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海外「30歳未満の患者にステージ4の大腸がんを告げた回数が多すぎる」ベテラン医療者が感じる、Z世代で昔より増えた病気とは

海外「30歳未満の患者にステージ4の大腸がんを告げた回数が多すぎる」ベテラン医療者が感じる、Z世代で昔より増えた病気とは ライフスタイル・日常

何十年も現場に立ってきた医師や看護師に「Z世代で、昔より明らかに増えたと感じる病気や症状は?」と聞いたスレッド。不安障害や過敏性腸症候群、20代の大腸がん、スマホ首、ベイプの話から、紙カルテに切り替えたとたん若手看護師の綴りが怪しくなった、という思わぬ弱点まで、いろいろな話が集まった。ただ、答えているのは医療者だけではなく、家族や知り合いから聞いた話もかなり混ざっている。あくまで現場の体感として読んでほしい。研究で裏付けのある話には注で補足を入れ、根拠がはっきりしない話にはそう書いてある。なおZ世代はおおむね1990年代後半〜2010年代前半生まれで、いちばん上はもう30歳が目前だ。

元スレッド:r/AskRedditより

海外の反応

1. 名無しのReddit住民
不安障害とIBS。この2つがぶっちぎり。腸と脳がつながってるって話は本当にあるし、今の若い子たちは、何の備えもないまま、とんでもない量のストレスに四六時中さらされてる。あと、自己免疫系の病気が昔より若いうちから出てくるようになった。

※ IBS(過敏性腸症候群):検査では異常が見つからないのに、腹痛や下痢・便秘をくり返す病気。ストレスで悪化しやすく、腸と脳が互いに影響し合う「脳腸相関」が関わっているとされる。日本でも珍しい病気ではない。

2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
IBSと免疫の病気を両方抱えてる身として言うと、ストレスもあるんだろうけど、食べ物の問題も絶対あると思う。20年後に「広く使われてたあの添加物が腸をダメにして、体全体の健康まで壊してました」って判明しても、自分は驚かない。

3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
不安障害とIBSにまみれたミレニアル世代だけど、このスレ読んでたら、なんだか✨若返った✨気がしてきた。

4. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
考えてみると不思議なんだよね。冷戦も、あちこちの代理戦争も、政府の陰謀や汚職も、核戦争で全滅するかもしれない恐怖も、全部くぐってきた上の世代のほうがよっぽど不安だったはずなのに。結局、違いは世界中のあらゆることが目に入ってくるかどうかなんだと思う。スマホとSNSは、ありがたくもあり、呪いでもある。

5. 名無しのReddit住民
うちの病院でシステムが落ちて、紙のカルテで回すことになったんだよ。そしたらZ世代の看護師は、自動修正なしだと誰ひとりまともに綴りが書けなかった。

6. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
患者側だけど、若い看護師が薬や病名をうまく発音できない、綴れないってのは自分も感じてて、おかげで自分のカルテは間違いだらけになった。
前に看護師が自信満々に「えーと、”ハイドロ塩素”を飲んでるんですよね?」って聞いてきたから、「はい、ヒドロキシクロロキンです」って答えたの。
そしたらムッとした様子で、当たり前でしょって口調で「ええ、”ハイドロ塩素”ですよね」

7. 名無しのReddit住民(>>5への返信)
これは世代関係なく全員だと思うな。国語(英語)はずっといちばん得意な科目だったのに、最近は自分でも綴りが怪しくなってきたのに気づいた。大したレベルじゃないけど、それからはスマホの自動修正に任せきりにしないで、ちゃんと正しく打ててるか自分で確かめるようにしてる。

※ ヒドロキシクロロキン:もとはマラリアの薬で、今は全身性エリテマトーデス(SLE)など自己免疫の病気の治療にも使われる。英語では hydroxychloroquine。看護師は、これを塩素(chlorine)のような別物の名前で言い続けていた。

8. 名無しのReddit住民
親戚が角膜専門の眼科医から聞いた話なんだけど、若い人のドライアイがすごく増えてるんだって。画面を見つめてるとまばたきの回数がガクッと減るのが主な原因らしい。ここに出てる他の病気ほど深刻じゃないけど、面白いなと思った。だからパソコンでもタブレットでもスマホでも、見てる間は目のためにもっとまばたきしてあげてね。そう、今これを読んでるあなた。はい、まばたき!

9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
ああ、例の”Z世代の凝視”ってやつね。レジで話しかけても返事をせずに、無表情でじっとこっちを見てくる。あれ、まばたきするのを忘れてただけだったのか。

※ Z世代の凝視(Gen Z stare):2025年ごろ英語圏のSNSで話題になったネットミーム。接客中などに話しかけられた若者が、返事をせず無表情でじっと見つめ返す様子を指す。

10. 名無しのReddit住民
腫瘍科でナースプラクティショナーをやってる。30歳未満の患者にステージ4の大腸がんを告げた回数が、どう考えても多すぎる。

11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
引っ越して、新しいかかりつけ医で初めて健康診断を受けたとき、トイレ(大きいほう)のちょっとした不調を話したんだ。そしたら言い終わる前に「大腸内視鏡。君くらいの年齢でがんになる人が多すぎる」って即決された。結果は異常なしだったけど、真剣に取り合ってくれたのは本当にありがたかった。

※ ナースプラクティショナー(NP):アメリカなどにある上級看護師の資格で、一定の範囲で診断や薬の処方まで行える。
※ 50歳未満で発症する大腸がんは世界的に増えている。米国がん協会の研究チームが50か国・地域のデータを調べたところ、27か国で25〜49歳の発症率が上がっていた(英医学誌ランセット・オンコロジー、2024年)。米国では2021年に、大腸がん検診を始める推奨年齢が50歳から45歳に引き下げられた。原因ははっきりしておらず、肥満や食生活、腸内細菌の変化などが調べられている。なお、若い世代で増えているといっても、患者の数そのものは高齢層よりずっと少ない。日本の自治体の大腸がん検診(便潜血検査)は40歳以上が対象。

12. 名無しのReddit住民
18歳です。寝る直前にこのスレを開いた自分をほめてあげたい。おかげで今、大腸がんが怖くて眠れる気がしない。

13. 名無しのReddit住民(>>12への返信)
食物繊維は友達。べつに極端なことはしなくていいよ。半分くらいは好きなものを食べて、残り半分を普通に健康的な食事にしとけば十分。あとは豆をもっと食べな。それだけで、同年代のほとんどより健康になれるから。

14. 名無しのReddit住民
頭が前に突き出た姿勢と、首の骨の関節炎。昔はお年寄りにしか見なかったのに、今は若い子で普通に見る。まあ、どうぞそのままスマホを見続けてください。おかげでこっちは食いっぱぐれないので。

15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
ほんとそれ。今どきの19歳の半分は、80歳の靴職人みたいな背骨をしてる。一日中うつむいて靴を縫ってきた人と同じ角度で、朝から晩まで画面をのぞき込んでるんだから当然だよ。

※ 日本でも「スマホ首」「ストレートネック」と呼ばれて話題になる状態に近い。うつむいた姿勢を長く続けると、首や肩に大きな負担がかかる。

16. 名無しのReddit住民
ベイプ依存。毎日吸い続けて完全にニコチン中毒になると、食欲がゼロになる。だいたい不安障害もセット。うちで多いのは、ガリガリに痩せた若い男が「食欲がない」「飲み込みにくい」って来て、調べてみたら好酸球性食道炎だった、ってパターン。

※ ベイプ:電子たばこのこと。アメリカやイギリスでは、ニコチン入りのリキッドを使うタイプが若者に広く出回っている。日本ではニコチン入りのリキッドは医薬品の扱いになるため国内では売られておらず、出回っているのはニコチンなしのものや加熱式たばこが中心。

17. 名無しのReddit住民
好酸球性食道炎と、ステージ4の大腸がん。自分が見てきた範囲だと、若い患者でこの2つは本当に増えた。

18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
うちの家族には、みんなで”ミープ”って呼んでる症状がある。食事中とか食後、急に立ち上がったときに勝手に息が詰まって、コルク栓がポンと抜けるみたいに空気が戻るんだけど、その瞬間に甲高い声で「ミープ!」って鳴るの。しゃっくりの前半だけ、みたいな音。頑張れば「フッ」くらいに抑えられるけど、全力で出ると、大の男でもアニメの萌えキャラみたいな声になる。
父と女きょうだいは好酸球性食道炎がかなり重くて、しょっちゅう食道を風船で広げる処置を受けてる。それに比べたら、ミープだけで済んでる自分は恵まれてるほう。ちなみにその女きょうだいは、コショウやシナモンがほんの少し入ってるだけで唇が荒れて割れる。シナモンのない人生、想像できる?

※ 好酸球性食道炎(EoE):白血球の一種である好酸球が食道にたまって炎症を起こす病気。食べ物が飲み込みにくい、胸につかえるといった症状が出て、アレルギーとの関係が深いとされる。独立した病気として報告され始めたのは1990年代と比較的新しく、内視鏡で組織を採って調べる検査が広まったことで、見つかりやすくなった面もあるとされる。

19. 名無しのReddit住民
身内にERの看護師がいるんだけど、20代前半の女の子の膀胱炎が手に負えないくらい増えてるって。それも普通のやつじゃなくて、腎臓まで上がっちゃってるやつ。仕事中に9時間トイレを我慢したとか、受診まで3日待ったとか。先月は、昔なら抗生物質をちょっと飲めば済んだはずの状態から、23歳の子があやうく敗血症になりかけたらしい。みんな体のサインを無視しちゃうんだよね。忙しすぎるか、お金がなさすぎて、救急になるまで放っておく。

20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
ほんとそれ。しかも、どうにかしようとするとめちゃくちゃ疲れるんだよ。「膀胱炎っぽいな、でも明日から4日連続で仕事」→かかりつけ医の空きは明日の昼12時の1枠だけ、でも早退はできない→仕事終わりにERへ行けば深夜まで帰れないのに、翌朝は6時起き。そもそもERで6時間も待ちたくない(自分が後回しにされるのは当然だって分かってるけど)→2日後なら早退できるかもしれない、でも4時間分の給料が飛ぶ→オンライン診療なら抗生物質を出してもらえるけど50ドルかかる。50ドル浮かせるのと、ERで6時間つぶしたり職場で怒られたりするのと、どっちがマシ? 簡単な答えなんてない。持病のせいで膀胱炎になりやすい身としては、本当にうんざりする。

21. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
3日? 自分なんて、急にできた見た目がヤバそうなほくろを診てもらおうと電話したら、予約が取れたのは3か月後だったよ。医療が行き届いてないのも、高すぎて手が出ないのも、こっちのせいみたいに言わないでほしい。

※ 膀胱炎を放っておくと、細菌が腎臓まで上がって腎盂腎炎になり、さらに重くなると血液に細菌が回る敗血症につながることがある。
※ アメリカでは、かかりつけ医の予約が数日〜数週間先になるのは珍しくなく、ER(救急外来)は待ち時間が長いうえ、加入している保険によっては自己負担もかなり高くつく。休めばそのぶん給料が減る働き方も多い。日本のように、具合が悪ければその日のうちに近所の内科にかかる、という受診がしにくい事情がある。

22. 名無しのReddit住民
母は80年代からずっとERで働いてて、運ばれてきた患者に最初に対応して、緊急度を振り分けるトリアージの担当。その母いわく、2000年より前は若い人の腎臓結石なんて一度も見たことがなかったって。40代以上がなる病気だったのに、今は若い人が結石で来るのも珍しくないらしい。母はエナジードリンクのせいだと思ってるけど、本当のところは分からないとも言ってる。とにかく、ここ数十年で何かが変わったのは確か。ちなみにうちはスウェーデン。

23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
20代で腎臓結石やったけど、原因はエナジードリンクだったよ! 医者に1日何本飲んでるのか聞かれて、正直に答えたら無言で何かメモされた。

※ 若い世代の結石が増えているという報告は実際にある。米サウスカロライナ州の約460万人分のデータを調べた研究(2016年)では、1997〜2012年に尿路結石の発症率が全体で16%上がり、とくに10代の伸びが大きかった(年4.7%)。研究者は、水分不足や塩分の多い食事などを要因の候補に挙げている。エナジードリンクとの関係ははっきりしていない。

24. 名無しのReddit住民
MCAS、POTS、それに遺伝子検査では出てこないタイプのEDS。どれもやたらと増えた。正直、本当は別の原因で起きてる不調に、複雑な病名を貼り付けちゃってるんじゃないかと思ってる。

25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
うちの娘は血管型のEDSで、23歳で脳卒中を起こした。だから「私EDSなんだよね、ほら体めっちゃ曲がる(笑)」みたいなノリの人を見ると、本気でイラッとする。

26. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
過剰運動型のEDSには、遺伝子マーカーがまだ見つかってなくても、ちゃんと客観的な診断基準がある。条件はかなり細かくて満たすのも難しいから、医者を言いくるめて診断してもらえるようなものじゃない。増えて見えるのは、長年ほったらかしにされてきた病気を、何十年もの研究と患者たちの働きかけのおかげで、医療がようやく認識し始めたからだよ。あと主治医が言ってたけど、コロナにかかってEDSや自律神経の症状が悪化した患者がものすごく多くて、それで初めて原因を探し始めた人も多いんだって。

※ POTS(体位性頻脈症候群):立ち上がると脈が急に速くなり、めまいや強いだるさが出る病気。コロナ感染後に発症・悪化した例が多く報告されている。
※ EDS(エーラス・ダンロス症候群):関節が柔らかすぎる、皮膚がよく伸びるといった症状が出る生まれつきの病気で、いくつかのタイプがある。多くのタイプは原因遺伝子が分かっているが、患者の多い過剰運動型(hEDS)だけはまだ見つかっておらず、症状と診察で診断する(2017年に国際的な診断基準が見直され、以前より厳しくなった)。血管型は血管や臓器が裂けやすく、命に関わることがある。
※ MCAS(マスト細胞活性化症候群):アレルギー反応に関わる免疫細胞が過剰に働いて、じんましんや腹痛、動悸などをくり返す病気。
どれも「SNSで自己診断が広がっている」と批判される一方で、「医師に長く見過ごされてきた」という患者側の声も強く、スレでも意見が割れていた。

27. 名無しのReddit住民
ケタミン膀胱炎。どんどん増えてるし、一生付き合うことになる、生活がめちゃくちゃになるレベルの後遺症が残る。患者に話はしてみるんだけど、まず響かない。

※ ケタミン:麻酔薬として使われる薬。乱用するとケタミン膀胱炎を起こすことがあり、膀胱の壁が傷ついて縮み、激しい痛みや頻尿、失禁、血尿が出る。重いと元には戻らない。イギリスでは若者の乱用が問題になっていて、2025年5月にはリバプールの小児病院に国内初の専門外来ができ、13歳の子どもも紹介されてきていると報じられている。日本では麻薬に指定されている。

28. 名無しのReddit住民
医院の事務長を数年やってる。10代後半から20代前半の患者は、とにかく胃腸の不調が多い。腹痛とか大腸炎とか。あと自分の説だけど、たぶんコロナ以降、若い人は自分の健康にすごく敏感になった。ささくれ一つで来たり、診てみたら何ともなかったり。逆にX世代を病院に来させるのは至難の業で、来るのはGLP-1の処方か、ザナックスのおかわりのときくらい。

※ GLP-1:もとは糖尿病の薬で、今は肥満治療にも広く使われている注射薬(オゼンピック、ウゴービなど)。ザナックス:アメリカでよく処方される抗不安薬で、成分名はアルプラゾラム。日本では「ソラナックス」「コンスタン」の名前で処方されている。X世代はおおむね1965〜1980年生まれ。

29. 名無しのReddit住民
医師です。ここに挙がってるものの大半は、実際に増えてるという信頼できる証拠がない。増えてると分かってるのは、自己免疫疾患の全体、乳がん(診断数は増えてるけど、死亡は減ってる)、それに40歳未満の大腸がんくらい。ただ大腸がんも、もともと若い人ではまれな病気だったから、それなりに増えたところで実際の患者数が爆発的に多いわけじゃない。
追記:アメリカの肥満も入れておくべきだった。

30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
タイトルでは医者と看護師に聞いてるのに、上位コメントの8割は医療と関係ない人の感想と「友達が言ってたんだけど」なんだよな。実にRedditらしいスレだよ。

まとめ

挙がった話は、大きく3つに分かれていた。ひとつは、スマホ首やドライアイ、ベイプ、エナジードリンクのように、今の生活スタイルと結びつけやすい不調。ふたつめは、若い世代の大腸がんのように、現場の体感と研究のデータがはっきり重なる話。みっつめは、POTSやEDS、好酸球性食道炎のように、「本当に増えたのか、それとも見つかるようになっただけなのか」で意見が割れる話だ。28番の事務長が言うように、若い世代ほど気になればすぐ受診するのなら、それだけでも診断の数は増える。29番の医師が釘を刺したとおり、体感と統計は分けて考える必要がある。

読んでいて目立ったのは、原因を若者本人より、彼らを取り巻く環境に求める声が多かったことだ。19〜21番の膀胱炎の流れでは、「体のサインを無視している」という見方に対して、予約が取れない、仕事を休めない、受診にお金がかかるという反論が返ってきた。受診のハードルが高いアメリカならではの事情ではあるが、忙しくて病院を後回しにする感覚は、日本の若い世代にも覚えがあるはずだ。日本の大腸がん検診は40歳からなので、それより若い人は、気になる症状があれば年齢を理由に様子見しすぎないほうがいいだろう。皆さんの周りでも、若い世代に増えたと感じる体の不調はありますか?

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