「バカバカしいって自覚してるけど、本当に大好きで何度でも観ちゃう映画ある?」というスレッドが大盛り上がり。名作とは違うベクトルで人を元気にする、ジャンルの広い珍作・怪作の名前がずらりと並んだ。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
『カンフー・ハッスル』とは別物の方の、『カンフー・パウ!』だよ。声当て直しと特撮で全部ふざけてる映画なんだけど、観るたびに笑い疲れて顔の筋肉が痛くなる。
※『Kung Pow! Enter the Fist』(2002)は、古い香港カンフー映画に新撮シーンと吹き替えを継ぎ足して別物のコメディに作り変えた怪作。シリアスな格闘シーンに無関係なセリフを乗せるのが芸風。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
他のどの映画よりこれのセリフ引用してるわ……「ワー!」だけで一日笑える。意味のある言葉じゃないのに、なぜか日常で使える場面が多すぎる。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
「選ばれし者よ!」「ベティと呼べ!」のところ、何度観てもツボ。あれを名乗り上げのキメ台詞として真顔で言ってるのが反則だよ。4. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
赤ちゃんとの戦闘シーンを真剣に語る大人が世界中にいるって時点で、この映画の勝ちだと思ってる。
5. 名無しのReddit住民
『ナショナル・トレジャー』だよ。全盛期のニコラス・ケイジ、父親役にジョン・ヴォイト、ダイアン・クルーガー、ショーン・ビーン。設定はめちゃくちゃなのに、キャストが本気で演じるから最後まで目が離せない。
※『ナショナル・トレジャー』(2004)は、独立宣言書の裏に隠された宝の地図を探す冒険ミステリー。歴史考証より勢いで突き進むタイプのエンタメ。
6. 名無しのReddit住民
『コン・エアー』。出てる役者が全員いいんだよ、特にジョン・マルコヴィッチ。あの人、悪役やらせたら本当に楽しそうにやるよね。飛行機ごと刑務所みたいな映画なのに、なぜか観終わると元気になる。
※『コン・エアー』(1997)は、護送機をハイジャックされた囚人輸送便のアクション。荒唐無稽だけど豪華キャストで押し切るタイプの一本。
7. 名無しのReddit住民
『タッカー&デイル』。田舎の兄ちゃん2人がただ別荘で休みたいだけなのに、勘違いした大学生たちが勝手に死んでいくホラーコメディ。視点を裏返した発想が天才で、観るたびにニヤニヤしてしまう。
※『タッカー&デイル:史上最悪にツイてないヤツら』(2010)は、典型的な「田舎の殺人鬼ホラー」を被害者側と加害者側を入れ替えてコメディにした作品。
8. 名無しのReddit住民
『ザ・コア』。地球の核が止まったから掘って爆弾仕掛けに行こうって設定の時点で全部おかしいんだけど、登場人物が真面目に議論してるのが最高。最後まで観るとなぜか地球科学を学んだ気になる、嘘だけど。
※『ザ・コア』(2003)は、地球の中心核の自転停止を止めるために掘削艇で内部に潜るSF。科学考証は早々に諦めて勢いで楽しむタイプ。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
あの掘削艇、内部の内装が普通の潜水艦なんだよね。マントル抜けてるのに普通に立って歩いてる。誰も突っ込まないのが笑える。
10. 名無しのReddit住民
『ロビン・フッド:誰の?』だよ。メル・ブルックスの王道パロディ。歌って踊って急に第四の壁を破ってくる感じが、今観るとむしろ新鮮で、こういうおバカ映画ってもう作れないよなって思う。
※『ロビン・フッド:誰の?』(1993)は、ロビン・フッド伝説をひたすらギャグに変換したコメディ。原題『Robin Hood: Men in Tights』。
11. 名無しのReddit住民
『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』を推したい。物理学者でロックスターでカーレーサーで脳外科医、っていう主人公の時点でもう情報量が渋滞してる。観終わったあと、誰かに説明しようとすると一文字も伝わらない。
※『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』(1984)は、SF・コメディ・音楽映画を全部混ぜたカルト作。一部のファンには熱狂的に愛されている。
12. 名無しのReddit住民
『魔法にかけられて』。プロットの穴を数え始めるとキリがない。だけどエイミー・アダムスの妙に高い完成度の演技で、全部許せちゃう。あれをガチで歌い上げる胆力よ。
※『魔法にかけられて』(2007)は、おとぎ話のお姫様が実写の現代ニューヨークに迷い込むディズニーのコメディミュージカル。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
セントラルパークで群衆と歌い踊り出すあのシーン、ディズニーが大金かけて全力で作った「バカ」だから愛おしいんだよね。真顔で大予算をかけたバカは強い。
14. 名無しのReddit住民
『ジャングル・ジョージ』。ブレンダン・フレイザー全盛期のひたすら陽気な感じが詰まってて、何も考えずに笑える。今のシリアスな彼を見たあとに観ると、ちょっとしんみりする副作用つき。
※『ジャングル・ジョージ』(1997)は、ジャングルで育った男がサンフランシスコに来て大騒ぎ、というディズニーの実写コメディ。
15. 名無しのReddit住民
『ラブ・アクチュアリー』。冷静になると突っ込みどころしかないんだけど、年末に観ると毎回泣いてる自分が嫌い。ストーリー連結も雑だし、好きになる動機が弱いカップルもいる。なのに観ちゃう。
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
正直あれ、エピソードの半分はちょっと気持ち悪いんだよね。プロポーズの仕方が一方的すぎる男が多すぎる。でもそれでも結局観るんだよ、毎年。17. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
逆張りで言うと、自分はあの映画ずっと嫌い。クリスマスの空気で全部誤魔化してる気がして、全然乗れない。少数派なのは知ってるけど。
18. 名無しのReddit住民
『UHF』推す人が増えてくれて嬉しい。ウィアード・アル・ヤンコビックの、偽コマーシャルのコーナーが本当におかしいんだよ。「フライ返し専門店」「コナン・ザ・図書館員」とか、馬鹿馬鹿しいネタが全力で投げ込まれてくる。
※『UHF』(1989)は、米国のパロディ音楽家ウィアード・アル・ヤンコビックが主演した低予算コメディ。深夜のテレビ局を舞台にひたすらナンセンスをやる。
19. 名無しのReddit住民
『デイ・アフター・トゥモロー』。突然の急速冷凍とか、寒波から走って逃げるとか、突っ込み箇所が無限にある。でもニューヨークが凍るシーンの絵作りだけは何度観ても震えるんだよ。あれはあれで一つの完成形。
20. 名無しのReddit住民
2001年の『ラットレース』を挙げたい。元ネタの『おかしなおかしなおかしな世界』より個人的には好き。短くてテンポがいいし、ローワン・アトキンソンが本気で走り回ってるだけで満足。
※『ラットレース』(2001)は、ラスベガスの大富豪が選んだ参加者たちが200万ドルを目指して全米を競争するドタバタコメディ。元ネタは1963年の『おかしなおかしなおかしな世界』。
21. 名無しのReddit住民
『ホワイト・チックス』だよ。今のコンプラだと絶対作れない映画。ポリコレ的にどうなのとか抜きで、ただただバカ笑いできる。ウェイアンズ兄弟の振り切り方は尊敬する。
※『ホワイト・チックス』(2004)は、黒人FBI捜査官の兄弟が金髪美女に変装して潜入捜査するコメディ。下品だが熱狂的なファンが多い。
22. 名無しのReddit住民
『ドッジボール』。引用したくなる台詞が異常な密度で詰め込まれてて、出てる役者が全員ふざけて全力。ベン・スティラーの悪役がいい味出してて、何度観ても飽きない。
※『ドッジボール』(2004)は、潰れかけのジムを救うために素人チームがドッジボール大会で優勝を目指すコメディ。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
「ボールを避けたければ、レンチを避けろ」って格言、いまだに何かしらの場面で頭をよぎる。職場の理不尽な上司を見るたびに思い出す台詞だよ。
24. 名無しのReddit住民
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな名作を挙げたいけど、このスレの趣旨は違うよね。だから『ホット・タブ・タイムマシン』。タイトル時点でもう全部諦めてるじゃん。露天風呂で時間旅行するんだよ、酔っ払いが4人で。馬鹿すぎて好き。
※『ホット・タブ・タイムマシン』(2010)は、温泉ジャグジーで過去にタイムスリップした中年男たちのコメディ。タイトルどおりの内容を真面目にやる。
25. 名無しのReddit住民
『バーブズ』を出したい。トム・ハンクスがおかしくなっていく過程が最高。ご近所が怪しいって思い込んだ中年男の暴走を、これだけ笑える映画に仕上げてるのは才能だと思う。
※『バーブズ』(1989)は、休暇中に隣家を怪しんだ男が住宅街でどんどん追い詰められていくブラックコメディ。原題『The Burbs』。
26. 名無しのReddit住民
『ブラッドスポーツ』は純粋な脳内麻薬。ベルギー人がアメリカ代表として日本の地下格闘技に挑むって、字面で読み返してももうおかしい。ヴァン・ダムが股割りキックを決めるたびに、こっちまで気持ちよくなる。「OK、USA」のサムズアップで全部許せる。
※『ブラッドスポーツ』(1988)は、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の格闘アクション。香港の地下トーナメント「クムタイ」を題材にした実話モチーフという触れ込み。
27. 名無しのReddit住民
『ベスト・イン・ショー』と『ストライプス』を二本立てで推したい。ドキュメンタリー風コメディと軍隊コメディ、両方に共通する「真顔でアホをやる」感じが好きすぎる。クリストファー・ゲストの撮るやつは外れがない。
※『ベスト・イン・ショー』(2000)はドッグショー出場者を追うモキュメンタリー、『ストライプス』(1981)はビル・マーレイ主演の軍隊コメディ。
28. 名無しのReddit住民
『ゾーハン』を挙げる勇気を讃えてほしい。元イスラエル特殊部隊員がニューヨークで美容師として再出発するっていう設定、文字にすると意味不明だけど、観てるとなぜか応援したくなる。アダム・サンドラーのコメディの中でもとくに振り切ってる一本。
※『ゾーハン』(原題『You Don’t Mess With The Zohan』、2008)は、アダム・サンドラー主演のコメディ。特殊部隊員が美容師に転職するという発想が出発点。
29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
あれ、観終わったあとずっとフムスが食べたくなるんだよね。映画としての完成度はおいておいて、フムスのプロモーション映像としては完璧。
30. 名無しのReddit住民
このスレ全部読んで気づいたけど、誰も他人の選んだ映画を否定してないよね。みんな自分の「ギルティプレジャー」を抱きしめてて、それが心地いい。映画は名作リストだけで成り立ってない、っていう当たり前のことを思い出させてくれるスレだった。
まとめ
挙がった作品はジャンルがバラバラで、80年代カンフーパロディから核掘削SF、ミュージカル、寒波パニックまで本当に幅広い。共通していたのは「設定の粗さ」や「ご都合主義」を承知のうえで、それでも繰り返し観てしまう何かがあるという感覚で、こうした作品の評価軸は完成度より「何度観ても疲れない」「観終わったあとに気分がいい」といった生活実感に寄っている。日本でも『デイ・アフター・トゥモロー』や『ナショナル・トレジャー』、『ラブ・アクチュアリー』あたりは「正月休みにテレビでやってたら絶対観ちゃう枠」として共有されている人が多そうで、感覚としては地続きの話に思える。皆さんの「設定はバカだけど一生好き」な一本は何ですか?

コメント
TED。雷の歌のシーンで毎回噴き出してしまう。
『シティ・オブ・エンジェル』
当時、女性向けの感動する映画という宣伝だったけど、メグ・ライアンのマヌケすぎる死因には「そりゃあそうだろ。」と爆笑を禁じ得なかった。
エージェントゾーハンはイスラエル人とパレスチナ人の禁断(?)の愛を描いてて社会派だろ!?
でも今ユダヤとアラブでマジで対立気味だから「あのイスラエル人と話すんじゃねえ!」みたいなのが笑い話じゃなくなりつつある…
コマンドー
すべてのセリフを言えるぐらい見てる気がする。