄の神経を覆う鞘が免疫系に攻撃される自己免疫疾患。手足のしびれ、歩行困難、視力障害など多様な症状が出る。
16. 名無しのReddit住民
結婚して数ヶ月で心不全と肺不全になった。稼ぎ頭だったのに仕事を失って障害年金に。15年以上経った今もまだ病気だけど、夫はそばにいてくれてる。不妊治療も何度もの流産も経験した。義母がアルツハイマーで自宅で看取った。実の両親が末っ子を意図的に毒を盛っていたことが発覚して絶縁した。まだまだあるよ。でもね、この人以外と人生を歩みたいとは思わない。
17. 名無しのReddit住民
今年で24年。私の繰り返す重度のうつ病エピソード。多くの人なら逃げ出すような状況で、夫はずっとそばにいてくれた。
18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
うちの夫も重度のうつで4年間、別人みたいになった。自殺計画を立てて手段まで用意してた時期もある。パートナーがうつになると、こっちにもうつや不安が伝染するんだよね。まるで二人とも暗闇に沈むみたいで。でも乗り越えた。
19. 名無しのReddit住民
妻が婦人科から帰ってきて泣きながら「性病が見つかったって言われた」と。俺が浮気したのかと。でも浮気なんかしてない、いつそんな時間があるんだよ。数日間、地獄だった。かかりつけ医に診てもらったら「は? そんな結果出てませんけど」。あの誤診をした医者は顔面にパンチ一発もらうべき。今でも理由がわからない。
20. 名無しのReddit住民
40歳になる前に、二人の親が全員亡くなった。四人とも。支え合えなかったら、とっくに壊れてたと思う。
21. 名無しのReddit住民
二人目がひどい遺伝性疾患を持って生まれた。新生児期を過ぎてすぐに肺移植を受けたけど、体が拒絶した。あの子が亡くなって今年で3年。最近三人目が生まれたんだけど、それが上の子の何かを刺激してしまって、今カウンセリングに通ってる。家族全体で傷を抱えてる。
22. 名無しのReddit住民
結婚7年目で半年間、別居した。家を売って、それぞれアパートに引っ越した。一冊の本に救われた。「Hold Me Tight」っていう本。今年で結婚20周年になる。
※ 「Hold Me Tight」……臨床心理士スー・ジョンソン著の夫婦関係修復ガイド。感情に焦点を当てたカップルセラピー(EFT)の理論を一般向けに解説したベストセラー。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
半年の別居から復縁して20年って、すごいな。その本、気になるから読んでみる。結婚生活って「終わった」と思った瞬間が本当の終わりじゃないことってあるんだね。
24. 名無しのReddit住民
妻の健康が5年前から本格的に悪化して、俺が主な介護者になった。結婚して今年12月で20年。慢性疾患ってほんとに残酷だよ。妻は「私なんか捨てたほうがいい、私は役立たずだ」って言うけど、どこにも行かない。
25. 名無しのReddit住民
特別支援の息子が17歳から19歳まで薬物依存でホームレスになった。地獄の真っ只中で、誰かから「お互いにしがみつけ」ってアドバイスをもらった。息子は今8ヶ月のシラフ。毎日が宝物。
26. 名無しのReddit住民
2024年1月に初めての家を買って、妊娠3ヶ月でリフォーム開始。3月に夫のがん宣告。5月に腫瘍摘出手術で大都市に飛んだ。リフォームは14時間労働で間に合わせた。そしたら3週間後に7週間早い早産。NICUで1ヶ月。リフォーム、妊娠、がん、早産。半年間に全部来た。でも二人とも壊れなかった。愛し合いながら乗り越えて、むしろ磐石になった。息子は今年6月で2歳になる。
※ NICU(Neonatal Intensive Care Unit)……新生児集中治療室。早産児や重篤な状態の新生児を専門的に治療する施設。
27. 名無しのReddit住民
結婚25年、一緒にいて27年。10年以上ベッドから動けないMS末期の夫の介護をしてる。この先何が待ってるかわかってるから、今この瞬間を静かに大切にしてる。彼は私がやることに深く感謝してくれる、それだけで十分なんだ。人生をやり直せても、何も変えない。
28. 名無しのReddit住民
夫が市民権を取って、やっと一度だけ父親に会えた。アメリカに渡って10年、故郷の父を養うために働き続けて、たった一度の再会。その後、父は亡くなった。あの夜の夫の顔は一生忘れられない。
29. 名無しのReddit住民
結婚してすぐ大事故に遭った。私はヘリで一つの病院に、夫は救急車で別の病院に運ばれた。別々の外傷チームが必要なほどの重傷。夫は1週間で退院して、毎日車椅子でICUの私のところに来てくれた。そのとき妊娠してたんだけど、元気な赤ちゃんが生まれた。あの事故の後遺症と今も向き合ってるけど、お互いがいることが幸運だと心から思ってる。
30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
このスレッドで気づいたけど、「最悪の時」って、浮気されたとか、ギャンブルで借金とか、そういう話が一つもないんだよ。全部、外から来た困難に二人でチームとして立ち向かってる話。それが「幸せな結婚」の本質なんだと思う。
まとめ
このスレッドに並んだ「最悪の時」は、腎不全、がん、子どもの死、精神疾患、事故、不妊と、どれも想像を絶する重さだった。しかし最も印象的なのは、どのコメントにも「それでも一緒にいる」という結論があること。あるコメントが鋭く指摘していたように、ここには「パートナーに裏切られた」話が一つもない。全てが外部からの試練に対して、二人がチームとして向き合った記録だ。日本では「夫婦は空気みたいなもの」とよく言われるが、このスレッドが示しているのは、空気どころか互いが命綱だという現実。結婚の誓いの「良い時も悪い時も」を文字通り生きている人たちの言葉は、どんな恋愛指南書よりも重い。皆さんにとって、パートナーと乗り越えた「最悪の時」はどんなものでしたか?

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