「100年前は生きるのに欠かせなかったのに、今の子供に教えてもほぼ役に立たないスキルって何だろう?」——そんな問いがRedditに投げかけられ、薪ストーブの管理から馬の御し方、筆記体まで、世代をまたいだ生活技術の話が次々と集まった。
読んでいると「便利になったなあ」と思う一方で、当時の人たちが当たり前にこなしていた手間の多さに圧倒される。中には「いつかまた必要になるかも」という妙な不安をにじませる声まであって面白い。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
1920年代はまだ薪ストーブで料理してる人が多かった。簡単そうに聞こえるけど、近所のおじさんが台所のメインコンロに使ってて、あれは完全に生き方そのものなんだよ。薪を切って、積んで、台所まで運んで、火を起こして、空気の量を調整して、24時間絶やさず保つ。料理にたどり着くまでが本番だった。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
田舎住みだけど、薪ストーブを暖房のメインにしてる男と付き合ったことが何回かある。みんな決まって「もし君が一人のときのために」って火の付け方と薪のくべ方を教えてくれるんだよね。夜中に起きたらついでに薪をくべるし、朝は男が火を組む音で目が覚めるのが日常だった。
3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
「昔は良かった」って人は、朝食が斧を振るうところから始まって3時間早く起きてた現実を知るまでロマンを語るんだよな。笑
4. 名無しのReddit住民
うちの亡くなった母は1930年にバージニア南西部の炭鉱村※ 石炭を掘る労働者とその家族が暮らした集落。会社が住宅も店も握っていることが多かった。で生まれて、石炭ストーブと共に育った。あれを触っていいのは火を熾す父だけ。母はいつも「南部の夏に瓶詰め作業※ 旬の野菜や果物を煮て瓶に密封し長期保存する作業。火のそばで延々と続く重労働。であのストーブの前に立つまで本当の暑さは知らないよ」って言ってた。北部に引っ越してからは二度とやらず、何でも冷凍してたよ。
5. 名無しのReddit住民
今住んでる家は長年使われてなかった親戚の古い物件で、薪の料理用ストーブが残ってて運び出すのが大変だった。最初の冬は鋳鉄の暖房用ストーブを使ったけど、断熱なんてゼロ。停電したとき、その上でスープを煮たのはちょっといい思い出。
6. 名無しのReddit住民
80年くらい前に料理用ストーブを中心に設計された家に島で住んでた。後付けのガス暖房がまあひどくて高いもんだから、ある冬ルームメイトと「マッチ1本で点けた火を冬中絶やさない」って勝負をしたんだ。結局4ヶ月もたせた。薪割り斧がめちゃくちゃ上手くなって、昼に交代で家に戻って火の番をしてたよ。今でもあの島が恋しい。
7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
うちも暖房用の薪ストーブを冬は24時間つけっぱなしにしてる。これで料理までできたら最高なんだけどなあ。憧れる。
8. 名無しのReddit住民
馬と馬車にまつわること全般だね。御し方、手入れ、繋ぎ方、全部。100年前は生活の基本だったのに、今やほぼ消えた技術だよ。
9. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
「当時も車はあった」って言う人へ。あったけど移行はすごく緩やかだったんだよ。うちの中規模なカナダの都市では、1970年代初頭まで冬の牛乳は馬とそりで配達されてた。意外と最近まで残ってたんだ。
10. 名無しのReddit住民(>>8への返信)
ひいじいちゃんたち(農家)は1930年代までしっかり馬と馬車に乗ってた。車より先にトラクターを買ってたのが面白い。お気に入りの馬はフランクって名前で、町からの帰りにひいじいちゃんが馬上で寝ちゃっても、道を覚えてるフランクが無事に家まで連れて帰ってくれたって家族の語り草になってる。
11. 名無しのReddit住民
日常の移動手段として馬を扱う技術ね。100年前は生活の基本中の基本だったのに、今の子供が習ったら金持ちの趣味か、よほど特殊な世紀末に備えてるかのどっちかだよ。かっこいいスキルではあるけど、社会が変な方向に転ばない限り通学には使えないからなあ。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
ガソリン代がこれだけ上がってると、いっそ馬に戻ろうかと真剣に考え始めてる。免許もいらない、登録もいらない、保険もいらない。維持費が草だけで済むなら勝ちでは。
13. 名無しのReddit住民
父が子供の頃、牛乳配達のおじさんは会社に馬車からトラックに替えられたとき本気で嫌がってたらしい。馬は配達ルートを全部覚えてて、農場と農場の間でおじさんは居眠りできたんだって。トラックじゃそうはいかないもんね。
14. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
わかる。うちの祖母はネブラスカの田舎育ちで、私と姉が英国式の障害飛越※ 馬で柵を飛び越える馬術競技。ヘルメットや専用装備を着けて行うスポーツ。を始めたとき、まず「で、なんで?」って真顔で聞いてきた。それから知り合いで馬に頭を蹴られた人を片っ端から教えてくれたよ。世代差を感じた。
15. 名無しのReddit住民
すごく田舎の学区で1年働いてたとき、道路に牛が大量にいて遅刻したことがある。それを馬に乗って追い込んでたのが、うちの生徒だったんだ。私を見つけて帽子をちょいと持ち上げて挨拶してきた。あの子は私が一生かけてもなれないくらいかっこよかった。
16. 名無しのReddit住民
正直、車をやめて馬に戻れたらいいのにって思う。公共交通と救急と運送はそのまま車でいいから、それ以外はみんな馬。渋滞も排気ガスもなくなって、街がのんびりしそうじゃない?まあ無理なのはわかってるけど。
17. 名無しのReddit住民
手洗いや手回し洗濯機での洗濯だね。それと、昼用と夜用で全然違う服装のマナーを使い分ける作法。これは今やほぼ完全に意味をなさなくなった技術だと思う。
18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
洗濯機を史上最も重要な発明だと評価する人もいるくらいだよ。あれが女性の時間を解放したことが、社会進出につながった面はかなり大きいって。家事に縛られなくなって初めて他のことに手が回せるようになったわけだから、これは本当に大発明だと思う。
19. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
礼装のマナーって普段は全く役に立たないんだけど、いざというときだけ急に超重要になるんだよな。普段ゼロ、本番100っていう極端なスキル。
20. 名無しのReddit住民
無用とまでは言わないけど、もう誰も服を繕わなくなったよね。ほつれたら捨てて買い直すだけ。昔は穴をかがったりサイズを直したりする裁縫が当たり前だった。今は安い服が安すぎて、繕う手間をかける気にならないんだよ。靴下なんて1足が缶ジュースより安いし。
21. 名無しのReddit住民
1926年か……うーん、ちょうど過渡期だな。車のエンジンをクランクハンドルで手回しして始動させる技術、これでどうだ。今のボタン一発スタートとは別世界だよ。間違えると手首を骨折することもあったらしいし、立派な生活技能だった。
22. 名無しのReddit住民
筆記体。学校でこれをめちゃくちゃ厳しく仕込まれた世代なんだけど、今のZ世代※ おおむね1990年代後半〜2010年代生まれの世代。デジタル機器が身近にある環境で育った。はもう読むことすらほとんどできないらしい。あれだけ叩き込まれたのは何だったんだ、って気持ちになる。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
今は全部デジタルか、少なくとも読める活字だもんね。学校で筆記体を必修にする意味はもうないと思う。趣味とか美術の一環として学ぶ方がしっくりくる。とはいえ大人になってから18世紀風の綺麗な筆記体を見ると、あれはあれで芸術だなと惚れ惚れするよ。
24. 名無しのReddit住民
正直、100年前を1920年代じゃなくて1890年代だと思い込んでて頭が混乱してる。それはさておき、読み書きの筆記体以外だと……うーん、何も思いつかないな。みんなよく色々出てくるね。
25. 名無しのReddit住民
図書館のカード目録※ 蔵書をカードで管理した引き出し式の索引。著者名や書名から探したい本の棚番号を調べる仕組みで、今は電子検索に置き換わった。の使い方。あの引き出しをガチャガチャ開けて目当ての一枚を探すの、地味に技術が要ったんだよ。今は検索窓に打ち込んで一瞬。
26. 名無しのReddit住民
小切手帳の残高管理※ 小切手を1枚切るたびに台帳へ金額を書き、残高を手計算で更新していく家計管理。アプリで自動化された今ではほぼやらない。かな。一枚切るごとに台帳に記録して、残高を間違えないように手で引き算してた。あれを几帳面にやれてた昔の人は本当にすごい。
27. 名無しのReddit住民
家庭でやる歯の治療。場所にもよるけど、抜歯くらいは家でやってた時代があったんだよ。あと氷を氷室※ 電気冷蔵庫が普及する前の保冷箱。上段に大きな氷の塊を入れ、その冷気で食品を冷やした。氷屋が定期的に氷を配達していた。に入れる作業。100年前は実用的な家庭用冷蔵庫なんてまだ無かったから、定期的に届く氷で食べ物を冷やしてたんだ。
28. 名無しのReddit住民
星を頼りにした航海術。GPSが出る前の船乗りは、毎晩のように星の位置から自分の居場所を割り出してた。それを今やスマホがミリ秒で計算しちゃう。何百年も積み上げてきた技術が一瞬で過去のものになったと思うと、すごいような寂しいような。
29. 名無しのReddit住民(>>28への返信)
スマホなしで道を覚える力もそうだよね。昔はどこに何があるか、どう行き来するかを全部頭に入れとくしかなかった。今は地図アプリ任せで、自分が住んでる街の道すら怪しい人多いんじゃないかな。自分も含めて。
30. 名無しのReddit住民
現代の車のエンジン整備はもう素人には無理になりつつある。電子制御だらけで、メーカーが認可した整備工場しか持ってない専用ソフトがないと触れない部分が多い。100年前は誰もが自分の馬や乗り物を自分で面倒見てたのに、今は逆にどんどん「触らせてもらえない」方向に進んでるのが皮肉だよね。
まとめ
こうして並べてみると、消えたスキルの多くは「機械や電気が肩代わりしてくれたもの」だと気づく。薪ストーブも手洗い洗濯も馬の世話も、かつては生きること自体に直結した日々の重労働で、便利になった今の暮らしがいかに恵まれているかを逆照射してくれる。一方で「礼装のマナー」や「家庭の整備」のように、普段は無用でもいざというときだけ顔を出すスキルもあって、完全に死んだとは言い切れないのが面白いところ。皆さんが「もう習っても無駄かも」と思うスキルや、逆に「これは残してほしい」と感じる技術は何ですか?

コメント
その日の朝に使う薪をその日の朝に切って詰む馬鹿は100年前でも少なかったと思う
普通は乾燥期間を考えて半年前に切って割って詰んでおく
朝使う薪は前日からストーブの近くに用意してある
色々大変、時間が労力がかかる、甘く見るな、という
意見はもっともだが、社会もそのライフスタイルに
合わせた助け合いや協力社会だった訳だし、、、
どっちが良いかなんてそれぞれだろうね。