「これは絶対、酔っぱらってるかハイになってる人が思いついただろ」と100%信じている発明は? 海外掲示板に立った、もちろん冗談半分のお題です。それでも挙がった品を並べてみると、先割れスプーンにアコーディオン、ラバライト、30秒で味がなくなる風船ガムと、言われてみれば「これが会議を通ったのか」と首をひねりたくなる物ばかり。調べてみたら本当に酒場で着想を得ていた発明もあれば、「いや、あれは大まじめな名発明だ」という反論もありました。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
100%、先割れスプーンだね。
冷静に考えると、あれってそこまで便利じゃないんだよ。汁物は先の切れ込みからこぼれるし、刺すには歯が短すぎる。でもハイになってるときなら、「スプーンとフォーク、くっつけちゃえばよくない?」が史上最高のアイデアに思えたんだろうな。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
残念ながら、大まじめに特許まで取った人がいる。スプーンとフォークとナイフを1本にまとめた食器の特許が、1874年にはもうアメリカで認められてるんだ。出願したのは医者だよ。
150年も前から、人類は食器を合体させたくて仕方なかったらしい。
※ 1874年、米国の医師サミュエル・W・フランシスが、スプーン・フォーク・ナイフを一体にした食器で特許を取得した。英語で先割れスプーンを指す「スポーク(spork)」という呼び名が使われるようになるのは、もっと後のこと。
3. 名無しのReddit住民
アコーディオン。
発明した人の頭の中は、絶対こうだったと思う。「もしスーツケースが叫べたらどうだろう?」
で、本当に作っちゃった。引っぱったり押しつぶしたりすると大声を出す箱なんて、まともな企画会議なら最初に落とされるやつだよ。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
笑ったけど、あれは名発明だと言わせてほしい。
一人でメロディと伴奏を同時に鳴らせて、電源もいらない。抱えていけば、どこでもその場が宴会になる。叫ぶスーツケース、実はめちゃくちゃ有能なんだよ。
5. 名無しのReddit住民
冗談抜きの例をひとつ。
PCR法を発明して1993年にノーベル化学賞を取ったキャリー・マリスは、こう語ったとされてるんだ。「LSDをやっていなかったら、PCRを発明できたか? かなり疑わしいね」
DNA鑑定も、遺伝子の検査も、のちの新型コロナの検査も、この技術が土台になってる。
※ キャリー・マリス(1944〜2019):米国の生化学者。ごくわずかなDNAを短時間で大量に増やすPCR法を考案した。若いころにLSDを使っていたことは、本人が自伝やインタビューで公言している。上の発言は広く引用されていて、1997年に英BBCの番組で語ったものとされるが、放送そのものまでは確認できていない。
6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
一応つけ加えておくと、PCRのアイデアがひらめいたのは1983年のある金曜の夜、山小屋へ向かって車を走らせてる最中だったって、本人がノーベル賞の講演で話してるよ。
そもそも毎日DNAを扱ってた研究者だから出てきた発想なわけで。俺たちが酔っぱらって思いつくのは、せいぜい食べきれない量の夜食を注文することくらいだ。
7. 名無しのReddit住民
タコベルのドリトス・ロコス・タコス。
タコスの皮を、まるごと巨大なドリトスにしてしまうという発想だよ。深夜、腹を空かせた誰かが「皮もスナック菓子でよくない?」と言い出した光景が、ありありと目に浮かぶ。
※ ドリトス・ロコス・タコス:米国のタコス・チェーン「タコベル」が2012年に発売した商品。具を包む硬い皮が、チーズ味のスナック菓子「ドリトス」でできている。
8. 名無しのReddit住民
『テレタビーズ』。
お腹にテレビ画面がついた4色の生き物が、赤ちゃんの顔をした太陽に見守られながら、同じ映像を「もう一回!」と2回続けて見る番組だぞ。企画書を書いた人がしらふだったとは、どうしても思えない。
※ 『テレタビーズ』:英BBCが1997年に放送を始めた幼児向け番組。日本でも放送された。
9. 名無しのReddit住民
『スター・ウォーズ』のクリスマス特番って、発明に入る?
入るなら1票。あれを作った人たち、どう考えてもしらふじゃなかっただろ。
※ 1978年に米国で1度だけ放送されたテレビ特番『スター・ウォーズ ホリデー・スペシャル』のこと。チューバッカの家族が故郷で祝日を迎えるという筋書きに、歌やコントが次々と挟まる。評判は散々で、全編が公式に再放送・ソフト化されたことはない。
10. 名無しのReddit住民
ラバライト。
色のついた液体の中を、ロウのかたまりがぼよーんと浮いたり沈んだりする。それを眺めるだけの照明だよ。部屋はろくに明るくならないし、何の役にも立たない。考えた人も、1時間ぼーっと眺めてる人も、たぶん同じ状態なんだと思う。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
気になって調べたら、当たらずとも遠からずだった。
考案したのはイギリス人で、パブのコンロの上でぶくぶくやってた手作りのゆで卵タイマーを見て思いついたらしい。少なくとも、ひらめいた現場は酒場だ。
※ ラバライトは英国のエドワード・クレイヴン・ウォーカーが考案し、1963年に発売した。パブで見かけた、カクテルシェーカーで作られた手作りのエッグタイマーが着想のもとになったとされる。
12. 名無しのReddit住民
クロックス、着る毛布、エアフライヤー、ケチャップ。
穴だらけのサンダルに、袖のついた毛布だぞ。説明だけ聞いたら、どれも深夜のうわごとだよ。それが今じゃ世界中の家にあるんだから、世の中わからない。
※ 着る毛布:袖のついた毛布。米国では「スナギー(Snuggie)」という商品が、2008年ごろにテレビ通販のCMをきっかけに大ヒットした。
13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
クロックスは濡れ衣だって。あれはもともと、ボートの上で履く靴として2002年に売り出されたんだよ。濡れた甲板でも滑りにくくて、穴から水が抜ける。ちゃんと理由のある形なんだ。
見た目のせいで一生「酔って作った靴」扱いされてるのは、ちょっと気の毒。
14. 名無しのReddit住民
30秒で味がなくなる風船ガム。
作った本人も試しに噛んでみて、「まあ、いっか」で済ませたとしか思えない。そのあと延々と、味のしないゴムを噛まされるこっちの身にもなってくれ。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
逆に考えてみて。あれがしらふの会議で「30秒で十分です、そのほうが次の1枚に手が伸びますから」と決まってたとしたら?
酔った勢いであってくれたほうが、まだ救いがある。
16. 名無しのReddit住民
『スポンジ・ボブ』。
海の底で暮らす黄色い四角いスポンジが、パイナップルの家から出勤して、ハンバーガーを焼く。親友はヒトデで、ご近所には潜水服を着たリスが住んでる。この設定をしらふで会議に出せる人、いる?
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
それが、作者はもともと海の生き物のことを教えてた先生なんだよ。授業のために描いた学習まんががあって、そこに出てくるスポンジがスポンジ・ボブの原型。
つまりあれは、専門家が本気でふざけた結果なんだ。
※ 原作者のスティーヴン・ヒーレンバーグは、アニメの世界に入る前、米カリフォルニア州の海洋教育施設で海洋生物学を教えていた。そのとき描いた教材用のまんがの登場キャラクターが、のちに番組の元になった。
18. 名無しのReddit住民
ターダッキン。
七面鳥の中にアヒルを詰めて、そのアヒルの中にさらに鶏を詰めて焼く料理だよ。「鳥の中に鳥を入れたら、もっとうまいはず」なんて、酔っぱらい以外の誰が言い出すんだ。
※ ターダッキン:骨を抜いた鶏をアヒルに、それをさらに七面鳥に詰めて丸ごと焼く米国の料理。名前は七面鳥(turkey)、アヒル(duck)、鶏(chicken)をつなげたもの。
19. 名無しのReddit住民
上に乗るだけで「1週間で脂肪がブルブル落ちる!」っていう、あのマシン。
思いついた人も、会議で通した人も、全員どこかおかしくなってたとしか思えない。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
白状すると、深夜の通販番組で見て、酔った勢いで注文したことがある。
翌朝には注文したことすら忘れてて、届いた箱を見て固まった。3日で洗濯物かけになったよ。あれは作る側じゃなくて、買う側が酔ってる発明だと思う。
21. 名無しのReddit住民
うちの住宅地の管理組合の規約。
あれを決めた人たちがどれだけハイだったのか知らないし、正直なところ知りたいとも思わない。
※ 米国の住宅地には、住民でつくる管理組合(HOA)がある所が多い。芝生の長さや外壁の色、ゴミ箱を出しておける時間まで規約で細かく決められ、破ると罰金を取られることもあるため、愚痴の定番になっている。
22. 名無しのReddit住民
多要素認証。
パスワードを入れたのに、さらにスマホに届いた6桁の数字を打ち込めって、どんな状態で思いついたんだよ。こっちのスマホは毎回、別の部屋で充電中なんだぞ。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
あれは大まじめに考え抜かれた発明だよ。パスワードが漏れたのに、あの6桁のおかげでアカウントを乗っ取られずに済んだことが実際にある。
面倒くさいのは認める。でも、酔っぱらいの思いつきと一緒にするのはやめてあげて。
24. 名無しのReddit住民
ペットロック。
ただの石を「ペットです」と言い張って、箱に入れて売ったやつ。あんなの、酒の席の冗談をそのまま商品にしたとしか思えない。
※ ペットロック:1975年に米国で流行した商品。空気穴のあいた箱にわらを敷き、石を「ペット」として入れて売った。考案した広告業のゲイリー・ダールは、バーで友人たちがペットの愚痴をこぼすのを聞いていて思いついたとされ、約150万個が売れた。
25. 名無しのReddit住民
発明かどうかは置いといて、カモノハシ……。
くちばしがあって、卵を産むのに乳で育てて、オスは毒まで持ってる。余ったパーツを深夜のノリで全部くっつけた、としか説明がつかない。
26. 名無しのReddit住民
ペッツのケース。
キャラクターの頭を後ろにカクンと倒すと、首のところからお菓子が1粒出てくる。「喉から出すことにしよう」と決まった瞬間、会議室の誰かは絶対に笑いをこらえてた。
※ ペッツ:オーストリア生まれの粒状のキャンディ。キャラクターの頭がついた細長いケースに入っていて、頭を倒すと1粒ずつ出てくる。日本でも売られている。
27. 名無しのReddit住民
チートス用の箸。
指がオレンジ色の粉まみれになるのを防ぐために、スナック菓子を箸でつまむんだ。食べ終わってから手を洗う、という選択肢が頭から消えてないと出てこない発想だよ。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
日本だと、ポテトチップスを箸で食べる人がわりと普通にいるって聞いたぞ。ゲームのコントローラーやキーボードを汚さないためらしい。
向こうでは発明じゃなくて、ただの生活の知恵なんだよ。
29. 名無しのReddit住民
ルービックキューブ(笑)
色のそろった立方体をぐちゃぐちゃに回して、それを元に戻すだけ。しかも考えた本人が、最初は自分で戻せなくて困ったって聞いた。それ、完全に酔っぱらいのやらかしだろ。
※ ルービックキューブ:1974年、ハンガリーで建築を教えていたエルノー・ルービックが考案した。本人も、初めて色をばらばらにしたあと、元に戻すのに1か月ほどかかったという。
30. 名無しのReddit住民
ハイな人たちって、実はいろんなすごい物を発明してるんだよ。
ただ残念なことに、ああいう状態だと記憶があやしくなるから、実際に作るのを忘れちゃうんだ。
……いや、違ったかな。忘れた。
まとめ
挙がった品を見渡すと、「しらふでは思いつかない」と言われる発明には型があることが分かります。ひとつは先割れスプーンやターダッキンのように、すでにある物どうしを合体させたもの。もうひとつはラバライトやペットロックのように、役に立たないことそのものが売りになっているものです。面白いのは、冗談で名指しされた品の中に、パブで着想を得たとされるラバライトや、バーでの雑談から生まれたとされるペットロックのように、本当に酒場が出発点だった例が混じっていたこと。一方で、ボート用の靴として生まれたクロックスや、海の生き物を教えていた先生が描いたスポンジ・ボブのように、変に見える物ほど裏に大まじめな理由がある、という反論もありました。突飛な思いつきと世界中に広まる発明は、案外紙一重なのかもしれません。皆さんは、「これは絶対しらふで考えた物じゃない」と思う発明、何か思い浮かびますか?

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