クリアするだけなら誰でもできる。でも「100%」の三文字を出そうとした瞬間、そのゲームは別の顔になる。海外の掲示板で「終わらせるのは簡単なのに、完全制覇が地獄なゲームは?」と聞いたところ、実績表に人生を持っていかれた人たちの供述が並びました。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
『The Stanley Parable』だな。本編は30分もあれば一周できるのに、実績の中に「5年間このゲームを起動しない」ってやつが平然と混ざってる。攻略も反射神経も要らない、ただ人生を5年ぶん消費するだけ。しかも途中で一度でも起動したらやり直しだ。
※『The Stanley Parable』は2013年配信のPCゲーム。誰もいないオフィスを歩き回り、ナレーターの指示に従うか逆らうかで結末が分岐する実験的な作品。本編は1周30分ほどで終わるが、実績の一部が「ゲームの外の行動」を要求してくることで有名。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
思い出させてくれてありがとう。もうすぐ7年目に入るところだったのに、今このコメントを読んだせいで手が起動ボタンに伸びかけた。危なかった、本当に危なかった。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
続編で10年放置版が追加されたと聞いたときは笑うしかなかった。10年だぞ。子どもが小学校に入って卒業するまでの時間を実績ひとつに捧げるゲームなんて他にない。
4. 名無しのReddit住民
『ファイナルファンタジーX』。他の実績のことはよく知らないけど、雷を200回連続で避けるやつだけは絶対にやらない。199回目でミスった人間の心がどう壊れるか、ちょっと想像してみてくれ。
※『ファイナルファンタジーX』は2001年発売のRPG。物語は一本道で進めやすい一方、キャラごとの最強武器を揃えるには、雷平原で落雷を200回連続回避、チョコボレースでタイム0秒、森での蝶々集めといったミニゲームを完璧にこなす必要がある。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
雷はクレーターの段差を背にして跳ぶコツを覚えれば20分で終わるよ。チョコボレースもルートさえ頭に入れば意外と早い。本当の敵は蝶々。あれだけは操作性が悪いうえに、ミスできる余地がほとんど残されてない。
6. 名無しのReddit住民
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』かな。腕に自信があるなら最初の台地を降りてそのままハイラル城に突っ込んで、その辺で拾った装備でガノンを殴り倒せる。なのに100%を名乗るにはコログ900体、祠全部、全地名の開放、サブクエスト全部。クリアと完全制覇の落差が異常なんだよ。
※『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は2017年発売のオープンワールドアクション。順路を無視してラスボスへ直行できる自由度が売りだが、その裏で世界中に900体のコログ(隠し要素の小さな精霊)が仕込まれている。
7. 名無しのReddit住民(>>6への返信)
ブレワイがきついと思ってるなら『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を見てくれ。祠だけで150か所を超えて、そこに地底の光根が100本以上ぶら下がってくる。やることの総量が前作の比じゃない。コログは最初から諦めた。全部集めた人への報酬が黄金のウンチな時点で、作ってる側も冗談だと分かってるだろあれ。
※『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は2023年発売の続編。地上に加えて空島と地底という2つの世界が増えたぶん、探索と収集の総量が前作から大きく膨らんでいる。
8. 名無しのReddit住民
ポケモンの本編はどれもそうだよ。四天王を倒すだけなら子どもでもできる。でも全国図鑑を埋めようとした瞬間、同じゲームをもう1本買って、交換相手を探して、配布イベントに足を運ぶ生活が始まる。ソフト1本で完結しないように設計されてるんだ。
※ポケモンの図鑑コンプリートは、バージョン限定で出現しないポケモン、他人と交換しないと進化しないポケモン、期間限定の配布でしか手に入らない幻のポケモンが絡むため、1本のソフトと1人のプレイヤーだけでは原理的に完成しない。
9. 名無しのReddit住民
『龍が如く』シリーズは全部これ。ただし将棋と麻雀という東洋の秘術を修めている者を除く。ストーリーは映画みたいに進んでいくのに、コンプリート項目の隅に麻雀の高い役が要求として置いてあるの、あれは宣戦布告だと思ってる。
※『龍が如く』は歓楽街を舞台にしたアクションアドベンチャー。本編とは別に将棋・麻雀・花札・ダーツ・カラオケなどのミニゲームが大量に収録されており、完全制覇の項目にはそれらの高難度課題も含まれる。
10. 名無しのReddit住民(>>9への返信)
これのおかげで麻雀を覚えた外国人、世界中にけっこういると思う。俺も役の一覧を印刷して机に貼って、桐生ちゃんのために三か月ぐらい勉強した。ゲームのコンプ率のために新しい趣味が増えるとは思わなかったよ。
11. 名無しのReddit住民
個人的には『The Binding of Isaac: Rebirth』。ラスボスまで辿り着くだけならそこまで難しくない。でも全キャラで全ボスを踏破しろと言われた瞬間に別のゲームになる。600時間やってまだ75%あたりだ。ゴールが近づくどころか、進むたびに新しい項目が生えてくる。
※『The Binding of Isaac: Rebirth』は見下ろし視点のローグライクシューティング。1周は30分ほどで終わるが、キャラクターとボスの組み合わせで埋めていく実績表が膨大で、その全埋め状態は「デッドゴッド」と呼ばれている。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
自分は1500時間かけてようやく最初のデッドゴッドだった。今は3つ目を目指してる。もう趣味というより修行だと思ってやってるよ。
13. 名無しのReddit住民
『ホグワーツ・レガシー』。本編は魔法学校を満喫して終われるんだけど、収集品を全部見つけようとした途端に、レベリオ、レベリオ、またレベリオ。歩いては唱え、曲がっては唱え、気づいたら魔法使いじゃなくて金属探知機になってる。
※『ホグワーツ・レガシー』は「ハリー・ポッター」の世界を舞台にした2023年発売のアクションRPG。「レベリオ」は周囲の隠しアイテムを光らせる呪文で、収集要素の回収がこの呪文を連打しながら歩き回る作業になりがち。
14. 名無しのReddit住民(>>13への返信)
レベリオシミュレーター。ジャンル欄に最初からそう書いておいてくれれば、誰も文句を言わなかったと思うんだよな。
15. 名無しのReddit住民
『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』を試してみてほしい。全ステージでプラチナのタイムレリックとパーフェクトレリックが要る。パーフェクトというのは、一度も死なずに全部の箱を壊してクリアしろという意味だ。タイムの方は特定の回転動作を延々こすり続けないと間に合わない。
※『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』は2020年発売の横スクロールアクション。シリーズ伝統で完全クリア率が100%を超える設計になっており、タイムアタックとノーミス全箱破壊の両方を求められる。
16. 名無しのReddit住民(>>15への返信)
クラッシュは昔から完全クリア率が100%を超える作りなんだよ。3作目で105%、4作目に至っては106%。しかも増えたぶんの中身は毎回この手のタイムアタックとノーミス収集だ。シリーズ通してずっと同じ方向に狂ってる。
17. 名無しのReddit住民
『ファイナルファンタジーIX』。あのなわとびのミニゲーム、こっちを見てるよな。1000回跳べと言われて、990回台で足を引っかけたときの絶望を分かってくれる人とだけ友達になりたい。
※『ファイナルファンタジーIX』は2000年発売のRPG。序盤の街で遊べる「なわとび」は連続で跳んだ回数によって景品が変わり、最高段階は1000回連続。一度でも引っかかると回数がゼロに戻る。
18. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
しかも『ファイナルファンタジーIX』は一周でのコンプリートが構造的に不可能なんだよな。エクスカリバーIIを取るには決まった地点に制限時間内で到着していないといけなくて、寄り道と絶対に両立しない。19. 名無しのReddit住民(>>17への返信)
対抗馬として『ファイナルファンタジーX-2』を挙げておく。あれは達成率がイベントや会話をすべて見たかどうかに紐づいてて、しかもスキップが一切許されない。見る順番が決まっているものや、条件を満たさないと存在ごと消えるイベントまである。一秒でも飛ばしたら終わりだ。
※『ファイナルファンタジーX-2』は2003年発売の『ファイナルファンタジーX』の続編。ストーリー達成率が「どのイベントをどれだけ見たか」で加算される仕組みになっており、会話を早送りしただけでも取りこぼしが発生する。
20. 名無しのReddit住民
『ファイナルファンタジーVII リバース』。メインは素直に進むのに、カームの街を出た瞬間に世界がミニゲームの見本市になる。カードゲーム、腕相撲、ピアノ、モーグリ集め。気がついたら本編を30時間放置してカードの構築を考えてた。
※『ファイナルファンタジーVII リバース』は2024年発売のRPG。広大なフィールドの各地にカードゲーム「クイーンズブラッド」をはじめとする多種多様なミニゲームが配置されており、完全制覇にはそのほぼ全てで上位の成績を求められる。
21. 名無しのReddit住民
『ゼルダ無双』のストーリーを終わらせるだけならあっという間だ。問題はそこから先。アドベンチャーマップの全マス、全キャラの育成、全武器、全衣装、妖精の育成システム、巨大ボスモード。項目を読み上げているだけで日が暮れる。
※『ゼルダ無双』はゼルダの世界観で大量の敵をなぎ倒すアクションゲーム。本編クリア後に、マス目状の巨大マップを1マスずつ攻略していく「アドベンチャーモード」など、桁違いの物量のやり込み要素が待っている。
22. 名無しのReddit住民
『あつまれ どうぶつの森』。DIYレシピと家具の色違いを全部揃えようとすると、毎日風船を撃ち落とす暮らしが始まる。でも俺はこれを苦行だとは思ってない。朝起きてカブの値段を見るのと同じで、もう生活の一部なんだよ。終わらなくていい。
※『あつまれ どうぶつの森』は2020年発売の生活シミュレーション。家具のカラーバリエーションやDIYレシピが膨大なうえ、一部は季節や日替わりのイベントでしか手に入らない。
23. 名無しのReddit住民
『ホロウナイト』の100%は、難易度で言えば10段階中の10だ。あの可愛らしい2Dの見た目で、まさかここまで殺しにくるとは誰も予想しない。本編クリアと完全制覇の間に、崖みたいな段差が挟まってる。
※『ホロウナイト』は2017年配信の2D探索アクション。虫たちの王国を舞台にした手描き風の絵柄だが、終盤に解放される「万神殿」と呼ばれるボス連戦は、この手のゲームでも屈指の高難度として知られる。
24. 名無しのReddit住民(>>23への返信)
素の100%はまだ優しい方だよ。地獄は万神殿に縛りを全部つけるやつ。強化を全部外されるからこっちの火力が悲しくなるほど低くて、簡単なはずのボスを削るだけで時間が溶ける。そのうえ被弾はほぼ即死。最後の一周は成功しても40分近くかかった。でも抜けた瞬間に声が出たよ。あれは人生で一番気持ちよかった。
25. 名無しのReddit住民
『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』。クリアまでの目安が70時間くらいなのに、コンプリートとなると700時間という数字が出てくる。桁がひとつ違う。宝の地図が無限に湧いて、その奥にレアな地図が入ってて、それを掘るとまた地図が出てくる。終わりという概念がない。
※『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』は2009年発売のニンテンドーDS用RPG。クリア後に手に入る「宝の地図」のダンジョンが実質無限に増えていくため、やり込みの終点が事実上存在しない。
26. 名無しのReddit住民
『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』の100%は、面白い部分じゃなくて退屈な部分に鍵がかかってる。落書き100か所、カキ50個、馬蹄50個、写真50枚、そこにダンスと自動車教習所。銃を撃ってる時間より指の体操をしてる時間の方が長い。
※『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』は2004年発売のオープンワールドアクション。街の各所に隠された収集物と、ダンスや運転講習といったミニゲームを全て達成しないと完全クリア扱いにならない。
27. 名無しのReddit住民
最近の大作オープンワールドはだいたいこれ。一般層に合わせて難しい要素はほぼ削られてるのに、実績のためだけに200時間ぶんの作業が用意されてる。しかもその作業が面白くない。『Horizon Forbidden West』で終盤の武器を手に入れて、強化に必要な素材の量を見た瞬間、1段階上げるのに何十時間も狩りをする未来が見えて、そのまま棚に戻した。
※『Horizon Forbidden West』は2022年発売のオープンワールドアクション。機械の獣を狩って素材を集める仕組みで、最上位武器の強化には特定の部位だけを狙い撃つ狩りを大量に繰り返す必要がある。
28. 名無しのReddit住民(>>27への返信)
トロフィー集めをやってる身から言うと、その手のゲームはまだ軽い方だよ。『レッド・デッド・リデンプション2』は全ミッションで金メダルを狙うことになるから、300時間コースだ。同じ20分のミッションを、条件を1個ずつ潰しながら何時間もやり直す。あれは娯楽じゃなくて作業療法だと思ってる。
※『レッド・デッド・リデンプション2』は2018年発売の西部劇オープンワールド。各ミッションに「無傷でクリア」「規定時間内に達成」といった条件が複数設定されていて、それを全て同時に満たすと金メダルが付く。
29. 名無しのReddit住民
初代『アサシン クリード』。難しいゲームじゃないし、暇な一日があれば本編は終わる。ただ地図に載らない旗が300本以上ばら撒かれてて、しかも終盤のエリアで旗がどうしても湧かなくなるバグが有名なんだ。直す方法は最初からやり直して祈ることだけ。俺は3周した。まだ揃ってない。運が悪いだけかもしれないけど。
※初代『アサシン クリード』は2007年発売のアクションアドベンチャー。地図にマーカーが表示されない収集物「旗」が街中に大量に配置されており、当時から回収漏れと出現バグに泣かされたプレイヤーが多い。
30. 名無しのReddit住民
ある時期から実績を追うのをやめた。100%の表示が欲しいだけでやっていた作業を全部切り落としたら、積んでいたゲームが急に減って、しかも1本ずつちゃんと面白かった。ただ、若い頃に意地で埋めた1本だけは今でも自慢してる。あの無駄な時間があったから、無駄だと分かったんだと思うよ。
まとめ
並んだゲームを眺めると、100%を地獄にしている要因はだいたい3つに分かれます。ひとつは物量。コログ900体や宝の地図のように、増やそうと思えばいくらでも増やせる収集物が、クリアの何倍もの時間を要求してくる。ふたつめは一発勝負。雷避け200回やなわとび1000回のように、ミスひとつで最初に戻される仕組みが、腕前ではなく忍耐を試してくる。そして三つめが、ゲームの外に出てくる条件です。5年間起動しない、別のソフトをもう1本買う、配布イベントに足を運ぶ。プレイヤーの技術ではどうにもならない場所に鍵が置かれている。
面白いのは、その苦行を語る口調が誰もどこか楽しそうなことです。1500時間かけて実績表を埋めた人も、旗が出ないと分かっていて3周した人も、途中でやめた人でさえ、そのゲームの話をするときだけ妙に饒舌になる。完全制覇は、たぶん賞をもらうためのものではなく、あとから語るための傷跡なんでしょうね。皆さんが「これだけは二度とやりたくない」と思った100%は、どのゲームでしたか?


コメント
GTA SAなんてその後に発売されたロックスターのゲームに比べれば
小学校低学年のさんすうみたいなもんだろ
最近のはオンライン系の実績が多いわ内容が鬼畜だわでやろうという気すら起きない
実績コンプしたゲームならカプコンのデッドライジング2
これもオンライン要素が多くてドチャクソ面倒だった