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海外「あのドキュメンタリー、監督は撮影中ずっと大酒飲んでた」絶賛されたのに今観ると腐ってる映画…?

海外「あのドキュメンタリー、監督は撮影中ずっと大酒飲んでた」絶賛されたのに今観ると腐ってる映画…? エンターテイメント

公開当時は大絶賛、賞も興行収入もかっさらった——なのに今あらためて観ると「うわ、これはきつい」と固まってしまう映画ってありますよね。古びる理由はいろいろで、CGの劣化だったり、当時は普通だった価値観が今は完全アウトだったり、そもそも「実話」が嘘だったり。海外掲示板で「絶賛されたのに牛乳みたいに腐った映画は?」というお題が立ち、2700以上のコメントが集まりました。誰もが知ってるあの名作も次々と槍玉に。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
『スーパーサイズ・ミー』。マクドナルドだけを食べ続けたらどうなるか、っていうドキュメンタリーね。当時は社会現象になったけど、後年になって監督が撮影中ずっと大酒を飲んでて、しかも内容をかなり盛ってたことが判明した。あれ、肝臓の数値が悪化したのマックのせいじゃなくない…?

※『スーパーサイズ・ミー』=2004年公開のドキュメンタリー。1か月マックだけ食べる実験で大ヒットしたが、後に監督モーガン・スパーロックが撮影中の飲酒を認め、信憑性が大きく揺らいだ。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
皮肉なのが、ファストフードで体に出る症状って、ヘビードリンカーに出る症状とけっこう被ってるんだよね。つまり…うん、そういうこと。

3. 名無しのReddit住民
2004年の『クラッシュ』。1996年のクローネンバーグの方じゃなくてアカデミー作品賞を獲った方ね。3部門受賞して興収は1億ドル近く、当時はみんな「深い」と絶賛してた。でも20年経った今では「人種と偏見をテーマにした物語の、やってはいけないお手本」として語られてる。

※『クラッシュ』(2004)=ロサンゼルスを舞台に、人種間の衝突を群像劇で描いた作品。第78回アカデミー作品賞受賞。今は登場人物の差別描写が記号的・説教くさいと批判されることが多い。

4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
うちの会社のCEOがこの映画に感動しすぎて、全部署でDVDを一緒に観て感想をディスカッションさせられた思い出。今思うとめちゃくちゃ寒い。

5. 名無しのReddit住民
『イディオクラシー』。映画がつまらないからじゃなくて、バカバカしい風刺だったはずなのに、年々ただの予言書になってきてるのが怖いんだよ。笑えなくなってきた。

※『イディオクラシー』(2006)=知能が下がりきった500年後の未来を描いたSFコメディ。公開時は不発だったがネットでカルト的人気。現実が追いついてきたとよく引き合いに出される。

6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
いや全然現実と違うだろ。あの映画の大統領、自分の能力不足を自覚して専門家の意見をちゃんと聞く男だぞ。カマチョ大統領、今すぐ来てほしいくらいだわ。

7. 名無しのReddit住民
『ブレイブハート』。スコットランド人以外はピンとこないかもしれないけど、地元では普通に嫌われてる。使い古されたステレオタイプの上に成り立ってる映画だからね。

※『ブレイブハート』(1995)=メル・ギブソン監督・主演。13世紀のスコットランド独立闘争を描きアカデミー作品賞を受賞。史実とのかけ離れ方が大きく、現地での評価は微妙。

8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
スコットランド人の祖父によると歴史的に完全にデタラメらしい。公開当時、ひとしきり熱弁を振るわれたよ。「あの橋の戦い、そもそも橋がなかった」って力説してた。

9. 名無しのReddit住民
『風と共に去りぬ』。インフレ調整すると今でも世界興行収入歴代1位なんだよね。当時どれだけ社会的な存在だったか、今の人はピンとこないと思う。ただ南北戦争の描き方が完全に時代遅れで、奴隷制をはっきり肯定的に描いてるのがもう無理。一度も否定的に映さないのはさすがにきつい。

※『風と共に去りぬ』(1939)=南北戦争期の南部を舞台にした不朽の名作とされてきたが、奴隷を「幸せそう」に描く描写が現在では強く問題視される。

10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
それでも映画としては本当によく出来てるんだよ。脚本も演技も超一流。古びた部分すら「奴隷制の記憶がどう変化してきたか」の資料として価値があると思って観てる。

11. 名無しのReddit住民
『ポカホンタス』。一般受けは抜群だったし音楽は本当に神がかってた。でもネットの普及で、史実のポカホンタスがどれだけ若くて、どれだけ操られて利用されたかをみんな知るようになった。続編であのハッピーエンド風にされると、さすがに「うっ」となる。

※『ポカホンタス』(1995)=ディズニーアニメ。先住民の女性と英国人入植者の恋を描くが、史実の悲劇とのギャップや「先住民の美化された描写」が今は批判の的。

12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
個人的にはファンタジーとして観れば今でも良い映画だと思うけどね。「本当はこうあるべきだった」を見せる作品。アライグマとハチドリが冒険するアニメを史実だと思う人はさすがにいないでしょ。

13. 名無しのReddit住民
『タイタニック』。いや作品としては今でも傑作だよ。ただ「絵に描いてくれ、あのフランス娘たちみたいに」のくだりとか、ローズの婚約者がただただ漫画的な悪役すぎて、大人になって観ると「人間ここまで単純じゃないだろ」って引っかかる。あと、ドアにジャック乗れたよね問題は一生終わらない。

14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
ジェームズ・キャメロン本人が「物理的にドアには乗れなかった」って後年わざわざ検証実験までやってたの草。そこは認めるのか、と。

15. 名無しのReddit住民
『ノートブック』。あれ、要は超ヤバい依存関係を美談として描いてる映画なんだよね。観覧車から飛び降りるって脅してデートにこぎつける男のどこがロマンチックなんだ。

※『きみに読む物語』(原題 The Notebook、2004)=認知症の妻に毎日ふたりの恋の物語を読み聞かせる夫を描いた恋愛映画。日本でも人気だが、序盤の主人公の言動は今見ると問題含みと指摘される。

16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
正直、恋愛映画の大半が今見るとヤバい関係を美化してるよね。「だって本気で好きになっちゃったんだから!」で浮気を正当化する話の多さよ。

17. 名無しのReddit住民
個別の作品じゃないんだけど、子供の頃ハマってた往年の青春コメディ全般がもう観られない。地味な子をいじめる側が結局かっこよく描かれて、その子も外見を変えて初めて報われる、みたいな価値観が全部きつくなってる。当時は何も思わなかったのにね。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
わかる。あの手の「冴えない主人公が外見を磨いてモテる」展開、今やると一発で炎上案件。当時はそれが王道だったんだから時代だよなあ。

19. 名無しのReddit住民
『ファイト・クラブ』。エッジが効いてた映画から、いつの間にか恥ずかしい映画になった。タイラー・ダーデンが、本来あの映画が皮肉ってたはずの層のマスコットになっちゃったんだよね。「お前ら、そこに憧れる時点で映画のメッセージ完全に取り違えてるぞ」っていう。

※『ファイト・クラブ』(1999)=消費社会への反抗を描いたカルト映画。皮肉の対象だったはずのタイラー像が、一部の層に文字通り「憧れの男」として消費される逆転現象が起きている。

20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
監督のフィンチャー本人が「あいつを崇拝するやつが出てくるのは想定済みだった」って言ってたのが救いでもあり闇でもある。皮肉が皮肉として届かない時代。

21. 名無しのReddit住民
『グリース』。友達の子供に見せたら総ツッコミ食らった。フレンチーを置いて美容学校行きを馬鹿にする空気、リゾがサンディをいじめる寝室のシーン、そして最後サンディが男のために自分を変えるラスト。「なんでこれを見せたかったの?」って真顔で聞かれて言葉に詰まった。

※『グリース』(1978)=ジョン・トラボルタ主演の50年代風ミュージカル。ラストでヒロインが恋人に合わせて見た目も性格も激変する展開が、今の価値観では引っかかると言われる。

22. 名無しのReddit住民(>>21への返信)
あれ実は50年代ミュージカルの「お約束」をパロディしてる作品なんだよ。額面通りに観ると意味不明だけど、「定番をおちょくってる」と分かると急に腑に落ちる。サンディの豹変もその文脈だと納得できる。

23. 名無しのReddit住民
『プリティ・ウーマン』も今見ると相当ファンタジーだよね。当時はシンデレラストーリーの決定版扱いだったけど、設定を冷静に並べるとなかなかの破壊力。夢を壊して悪いけど、現実はこうはいかない。

24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
脚本の初稿はもっとシビアでダークな結末だったらしいよ。ハッピーエンドに書き換えたからあの夢物語になったわけで、元のままだったら「古びた」とは言われなかったかもね。

25. 名無しのReddit住民
『ドリーム』。実話ベースの感動作として絶賛されたけど、白人の上司がトイレの「白人専用」の看板を叩き壊して黒人女性たちを応援する、あのヒーロー的キャラ、現実には存在しなかったんだよね。ハリウッドが創作した。

※『ドリーム』(原題 Hidden Figures、2016)=NASAで活躍した黒人女性数学者たちを描いた実話モノ。劇中の白人上司は複数人物を合成した創作で、いわゆる「白人の救世主」演出と批判された。

26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
当事者のキャサリン・ジョンソン本人がインタビューで「そんな人はいなかった、私たちは優秀だったから道を切り開いた」ってはっきり言ってたのが全てだと思う。実話モノなのにそこ創作するの本末転倒すぎ。

27. 名無しのReddit住民
ピアース・ブロスナン以前の『007』シリーズはもうほぼ全部きつい。女性に対する扱いがあまりに雑で、アクションを楽しむどころじゃなかった。たまに強い女性キャラを出そうとしても結局その扱い…ってなる。1950年代の男性の願望が、そのまま映像になってる感じ。

※『007』シリーズ=初代ショーン・コネリー期(1960年代〜)の作品は、現在の感覚だと女性描写が時代がかっていて受け付けないという声が根強い。

28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
原作小説を親戚からタダでもらってキャンプのお供に読んだら地獄だった。露骨な女性蔑視のオンパレード。「口笛を吹けない男は明らかにゲイ」みたいなのが科学的事実みたいに書いてあって、もう時代だなあとしか。

29. 名無しのReddit住民
『フォレスト・ガンプ』。名作なのは間違いないんだけど、社会運動やヒッピー文化を全部「うさん臭いもの」として描いて、ひたすら従順なフォレストだけが報われる、っていう政治的なメッセージが、大人になって観ると妙に引っかかるようになった。

30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
それ公開当時から賛否あったやつだ。「結局、何も考えず流れに身を任せた者勝ち」っていうメッセージに見えるんだよね。とはいえトム・ハンクスの演技と音楽が良すぎて毎回許してしまう自分もいる。

まとめ

こうして並べてみると、映画が「古びる」理由は大きく三つに分かれるのが面白いところです。ひとつは『風と共に去りぬ』『ポカホンタス』『ドリーム』のように、当時は普通だった価値観や歴史観が、今の目で見ると差別的・一面的に映ってしまうパターン。もうひとつは『スーパーサイズ・ミー』のように「実話・ドキュメンタリー」の看板が後から崩れたパターン。そして『ファイト・クラブ』『イディオクラシー』のように、作品は変わっていないのに受け取られ方や現実の方が動いてしまったパターンです。共通して見えてくるのは、名作が嫌われたわけではなく、むしろ「これだけ多くの人が観たからこそ、時代と一緒に評価され直している」という事実。古びたと言われる映画ほど、当時の社会を映す鏡として今も語る価値がある、とも言えそうです。皆さんが「昔は大好きだったのに、今観たらきつかった」映画は何ですか?

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