r/AskRedditで「あなたにとって10点満点の名作ゲームは?」というスレッドが立ち、1900件を超えるコメントが集まった。挙がった名前は1990年代のドット絵から去年出たばかりのRPGまでバラバラなのに、理由を読んでいくと妙に共通点が見えてくる。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
『ポータル2』は設計が異常なレベルで詰められてる。チュートリアルらしいチュートリアルが一つも無いのに、最後まで誰も詰まらずに解けるんだよ。何も教えてないふりをして全部教えてる。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
あの時期のValveは何を出しても当たりだった。『オレンジボックス』『レフト4デッド2』『ポータル2』……あれがAAAの標準だと思い込まされてたよね。完全に甘やかされてた数年間だった。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
「ここをこう直せばもっと良くなる」が一個も思いつかない、数少ないゲームだと思う。もっと野心的で世界が広いゲームは他にもあるけど、広い分だけアラも増えるでしょ。あれにはそれが無い。正直1を超えてくるとは思ってなかった。
※ 『ポータル2』は2011年にValveが出した一人称パズルゲーム。壁に穴を開けて別の壁とつなぐ銃だけを使い、廃墟になった研究施設を脱出する。『オレンジボックス』は同社のゲームを詰め合わせた2007年のパッケージ。
4. 名無しのReddit住民
1999年の『アンリアルトーナメント』。今のFPSが全部忘れてしまった「とにかく速い」を、あの頃は当たり前の顔してやってた。12歳の自分をゲーマーにしたのは間違いなくあれ。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
M-M-M-MONSTER KILL!!! あのアナウンサーの声、20年以上経った今でも脳内で完全再生できるんだけど。歴代ゲームで一番の実況だと本気で思ってる。6. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
2004年版も楽しかったよ。武器のラインナップが良くてね、リンクガンとキャニスターランチャーが相棒だった。サントラは今でも聴くし、Deck 16のマップ構造は実家の間取りより正確に覚えてる自信がある。
7. 名無しのReddit住民
『クロノ・トリガー』はいまだに王座から降りてない。30年前のゲームなのに操作説明がいらないし、話は文句なし、エンディングは何種類もあって、絵も音楽も全部良い。曲に至っては捨て曲が一曲も無い。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
思い出補正という言葉を知らない人が多すぎる。当時めちゃくちゃ良かったのは認めるよ。でも予備知識ゼロの人間が今から初見でやったら「普通に良いRPG」で終わると思う。10点満点は当時を生きた人の点数でしょ。
9. 名無しのReddit住民
『ヒーローズ オブ マイト・アンド・マジックIII』。「あと1ターンだけ」をやってたら窓の外が明るくなってるゲーム。20年以上経ってもこれを超えるターン制ストラテジーが出てこないの、本気で不思議なんだけど。
※ 『ヒーローズ オブ マイト・アンド・マジックIII』は1999年発売のターン制ストラテジー。日本での知名度は低いが、欧米のPCゲーマーの間では今も現役の定番として遊ばれ続けている一本。
10. 名無しのReddit住民
『バルダーズ・ゲート3』がまだ挙がってないの信じられないんだけど。何をやってもゲーム側が「ああ、それやるんだ」って受け止めてくれる。想定外の解き方をしたときに怒られないRPG、他にほとんど無いよ。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
好きだけど10点はさすがに持ち上げすぎ。3幕が明らかに駆け足で、拾われないまま終わる伏線がいくつもあるでしょ。1幕と2幕が良すぎて感覚が麻痺してるだけだって。同じスタジオなら『ディヴィニティ:オリジナル・シン2』のほうが最後まで密度が一定してる。
※ 『バルダーズ・ゲート3』は2023年発売のRPG。テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」が下敷きで、プレイヤーの想定外の行動にもゲーム側が個別に反応を用意していることで評価された。
12. 名無しのReddit住民
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』。3Dで「敵を狙う」をどう操作させるか、誰も答えを出せてなかった時代に、いきなり完成形を置いていった。あれ以降のアクションゲームは全部あの仕組みを借りてる。
13. 名無しのReddit住民
自分は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』派。表の世界と裏の世界が同じ座標で重なってて、片方で動かした岩がもう片方の地形を変える。あれをスーパーファミコンでやってたの、今考えると正気じゃない。
14. 名無しのReddit住民
『レッド・デッド・リデンプション2』。ゲームというより、しばらくあの時代に住まわせてもらった感覚に近い。馬から降りて焚き火の前に座ってるだけの時間が、他のゲームのクライマックスより濃かった。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
雰囲気は最高だけど、操作の重さは擁護できないよ。引き出しを開けるだけで謎の2秒アニメーションが挟まるし、馬は曲がらないし。神ゲーではあるけど10点満点ではない、が正直なところ。16. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
その重さが本体なんだって。全部サクサク動いたら西部劇の皮をかぶったいつものオープンワールドになる。不便さで時代の空気を出してるゲームに、快適さの物差しを当ててもしょうがない。
17. 名無しのReddit住民
初期の『ワールド・オブ・ウォークラフト』。効率も攻略サイトも存在しない状態で、知らない大陸を何時間もかけて歩いて渡ってた頃。あの「何も分からない」が一番の贅沢だったって、今になって分かる。
※ 『ワールド・オブ・ウォークラフト』は2004年に始まった世界最大級のオンラインRPG。ここで言う「クラシック」は、後年の拡張要素を入れない初期仕様を再現した公式サーバーのこと。
18. 名無しのReddit住民
不動の一本は『スター・ウォーズ ナイツ・オブ・ジ・オールドリパブリック』。冒頭で乗ってる艦が襲撃されるところから、惑星タリスを命からがら脱出して、ようやくジェダイになってライトセーバーを握るまでの流れ。何歳でやり直しても同じ場所で興奮する。
※ 『スター・ウォーズ ナイツ・オブ・ジ・オールドリパブリック』(通称KOTOR)は2003年発売のRPG。映画本編のはるか昔の時代が舞台で、終盤に明かされる物語の仕掛けが今も語り草になっている。
19. 名無しのReddit住民
『クレール・オブスキュール Expedition 33』。出たばかりのゲームに10点をつけるのは気が引けるんだけど、あれは無理だった。音楽と絵と戦闘が全部同じ方向を向いてて、終盤は普通に手が震えたよ。
※ 『クレール・オブスキュール Expedition 33』は2025年に出たフランス製のターン制RPG。コマンド戦闘に回避やパリィといったアクション要素を混ぜた作りで、日本のRPGからの影響を隠さないタイトルとして話題になった。
20. 名無しのReddit住民
『ディアブロ2』。あれのせいで大学を落第しかけた。人生を一回ぶっ壊してくるゲームって、それだけで10点満点の資格あるでしょ。
21. 名無しのReddit住民
『ファイナルファンタジーVII』。今の目で見たらグラフィックはさすがに厳しいと認めるよ。でも話と戦闘は今でも普通に面白い。ポリゴンがカクカクなのに、あの場面だけはいまだに直視できない。
22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
グラが古いのはむしろ強みだと思う。顔がのっぺりしてる分こっちが想像で補うから、記憶の中では勝手に映画になってるんだよ。あと『ファイナルファンタジーIX』と『ファイナルファンタジーX』も同じ枠に入れさせてほしい。
23. 名無しのReddit住民
『ラスト・オブ・アス』の1。ゾンビものなんて山ほどあるけど、あれは最後の10分のためだけに全部が組み立てられてる。プレイヤーに選ばせないという判断が正解だったと思える、たぶん唯一のゲーム。
24. 名無しのReddit住民
『ロックマンX』を挙げたい。最初のステージを黙って進むだけで、壁蹴りもダッシュも説明なしで手が覚えてる。文章を一行も読ませずに全部教える設計、あれがもう完成形だった。
25. 名無しのReddit住民
今の基準なら10点じゃないのは分かってる。ただ出た当時とその後数年は間違いなく10点だったやつ:『マックス・ペイン』『デウスエクス』『バルダーズ・ゲート2』。この3本で自分のゲームの好みが全部決まった。
※ 『マックス・ペイン』は2001年発売のガンアクションで、スローモーションで撃ち合う演出を広めた作品。『デウスエクス』は2000年発売、一つの目標に対して潜入でも戦闘でも会話でも進められる自由度で知られる。
26. 名無しのReddit住民
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。遠くに見えてる山に本当に登れる、というだけの話なんだけど、それを最後までやり切ったゲームは実は少ない。最初の30分でオープンワールドの定義が書き換わった。
27. 名無しのReddit住民(>>26への返信)
武器がボロボロ壊れるのだけは最後まで好きになれなかった。強い剣を拾っても使うのが惜しくて、結局そのへんの木の棒で殴ってるんだよ。あれ設計として本当に正しかったの?
28. 名無しのReddit住民
叩かれるの覚悟で言うけど『サイバーパンク2077』。全部直ってDLCも出揃ってから始めたから荒れてた頃を知らないんだけど、あそこまで作品に入り込んだのは人生で初めてだった。
※ 『サイバーパンク2077』は2020年の発売時、不具合の多さで大きな批判を浴びた作品。その後の修正アップデートと2023年の拡張「ファントムリバティ」を経て、評価が大きく回復した経緯がある。
29. 名無しのReddit住民
25年以上ゲームをやってきて、だいたい何でも触ってきたけど、『タイタンフォール2』のキャンペーンに並ぶものは無かった。自分のライブラリの絶対王者。対戦が賑わってた頃に間に合わなかった人も、キャンペーンだけは触ってほしい。
※ 『タイタンフォール2』は2016年発売のFPS。巨大ロボットに乗り降りしながら壁を走る操作感と、一本道ながら仕掛けの密度が異常に高い一人用キャンペーンで評価が高い。
30. 名無しのReddit住民
『ホロウナイト』。操作も世界観も絵も音楽も、全部が同じ完成度で揃ってる作品って本当に珍しい。YouTubeの動画のBGMであの曲が流れただけで、一瞬でハロウネストに引き戻されるんだよ。『シルクソング』と並んで自分の一番。あれ以上に脳の同じ場所を殴ってきたゲームは無い。
まとめ
並んだ名前を眺めていくと、10点満点と呼ばれるゲームには二つの型があることが見えてくる。一つは『ポータル2』や『クロノ・トリガー』のように、余計なものを足さず、やると決めたことを最後まで完璧にやり切った型。もう一つは『レッド・デッド・リデンプション2』や『バルダーズ・ゲート3』のように、アラがあると本人も分かっているのに、体験の総量で押し切ってしまう型だ。前者は「直すところが無い」で10点になり、後者は「直すところはあるけど、それでも」で10点になる。面白いのは、後者を挙げた人ほど欠点を自分から先に喋りだすところで、擁護と告白が同時に出てくる。ほかにも『テトリス』『バラトロ』『マインクラフト』『カーバル・スペース・プログラム』『エルデンリング』『ブラッドボーン』といった名前が並んでいて、ジャンルの一致はまるで無い。共通しているのは発売年でも規模でもなく、「その一本のせいで生活が一回おかしくなった」という記憶のほうだった。皆さんにとっての10点満点のゲームは何ですか?

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