会社をクビになること自体つらいのに、世の中には「どうやってそれを知ったか」でもう一度傷つく人たちがいる。共有カレンダーに入った自分の退職予定、突然真っ黒になった社用PCの画面、出社したら自分の席に座っている見知らぬ人。海外の掲示板に集まった「いちばん残酷な形で解雇を知った瞬間」は、笑ってしまうほど理不尽で、でもどこか他人事じゃなかった。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
ニューヨーク州西部の絶縁体工場で働いてた知り合いの話。金曜の午後にいきなり大規模リストラが発表されて、その日のうちに失業保険を調べて履歴書まで磨き始めたらしい。そしたら同じ日に電話が来て「君の名前は手違いで載った、月曜から戻ってきて」。素直に出社したら「あの手違いは手違いじゃなかった」って、もう一回クビにされたって。地獄すぎる。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
一回の解雇でも立ち直るのに時間がかかるのに、希望を持たせてから二回目って精神的に一番えぐいやつじゃん。月曜の出社、どんな気持ちでハンドル握ってたんだろう。
3. 名無しのReddit住民
うちの母の話。給与の小切手を仕分けする仕事をしてて、社内で二枚に分けて小切手が出るのは解雇のときだけだったんだ。仕分けの途中で、自分の名前のところに二枚あるのに気づいた。それで全部悟ったって。15年も勤めた会社にそんな形で知らされて、当時の母を思うと今でも悲しくなる。
4. 名無しのReddit住民
前の職場の上司が、俺にポジションを譲る形で切られたんだ。いい人だったから本当に嫌だった。数か月後、その人が転職先からメールをくれて「うちで給料上げて働かないか」って。二週間前に退職届を出して移った。再会できて嬉しかったよ。で、2年後にうちの会社が買収されて、向こうの人間に置き換えるリストラが始まった。ある日、その上司と工場長が俺のラボに来て、深刻な顔で「買収の関係で多くの人に辞めてもらってる」と。俺はもうポケットの中で鍵をしまい始めてた。そしたら「残念だが…君を雇ってくれたあの上司が解雇になった。だから君が彼の仕事を引き継ぐ」って。二回も同じ人のおかげで生き残るとか、複雑すぎる。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
その上司、二回もあなたを引っ張り上げて二回とも自分が消えるって、運が悪すぎるけど人としてはめちゃくちゃ良い人じゃん。頭を下げて立ってる描写のところで切なくなった。
6. 名無しのReddit住民
バーで働いてたとき、シフトに行ったら扉に鍵がかかってた。営業時間なのに真っ暗。あとで分かったけど店ごと畳まれてたんだよね。一応店長の名誉のために言っておくと、店長も知らされてなかった。経営側が現場に何も言わずに閉めるって、普通にあるんだなって学んだよ。
7. 名無しのReddit住民
大学で働いてたときの同僚の話。事務所に座ってたら、学長秘書が無言で窓の寸法を測り始めたらしい。「何してるの?」って聞いたら「新しいカーテンの採寸です」。「へえ、僕の部屋に新しいカーテンが入るんだ?」って返したら、秘書がひと言「いえ、あなたのじゃないです」。それで全部察したって。じわじわ来る怖さ。
8. 名無しのReddit住民
5年間カークラブの副会長をやってたんだけど、サイトに告知を載せようとログインしたら、トップに「新しい副会長を紹介します」って出てた。本人に何も言わずに差し替えるかね。今でもイベントには顔を出すけど、もうそいつらとは一切口をきいてない。
9. 名無しのReddit住民
うちの受付の子は、人事が共有カレンダーに「○○さんの退職」ってうっかり入れてたのを本人が見て知った。まだ誰も本人に伝えてない段階でだよ。共有設定のミスで自分のクビを知るって、デジタル時代の新しい残酷さだと思う。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
カレンダー共有でバレるの、地味だけど一番じわじわ来るやつ。しかも「退職」って予定として淡々と入ってるのが事務的で、余計こわい。
11. 名無しのReddit住民
スピリット航空の件の伝え方はかなり残酷だったと思う。「はい、ということで今この瞬間から会社は存在しません。なので皆さんもう仕事はありません」みたいな空気だったらしい。何千人もいる従業員に、その通告の仕方はないだろって。
※ スピリット航空:アメリカの代表的な格安航空会社(LCC)。経営難で大規模な人員整理や運航縮小が報じられた。
12. 名無しのReddit住民
上司が「近くを通るから」って理由で、空港で当日いきなりミーティングを設定してきた。しかも「ノートPCを必ず持ってきて」ってわざわざ念押し。空港まで呼び出して機材を回収する気満々じゃん。向かう前から答えは出てたよね。
13. 名無しのReddit住民
料理学校に通いながらカントリークラブで見習いコックをやってた。グリルの開業日に、新人の女の子と二人で客500人を12時間さばいたんだ。ヘトヘトになった終わりに上司が「後任の研修お疲れさん、君はクビね」って。あの子、俺の代わりだったのかよ。モート、お前のことは一生許さない。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
知らずに自分の後任を仕込まされてた上に、12時間こき使ってから告げるって、モートの性格の悪さが完璧すぎる。最後の「許さない」に全部詰まってて笑った。
15. 名無しのReddit住民
10代の頃ナイトクラブで働いてた。土曜の通しシフトを朝3時までやり切ったあと、全員ダンスフロアに集められて「今日で閉店、もう君らに仕事はない」って。しかも「今夜のシフト分の給料も払わない」とまで言われたんだ。そりゃもう、固定されてない物は全部持ち帰らせてもらったよ。
※ アメリカの多くの州は「随意雇用(at-will)」で、雇用主は理由を示さず即日解雇できる。ただし働いた分の賃金の不払いは別問題で、違法になり得る。
16. 名無しのReddit住民
職場の天敵が、ある朝ニコニコしながらドアを開けてくれたんだ。あいつも丸くなったのかなと思ったら、PCにログインできなくて、それで自分がクビだと悟った。58歳のときだよ。後で分かったけど、上司は俺より先に建物中の全員に伝えてた。最後に知らされるのが本人ってどういうことだよ。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
天敵がニコニコでドアを開けてくれた時点で答えは出てたの、後から考えると本当にきつい。本人だけ最後に知らされるパターン、この手の話で一番多い気がする。
18. 名無しのReddit住民
会社一筋で34年と364日。あと1日で35年だったのに。外回りのポジションだったんだけど、午前9時45分に電話が一本かかってきて「君のポジションは廃止になった。以上。社用車は今からレッカーで回収する」って。握手もなし、ねぎらいの一言もなし。まあ、退職金だけはしっかり出たから…そこは救いだったけど。
19. 名無しのReddit住民
全員が休憩室に呼ばれて、入る人から順に退職パッケージを手渡された。うちは妻も同じ会社にいたんだけど、その日は息子の転校初日で休みを取ってた。だから妻にクビを伝えるのは俺の役目になった。初めての家を買った一週間後、友人も家族も2時間離れた新しい町でだよ。一週間眠れなかった。子どもたちにはいつも言ってる、会社に義理立てする必要はない、もっと良い話が来たら迷わず行け、向こうは君のことなんて気にしてないからって。
20. 名無しのReddit住民
知り合いのディレクター職の人は、勤務表を盛ってたのがバレた。会社が入館記録とログインデータを突き合わせて、申告した時間に出社してなかった証拠を固めてたんだ。年次評価の面談に行ったら、上司のほかに人事が3人も同席してたらしい。映画でマフィアが粛清される、あの場面みたいな空気だったって。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
自業自得ではあるけど、面談に行ったら人事が3人スタンバイしてる絵面の圧がすごい。本人もドアを開けた瞬間に終わったと察しただろうな。
22. 名無しのReddit住民
クビになったわけじゃないけど、勤めてたスタートアップがある日「今月は給料が払えません」ってメールを送ってきた。「資金調達を頑張ってるので、無給でもこのまま働き続けてくれると助かります」って。うん、ちゃんと働き続けたよ——自分の履歴書をね。
23. 名無しのReddit住民
自分の結婚式の2時間前に、世界でも有数の物価が高い都市で、年収数千万の仕事をクビになった。しかも直前に1000万円超の車を買ったばかり。式は予定通り挙げたけど、残り3日間の滞在が地獄みたいに楽しくなかったわ(笑)。
※ 原文は6桁ドル(年収10万ドル=約1500万円以上)の仕事と、7万ドル(約1000万円超)の車。為替により変動。
24. 名無しのReddit住民
予定通り産休に入った後にクビになった。大手百貨店でね(しかも自分は人事部所属だった、もう二度とやらない)。金曜に最後の事務処理をして「6週間後にまた」って同僚に挨拶して、机から観葉植物だけ持って帰った。普通に産休に入っただけ。なのに月曜、速達で「当社はあなたの雇用を本日付で終了する。今回の解雇は産休に優先する」って手紙が届いた。理由は一切なし。電話もメールも全部無視された。
※ アメリカは産休の有給・復職保障が日本より弱く、一定規模未満の企業では無給・無保障のことも多い。州によっては解雇理由の説明義務もない。
25. 名無しのReddit住民
カンダハルにいた請負スタッフの話。傭兵みたいな連中だったんだけど、ある日メール一本で「君はもう雇われていない」と解雇されて、戦地のど真ん中に置き去りにされた。帰りの航空券もなし、退職金もなし、その後どうしろの指示もなし。さすがにそれはないだろって。
※ カンダハル:アフガニスタン南部の都市で、長く紛争地帯だった。請負(コントラクター)は軍に同行する民間契約スタッフを指す。
26. 名無しのReddit住民(>>25への返信)
オフィスでメール一本の解雇でも十分えぐいのに、戦地で航空券なしの置き去りはレベルが違う。物理的に命の危険があるところで「はい終わり」はさすがに想像を絶する。
27. 名無しのReddit住民
病院のERに入って3週間、最後の研修シフトを終えた朝のことだった。8時から必須ミーティングって言われて、トレーナーと朝食を食べてから会場の大講堂に行ったら、50人以上がぎゅうぎゅうに詰まってた。スーツの5人が前に一列で並んで、深刻な顔。部屋がシーンとした瞬間「今この瞬間から、あなた方は当院の従業員ではありません」。すすり泣きが聞こえ始めた。人事に「じゃあなんで僕は採用されたんですか」と聞いたら「単なる手違いです」だってさ。武装した警備員に一人ずつ建物の外まで連れ出されたよ。
28. 名無しのReddit住民
知り合いがノースカロライナのバイオ企業で普段通り仕事してたら、何の前触れもなくPCの画面がいきなり真っ黒になって、「これまでのご貢献に感謝します」とだけ表示されたらしい。PCはロックされて、それ以外の連絡は一切なし。SF映画の処刑シーンかよって本人が言ってた。
29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
人を介さずに画面の文字だけで通告されるの、ある意味一番ディストピア感がある。「ご貢献に感謝します」の慇懃さが逆に冷たくて鳥肌が立った。
30. 名無しのReddit住民
逆のパターンを経験した。かなり前から余裕を持って「解雇する」と通告されてたんだ。最終出社日、上司に一本の電話がかかってきた。そのあと俺の部屋に来て「資金が延長されたんだけど、残ってくれない?」って。死刑執行の直前に州知事から恩赦の電話が来た、まさにあの感覚だったよ。2017年のことで、今もその会社で働いてる。
まとめ
30件を並べて見えてくるのは、「解雇された事実」そのものより、「最後に知らされるのが本人」という構図の残酷さだ。共有カレンダーの予定、ロックされた社用PC、自分の席に座る後任——会社のシステムは情け容赦なく先に動き、人間からの告知はいつも後手に回る。一方で、産休前夜にこっそり知らせてくれた誰かがいたり、土壇場で「残ってくれ」と電話が来たりと、組織の冷たさの隙間にちゃんと人の温度も残っていた。コメント欄でいちばん共感を集めていたのは「会社に義理立てするな、向こうは君を気にしていない」という一言。期待しすぎず、でも自分の働きには誇りを持つ——そのバランスを思い出させてくれるスレッドだった。皆さんは、自分や身近な人が「え、そんな知り方?」とクビを告げられた経験、ありますか?

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