パッケージで「プロテイン」をうたったハムのほうが、いつものハムより先に売り切れる。海外掲示板に「最近のプロテイン(たんぱく質)へのこだわりって何なの?」という質問が投稿されると、筋トレ人口の増加、やせる目的で広まったGLP-1系の薬、そこに乗っかった食品メーカーの売り込みと、理由の分析が次々に書き込まれました。イギリスの食品業界で営業をしている人からは、スーパーが若い客を取り合っているという裏話も。一方で「たいていの人はたんぱく質なんて足りてる、足りないのは食物繊維だ」という冷めた反論も多く、次のブームは食物繊維だと予想する人が何人も現れました。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
フィットネスにハマってる人たちは、たんぱく質の大切さを分かってる。で、その層がものすごく大きくて、しかもまだ増えてる。
オゼンピックみたいな薬を使ってる人も、筋肉を落とさないように、たんぱく質を優先して取れって言われてる。
それ以外の人たちは、そういう人たちからたんぱく質の話を聞いて、なんだか体にいいらしいと思う。
そこに企業が金になると気づいて、貼れるラベルには片っ端から「PROTEIN」と書くようになったってわけ。
※ オゼンピック:GLP-1受容体作動薬と呼ばれる注射薬のひとつ。もとは2型糖尿病の治療薬だが、食欲が落ちて体重が減るため、海外ではやせる目的でも広く使われている。同じ系統の肥満症向けの薬もあり、スレッドでは「GLP-1」とまとめて呼ばれている。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
パッケージで「プロテイン」をうたってるハムが、いつものパッケージのハムより先に売り切れてるのを見たことがある。ハムなんて、もともとたんぱく質のかたまりなのにね。世間の食の知識がどの程度か、あれでよく分かったよ。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
正直、自分はこの流れ大歓迎だよ。体にいいと思い込んで、なんとなくたんぱく質を取ってる人が多いのは分かってる。でも選べる商品が増えたのはありがたいんだ。
中にはでたらめな商品もあるし、カロリーを考えたら買う価値のないものもある。それでも、たんぱく質を足した商品が増えたおかげで、自分の食事のレパートリーはかなり広がった。4. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
でも現実を見ようよ。大多数の人は、たんぱく質なんて別に不足してない。マクドナルドのQPCひとつで、体重180ポンドの人が1日に取るべきたんぱく質の半分は取れるんだから。たんぱく質を取るのなんて難しくないんだ。
みんなに足りてないのは食物繊維のほう。若い人の大腸がんがすごく増えてるのも、それが大きな原因のひとつだと思ってる。プロテインブームなんて、ただのダイエットの流行りだよ。※ QPC:マクドナルドの「クォーターパウンダー・チーズ」。180ポンドは約82kg。
5. 名無しのReddit住民
栄養の話って、いつも何かひとつが主役になるんだよな。昔は脂質、砂糖、炭水化物ときて、いまはたんぱく質。次はたぶん食物繊維だろうね。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
実際、食物繊維は社会全体で見ても摂取量が少なすぎるんだよ。1日35g取れてる人は、死因を問わない総死亡率がかなり下がるらしい。7. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
栄養の流行りって面白いよな。昔からずっと大事だったものが、ある日突然、みんながそれを自分のキャラの一部みたいに語り出して、企業はすかさずそれが入ってる商品に上乗せ料金をつけ始める。
8. 名無しのReddit住民
GLP-1系の薬を使ってる人は、高たんぱくの食事にしないと薬がちゃんと効かないから。これが答えだよ。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
GLP-1の普及が、何にでもたんぱく質を入れる流れに影響したっていうのは同意。
でも、高たんぱくの食事でGLP-1が「効く」ようになるわけじゃないよ。筋肉が落ちるのを防ぐ手助けになるだけ。急に体重が落ちると、体は脂肪と一緒に筋肉もいくらか使ってしまうから、たんぱく質を多めに取って筋肉を守ろうってことなんだ。10. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
これが本当の答えだね。そして、プロテイン入りのドリトスやプロテインソーダが存在する理由でもある。ただでさえ世の中ひどいことになってるっていうのに。
11. 名無しのReddit住民
プロテインってのはこういうことだよ。誰もその意味は分かってない。でも刺激的なんだ……みんなを熱くさせるんだよ!
※ ウィル・フェレル主演のコメディ映画『俺たちフィギュアスケーター』(2007年)のセリフ。ジェイ・Z&カニエ・ウェストの曲の冒頭にサンプリングされて有名になり、ネットのミームとしてよく使われる。
12. 名無しのReddit住民
20代はずっと、サラダと有酸素運動で1日1200キロカロリーくらいの生活をしてた。見た目は「細い」けど体調は最悪で、いつも寒くて、いつも疲れてた。
30代になって、ちゃんとたんぱく質を取るようになった。1日100gくらい。そしたら生まれて初めて、四六時中お腹が空いてる状態から抜け出せたんだ。髪が抜けるのも止まったよ。
結局あの頃の自分たちは、ただの栄養不足を「健康」って呼んでただけだったんだよね。
13. 名無しのReddit住民
たんぱく質は筋肉をつけるのに大事。ジムに通う人がすごく増えたから、みんなたんぱく質を多めに取ろうとする。
高たんぱくは腹持ちがいいから、ダイエットにも向いてる。
しかも、食品にたんぱく質を足すのは安くて簡単。この条件がそろえば、猫も杓子も高たんぱく商品を売り出すのは当然だよね。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
これ、本気でやせたい人や筋肉をつけたい人からすると、めちゃくちゃ腹が立つんだよ。どのブランドも「高たんぱく」ってラベルを貼ってるくせに、中身はたんぱく質より炭水化物と脂質のほうが多かったりする。
本当にたんぱく質が多い食品かどうかを見分けるなら、10:1の比率を目安にするのが一番手っ取り早いよ。※ 10:1の目安:カロリー(kcal)をたんぱく質のグラム数で割って10以下なら、たんぱく質の多い食品とみなす、という筋トレ界隈でよく使われる目安。100kcalあたりたんぱく質10g以上が基準になる。
15. 名無しのReddit住民
イギリスで大手のFMCGメーカーの営業をしてるから、この答えは知ってる。
スーパーは、よその店から若い客を引き抜こうと必死なんだ。若い客は、お金に余裕のある年配の客ほどすぐには売り上げにならない。でも、いったん気に入った店を見つけると、そう簡単には店を変えないからね。
で、たんぱく質は若い客との結びつきがとくに強くて、パッケージで「たんぱく質」をうたうと反応がいい。メーカーは売り場のデータからそれを知ってるから、それに合わせた新商品を出す。スーパーの狙いに沿った商品を持っていけば、そうしてない競合より多くの店に置いてもらえるかもしれないってわけ。
次にパッケージのあちこちで見かけるようになるのは食物繊維だと思う。たぶん、この1年くらいのうちにね。
※ FMCG:Fast Moving Consumer Goods の略。食品や日用品のように、安くて回転の速い消費財のこと。
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
言われてみれば、パッケージに食物繊維って書いてある商品を、前よりかなり見かけるようになってる。もう始まってるね。
17. 名無しのReddit住民
フィットネスが、筋肉をつける時代に入ったんだよ。何十年ものあいだ、運動はやせるため、元気でいるためのものだった。いまは運動しながら、筋肉のキレや大きさもつけたい。それにはたんぱく質が要る。
で、みんながこぞってウエイトを挙げるようになって、それが世間一般にも広がった。鍛えてる人たちが何かにハマると、ほかの人は「あの人たちみたいに引き締まりたい」と思う。でもたくさん運動するんじゃなくて、楽なほうを選んで、食べ物だけまねするんだ。
アクション俳優「1日2時間トレーニングして、たんぱく質をたくさん取ってます」
一般人「なるほど……じゃあ、たんぱく質をたくさん取ればいいのか」
公平のために言っておくと、年を取ってから筋肉を保つのが大事だってことも分かってきてるし、やせ薬を使ってる人たちも、筋肉を保つためにしっかり取るように言われてるんだけどね。
18. 名無しのReddit住民
変なのは、プロテイン商品を買ってるのが、どう見ても運動してない人ばっかりに見えることなんだよ。
あくまで自分の印象だけど、うちのジムでプロテイン入りの何やかんやをがぶ飲みしてる人なんて見ない。なのにスーパーに行くと、人生でほとんど運動したことがなさそうな人たちが、プロテイン入りのものばかり買ってる。プロテイン牛乳、プロテインパン、プロテインチーズ、プロテインパスタ、それ以外は何も買わない男を見たこともある。職場でも、いちばんひょろっとした人たちが一日中プロテインプリンを机に置いてる。
もちろん、有酸素運動をがっつりやってる人や、始めたばかりの人なのかもしれない。でも始めたばかりなら、バランスよく食べるほうが、こういう加工食品よりたいていはいいと思う。
夢を売ってるようなもんなんだよ。ある体型になりたいけど、そのための努力はしたくない人に向けて売ってる。企業からすれば楽な商売だ。安いたんぱく質を足すか、もともと高たんぱくの商品を「超高たんぱく」として売り出すだけで、最大5割増しの値段で買ってもらえるんだから。
19. 名無しのReddit住民(>>18への返信)
ジムに通ってる側から言うと、半分は当たってる。うちのジム仲間はだいたい鶏むね肉と卵と、でかい袋のプロテインパウダーで済ませてて、「プロテイン入り」のお菓子は割高だから、たまのご褒美にしか買わない。高いほうをかごいっぱいに買ってるのは、むしろこれから始めようとしてる人のほうなんだよね。
20. 名無しのReddit住民
このブームは早く終わってほしい。この20年くらい、たんぱく質はずっと激安で、筋トレはお金のかからない趣味だった。それがいまや、お前らが朝の犬の散歩のために1日100gを目指すせいで、値段が4倍になったんだぞ。
ソースはうちの兄弟。人生で一度もウエイトを持ち上げたことがないのに、いまは毎日100gのたんぱく質を取ってる。何のために? 本当に何のためでもない。体重200ポンドの贅肉のかたまりで、ネトゲ漬けで、仕事はデスクワークなんだから。
インスタのインフルエンサーのせいだと思ってる。
※ 200ポンドは約90kg。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
付け加えると、このブームのせいで企業が「何にでも」たんぱく質を入れるようになって、昔ながらのプロテインパウダーまで値上がりしてる。正直、そのうちプロテイン入りガムとプロテイン入りコーラが出てくるのを待ってるところだよ。
22. 名無しのReddit住民
自分が知ってるのは、スーパーのパスタ売り場でひとりの女性が、何列も並んだプロテイン入りパスタを前に立ち尽くして、しまいには完全に取り乱してたってことだけ。
こっちはパスタを1箱買って帰りたかっただけなのに。
23. 名無しのReddit住民
企業が量を減らしてカロリーを削って、そのくせ値段は上げ続けてるなかで、それでも客に売り込める手段のひとつなんだと思う。いわゆるシュリンクフレーションの時代に、「プロテイン入り」ってのは便利な売り文句なんだよ。
24. 名無しのReddit住民
たんぱく質は食物繊維と同じで、早めにお腹がいっぱいになる。だから空腹を感じにくくなって、太り気味の人なら食べる量を減らせるかもしれない。
自分の場合、すぐに食事できないときは、カロリーも糖分も控えめな高たんぱくのバーやシェイクを、ちゃんと食べられるまでのつなぎにしてる。だいたい4時間くらいはお腹がもつ。時間の使い方が下手な人には最高だよ。
25. 名無しのReddit住民
この前、子ども同士を遊ばせる集まりで、まさにこれを声に出して聞いてみたんだ。返ってきた答えは「GLP-1」の一言だけだった。
食品メーカーは、GLP-1を使うときに必要な食事法が広まったのに便乗してるだけなんだよ。
26. 名無しのReddit住民
SNSの影響が大きいと思う。フィットネス系のインフルエンサーが一日中たんぱく質の話をしてるのを見て、健康のためにはサプリが要るんだって思い込んじゃう。
でも正直、たいていの人はまずバランスのいい食事を心がけるのが先じゃないかな。たんぱく質は大事だけど、魔法の粉じゃないよ……間違ってたら遠慮なく訂正してね😊
27. 名無しのReddit住民
これは、ちゃんとした科学に根っこがある誤情報ブームだと思う。
始まりは2方向からだった。ひとつは、筋トレのあとに筋肉をできるだけ増やすには、たんぱく質を多めに取る必要があるという話。もうひとつは、炭水化物や脂質をたんぱく質に置き換えて減量しようという話。どっちも本当の話なんだ。
でも健康系の流行りはいつもそうで、誰にでも効く生活の基本みたいな顔をして売られるようになった。自分も2005年からこの流れに乗ってるから、気持ちはよく分かる。
みんなが分かってないのは、運動で体の需要が増えてない人が取っても、たんぱく質はたいして仕事をしないってこと。食事の配分をたんぱく質寄りにすれば、体重は増えにくくなるとは思う。でも体がそれを求めてないなら、全体的に食事に気をつけるのとそう変わらない。
悪いブームじゃないと思うよ。ただ、やりすぎる人が多いし、根っこにあるのは誤情報と、自分でちゃんと調べられない人につけ込む商売なんだ。
28. 名無しのReddit住民
減量してる人たちの間でも、ジムに通ってる人たちの間でもすごく人気だよね。前の職場の仲間は200ポンド以上やせたし、自分も100ポンドやせた。まあ、あっちはスタートが400ポンド超で、ずっと大きかったんだけど。自分は300ポンド前後だった。
自分は、原材料表示がずらっと長いパッケージ入りの加工食品は避けるようにしてる。いい魚か肉をひと切れ、それに野菜を添えれば十分。KISSの法則だよ。
※ 200ポンドは約90kg、100ポンドは約45kg、400ポンドは約180kg、300ポンドは約136kg。KISSは「Keep It Simple, Stupid(単純にしとけ、バカ)」の略で、「シンプルが一番」という意味の決まり文句。
29. 名無しのReddit住民
90年代は良い脂質が注目の的で、次が炭水化物、いまはたんぱく質。賭けてもいいけど、このままいくと便秘と大腸がんが増えて、栄養業界は保険をかけるみたいに食物繊維と腸活に軸足を移すと思う。で、あと15年もしたら、また良い脂質に戻ってくる。
当然それでみんなまた太って、どこかの物知り顔が「太ったのは炭水化物のせいだ」とみんなを説得して、また最初からぐるぐる回り出す。バランスのいい食事の細かいところを理解できないほど頭が悪いと、人はそれだけ余計にお金を使うからね。
30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
流行りって、来ては去って……そしてまた戻ってくるんだよな。昔の服が何十年かおきに「新しいもの」の顔をして戻ってくるのと同じでさ。
まとめ
理由として多く挙がったのは、筋トレ人口の増加、やせる目的で広まったGLP-1系の薬、そしてその流れに乗った食品メーカーの売り込みの3つでした。薬を使う人がたんぱく質を勧められるのは、薬を効かせるためではなく、急な減量で筋肉が落ちるのを防ぐためだ、という訂正もきちんと入っています。一方で、「たいていの人はたんぱく質なんて足りてる」「足りないのは食物繊維」という冷めた反論も根強く、栄養の流行りは脂質、炭水化物、たんぱく質と主役を替えながら回っていて、次は食物繊維だという予想が何人もから出ていました。日本でもサラダチキンやプロテインバー、「高たんぱく」をうたうヨーグルトや飲み物がすっかり定番になっています。体のために選んでいるのか、パッケージの文字に選ばされているのか。皆さんは、「プロテイン入り」の文字につられて買ったことはありますか?

コメント
プロテインって蛋白質だろ、サプリメントに騙された、韓国塵並に馬鹿だな~