「そんなの映画の中だけだろ」と笑っていたお約束の展開が、ある日いきなり自分の人生で起きてしまったら——。今回は「現実では絶対に起きない」とされる映画のクリシェを、実際に体験した人たちの告白が集まったスレッド。運命の出会いから雨の中の別れ話、エンドロール直前みたいな伏線回収まで、笑えて少しうらやましい話が並んだ。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
偶然が重なりまくって一目惚れ、ってやつ。ATMがなぜか口座残高以上の現金を吐き出して、行こうとした店が二軒とも貼り紙もなく臨時休業してて、その流れでたまたま彼女と出会った。どっちも本来そこにいるはずがない人間で、あの一連の出来事が数分ズレてたら一生すれ違ってたと思う。翌朝には自分は帰国予定だったしね。ちょうど一年後の同じ日に結婚したよ。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
おめでとう、本当に良かったね。こういう話を聞くと、ほんの数分の差で人生の相手とすれ違ってる可能性が無数にあるんだなって思う。たまにいつもの行動パターンを崩して外に出てみるの、大事かもしれない。3. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
ATMが多く吐き出すくだり、完全に強盗映画の導入で笑った。そのまま地下カジノに連れていかれそう。
4. 名無しのReddit住民
高校時代の片思いの相手に十年ぶりにバッタリ。手芸店で従姉妹と昔の恋バナをしてて、「もう一度チャンスがあったら気持ちを伝えるのに」って言った数秒後に通路を曲がったら本人がいた。宇宙からのサインだと思って駆け寄ったよ。そしたら彼「明日の結婚式で婚約者が小物を買い足したくてさ」って。素敵な式になりますように、とだけ言って退散した。
5. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
で、そのあとクリスマスに田舎の実家に帰って、「探してたものは最初からすぐそばにあった」って気づくオチまでセットだった?6. 名無しのReddit住民(>>4への返信)
正直、聞いてどう感じたのか気になる。泣くほど傷ついたのか、それとも理想を勝手に膨らませてた自分に苦笑いしたのか。どっちも責められないやつだと思う。
7. 名無しのReddit住民
大都会で偶然知り合いに出くわす、ってやつ。映画の都合だってみんな言うけど、たまに家から何百キロも離れた街角を曲がった瞬間、こっちと同じくらい困惑した顔の知人が立ってることがあるんだよ。あの「なんでお前がここに」って空気、嫌いじゃない。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
人口500人の田舎育ちだけど、兄が日本で同郷の人に会い、祖母はフロリダで、叔父にいたっては南極で実家の一キロ先に住む男に会った。もうこれトロープじゃないだろ。9. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
南極で隣人に会うのは確率がバグってる。地球が思ってるより狭いのか、その一族が引きが強すぎるのか。
10. 名無しのReddit住民
中西部出身なんだけど、兄とフランス旅行中に地元の大学のロゴ入りシャツを着た人を見かけて、兄が「いけ◯◯チーム!」って声をかけたんだ。そしたら向こうが「どこ出身?」って。なんと自分らの中学の英語教師の息子だった。その後同じ週に別々の戦跡で三回も鉢合わせたよ。
11. 名無しのReddit住民
嵐で帰らない家族を心配して待つ、っていうディズニー映画みたいなやつ。高校生のとき猛吹雪で父が職場から戻れなくなって、停電して携帯も繋がらず家族で半泣きだった。七時間後にやっと帰宅して、理由を聞いたら高速で立ち往生した何十人もを同僚と救出してて、しまいにはフェンスを切って人々を逃がしてたらしい。心配して損した、けど誇らしかった。
12. 名無しのReddit住民(>>11への返信)
お父さんがフェンスを切って人を逃がすの、完全に災害パニック映画の中盤で株が爆上がりする脇役のムーブで笑った。携帯はトラックに置きっぱなしなのもリアルでいい。
13. 名無しのReddit住民
喧嘩して飛び出した瞬間、土砂降りに打たれて道端で泣く、ってやつを安っぽい演出だとずっと小馬鹿にしてた。でも実際にパートナーと揉めて車で飛び出したら、数分でバケツをひっくり返したような雨。路肩で泣きながら、ああこれ本物の感情だったんだなって初めて理解したよ。
14. 名無しのReddit住民
聞いたこともない親戚から遺産を相続する、ってやつ。実家の誰も存在を知らなかった大叔母から、ある日いきなり弁護士経由で連絡が来た。額は人生が変わるほどじゃなかったけど、書類のやり取りが妙にミステリー映画っぽくてゾクゾクした。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
頼むからそれ次は自分に起きてくれ。会ったこともない大富豪の伯父さん、今からでも遅くないので名乗り出てください。
16. 名無しのReddit住民
高校の片思いの子から、何年も経ってから突然メッセージが来た。第一声が「ねえ、私のこと覚えてる?」だぞ。映画の予告編でしか聞かない台詞がスマホに表示された瞬間、心臓が止まるかと思った。
17. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
うちの兄も、高校時代に兄を振った女性から連絡が来た。彼女は結婚して三児を産んで離婚済み。兄は彼女と再婚して、五十代で人生初の結婚。それから二十年経つ。回り道しすぎだろ。18. 名無しのReddit住民(>>16への返信)
自分は大学卒業直後にそのパターンが来た。一度授業が一緒だっただけの子から「起きてる?」って深夜にメッセージ。風の噂で自分が独り身だと聞いて勝負を仕掛けてきたらしい。大胆で、しかも成功してて笑った。
19. 名無しのReddit住民
故郷の町に帰省してたら家のほうで緊急事態が起きて、急きょ予定外の飛行機を取ることになった。乗るはずのない便、出るはずのない隣町の空港、そもそも飛ぶ予定すらなかった日。その空港で元カノとその婚約者にバッタリ会ったんだよ。しかも搭乗したら同じ便で、座席は婚約者の隣。「すごい確率だね」って笑ったら相手は全然笑ってなかった。元カノと席を替わってあげて事なきを得たけど、今でも信じられない偶然だ。
20. 名無しのReddit住民(>>19への返信)
婚約者の隣の席ってのが神様の采配が悪意に満ちてて好き。「すごい確率だね」に相手が無表情なの、想像しただけで胃が痛い。
21. 名無しのReddit住民
バナナの皮で滑った。どっちかというとアニメのギャグだけど、公道の歩道で本当にやった。後ろ向きに転んで尻から綺麗に着地して、頭の中で間抜けな効果音が鳴ったよ。誰も見てなかったのが唯一の救い。
22. 名無しのReddit住民
社会人最初の職場で、道徳的に正しいと思うことのために声を上げた。映画なら主人公が報われる場面だよね。現実では何も報われず、むしろ目をつけられて、二か月後に会社を去った。正論を言う側にはエンドロールの拍手なんて用意されてないんだなと学んだ。
23. 名無しのReddit住民(>>22への返信)
「だったら俺は金魚を連れて出ていく!」って名台詞を吐いて去る権利だけは持っていけ。せめてそこは映画みたいに格好つけよう。
24. 名無しのReddit住民
通勤中のエレベーターで妻に出会った。お互い一目惚れというか一目惚れに近い何かで、気づけば一緒にいた。今年で十八年になる。狭い箱の中で見つめ合うとか、本当にある話なんだよ。
25. 名無しのReddit住民(>>24への返信)
頼むから全部教えてくれ。どっちが先に話しかけた? 何を話した? 同じ階で降りて同じ会社だったの? それとも顔を合わせるうちに少しずつ会話が育ったタイプ?
26. 名無しのReddit住民
高校時代、演劇をやりたくて仕方なかったのに、顧問から面と向かって「君には才能がない、やめておけ」と言われた。四年間で十公演やったけど一度も役をもらえず、アンサンブルにすら入れてもらえないこともあった。それが二年前、州の地方劇団のプロ初オーディションで主役の最終選考に呼ばれた。その直前の合同レッスンに、なんとあの元顧問が参加してたんだ。一番腹が立ったのは、彼が心から自分を誇らしげにしてたこと。呼ばれた役は逃したけど、最大の役の代役に選ばれてプロデビューになったよ。
27. 名無しのReddit住民(>>26への返信)
最後の段落、完全にスローモーションで静止して終わるやつだ。観客が立ち上がって拍手するエンドロール前の一枚絵が見える。元顧問が誇らしげっていう小さな棘がリアルすぎて最高。
28. 名無しのReddit住民
大学二年のとき、廊下を挟んだ向かいの部屋に女子のグループが引っ越してきた。ルームメイトたちと「砂糖を借りに行くフリして話しかけようぜ」って冗談を言った直後、ドアがノックされて、向かいの彼女たちが「砂糖を少し貸してもらえます?」って立ってた。脚本家が手を抜いたとしか思えない展開。
29. 名無しのReddit住民
「私たちはもう一緒にいられない」っていう雨の中の別れスピーチ。実際に雨だったし、自分はびしょ濡れだった。映画で見るのと同じくらいドラマチックで、同じくらい馬鹿馬鹿しかった。0点。二度とやりたくない。
30. 名無しのReddit住民
渋滞で大事な飛行機に乗り遅れて、人生終わったと思った。でも結果的にそれが人生で一番良かった出来事の一つになった。乗り遅れたおかげで予定がぜんぶ崩れて、その先で今の生活に繋がる出会いがあったんだ。ハリウッドはこの一個に関しては正しかったよ。
まとめ
集まった体験を見ていくと、「現実では起きない」と笑われがちなクリシェのうち、実際に起きやすいのは大きく二系統に分かれていた。ひとつは偶然の出会い系——大都会や海外での再会、エレベーターやお店での運命の一目惚れ。もうひとつは感情の演出系——飛び出した直後の土砂降り、雨の中の別れ話、報われない正論。前者は「世界は思ったより狭い」という確率の話で、後者は「映画が誇張だと思っていた感情が、実は誇張じゃなかった」という発見の話だ。面白いのは、当事者の多くが体験する前まではそのクリシェを小馬鹿にしていたこと。皮肉が効いていて、しかもどこか羨ましい。皆さんにも、映画みたいだと笑っていたお約束が本当に起きてしまった瞬間はありますか?


コメント