「一番ショックだった有名人の訃報は?」——そんな重いテーマに、海外民がそれぞれの記憶の痛い場所から名前を出し合うスレッドが伸びていた。事故、病気、そして信じがたい偶然——並んでいるのは「その人が亡くなった事実」だけじゃなく、「どこで自分がそれを知ったか」というひとつひとつの記憶だ。読み終わるころには、少しだけ誰かを思い出したくなる30コメント。
元スレッド:r/AskRedditより
海外の反応
1. 名無しのReddit住民
シャロン・テート。カルト集団に襲われて亡くなったとき、妊娠9か月だった。あの事件はハリウッド史のターニングポイントで、家の鍵を閉める文化ができる前と後を分ける出来事だったって言われてる。※ シャロン・テートは1960年代の女優。1969年、ロマン・ポランスキー監督の妻だった時期にマンソン・ファミリーに殺害された。
2. 名無しのReddit住民(>>1への返信)
自分の命を乞うんじゃなくて「赤ちゃんだけでも生かして」ってお願いしたっていう話、何度読んでも胸が潰れる。あのディテールだけで何十年も引きずってる。
3. 名無しのReddit住民
アントン・イェルチン。『スター・トレック』新シリーズの若きチェコフで、これからって時期だった。自宅の私道で、リコール対象だったジープが坂を転がり落ちて、本人を壁に押しつけてしまうという、ファイナル・デスティネーションみたいな事故死。お酒もドラッグも何もなく、ただ本当に不運なだけだった。※ アントン・イェルチン(1989–2016)は若手俳優として注目されていた。事故の原因となった車種はリコール問題が指摘されていた。
4. 名無しのReddit住民(>>3への返信)
母がトレッキーで、彼を「新しいチェコフだ」ってすごく気に入ってた。訃報を見た日の、あの画面の明かりを今でも覚えてる。何年経っても整理できない感情ってあるよな。
5. 名無しのReddit住民
ジュディス・バルシ。『リトルフット』のダッキーの声でおなじみの子役。10歳の時に実の父親に殺害された。あの明るい声を知ってる世代は、いまだにアニメを観るたびに彼女の名前が頭をよぎる。※ ジュディス・バルシ(1978–1988)はアメリカの子役。『リトルフット』『Oliver & Company』などに出演。
6. 名無しのReddit住民
マーヴィン・ゲイ。自分の父親に撃たれて亡くなったっていう事実だけで、もう受け止めきれない。「What’s Going On」を歌った本人が、家の中で命を落とすことになるのが本当につらい。※ マーヴィン・ゲイは60〜80年代のソウルの最重要人物のひとり。1984年、言い争いの末に実父に射殺された。
7. 名無しのReddit住民
ジーン・ハックマンと奥さんの件は、真相がわかるまで本当に不気味だった。家で二人とも亡くなっていて、奥さんがハンタウイルスで先に亡くなり、認知症のハックマンはそれを理解できないまま一週間ほど後に自分も亡くなったらしい。家族の犬も一緒に見つかった。※ ジーン・ハックマンは『フレンチ・コネクション』『許されざる者』などで知られるアカデミー賞俳優。2025年に妻とともに自宅で発見された。
8. 名無しのReddit住民(>>7への返信)
奥さんが先に亡くなったのを、本人が認知症のせいで認識できなかったかもしれないって話が一番しんどい。愛情の話じゃなく、ただ脳がその出来事を処理できないっていう形の別れ方がある。
9. 名無しのReddit住民
クリスティーナ・グリミー。ファンにハグしようと腕を広げた直後に撃たれた。YouTubeから有名になって、これからソロ活動って時期のオープンな彼女を知ってるだけに、あの瞬間の「腕を広げたまま」っていう描写が頭から離れない。※ クリスティーナ・グリミー(1994–2016)は米国のシンガー。ファンサイン会の最中に銃撃された。
10. 名無しのReddit住民
セレーナ。テハーノ音楽界の若きクイーンで、まだ23歳だった。殺したのは自分のファンクラブの会長。「信頼してた人に」という構図は、知れば知るほどしんどい話。※ セレーナ・キンタニーヤ(1971–1995)はメキシコ系アメリカ人歌手。ジェニファー・ロペスが主演した伝記映画でも広く知られる。
11. 名無しのReddit住民(>>10への返信)
犯人が仮釈放の申請を出したって最近ニュースで読んで、なんとも言えない気持ちになった。家族の方の時間はもう戻らないのに、向こうの時間だけは進んでいく。
12. 名無しのReddit住民
ブリタニー・マーフィ。『クルーレス』やアニメ『キング・オブ・ザ・ヒル』のルアンの声で育った世代にとっては、青春そのものだった。その後まもなく夫まで同じような形で亡くなって、状況全体に拭えない違和感が残ったままで、今でも「何が起きていたんだろう」って考える人が多い。※ ブリタニー・マーフィ(1977–2009)はアメリカの女優・声優。死亡原因は肺炎と貧血の合併と発表されたが、不明点が多く論議を呼んだ。
13. 名無しのReddit住民
ナヤ・リベラ。『Glee』で強烈な存在感を放ってた彼女が、幼い息子をボートに残したまま湖で亡くなったって知って、長いあいだ呆然とした。『Glee』の主要キャストから3人が亡くなってるっていう事実自体が、もう物語の外側の怖さに片足入ってる。※ ナヤ・リベラ(1987–2020)は米国の女優・歌手。『Glee/グリー』でサンタナ役。
14. 名無しのReddit住民
チャドウィック・ボーズマン。病気を公にしてなかったから、訃報が本当に「晴れた日の地震」みたいに来た。『ブラックパンサー』の撮影中に闘病してたっていう後日談を知って、あの演技の裏側の重さを初めて実感した。※ チャドウィック・ボーズマン(1976–2020)は大腸がんとの闘病を公表せず、マーベル映画の撮影を続けた。
15. 名無しのReddit住民(>>14への返信)
最後のほうの公の場の写真を見返すと、明らかに痩せてて、でも誰もあれを病気の兆候とは思わなかった。あの人が最後まで役者として立ってたことのすごさが、あとから効いてくる。
16. 名無しのReddit住民
ヒース・レジャー。『ダークナイト』のジョーカー役が完成しきる前に亡くなった事実が、どうしても後のキャリアの想像と重なって、考えるたびに苦しくなる。あの役の影響で不眠がひどくなっていたという話も、どこまでが本当だったのか今でもわからない。※ ヒース・レジャー(1979–2008)は処方薬の過剰摂取による事故死とされた。
17. 名無しのReddit住民
ジェーン・マンスフィールド。セミトレーラーとの衝突事故で亡くなった有名女優。頭部に重傷を負ったことで、長年「首が切断された」と誤解された逸話まで独り歩きした。子どもたちは後部座席で無事で、その娘のひとりがマリスカ・ハージティ。※ ジェーン・マンスフィールド(1933–1967)。娘のマリスカは『Law & Order: SVU』のオリビア・ベンソン役で知られる。
18. 名無しのReddit住民
グラント・イマハラ。『怪しい伝説』のエンジニア担当で、穏やかで頭が切れる人だった。37歳で突然脳動脈瘤で亡くなったって知ったとき、理系エンタメ枠の空席がポッカリ空いた感覚がして、今も埋まってない。※ グラント・イマハラ(1970–2020)は米国の電気技師・TVパーソナリティ。日系アメリカ人。
19. 名無しのReddit住民
フィリップ・シーモア・ホフマン。長年シラフを保ってた人が、再発の形で逝ってしまったのが本当にきつかった。依存からの回復って直線じゃないんだって、あの訃報で多くの人が痛感した気がする。※ フィリップ・シーモア・ホフマン(1967–2014)はオスカー俳優。自宅で薬物の過剰摂取により亡くなった。
20. 名無しのReddit住民
ジェフ・バックリー。ミシシッピ川の支流で、ふつうに服のまま泳いでいて流れに飲まれた。事故死にしては詩的すぎて、「ああいう最期はあの人の歌そのものだ」って言う人もいれば、やっぱり受け入れられないって言う人もいる。※ ジェフ・バックリー(1966–1997)はカバー曲「Hallelujah」で知られるシンガー。
21. 名無しのReddit住民(>>20への返信)
アンソニー・ブーデインの訃報もずっと消化できない。あんなに世界を歩き回った人が、ひとつの部屋で終わるっていう事実が、本当に悲しい。
22. 名無しのReddit住民
チェスター・ベニントン。バンド仲間と楽しく過ごしてる写真が出た数日後に訃報が来て、当時リアルタイムで食らった人は多いと思う。声の人だから、声と記憶がまっすぐ結びついていて、今でも不意打ちで曲が流れると止まる。※ チェスター・ベニントンはLinkin Parkのボーカル。2017年に自ら命を絶った。
23. 名無しのReddit住民
コービー・ブライアント。娘のジアンナと他の同乗者が一緒にヘリの事故で亡くなったのが、どうしても受け止められなかった。バスケそのものじゃなく、「親子で一緒に」っていう部分で、多くの親世代が深く食らった。※ コービー・ブライアント(1978–2020)。2020年のヘリ墜落事故で娘と同乗者ら9名全員が亡くなった。
24. 名無しのReddit住民
ダイムバッグ・ダレル。ステージ上でファンを名乗る人物に銃撃されるという、あってはならない形で亡くなった。同じ夜に他の観客も巻き添えになったこともあり、ハードロック界が長く引きずった事件。※ ダイムバッグ・ダレル(1966–2004)はヘビーメタルバンドPanteraのギタリスト。
25. 名無しのReddit住民
ブランドン・リー。撮影中に、本来空砲だった拳銃から実包の断片が飛び出して命を落とした。父ブルース・リーの事故と重ねて「リー家の運命」みたいに語られがちだけど、単純に映画の現場の安全管理が足りなかった悲劇でもある。※ ブランドン・リー(1965–1993)はブルース・リーの長男。撮影中の事故死は映画業界の安全基準を大きく変えた。
26. 名無しのReddit住民
リアム・ペイン。One Directionとして青春を過ごした世代にとっては、あの解散後のストーリーがここで終わってしまったのが本当にきつい。彼を見送ったファンが、自分の10代の記憶ごと見送ることになった訃報だった。※ リアム・ペイン(1993–2024)。One Directionの元メンバー。
27. 名無しのReddit住民
カレン・カーペンター。摂食障害が原因の心停止で32歳で亡くなった当時、まだその病気自体が一般に知られてなかった。彼女の死がきっかけで、摂食障害が「きちんと名前で呼ばれるべき病気」として認識されるようになった。※ カレン・カーペンター(1950–1983)はカーペンターズのボーカル・ドラマー。
28. 名無しのReddit住民
プリンス。誰もあれを予期していなかった。ああいう規模の才能が、ふつうに仕事場みたいな場所で一人で亡くなるっていう形が、ずっと納得できないまま残っている。※ プリンス(1958–2016)は鎮痛剤の過剰摂取で亡くなった。
29. 名無しのReddit住民
ロビン・ウィリアムズ。誰があれを予想できた? 画面の向こうでいつも全力で人を笑わせてた人ほど、画面のこっち側では深いものを抱えてるってことを、あの日から信じられるようになってしまった。※ ロビン・ウィリアムズ(1951–2014)はレビー小体型認知症を患っていたことが死後の検査で判明している。
30. 名無しのReddit住民(>>29への返信)
死後にレビー小体型認知症だったってわかった話を読んで、あの最後の時期の彼が本当に戦ってたんだって、ようやく腑に落ちた。誰よりも他人を笑わせてた人が、自分の脳の変化を誰にも伝えきれないまま逝ったって思うと、今でも夜中にその話題にぶつかると手が止まる。ボブ・サゲットもそうだけど、『フルハウス』世代にとってあの二人が同じタイミングで過去の人になっていくのは受け入れがたい。
まとめ
並んだ30人の訃報は、単に「有名人が亡くなった」話じゃなく、「受け止め方のどこかが壊れた瞬間」の記録になっていた。若くして事故で亡くなった人(アントン・イェルチン、ブランドン・リー、コービー・ブライアント)、身近な人物に命を奪われた人(マーヴィン・ゲイ、セレーナ、ジュディス・バルシ、クリスティーナ・グリミー)、病気を隠して生きていた人(チャドウィック・ボーズマン、カレン・カーペンター、ロビン・ウィリアムズ)、依存症の再発や薬物の陰に倒れた人(ヒース・レジャー、フィリップ・シーモア・ホフマン、プリンス)、そして時代の奥に残る大きな事件として語り継がれる人(シャロン・テート、ジーン・ハックマン夫妻)。共通しているのは、どの名前にも「それを知ったときの自分の場所」が一緒にくっついている点だ。訃報が特別なのは、一方的に流れてくるのに、どうしても個人的な記憶になるからなのかもしれない。皆さんは、今も心の奥で小さく引っかかっている有名人の訃報はありますか?


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