大金と期待を注ぎ込んで「これは絶対シリーズ化する」と鳴り物入りで公開されたのに、たった一作で夢破れて消えていった映画たち。r/AskRedditに「明らかにシリーズ化を狙っていたのにコケた映画は?」という問いが立ち、名作から迷作まで大量の実例が寄せられた。惜しくて仕方ない一本から、やらなくて正解だった一本まで、海外の映画ファンの本音を30コメントで。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
『リーグ・オブ・レジェンド』一択でしょ。ジキル博士やネモ船長みたいな古典の名キャラを一堂に集めるっていう最高の題材だったのに、映画本編がとっ散らかっててシリーズどころか一作で終わった。素材だけは百点だったのに惜しすぎるよ。
※ 『リーグ・オブ・レジェンド』(原題 The League of Extraordinary Gentlemen、2003年)。ジキル博士やネモ船長など19世紀文学の名キャラを集結させたアクション映画。ショーン・コネリーの実質的な引退作としても知られる。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
散々叩かれてるのは百も承知だけど、俺は今でもこの映画が大好きなんだよ。あの濃いキャラ全員に単独作があってもよかったくらいだ。シリーズ化しなかったのが心底悔しい。
3. 名無しのReddit住民
ジョン・カーターだろ。ディズニーが3億5000万ドルもぶっ込んで、実写のアクション大作シリーズをやっと手に入れるつもりだったんだよ。三部作の第一弾のはずが盛大にコケて全部パー。あの予算でこの結果は語り草だわ。
※ 『ジョン・カーター』(2012年)。エドガー・ライス・バローズの火星シリーズが原作で、地球人が火星で戦うSF大作。巨額の製作費を投じながら興行的に振るわず、映画史に残る大赤字とされる。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
今でも過小評価だと思うわ。傑作とは言わないけど、シリーズの起点になる要素は全部揃ってた。タイトルが悪すぎたんだよ。ジョン・カーターって名前がSF大作にまるで見えない。せめて『火星のジョン・カーター』にしとけばな。
5. 名無しのReddit住民
ジム・キャリーの『レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと』。三部作くらいやる気満々の作りだったのに、結局一作で打ち切りだよ。あの陰鬱で作り込まれた世界観は良かっただけに、続きが見たかったなあ。
※ 『レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと』(2004年)。両親を亡くした3兄妹を財産目当てに狙う悪役オラフ伯爵の物語。原作は全13巻の児童文学で、後にNetflixでドラマ化された。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
ジム・キャリーのオラフ伯爵、あれは本当に神キャスティングだったよな。子供を食い物にする三文役者の胡散臭さと、変幻自在の変装っぷりは、あの人にしか出せない。あそこだけは満点だったと思う。
7. 名無しのReddit住民
『コードネーム U.N.C.L.E.』だな。俺は大好きで、あと2、3本は喜んで観たのに、世間はそこまで乗らなかったらしい。あれだけスタイリッシュに決まってて続かないのは、いまだに納得いかないよ。
※ 『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015年)。ガイ・リッチー監督の冷戦スパイもの。米ソのエージェントが渋々手を組む。ヘンリー・カヴィル(映画版スーパーマン役)主演。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
最高の出来だったよ。ただ公開のちょっと後にアーミー・ハマーの例のスキャンダルが来ちゃって…続編どころの話じゃなくなった。あのタイミングの悪さよ。主演が一人吹っ飛ぶと企画ごと止まるんだよな。
9. 名無しのReddit住民
『マスター・アンド・コマンダー』だな。ナポレオン戦争時代の帆船をあそこまで作り込んだ映画は他にない。明らかに続編ありきの終わり方だったのに一作で止まって、いまだにファンから惜しまれてる。
※ 『マスター・アンド・コマンダー』(2003年)。19世紀ナポレオン戦争期の英海軍帆船を描く海洋アドベンチャー。ラッセル・クロウ主演、ピーター・ウィアー監督。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
悲しいよな、ここで挙がってる中でたぶん一番出来のいい映画なのに。史実へのこだわりが尋常じゃなくて、当時の船上生活がまるごと蘇ってた。ああいう本物志向の作品ほどシリーズにならないんだよ、世の中って。
11. 名無しのReddit住民
『第9地区』。俺は今でもこれについては腹が立ってる。あの終わり方をしておいて続編を作らないとか許されないだろ。俺の続編を今すぐ出せっての。もう10年以上待たされてるんだぞ。
※ 『第9地区』(2009年)。南アフリカを舞台に、難民化した昆虫型宇宙人と人間の対立を描くSF。ニール・ブロムカンプ監督の長編デビュー作で、低予算ながら高評価を得た。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
わかる…と言いたいところだけど、時間が経つほどこれは続編なしでいい気がしてきた。あの宙ぶらりんな結末のままの方が、不穏さと余韻が際立つんだよ。あえて描かないからこそ想像が膨らむっていうか。
13. 名無しのReddit住民
『ダーク・タワー』が壮大なシリーズの幕開けになるって、当時さんざん煽ってたよな。で、蓋を開けたら…まあ、あれはやらなくて正解だったのかもしれん。原作のあの果てしないスケール感がほぼ消えてたし。
※ 『ダーク・タワー』(2017年)。スティーヴン・キングの長編小説シリーズの映画化。イドリス・エルバ主演だが、原作の膨大な世界を1本に圧縮しすぎたと不評だった。
14. 名無しのReddit住民
2017年の『パワーレンジャー』。俺はあのオリジナルメンバーの再解釈がけっこう好きだったんだよ。あからさまに続編を狙った作りだったのに、一作で消えたのは本当に残念だった。デザインも悪くなかったのにな。
※ 『パワーレンジャー』(2017年)。日本の「スーパー戦隊シリーズ」を米国向けに再構成した特撮ヒーローもの(現地名パワーレンジャー)のリブート映画版。
15. 名無しのReddit住民
ディズニーの『ローン・レンジャー』。ジョニー・デップとアーミー・ハマーで、次の『パイレーツ・オブ・カリビアン』にするつもりだったんだよな。今どき西部劇でそれを狙うのがもう無茶だったと思う。
※ 『ローン・レンジャー』(2013年)。西部劇の古典を、ジョニー・デップが相棒トント役で映画化。ディズニーが「パイレーツ」級のヒットを狙ったが大コケした。
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
いまだに理解できないのが、西部劇に2億ドル以上どうやって使ったんだって話。西部劇って本来安く撮れるジャンルで、名作はだいたい低予算なんだよ。金の使い方から根本的に間違ってたとしか思えない。
17. 名無しのReddit住民
トム・クルーズ版の『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』な。ブレンダン・フレイザーの楽しいやつじゃなくて。ユニバーサルの怪物大集合ユニバースの第一弾のはずが、記念すべき初手で自爆したんだよ。
※ トム・クルーズ版『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』(2017年)。ドラキュラや狼男など旧作の怪物たちを繋ぐ「ダーク・ユニバース」構想の第一弾だったが、この一作で計画は白紙になった。
18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
あれって昔のユニバーサル・モンスターズを全部つなげた一大ユニバースの幕開けにするはずだったんだよな。ドラキュラも狼男もフランケンシュタインも勢揃いさせる構想。デカいこと言ってたのに一発で頓挫した。
19. 名無しのReddit住民
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』。原作が「アブラハムの神と宗教こそが多次元にまたがる究極の抑圧的な悪で、子供の無垢を壊して力を得る」って筋なんだから、そりゃ三部作の映画化なんて難航して当然だよ。
※ 『ライラの冒険 黄金の羅針盤』(2007年)。フィリップ・プルマンの三部作『ライラの冒険』の第一部を映画化。宗教批判的な原作の要素が薄められ、賛否を呼んだ。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
いや、そこまで難しくもなかったろ。だって後になって、出来のいいドラマ版がちゃんと作られたんだから。映画版がダメだっただけで、題材のせいにするのはちょっと違う気がするわ。
21. 名無しのReddit住民
『ベイマックス』もシリーズ化する気だったはずだよ。今もグッズはよく見かけるし、ディズニーのテーマパークのエリアをわざわざ作り替えたくらいだから、まだ相当な愛着があるんだろうな。なのに映画の続編はない不思議。
※ 『ベイマックス』(原題 Big Hero 6、2014年)。ケアロボットのベイマックスと少年ヒロの物語。日本でも大ヒットしたディズニーの長編アニメ。
22. 名無しのReddit住民
スピルバーグの『タンタンの冒険』。あの一作だけで終わったのがいまだに納得いかない。せめて続編は作ってくれよって思うわ。冒険活劇としては本当によく出来てたのに、なぜ止めたんだ。
※ 『タンタンの冒険』(2011年)。ベルギーの人気漫画を、スピルバーグ監督がフルCG(モーションキャプチャ)で映画化した冒険活劇。
23. 名無しのReddit住民
『エンダーのゲーム』。これは本当に好きな映画だったから続かなかったのが悲しいんだ。原作は続きがあって、大人になったエンダーの話になるんだよな。トーンはがらっと変わるけど、映像で観てみたかった。
※ 『エンダーのゲーム』(2013年)。オースン・スコット・カードのSF小説が原作。宇宙人との戦争に備え、才能ある子供たちを兵士として育てる物語。
24. 名無しのReddit住民
『ロケッティア』1991年。子供の頃に大好きだったんだよ。ヒーローものなんだけどちょっとリアル寄りで、ジェットパックで空を飛ぶのがたまらなかった。まあ当時6歳だから細かいことは覚えてないけどさ。
※ 『ロケッティア』(1991年)。ジェットパックを背負って空を飛ぶ、1930年代を舞台にしたディズニーのレトロなヒーロー映画。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
俺が覚えてるのはあのイカしたロケッティアのヘルメットと、ジェニファー・コネリーだけだわ。ストーリーはもう完全にうろ覚えだけど、あのデザインの格好良さだけは今でも脳に焼き付いてるんだよな。
26. 名無しのReddit住民
『パーシー・ジャクソン』の最初の映画版。あれこそシリーズ化する気満々だったのに、二作で完全に息切れした。原作ファンからは改変がひどいって不評だったしな。今のドラマ版でようやく報われた感じがするよ。
※ 『パーシー・ジャクソン』(映画は2010年〜)。現代を生きるギリシャ神話の半神たちを描くYA小説の映画化。2本で打ち切られ、後にドラマ化された。
27. 名無しのReddit住民
『ヘルボーイ』。二作は作られたけど、本当は三作目で綺麗に完結させるはずだったんだよ。ギレルモ・デル・トロの構想が途中でぶつ切りになったのは、今でもファンのあいだで惜しまれてる。
※ 『ヘルボーイ』(2004年・2008年)。悪魔の姿で生まれながら人間側で怪物と戦うヒーロー。ギレルモ・デル・トロ監督で2作作られた。
28. 名無しのReddit住民
ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウのシャーロック・ホームズ、もっと観たかったんだよ。二作で止まってるけど、あの二人の掛け合いは唯一無二だった。三作目の話は何年も浮かんでは消えを繰り返してるよな。
29. 名無しのReddit住民
1993年の実写『スーパーマリオ』。あれこそゲーム原作映画のシリーズ化を狙った先駆けだったのに、公開当時は容赦なく大コケ。今やカルト的な変な映画として愛されてるのが、なんとも皮肉だよな。
※ 『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』(1993年)。任天堂の人気ゲームを実写映画化。公開時は酷評され大コケしたが、現在ではカルト的人気を持つ作品。
30. 名無しのReddit住民
『スターファイター』1984年。観てると、まるでスター・ウォーズがヒットせず「新たなる希望」一本だけで終わった並行世界みたいなんだよ。皇帝も艦隊の再建もその後が全部宙ぶらりんで、続きを想像するしかない。
※ 『スターファイター』(1984年)。アーケードゲームの達人が本物の宇宙戦争にスカウトされるSF。初期のフルCG映像を多用した作品として知られる。
まとめ
こうして並べてみると、コケた理由はだいたい共通してる。原作の壮大な世界観を一本に詰め込みすぎて消化不良になったパターン(ダーク・タワー、黄金の羅針盤)、そもそも題材選びやタイトルで損したパターン(ジョン・カーター、西部劇に2億ドルのローン・レンジャー)、そして出来は良かったのに時代やスキャンダルに恵まれなかったパターン(第9地区、コードネーム U.N.C.L.E.)。面白いのは、失敗作の多くが後になってドラマ版で報われていること。映画一本で一気に世界を作ろうとするより、じっくり時間をかけた方が向いている題材もあるのかもしれない。皆さんが「続きが観たかった」と今でも思っている一作は何ですか?

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