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海外「1998年に文通サイトへ登録して、2001年に結婚した。今も一緒だよ」今でも思い出すサイトは?

海外「1998年に文通サイトへ登録して、2001年に結婚した。今も一緒だよ」今でも思い出すサイトは? エンターテイメント

ダイヤルアップの接続音、学校のパソコン室、寝る前に一つだけ開くつもりが気づけば空が白んでいる。1997年から2015年ごろにネットを使っていた人へ「今でもふと思い出すサイトは?」と投げかけたスレッドが、8000件を超えるコメントで埋まっていた。ドメイン名を打ち込んだときの指先の感触ごと覚えている人たちの話をまとめた。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
先を越されたけど、自分は miniclip.com に一票入れさせてくれ。授業が終わってから家に帰るまでの空白の時間に、学校のパソコンで開けるゲームサイトはあそこしかなかった。ロードバーが90%で止まるたびに祈ってた。

※ MiniClip = 2001年開設のブラウザゲームポータル。Flashで作られた短いゲームが数百本並んでいて、ソフトを入れられない学校のパソコンでも遊べる数少ない場所だった。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
それとKongregateとNewgroundsな。先生が席を立った瞬間に全員がタブを開いて、戻ってくる足音で一斉にAlt+Tabを押す。あの連帯感は今の子どもには説明しても伝わらないと思う。

※ Newgrounds / Kongregate = ユーザー投稿のFlashゲームやアニメを集めたサイト。素人の作品が玉石混交で並んでいた。

3. 名無しのReddit住民
自分は penpal.net だな。1998年、バックパックで旅に出るところで、行き先に誰かいないかと思って自分の情報を載せたんだ。ベージュのG3 Macを買ったばかりでもっと使いたい、という女性と話し始めた。好きなバンドの名前を挙げたら、彼女も同じライブに行っていた。1年後に実際に会って意気投合して、2001年に結婚した。今も一緒にいるよ。

※ penpal.net = 文通相手を探すための登録型サイト。SNSもマッチングアプリも無かった時代に、見知らぬ人と繋がれる数少ない窓口だった。

4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
ゲームサイトの話をしていたら急に結婚報告が出てきて、スレの空気が一段深くなった。この落差込みで当時のネットそのものって感じがする。おめでとう、そして読ませてくれてありがとう。

5. 名無しのReddit住民
MySpace。プロフィールに曲を貼れて、背景を自分の好きなように変えられるのが本当に楽しかった。友達のページに飛ぶたびに知らない曲が勝手に鳴り出して、そこから好きなバンドが増えていったんだよ。今の推薦アルゴリズムより雑で、当たりの確率も高かった気がする。

※ MySpace = 2003年開始のSNS。プロフィールにBGMを設定でき、無名バンドの発信源にもなっていた。Facebookに抜かれるまでは世界最大のSNSだった。

6. 名無しのReddit住民
GameFAQs。詰まったところを調べに行くと、誰かが何十時間もかけて書いた攻略テキストが置いてある。全部メモ帳で、タイトルはアスキーアートで組んであって、章の区切りが -=-=-=- なんだ。あれは完全に無償の狂気だった。

※ GameFAQs = ゲーム攻略テキストを有志が投稿するサイト。画像も装飾もほとんど無いプレーンテキストだが、情報量は圧倒的だった。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
CheatCCも入れてやってくれ。どのゲームのどんなチートコードでも載ってた。今になって考えると出典も検証も何も無いのに、当時はなぜあそこまで無条件に信じていたんだろう。

8. 名無しのReddit住民
LiveJournalとdeviantART。前者に恥ずかしいポエムを流し込んで、後者に下手な絵を上げてた。どっちも今読み返したら床を転げ回ると思う。それでも当時の自分にとってはあの二つが世界の全部だった。

※ LiveJournal = 日記中心のブログサービス。deviantART = イラスト投稿コミュニティ。どちらも十代の自己表現の場になっていた。

9. 名無しのReddit住民
StumbleUpon。深夜3時にボタンを連打するのが自分にとっての元祖ダラダラ巡回だった。あるとき骨髄バンクの登録サイトに飛ばされて、そのまま登録して、実際に提供までいったよ。あのボタンが無かったら一生知らないままだった。今でもあれが恋しい。

※ StumbleUpon = ボタンを押すたびにランダムなサイトへ飛ばしてくれるサービス。登録した興味分野に沿って、個人運営の小さなサイトを次々に見せてくれた。2018年終了。

10. 名無しのReddit住民
AngelfireとXanga。既定のレイアウトから抜け出すには自分でHTMLを覚えるしかなくて、気づいたら学校で「レイアウト作って」と頼まれる係になってた。ほぼ全部が行き当たりばったりで、タグを一個閉じ忘れてページが崩壊するところから始まったんだ。

※ Angelfire = 無料ホームページ作成サービス。Xanga = 若者向けのブログとSNSの中間のようなサービス。どちらも見た目を自力で作り込む文化があった。

11. 名無しのReddit住民
TROGDOR! トログドアは男だった、いや竜男だ、いやもしかしたらただの竜か……とにかくTROGDOR! 田舎を焼き尽くせ! 農民を焼き尽くせ! ……すまない、20年経っても口が勝手に動く。

※ Homestar Runner = 2000年開始のFlashアニメサイト。作中でStrong Badというキャラが即興で描いた竜がトログドアで、その歌が爆発的に広まった。

12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
Strong Badのメール回を全部つないだ動画がYouTubeにあって、最近まとめて見返したんだ。正直ここまで持つとは思っていなかったのに、想像の何倍も笑えた。20年以上前のネタなのにちゃんと生きてる。

13. 名無しのReddit住民
Neopets。買収されて課金だらけになる前のやつね。ネットは元々、金を払って遊ぶ場所じゃなかったんだよ、若い人たち。ただ遊べた。それだけだったんだ。

※ Neopets = 1999年開始の仮想ペット育成サイト。ペットに餌をやり、ミニゲームでサイト内通貨を稼いで遊ぶ。2005年に大手メディア企業Viacomの傘下に入った。

14. 名無しのReddit住民
自分はAlbino Blacksheep。あとJoe Cartoonも。中身は本当にくだらないアニメばかりなんだけど、友達に「これ見て」とURLを送りつけるのが当時の最大の娯楽だったんだよな。

※ どちらもFlashアニメを集めた個人系サイト。短くて悪趣味で、口コミだけで広がっていくタイプの動画が並んでいた。

15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
その流れで顔当てクイズのトロールサイトを思い出した。「あなたの見た目を当てます」みたいなやつ。身長も髪の色も真面目に答えていくのに、何を選んでも最後は必ず同じ、おさげ髪の変な猿男の写真が出てくる。あとArnoldのサウンドボードは子どもが息できないくらい笑ってたな。

※ サウンドボード = 有名人のセリフをボタンひとつで再生できるページ。俳優の声を切り貼りして知らない相手に電話をかけるいたずらが流行っていた。

16. 名無しのReddit住民
Rotten.com。まだ残っているのかどうかも分からない。中身は書かないでおくけど、あそこを開いたせいで人生で見なくてよかったものを見た人間は、相当な数いるはずだ。

※ Rotten.com = 事故現場などの衝撃画像を集めていたサイト。当時は年齢確認もフィルタリングもほとんど機能していなかった。

17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
当時の学校の図書館のパソコン、生徒向けの保護なんて一切入ってなかったからね。ホワイトハウスの公式サイトを見ようとして .com のほうを打ち込んだ子が、画面の前で固まってた。公式は .gov だと誰も先に教えてくれなかったんだ。

※ whitehouse.com は当時アダルトサイトとして運営されていた。米政府の公式サイトは whitehouse.gov のほう。

18. 名無しのReddit住民
厳密にはサイトじゃないけど、AOLのチャットルーム。入室した途端に知らない人から「年齢・性別・住んでる場所は?」が一斉に飛んでくる。あとYahoo!メッセンジャー。誰かがログインした音が鳴るだけで心臓が跳ねてた。

※ AOL = 米国最大手だった接続業者。専用ソフトの中にチャットルームが並び、入室時の定型挨拶が「a/s/l(年齢/性別/場所)」だった。

19. 名無しのReddit住民
Something Awful。あそこに載っていた読み物は、今のネットの語り口の原型みたいなものだったと思う。あとサイトじゃないけどUsenetが恋しい。Redditに似た仕組みなんだけど、あっちのほうが良かったと本気で思ってる。

※ Something Awful = 2000年前後のネットミームの発信源だった掲示板。Usenet = ウェブより古い分散型のニュースグループ網。

20. 名無しのReddit住民
Digg.com。あの大移動には自分も混ざってた。あれでRedditに人が一気に流れ込んだわけだけど、皮肉なことに、今のRedditが変わっていく始まりでもあったと思ってる。

※ Digg = ユーザー投票でニュースを並べる共有サイト。2010年の全面リニューアルに古参が反発し、多くがRedditへ移った。

21. 名無しのReddit住民
Zombo.com。今でも寂しい。あそこでは何でもできた。何でもできると声が言い続けるだけで、実際には最後まで何もできないんだけど、それでも何でもできたんだ。分かる人には分かると思う。

※ Zombo.com = 延々とロード音楽が流れ、「ここでは何でもできる」と語りかけ続けるだけのジョークサイト。中身は最後まで無い。

22. 名無しのReddit住民
自分のサイト。名前すら思い出せないんだけど、くまのプーさんの壁紙を敷いて、マウスを動かすとティガーが跳ねながらついてくるようにしてた。あれが人生で一番かっこいい作品だと本気で思ってたよ。FacebookやMySpaceを埋めるより、自分で組み立てるほうがずっと楽しかった。

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
分かる。中身が何も無いのに、アクセスカウンターとゲストブックだけは絶対に置きたかったんだよな。工事中のアニメーションGIFを貼って、結局最後まで工事中のまま消えていった。

※ 当時の個人サイトには、訪問者数を数えるカウンターと、来た人が一言残していく簡易掲示板(ゲストブック)を置くのが定番だった。

24. 名無しのReddit住民
Millsberry。家を飾り倒して、ハムスターだけは必ず飼うようにしてた。スノーボードのゲームには何時間溶かしたか分からない。あとPostopia。フルーティ・ペブルスは嫌いだったのに、あそこのゲームは全部やり込んだ。CandyStandのミニゴルフも同じ枠だな。

※ どれもお菓子やシリアルの会社が宣伝目的で運営していた無料ゲームサイト。Millsberryはゼネラル・ミルズ、PostopiaはPost、CandyStandはライフセーバーズ(飴)が出していた。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
cartoonnetwork.com も強かった。番組を見ていないキャラのゲームまで全部やってたし。あとClub Penguinも完全にあの枠だよね。今の子どもにも、入っていくだけで楽しい場所があればいいのにと本気で思う。

※ Club Penguin = 2005年開始の子ども向けオンライン遊び場。ペンギンになって雪の街を歩き回る。2017年終了。

26. 名無しのReddit住民
Limewire、Kazaa、Morpheus、そしてNapster。今は月額でほぼ全曲聴けるのに、あの頃を妙に懐かしく思っている自分がいる。3分の曲を40分かけてダウンロードして、再生してみたら全然違う曲が流れてきたこともあったのにね。

※ いずれも利用者同士が直接ファイルをやり取りする共有ソフト・サービス。音楽業界との訴訟の末に次々と姿を消した。

27. 名無しのReddit住民
初期の icanhascheezburger.com。あそこで見た猫の画像、いまだに何枚か頭に焼き付いてる。文法をわざと崩した変な英語を猫に喋らせるだけなのに、なんであんなに面白かったんだろうな。

※ 猫の写真に崩れた英語のセリフを載せる「LOLcat」の総本山。ネットミームが型として広まった最初期の例のひとつ。

28. 名無しのReddit住民
ThinkGeek。買うものが無くても延々と眺めてた。オタク向けの謎ガジェットやTシャツが並んでいて、商品説明を読むだけで楽しかったんだ。GameStopに買収されて即座に潰されたのは今でも許してない。

※ ThinkGeek = ネタ寄りのガジェットやグッズを扱っていた通販サイト。2015年にゲーム販売大手GameStopの傘下に入り、2019年に単独のサイトを閉じた。

29. 名無しのReddit住民
みんな美化しすぎだと思うぞ。ページの読み込みに3分かかって、ポップアップが5枚重なって、無料ゲームを1本入れただけでスパイウェアまみれになる世界だからな。家族が電話をかけただけで接続が切れてたのを忘れたのか。

※ 当時は電話回線でネットに繋いでいたため、通話中はネットが使えず、家族の一本の電話であっさり切断された。

30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
半分は同意する。ただ、聞いたこともないサイトにうっかり4時間吸い込まれて、怪しいFlashゲームを入れて、気づいたら知らないミームの歴史にだけ妙に詳しくなってる——ああいう夜はもう来ないんだよ。何が好きかをアルゴリズムに決めてもらう必要がなくて、ただ手当たり次第にクリックして当たりを祈ってただけだった。

まとめ

挙がった名前を並べてみると、覚えられているのはサイトの中身そのものより、そこにたどり着くまでの手つきのほうだと分かる。検索で最短距離に運ばれるのではなく、URLを直接打ち込み、友達に教わり、ランダムボタンを押して迷い込む。だから当たりを引いた瞬間の記憶が、20年経っても指先ごと残っている。

もうひとつ共通しているのは、多くが「作る側に回れる場所」だったこと。Angelfireにしろ、MySpaceにしろ、Xangaにしろ、既定のデザインが気に入らなければ自分でタグを覚えるしかなく、その面倒くささがそのまま愛着になった。無料のホームページ置き場に背景画像とアクセスカウンターとゲストブックを並べていた日本の世代には、この感覚はほぼそのまま通じるはずだ。そして消えたサイトの多くは、買収と収益化のあとで別物になっている。Neopets、ThinkGeek、Digg、さらにスレッドには「広告で稼ぐ方法を見つける前のGoogle」「広告が一切なかった2005年のYouTube」を挙げる人までいて、話の落ち方はどれも似ていた。

とはいえ最後に出てきた冷めた視線も忘れたくない。回線は遅く、ポップアップは重なり、無料ゲームはスパイウェアを連れてきた。それでもあの時代が語り継がれるのは、次に何が出てくるかを誰も——本人すら——決めていなかったからだろう。皆さんが今でもふと思い出す、もう無いサイトはどこですか?

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