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海外「給料の話を同僚とするのは、はしたないことだと教わってきた」下の世代が突き返してくれた常識…

海外「給料の話を同僚とするのは、はしたないことだと教わってきた」下の世代が突き返してくれた常識… 文化・習慣

「大人になるっていうのはそういうことだから」と言われて、飲み込んできたものがある。その飲み込んできたものを、下の世代があっさり突き返している——。海外の掲示板で、ミレニアル世代に向けて「自分たちが受け入れるように教わってきたことのうち、若い世代が拒否してくれて嬉しいものは?」という質問が投げかけられ、1500件を超える書き込みが集まりました。

※ ミレニアル世代は、おおむね1981〜1996年生まれを指す呼び方。その下の世代(1997年頃以降の生まれ)がZ世代と呼ばれる。

出てきたのは、給料の話をしないこと、勤務時間外も連絡がつくのが当然だということ、疲れ切っているのが一人前の証だということ。同時に、「若い世代は全部正しい」で終わらせない冷めた声も並んでいて、そこが読みどころでした。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
同僚と給料や労働条件の話をするのは、はしたないことだって、どの職場でも空気で教えられてきた。あれが誰にとって都合のいいルールだったのか、いま考えると分かりやすすぎるよね。

※ アメリカでは、同僚と賃金や労働条件を話し合うことは労働法で保護された行為とされている。それでも「口に出すのは下品」という空気は職場に根強く残っている。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
労働組合のある工場で働いてる。事務の同僚が「もっと給料を上げてもらえるよう掛け合いたい」と言うから、いくらもらってるのか聞いてみた。最初はもごもごして答えなかったけど、「低いなら言った方が味方が増えるよ」と押したら教えてくれた。俺より低かったよ。あの仕事量で、それはないだろ。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
ダメな上司が一番怖がるのは、従業員同士が普通に喋ってる状態だからね。一人ずつ呼び出して、君だけは特別だと囁く手が使えなくなる。

4. 名無しのReddit住民
スマホを持っているというだけの理由で、勤務時間外も連絡がつくのが当たり前だと思われること。買ったのは自分の金だし、毎月の料金を払っているのも自分なんだけどな。

5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
息子と5日間の旅行に行ってきたところ。緊急時のために仕事用の携帯は持って行ったけど、着いてから「これ、電源を入れないでおこう」と決めた。息子がシャワーを浴びている隙に自分の私用の携帯から同僚に電話して、急ぎならこっちにかけて、メールは見ないから、とだけ伝えておいた。帰りの飛行機で旅行の一番よかった場面を話してたら、息子が「今回はパパ、仕事もしてなかったし」と付け足してきて、けっこう効いたよ。

6. 名無しのReddit住民
疲れ果てて、みじめな気分でいることが大人になった代償なんだ、という考え方。あれを一度も疑わないまま20代を全部使い切ってしまった。

7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
24歳。子どもの頃も学生の頃もずっと疲れててみじめだったから、大人になればそこから抜け出せるものだと思って耐えてた。目隠しが外れて大人の世界の中身が見えたとき、これは付き合えないと即座に思ったよ。しかも大学を出たタイミングが、ちょうど仕事が見つからない時期に重なった。先に知ってたらもう少しやりようがあったのにな。

8. 名無しのReddit住民
接客の仕事をしてる若い子が、失礼な客に無理して合わせないで、はっきり言い返しているのを見るのが好きなんだ。自分の頃は、そんなことは選択肢としてすら浮かばなかった。

9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
16歳でスーパーで働いてた頃なら、客に言い返した時点で店長にクビにされてただろうね。今は管理職が自分と同年代の燃え尽きた人たちだから、そんなことでいちいち怒らない。しかも今の16歳は、自分の頃よりずっとひどい態度を客から取られてる。そりゃ言い返すよ。見ていて気持ちがいい。

10. 名無しのReddit住民
「意地悪してくるのは、あなたのことが好きだからだよ」。あれを何回言われたか分からない。

11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
本当にそれ。あとから考えると、あの一言は「愛情はときどき暴力の形をしている」という思い込みを子どものうちに植え付けるんだよ。同じ流れで、男の子だからしょうがない、が言い訳として通じなくなってきたのも本当によかった。

※ 「男の子だからしょうがない」は英語の boys will be boys にあたる決まり文句。乱暴な振る舞いを性別を理由に見逃す言い回しとして長く使われてきた。

12. 名無しのReddit住民
ひとつの会社にできるだけ長く居続けるのがキャリアにとって一番いい、という話。今は転職を重ねる人が多くて、上の世代がそれに苛立ってる。給料が見合ってなければ人は残らないという、まあ当たり前のことなんだけどね。あと、同性愛を軽い悪口として使う言い方がなくなったのも、みんなで少しだけ大人になれた感じがして好きだ。

13. 名無しのReddit住民
女性が出かけるのにヒールを履かなくてよくなったこと。若い子がスニーカーで踊りに行っているのを見たときは、こっちまで解放された気分になった。

14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
大学生の頃、ちょっと高級なクラブは女性にヒールを義務づけてたよ。足が痛いのを我慢するのが入場料みたいなものだった。今の子を見てると、誇らしい気持ちと正直ちょっと羨ましい気持ちが同時に来る。

15. 名無しのReddit住民
女性が医療の場で痛みを我慢させられること。これくらいは普通ですよと言われて処置を受けて、涙が出るほど痛くても声を上げてはいけない空気があった。あれは当たり前じゃないと若い世代が言い始めたのは本当に大きい。

16. 名無しのReddit住民
若い人が自分の心の調子にちゃんと向き合って、必要なときに恥ずかしがらずに助けを求めていること。これは相当な進歩だと思う。

17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
とはいえ、助けが手に入りやすいかどうかは別の話なんだよな。場所によっては専門家の予約が取れるまで1年以上、下手すると2年待つし、いざ会えても自分に合う支援じゃなかったら、あの待ち時間は何だったんだという話になる。全部経験済み。今も自分で何とかしてるけど、恥ずかしいからじゃなくて、そうするしかないからだよ。

18. 名無しのReddit住民
父親が子どもと過ごさないこと。父はいつも疲れていて、遊ぶ時間なんてないのが完全に普通だった。子どもの学校も友達も担任も、ときには年齢すら知らない父親像は、あそこから出来上がってる。同世代の父親を見ていると本当に変わったよ。うちは娘が8歳だけど、自分が父に遊んでもらった総量はとっくに超えてる。父が悪い親だったわけじゃない、素晴らしい親だった。ただ一緒に遊ばなかっただけで。

19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
厳密に言えばバンディット・ヒーラーはミレニアル世代の父親だからな。この主張だけは譲らない。

※ バンディット・ヒーラーは、オーストラリア発の子ども向けアニメ『ブルーイ』に出てくる父親。子どもの遊びに全力で付き合う父として、海外では理想の父親の代名詞のように語られている。

20. 名無しのReddit住民
職場では何でもかんでも我慢しろと教えられてきた気がする。それを新しい世代が終わらせてくれているのは見ていて気分がいい。どこかで読んだんだけど、Z世代は昇進を断ることがあるらしいね。時給が5ドル上がることより、生活とのバランスの方に価値を置いてるからって。

※ 時給5ドルは日本円でおよそ750円前後(為替により変動)。アメリカでは時給制の仕事が多く、昇進の条件が「時給いくら上がるか」で語られやすい。

21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
自分は昇給のつかない「昇進」を断ったよ。自分の担当ルートに加えて、手が足りてない他のルートも全部持つことになって、8時間で2人分以上の仕事をやれという話だった。会社は選ぶ権利はないと言ってきたので、辞めた。引き止められもしなかったけどね。

22. 名無しのReddit住民
死ぬ気で働けば、あと一歩踏み込めば、もう少し理不尽を飲み込めば、昇進も昇給も手に入る——という考え方。若い世代が企業社会に向かって、その根性論はもう結構ですと突き返しているのを見るのは、なかなか痛快だよ。

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
こっちの頑張りに対する報酬が、追加の仕事だけだったからな。どれだけ時間を注いでも、会社の空気がひとつ変わればまともな理由もなく放り出される。それを何回か見れば、さすがに学習するよ。

24. 名無しのReddit住民
若い世代が酒を飲まなくなってるのはいいことだと思う。15歳の頃から、週末は記憶がなくなるまで飲むのが普通だと思わされてた。正気じゃない。20年経った今も、そのときの請求書を払わされてる気分だよ。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
ただ、その分だけ大麻の方に流れてるって話も聞くけどね。体には多少マシなのかもしれないけど、人と集まる口実にはなりにくい。今の10代や20代に足りてないのは、まさにそこだったりする。

26. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
自分は酔っ払ってた20代でそこそこ痛い目にも遭ったし、30代に入っても懲りなかった口だけど、全部ひっくるめて考えると、あれを消したいとは思わないんだよな。あの時間にできた友達も、そこから繋がった仕事も普通にある。飲まない生き方が正解というより、飲む理由が減っただけなんだと思う。

27. 名無しのReddit住民
血のつながりがあるというだけの理由で、自分をみじめにする相手と付き合い続けなくていい、という考え方が好きだ。若い人が家族と縁を切らざるを得ないこと自体は悲しいけど、切れる状況になったのは良かったと思ってる。昔は「でも家族でしょ」で全部押し切られてた。今は「家族だったのは残念だったね」に変わってきてる。

28. 名無しのReddit住民
年長者は常に正しい、という話。10代の頃に友達数人と公園で働いてたとき、40代の男が社会奉仕としてうちの現場に来たことがある。実家住まいで、毎朝自転車で来てた。たぶん免許を取り上げられてたんだと思う。びっくりするほど怠け者で、基本的なことを何ひとつ知らないくせに、俺の方がずっと年上なんだから言う通りにしろ、の一点張りだった。あのとき、年長者を敬えという言葉が中身のない飾りだと分かったよ。

※ 社会奉仕(コミュニティ・サービス)は、アメリカで比較的軽い罪に対して裁判所から命じられることのある無償労働。公園の清掃や整備などに割り当てられる。

29. 名無しのReddit住民
男が泣いてはいけないという決まり。男らしくしろ、で全部片付けられる時代がやっと終わりかけてる。あれで何人が黙ったまま潰れていったんだろうな。

※ 「男らしくしろ」は英語の man up にあたる言い回し。弱音や痛みを口にした男性を黙らせる決まり文句として使われてきた。

30. 名無しのReddit住民
趣味は全部、副業にしなきゃいけないという空気。パンを焼くのが好きなら売れ、ゲームが好きなら配信しろ、木工が好きなら店を出せ、という調子で育てられた。若い世代は、好きなことを商売にしないでただ楽しむのが上手いように見える。何もかもに元を取る必要なんてないんだよな。

まとめ

並んだ書き込みに共通していたのは、我慢の量がそのまま人間の価値だった時代への疑いでした。給料の話をしないこと、時間外の連絡に出ること、痛みを訴えないこと、疲れているのを一人前の証にすること。どれも、黙って耐えた側が損をするだけの決まりごとだったと、通り過ぎてから気づいた人たちの声です。

もうひとつ印象的だったのは、「若い世代は全部正しい」で終わっていないところ。助けを求めるハードルが下がっても専門家の予約が1年待ちでは意味がない、酒が減った分だけ別のものが増えているだけかもしれない、という指摘が同じ熱量で並んでいます。手放したものの代わりに何を置くのかは、まだ誰も答えを出していないようです。

日本でも、飲み会の断り方、有給の取り方、休みの日に届く上司からの連絡をめぐって、ほぼ同じ議論が起きています。終身雇用が前提でなくなった今、一つの会社に長く勤めるのが正解という感覚がどこまで残っているかも、世代でだいぶ違うはずです。皆さんが「下の世代が受け継がなくてよかった」と思うものは何ですか?

文化・習慣
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